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2007.06.16 (Sat)

関東大学新人戦6/16 準決勝 筑波大VS日本大

筑波大学50(12-23,12-15,18-16,8-15)69日本大学
0616ueta準決勝第1試合は、ここまで平均得点86点、平均失点50点と攻守共に抜群の安定力を見せる日本大と、初戦の関東学院大戦を延長戦で制し、勢いに乗る筑波大の一戦となった。日本大は2年連続、筑波大は3年ぶりのファイナル進出を目指す。

「自分たちがファウルをしてしまい、相手ペースにさせてしまった」と日本大#7福田(2年・G)が語るように、日本大は序盤からファウルが多く、なかなかリズムがつかめない。しかし#4上江田(2年・F)、#7福田が要所で得点し、主導権を握ると日本大が終始リードする形となる。一方の筑波大は、ゴール下で#8黒田(1年・F・土浦日大)が奮闘。更に#5鹿野(2年・F)が好ディフェンスで上江田を抑え、得点源を潰す。しかし、この日はルーキー#14篠山(1年・G・北陸)が攻守共に活躍し、チームに勢いをもたらした。篠山、そして怪我からの復活を遂げた#6一色(2年・G)の活躍もあり、日本大は19点差をつけて勝利。2年連続でファイナルへの切符を手に入れた。
写真:指示を与えるキャプテンの上江田。

詳しいレポートと日本大・福田選手、篠山選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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■GAME REPORT■
0616kano序盤から日本大はファウルが多く、なかなかリズムがつかめない。しかし、苦しい状況ながらも#4上江田(2年・F)、#7福田(2年・G)の得点で主導権を握る。一方の筑波大は#8黒田(1年・F・土浦日大)が積極的に攻め込み、筑波大に勢いをもたらす。残り2分で15-12と日本大が3点リード。しかし、ここから日本大が筑波大を畳み掛ける。#5中村(2年・C)のアシストを受けたルーキー#14篠山(1年・G・北陸)がレイアップを決めると、#9栗原(2年・F)がリバウンドシュート、#7福田がパスカットからブレイク、更には#5中村のパスカットから#9栗原がジャンプシュートを決め、1分間で8得点を荒稼ぎ。23-12と筑波大を大きく突き放した。

2Q序盤は互いにファウルが多く、得点が伸びない。そんな中、筑波大#8黒田が1人気を吐き、インサイドで得点を重ねる。日本大も#9栗原らが応戦し、決して主導権を握らせない。しかし中盤、日本大のファウルが込んでくると、筑波大は#4片峯が日本大ディフェンスをかき回し、#13本井(1年・C・善通寺第一)らの得点で7点差まで詰め寄る。
少しでも差を詰めて前半を終わりたい筑波大だが、後が続かない。逆に日本大#14篠山がアグレッシブなプレーで得点すると、それに続けと怪我から復帰した#6一色(2年・G)が3Pを沈め、再び2桁得点差に。筑波大はたまらずタイムアウトを請求するが、思うようなオフェンスができない。結局残り38秒で、日本大#14篠山に得点を許し、38-24と14点ビハインドで前半を終えることとなってしまった。

0616iisiki日本大#9栗原の3Pで始まった3Q。開始2分までは筑波大が足を使い、速い展開で得点を重ねていくが、それ以降は攻め手を欠く。また、筑波大#13本井が日本大#5中村の前に3ファウルとなり、ベンチに退いてしまう。日本大はその間に#14篠山がスティールからワンマン速攻、#6一色がドライブを決め、じわりじわりと筑波大を離していく。残り5分、#10松林(2年・C)のジャンプシュートで30-55と25点差とすると、筑波大がタイムアウト。しかしその後、日本大#7福田にドライブを決められ、反撃の糸口がつかめない。だが日本大もここからは我慢の時間帯に入る。筑波大#5鹿野(2年・F)の執拗なディフェンスに思うようなオフェンスができない日本大#4上江田。再三3Pを狙うも、リングに弾かれ流れが悪くなってしまう。更に、要所で得点してきた#10松林が4つ目のファウルをコールされ、筑波大に流れが傾きかける。しかし筑波大はそのチャンスをものにできず、なかなか点差が縮まらない。

12点差を追う筑波大。なんとか巻き返したいが、逆に日本大に得点を許してしまう。日本大は#14篠山のレイアップ、#9栗原の3Pで差を15点にすると、執拗なディフェンスで筑波大からミスを誘い、流れを掴む。筑波大はタイムアウトでその流れを断ちたいところだが、日本大#5中村がリバウンドを増産し、流れは変わらない。中盤、筑波大は日本大から24秒バイオレーションを奪い、更に#5鹿野がパスカットから得点のチャンスを作り出すが、得点につながらない。残り1分半で筑波大はオールコートプレスを仕掛けるが、日本大は#14篠山の鋭いパスから#7福田の得点で攻略されてしまう。筑波大は最後、ファウルゲームを仕掛けるが、日本大はそれを冷静に対処。69-50とまたも大差をつけての勝利となった。そして、2年連続でファイナルへの切符を手にした。

高い身体能力で他を圧倒し続けている#4上江田、#9栗原。インサイドでは絶対的な強さを誇る#5中村。要所での得点は必ず沈める#7福田。そして、試合数が増えていくに連れてコンディションを上げてきているルーキー#14篠山。このそうそうたる布陣を迎え撃つは、青学大との大接戦を制した東海大。日本大相手に、東海大がどのような戦いを見せてくれるのか決勝が注目である。




◆#7福田和宏(日本大・2年・G)
0616fukuda-決勝進出おめでとうございます。
「ありがとうございます。とりあえずホッとしました。ここまで来れたのはみんなでディフェンスを頑張ってきたからだと思います。今日も大事なところでディフェンスを頑張れたので、明日もそれを続ければ優勝できると思うので頑張りたいです」

-今日の試合は初戦から今までの日本大とはちょっと違ったような気がしました。
「そうですね。決勝目前なので堅くなっちゃってたのかもしれないです」

-筑波大のディフェンスも効いていたのでは?
「うーん。今日は筑波よりも自分たちがファウルをしちゃって、相手ペースにさせてしまいました。筑波がどうこうよりも、うちが自滅しちゃった感じ。ファウルをケアしながらもいいディフェンスをすることが課題ですよね。今日はそれが駄目でした。昨日、筑波のビデオを見て筑波の選手がみんな満遍なく点を取っているから、自分のマークマンには絶対にやられないようにプレッシャーかけようと思っていたんですが…。プレッシャーはかけられたのですが、ファウルがこんでしまいました」

-決勝は東海大と青学、どちらとやりたいですか?
「東海です!(即答)。がちゃがちゃした青学とやるなら、スタンダードにやってくる東海の方がやりやすいと思うので」
(※東海大×青学大の間にインタビューを行ったため)

-もちろん明日は優勝…
「します!」



◆#14篠山竜青(日本大・1年・G・北陸)
0616shinoyama-決勝進出おめでとうございます。
「ありがとうございます!」

-相手が筑波大ということで意識していたことはありましたか?
「筑波のガードの片峯さんは経験もあるし、いいガードなので、オフェンスよりいかにディフェンスを頑張れるかということを意識してやりました」

-今日の自分自身の出来についてはいかがですか?
「ディフェンスは結構合格だったと思います。でも、オフェンスが…。後半、流れが悪くなったときに上手く組み立てられないところがありました。そういうところをガードとしてもっと声を出さなきゃいけないし、点数が止まる時間を短くしなきゃって思います」

-篠山選手から見て2年生はいかがですか?
「ガードとしてはベンチに一色さんがいるんで、僕はファウルを気にしないで一生懸命やるだけです。フォワードは4年生も含めて上江田さん、栗原さんっていうのはその中でもトップレベルだし、それはマサさん(中村将大選手)も一緒。その人たちと一緒にやりたくて僕は日大に入ったんです。やっていて本当に楽しいですよ。190くらいの人たちが走ってくれると、パスする方も気持ちいいですし。今は本当に楽しいし、楽しんでいます!」

-さて、明日の決勝。青学大と東海大とどちらと戦いたいですか?
「…どっちもやりたくないです(笑)。どっちもガードはうまいから、どっちでもいいです。決勝なので、自分たちのやることをやって、走れるところは走ってやるだけです。明日も頑張りたいと思います。楽しみにしていて下さい!」
(※東海大×青学大の間にインタビューを行ったため)
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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