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2010.01.02 (Sat)
【2010オールジャパン】1/2レポート
日本大学以下5位までは初戦突破
次は格上、JBLに挑む
オールジャパン2日目、インカレ5位までの日本大学、慶應義塾大学、青山学院大学、東海大学、天理大学がこの日初戦を迎えた。また、初戦を勝ち上がった拓殖大が2回戦に進んだ。JBL2の実力者、アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城と対戦した拓殖大が惜しくも破れたほかは、大学上位チーム5校が勝利して次のJBLとの対戦へと進んだ。
慶應義塾大と東海大は相手を寄せ付けずに1回戦突破した。慶應義塾大の相手は鹿屋体育大に勝ったタツタ電線。だがさすがに慶應大相手に運動量ではかなわなかった。タツタ電線は序盤から差をつけられる展開となり、慶應大は後半下級生を使っての展開で勝利した。次の相手は三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ。昨年と同じ相手となったが、オン・コート・ワンに加え帰化選手の高さがあるチームに今度はどのように闘うか。
東海大は新潟教員と対戦。こちらも序盤から相手を突き放して100点ゲームで勝利。次はJBL1位のアイシンシーホースと対戦する。「こんな時期までみんなでバスケをできるのがうれしい」と東海大の古川。オールジャパンであっても変わらぬ意識でチームは臨んでいる。アイシンは強敵中の強敵だが、東海大らしい戦いを期待したい。
青山学院大、天理大はらしからぬ内容ながら、初戦突破。天理大は社会人の強豪・横河電機に大差をつけられたものの、後半逆転勝ちとなった。青山学院大は愛媛教員クラブに2Qで粘られたが、後半持ち直して勝利しJBLに挑む。青山学院大は昨年のレラカムイ北海道相手での善戦が記憶に新しいが、それの再現となるか。
写真:28得点の慶應大・小林。アグレッシブという点でなら今年の大学界随一の選手。慶應大エースとして最後の大会。しっかりと見ておきたい。
【1/2結果】※大学のみ
新潟教員66(23-10,23-17,28-21,29-18)103東海大学
慶應義塾大学115(25-11,30-21,27-17,33-25)74タツタ電線
天理大学68(18-23,12-16,28-9,10-14)62横河電機
愛媛教員クラブ67(28-15,11-21,25-12,28-19)92青山学院大学
アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城89(28-15,11-21,25-12,28-19)78拓殖大学
新生紙パルプ商事59(20-17,15-10,17-20,28-12)80日本大学
充実のシーズンを送った拓殖大は、
クロスゲームをものにできず2回戦で敗退
試合の立ち上がりは#94長谷川智伸の3Pなどで、10-0で拓殖大が先行する。アイシンAWは、拓殖大のディフェンスの前にターンオーバーが続き、約5分間無得点。だが、タイムアウトで立て直しを図ると、中では#21鈴木、外からは#3吉田がコンスタントに得点を重ね、2点差まで追い上げて1Qを終了する。せっかく2点差まで追い上げたアイシンAWだが、2Q序盤は拓殖大ペースとなる。拓殖大は#3宇佐美、#94長谷川智伸の3Pが決まって、8点を開く。だが、アイシンAWも#3吉田が粘って、なんとか食らいついていく。そして、残り3分27秒には、#6伊與田のスティールから#3吉田が速攻を決めて32-32と同点に持ち込む。拓殖大はたまらずタイムアウトを請求するが、その後は一進一退の攻防が続き、点差は41-41のドローで後半へ。
3Qに入ると、アイシンAWは高さを生かしたプレーで得点していく。対する拓殖大は得意の外角シュートで攻めるものの、前半のように得点は伸びていかない。それでも、#22松崎、#94長谷川智伸の3Pが随所で決まって、リードは奪わせない。だが、アイシンAWも#3吉田、#21鈴木を中心にシュートを決めていき、点差は大きく動かない。4Qに入っても拮抗した展開が続くが、抜け出したのはアイシンAWだった。#21鈴木のリバウンドシュートに、#7横本の速攻などで4点のリード。だが、拓殖大も#94長谷川智伸の3Pと#42永井のゴール下で決め返して譲らない。終盤になるとアイシンAWは#21鈴木や#15落合の高さが生きる。大事な場面でリバウンドをものにすると、そのままシュートを沈めて拓殖大からリードを奪う。なんとか勝利に結び付けたい拓殖大だが、ミスが出てしまい、自ら流れを手放してしまう。最後はファウルゲームを仕掛けるが、アイシンAWはそれを冷静に対処。最後は89-78と11点を開いてアイシンAWが3回戦へと駒を進めた。近年では最もいい成績でシーズンを終えた拓殖大。主力の多くが下級生という若いチームだけに、今シーズン経験したものは彼らにとって大きな財産となるはずだ。チームの伸びしろは十分。来期以降が楽しみなチームの1つであることは、間違いない。
写真:エース松崎。今期は拓殖大のポイントゲッターの一人として活躍した。来期は最上級生、1部でどんな活躍を見せるか。
学生チャンピオン日本大学は
新生紙パルプ商事に追い上げられるも逃げ切り
例年オールジャパンで新旧の交代がある日本大。ロスターには下級生を増やした布陣で臨んだ。
序盤は日本大が#1種市のシュートなどで一気に10点のリード。しかし社会人2位の新生紙パルプ商事も地力を見せ、ゴール下では#11坂口が存在感を見せる。日本大の早さ、高さが上回っているが新生紙パルプ商事が追う展開ながらも大きく引き離されずついていく格好となった。前半は日本大が#19浜田などの1年生も出場させて35-27と7点リード。3Qはここから引き話されても何度も新生紙パルプ商事が追い上げる形となり、粘りが見えた。#12高崎や#11坂口のシュート、#7立花も#3石川相手にフリースローを獲得するなど粘って3Qの得点では新生紙パルプ商事が上回る。しかし日本大も逆転されるほどではない。4Qに力つきた新生紙パルプ商事を最後は突き放し、1回戦突破。
次のJBLレラカムイ戦へと進んだ。
写真:シュートにいく日本大・栗原。日本大はこの日が赤バージョンユニホームの初お披露目となった。
※写真は「続きを読む」へ。

次の三菱戦では岩下の出来にかかっているが、どこまでできるか。

二ノ宮もまた、格上相手にどのようなゲームメイクをするかが見所。昨年は前半で観客の度肝を抜いたが、同じ相手だけに三菱も分かっているだろう。どういった内容となるだろうか。

20点と気を吐いた橋本。来期のメインガードとしてここから踏ん張りどころだ。

東海大はインカレでケガをした#45鮫島も復帰。#27石井や#46大塚など積極的に4年生を使って勝利。

大塚のレイアップ。10分の出番ながら存在感を示した。

豊富な運動量で圧倒した日本大・熊澤。

昨年のインカレ以来の#9篠山と#7立花の北陸マッチアップが見られた。「最後は疲れてシュートが届かなかった」という立花だが、彼らしい動きは健在だった。

その篠山はチームで出番を分け合ったものの、存在感あるプレーで貫禄を見せた。
次は格上、JBLに挑む

慶應義塾大と東海大は相手を寄せ付けずに1回戦突破した。慶應義塾大の相手は鹿屋体育大に勝ったタツタ電線。だがさすがに慶應大相手に運動量ではかなわなかった。タツタ電線は序盤から差をつけられる展開となり、慶應大は後半下級生を使っての展開で勝利した。次の相手は三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ。昨年と同じ相手となったが、オン・コート・ワンに加え帰化選手の高さがあるチームに今度はどのように闘うか。
東海大は新潟教員と対戦。こちらも序盤から相手を突き放して100点ゲームで勝利。次はJBL1位のアイシンシーホースと対戦する。「こんな時期までみんなでバスケをできるのがうれしい」と東海大の古川。オールジャパンであっても変わらぬ意識でチームは臨んでいる。アイシンは強敵中の強敵だが、東海大らしい戦いを期待したい。
青山学院大、天理大はらしからぬ内容ながら、初戦突破。天理大は社会人の強豪・横河電機に大差をつけられたものの、後半逆転勝ちとなった。青山学院大は愛媛教員クラブに2Qで粘られたが、後半持ち直して勝利しJBLに挑む。青山学院大は昨年のレラカムイ北海道相手での善戦が記憶に新しいが、それの再現となるか。
写真:28得点の慶應大・小林。アグレッシブという点でなら今年の大学界随一の選手。慶應大エースとして最後の大会。しっかりと見ておきたい。
【1/2結果】※大学のみ
新潟教員66(23-10,23-17,28-21,29-18)103東海大学
慶應義塾大学115(25-11,30-21,27-17,33-25)74タツタ電線
天理大学68(18-23,12-16,28-9,10-14)62横河電機
愛媛教員クラブ67(28-15,11-21,25-12,28-19)92青山学院大学
アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城89(28-15,11-21,25-12,28-19)78拓殖大学
新生紙パルプ商事59(20-17,15-10,17-20,28-12)80日本大学
充実のシーズンを送った拓殖大は、
クロスゲームをものにできず2回戦で敗退

3Qに入ると、アイシンAWは高さを生かしたプレーで得点していく。対する拓殖大は得意の外角シュートで攻めるものの、前半のように得点は伸びていかない。それでも、#22松崎、#94長谷川智伸の3Pが随所で決まって、リードは奪わせない。だが、アイシンAWも#3吉田、#21鈴木を中心にシュートを決めていき、点差は大きく動かない。4Qに入っても拮抗した展開が続くが、抜け出したのはアイシンAWだった。#21鈴木のリバウンドシュートに、#7横本の速攻などで4点のリード。だが、拓殖大も#94長谷川智伸の3Pと#42永井のゴール下で決め返して譲らない。終盤になるとアイシンAWは#21鈴木や#15落合の高さが生きる。大事な場面でリバウンドをものにすると、そのままシュートを沈めて拓殖大からリードを奪う。なんとか勝利に結び付けたい拓殖大だが、ミスが出てしまい、自ら流れを手放してしまう。最後はファウルゲームを仕掛けるが、アイシンAWはそれを冷静に対処。最後は89-78と11点を開いてアイシンAWが3回戦へと駒を進めた。近年では最もいい成績でシーズンを終えた拓殖大。主力の多くが下級生という若いチームだけに、今シーズン経験したものは彼らにとって大きな財産となるはずだ。チームの伸びしろは十分。来期以降が楽しみなチームの1つであることは、間違いない。
写真:エース松崎。今期は拓殖大のポイントゲッターの一人として活躍した。来期は最上級生、1部でどんな活躍を見せるか。
学生チャンピオン日本大学は
新生紙パルプ商事に追い上げられるも逃げ切り

序盤は日本大が#1種市のシュートなどで一気に10点のリード。しかし社会人2位の新生紙パルプ商事も地力を見せ、ゴール下では#11坂口が存在感を見せる。日本大の早さ、高さが上回っているが新生紙パルプ商事が追う展開ながらも大きく引き離されずついていく格好となった。前半は日本大が#19浜田などの1年生も出場させて35-27と7点リード。3Qはここから引き話されても何度も新生紙パルプ商事が追い上げる形となり、粘りが見えた。#12高崎や#11坂口のシュート、#7立花も#3石川相手にフリースローを獲得するなど粘って3Qの得点では新生紙パルプ商事が上回る。しかし日本大も逆転されるほどではない。4Qに力つきた新生紙パルプ商事を最後は突き放し、1回戦突破。
次のJBLレラカムイ戦へと進んだ。
写真:シュートにいく日本大・栗原。日本大はこの日が赤バージョンユニホームの初お披露目となった。
※写真は「続きを読む」へ。
[続きを読む]

次の三菱戦では岩下の出来にかかっているが、どこまでできるか。

二ノ宮もまた、格上相手にどのようなゲームメイクをするかが見所。昨年は前半で観客の度肝を抜いたが、同じ相手だけに三菱も分かっているだろう。どういった内容となるだろうか。

20点と気を吐いた橋本。来期のメインガードとしてここから踏ん張りどころだ。

東海大はインカレでケガをした#45鮫島も復帰。#27石井や#46大塚など積極的に4年生を使って勝利。

大塚のレイアップ。10分の出番ながら存在感を示した。

豊富な運動量で圧倒した日本大・熊澤。

昨年のインカレ以来の#9篠山と#7立花の北陸マッチアップが見られた。「最後は疲れてシュートが届かなかった」という立花だが、彼らしい動きは健在だった。

その篠山はチームで出番を分け合ったものの、存在感あるプレーで貫禄を見せた。
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