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2007.06.16 (Sat)
関東大学新人戦6/16拓殖大VS法政大
拓殖大学59(15-24,16-13,15-14,13-10)61法政大学
順位決定戦第2試合。オーバータイムにまでもつれた第1試合の神奈川大と専修大同様に最後まで大接戦の目が離せない試合となった。序盤、法政大が#5神津(2年・F)を中心にリード広げるが、拓殖大がゾーンプレスを仕掛けると再び追いつく。その後もお互いにオフェンスに苦しみ主導権を握れない。点差がつかないまま時間は過ぎていき、そのまま試合は終盤を迎える。2点リードする法政大は、残り4.7秒でフリースローを2本とも落とす失態を犯すが、運も味方し辛くもこのロースコアのゲームで勝利を勝ち取った。
詳しいレポートと法政大・神津選手のインタビューは「続きを読む」へ。
1Q、試合開始早々に拓殖大#7松本(1年・G・郡山)が3Pで先制する。対する法政大も#91落合(2年・C)のミドルシュート、#3鈴木(恵)(1年・G・土浦日大)のレイアップで返すが、お互いにアウトサイドシュートが決まらず点が伸びない。残り5分、法政大#5神津(2年・F)の活躍で試合が動く。#5神津はオフェンスリバウンドからゴール下を決めると、#14井出(2年・F)にノールックパスでアシストを出し、さらに拓殖大#52小野を相手にパワーでシュートをねじ込み、残り3分で17-9とリードする。その後も拓殖大は苦しいオフェンスが続き点差をつけられていく。拓殖大は#42永井(1年・F・延岡学園)がブザービーターで3Pを決め24-15の9点ビハインドで終える。
2Q、拓殖大がディフェンスで仕掛ける。ゾーンプレスからハーフコートゾーンを仕掛けると、これが効果的に決まる。法政大は次々にシュートを落とし、5分間で2点しか決められない。その間にも拓殖大は徐々にその差を詰め#77海老原(1年・F・小林)の3Pでとうとう同点に追いつく。さらに拓殖大はマンツーマンディフェンスでもよく足が動き法政大に24秒オーバータイムで攻撃の芽を摘む。いまだに2点しか入らず、拓殖大#40佐藤(2年・G)のシュートで逆転された法政大はタイムアウトを請求。ここから法政大は一気に流れを引き寄せる。#5神津のインサイドで同点とすると、#72坂上(亮)(1年・G・大麻)が速攻を決め、さらにトップから3Pを決めリードを奪う。法政大はディフェンスもよくなり相手の攻撃を次々に封じる。立場が逆転し4分間得点できなかった拓殖大だが、#3宇佐美(2年・G)が残り0,7秒でハーフライン近くから放ったシュートがなんとブザーとともに決まり前半を6点差に留め折り返す。
3Q、拓殖大が反撃に出る。#7松本の3Pで始まると、#42永井のシュートで追い上げる。法政大は#5神津から#91落合へのハイローで得点するも、その後攻めあぐむ。3点差まで詰め寄った拓殖大だが、法政大同様点が止まる。残り2分半を切ったところで拓殖大は単発ながら#7松本と#3宇佐美の3Pと再び同点に。しかし追いつかれてから法政大は#5神津の3Pや#72坂上(亮)の速攻で51-46の5点差としこのQを終える。
4Q、開始2分で法政大#5神津がドライブとフリースローで4点を挙げれば、拓殖大も#20簗瀬(2年・F)の3P、#3宇佐美の速攻で追いすがる。この後も一進一退の攻防が続き時間が過ぎてゆく。残り3分半で法政大が57-53で4点リードする。拓殖大は攻め手を欠くなか#25二井(2年・G)が神津の上から3Pを決め1点差に詰め寄る。すかさず#5神津がポストから1on1で決め返すが、残り1分で拓殖大#22松崎(1年・G・育英)が土壇場で3Pを決め同点とする。しかし法政大は冷静さを失わず、#3鈴木がディフェンスを引きつけ#神津にナイスアシストを出し2点のリードを得る。タイムアウトを取った拓殖大は最初のオフェンスに失敗しファウルゲームに出る。法政大は残り4,7秒で#9村上(1年・F・法政二)がなんとフリースローを2本とも外してしまう。拓殖大はこのラストチャンスに#25二井がレイアップを試みるが、シュートは惜しくもリングに嫌われ終了のブザーを迎える。
◆#5神津祥平(法政大・2年・F)

―今日は接戦の試合でしたが、振り返ってみてどうですか?
「前半向こうのゾーンにハマってしまってちょっとうちがリズム崩しちゃって接戦になってしまって。練習中からゾーンの対策してれば接戦には多分ならなかったと思います」
―昨日の筑波に比べてディフェンスのプレッシャーが少なかったぶん楽に攻められたのでは?
「そうですね。昨日の筑波はかなり寄ってきて、やりずらかった。今日は相手もそんなに大きくなかったし、全然僕のところにも寄ってこようとはしなかったんで、昨日よりは攻めれました」
―二年生になって神津選手が中心になってやっている実感はありますか?
「去年は佐々木さんとかいたんで先輩に頼ってた部分があるんですけど、二年生になって自分がキャプテンやっていて引っ張らなきゃいけないっていうのは感じてます。しっかりしなきゃって(笑)」
―ルーキーの鈴木(恵)選手と坂上(亮)選手がのびのびとやっていますが、キャプテンとしては何か言ったりしましたか?
「いや、特には何も言ってないですね。あの子たちは一年生だけど、できる子たちなんで。そこは別に気を使わないでやれって言ったら、普通に二年生にも引けを取らないプレーしてくれるんで。特に指示とかは何もないです」
―ルーキーの鈴木(恵)選手を福田大祐選手も褒めてましたが、小さいですがPGとしてどうですか?
「そうですね、ちっちゃいんでずっとPGをしてきたと思うし、大学入ってもそこは変わらないんで。積み重ねてきたものが今大学で通用してるんだと思います。僕とかも全然信頼してやってるんで。ちょっとあいつが崩れると僕も心配に(笑)」
―後半オフェンスのリズムが崩れると神津選手頼みになってしまいましたが。
「そこは信平が怪我でいない分しょうがない部分でもあったりしたんですけど、僕のところで寄って来なくて攻めれる感じだったんで。そこは練習の時からそんな感じだったんで特に気にはしなかったですね」
―筑波の吉田監督が信平がいたら負けていたと言ってたのですが、信平選手の穴は大きいですよね?
「まぁ大きいですけど、なんて言うんですかね。筑波に全然負ける気はしなかったし、途中に流れがいい時に自分が膝打って(ベンチに下がって)、流れが悪くなったっていう。こっちのシュートも全然入らなかったっていうのもあるし、信平がいないっていうのも大きかったんですけど、信平がいなくても僕たちに勝てる力はあったと思うんですけど。そこはちょっと力不足っていうか(苦笑)。なんて言うんだろ…とりあえず勝てました(笑)。その自信はありました」
―信平選手抜きでの練習はどれくらいの期間がありましたか?
「なか日入れて3日くらいですかね。本人は怪我した日大丈夫って言ってたんですけど、やっぱり無理で。そこはしょうがない、信平抜きでもみんなが120%の力を出せば補えるっていってやってきたんで」
―昨日に引き続き今日もロースコアでしたが、点が入らないことに関して。
「点が入らないっていうのは外のシュートがあんまり入らないっていうのもあって」
―あまりリズムよく打ててないですよね。
「そうですね。トーナメント終わってから新人戦に向けての練習からも、中、中で僕と落合が攻めてそれに合わせて外がシュート打つって感じだったんですけど。練習のときは入っていたんですけど、大会に入ってから、シュートが入らなくなっちゃったのが点がのびないのにつながってるんじゃないかな」
―春のトーナメントを含め今大会も、実力があるのに出し切れていない印象を受けますがどうですか?
「そうですね。トーナメントの早稲田に負けた前の順天堂の時に捻挫しちゃって、それで動けないっていうのもあって。で、昨日も膝やっちゃって。なんか大事な試合の前とかその試合で今年は怪我しちゃって自分の最高のパフォーマンスができないっていうのがあったんで、怪我にやられたかなっていうのはありますね」

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■GAME REPORT■
2Q、拓殖大がディフェンスで仕掛ける。ゾーンプレスからハーフコートゾーンを仕掛けると、これが効果的に決まる。法政大は次々にシュートを落とし、5分間で2点しか決められない。その間にも拓殖大は徐々にその差を詰め#77海老原(1年・F・小林)の3Pでとうとう同点に追いつく。さらに拓殖大はマンツーマンディフェンスでもよく足が動き法政大に24秒オーバータイムで攻撃の芽を摘む。いまだに2点しか入らず、拓殖大#40佐藤(2年・G)のシュートで逆転された法政大はタイムアウトを請求。ここから法政大は一気に流れを引き寄せる。#5神津のインサイドで同点とすると、#72坂上(亮)(1年・G・大麻)が速攻を決め、さらにトップから3Pを決めリードを奪う。法政大はディフェンスもよくなり相手の攻撃を次々に封じる。立場が逆転し4分間得点できなかった拓殖大だが、#3宇佐美(2年・G)が残り0,7秒でハーフライン近くから放ったシュートがなんとブザーとともに決まり前半を6点差に留め折り返す。

4Q、開始2分で法政大#5神津がドライブとフリースローで4点を挙げれば、拓殖大も#20簗瀬(2年・F)の3P、#3宇佐美の速攻で追いすがる。この後も一進一退の攻防が続き時間が過ぎてゆく。残り3分半で法政大が57-53で4点リードする。拓殖大は攻め手を欠くなか#25二井(2年・G)が神津の上から3Pを決め1点差に詰め寄る。すかさず#5神津がポストから1on1で決め返すが、残り1分で拓殖大#22松崎(1年・G・育英)が土壇場で3Pを決め同点とする。しかし法政大は冷静さを失わず、#3鈴木がディフェンスを引きつけ#神津にナイスアシストを出し2点のリードを得る。タイムアウトを取った拓殖大は最初のオフェンスに失敗しファウルゲームに出る。法政大は残り4,7秒で#9村上(1年・F・法政二)がなんとフリースローを2本とも外してしまう。拓殖大はこのラストチャンスに#25二井がレイアップを試みるが、シュートは惜しくもリングに嫌われ終了のブザーを迎える。
◆#5神津祥平(法政大・2年・F)

―今日は接戦の試合でしたが、振り返ってみてどうですか?
「前半向こうのゾーンにハマってしまってちょっとうちがリズム崩しちゃって接戦になってしまって。練習中からゾーンの対策してれば接戦には多分ならなかったと思います」
―昨日の筑波に比べてディフェンスのプレッシャーが少なかったぶん楽に攻められたのでは?
「そうですね。昨日の筑波はかなり寄ってきて、やりずらかった。今日は相手もそんなに大きくなかったし、全然僕のところにも寄ってこようとはしなかったんで、昨日よりは攻めれました」
―二年生になって神津選手が中心になってやっている実感はありますか?
「去年は佐々木さんとかいたんで先輩に頼ってた部分があるんですけど、二年生になって自分がキャプテンやっていて引っ張らなきゃいけないっていうのは感じてます。しっかりしなきゃって(笑)」
―ルーキーの鈴木(恵)選手と坂上(亮)選手がのびのびとやっていますが、キャプテンとしては何か言ったりしましたか?
「いや、特には何も言ってないですね。あの子たちは一年生だけど、できる子たちなんで。そこは別に気を使わないでやれって言ったら、普通に二年生にも引けを取らないプレーしてくれるんで。特に指示とかは何もないです」
―ルーキーの鈴木(恵)選手を福田大祐選手も褒めてましたが、小さいですがPGとしてどうですか?
「そうですね、ちっちゃいんでずっとPGをしてきたと思うし、大学入ってもそこは変わらないんで。積み重ねてきたものが今大学で通用してるんだと思います。僕とかも全然信頼してやってるんで。ちょっとあいつが崩れると僕も心配に(笑)」
―後半オフェンスのリズムが崩れると神津選手頼みになってしまいましたが。
「そこは信平が怪我でいない分しょうがない部分でもあったりしたんですけど、僕のところで寄って来なくて攻めれる感じだったんで。そこは練習の時からそんな感じだったんで特に気にはしなかったですね」
―筑波の吉田監督が信平がいたら負けていたと言ってたのですが、信平選手の穴は大きいですよね?
「まぁ大きいですけど、なんて言うんですかね。筑波に全然負ける気はしなかったし、途中に流れがいい時に自分が膝打って(ベンチに下がって)、流れが悪くなったっていう。こっちのシュートも全然入らなかったっていうのもあるし、信平がいないっていうのも大きかったんですけど、信平がいなくても僕たちに勝てる力はあったと思うんですけど。そこはちょっと力不足っていうか(苦笑)。なんて言うんだろ…とりあえず勝てました(笑)。その自信はありました」
―信平選手抜きでの練習はどれくらいの期間がありましたか?
「なか日入れて3日くらいですかね。本人は怪我した日大丈夫って言ってたんですけど、やっぱり無理で。そこはしょうがない、信平抜きでもみんなが120%の力を出せば補えるっていってやってきたんで」
―昨日に引き続き今日もロースコアでしたが、点が入らないことに関して。
「点が入らないっていうのは外のシュートがあんまり入らないっていうのもあって」
―あまりリズムよく打ててないですよね。
「そうですね。トーナメント終わってから新人戦に向けての練習からも、中、中で僕と落合が攻めてそれに合わせて外がシュート打つって感じだったんですけど。練習のときは入っていたんですけど、大会に入ってから、シュートが入らなくなっちゃったのが点がのびないのにつながってるんじゃないかな」
―春のトーナメントを含め今大会も、実力があるのに出し切れていない印象を受けますがどうですか?
「そうですね。トーナメントの早稲田に負けた前の順天堂の時に捻挫しちゃって、それで動けないっていうのもあって。で、昨日も膝やっちゃって。なんか大事な試合の前とかその試合で今年は怪我しちゃって自分の最高のパフォーマンスができないっていうのがあったんで、怪我にやられたかなっていうのはありますね」
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