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2009.12.05 (Sat)

【2009インカレ】12/5 準決勝 青山学院大VS慶應義塾大

慶應義塾大が2年連続決勝の舞台へ
脅威の集中力、執念が青学大を凌駕


青山学院大学99(28-23,16-26,18-29,37-35)113慶應義塾大学
091205KEIO.jpg日本の大学界の中で、他とは一線を隔する速いトランジションを誇る慶應義塾大と青山学院大による準決勝。勝敗を決したのは勝負どころでの集中力、そして勝利への執念だった。

前半こそ互角の展開であった。しかし3Qに慶應大が覚醒。放った3P6本すべてを成功させるなどオフェンスで破壊力を見せつけ、一気に主導権を握った。4Qに19点もの大量ビハインドを背負った青学大も驚異的な反撃を見せ、一時は7点差まで詰め寄る。それでも慶應大は#4田上(4年・F)、#5小林(4年・F)の4年生コンビを中心に冷静に対処。40分間集中力を切らすことなく、自分たちのバスケットを体現し、勝利をもぎ取った。

試合後、長谷川監督(青学大)は悔しさを滲ませつつも「我々も頑張ったが、慶應大学の、特に4年生の2人の勝ちたいという執念が、集中力があまりにも素晴らしい」とただただ脱帽するしかなかった。

2年連続の決勝の舞台へと駆け上がった慶應大。相手は目の前でリーグ優勝をさらった因縁の日本大。悲願の2連覇へ、そしてこの1年間の成長の軌跡を表現するにはこの上ない舞台は整った。

写真:これぞ慶應、という内容で勝利し、笑顔の面々。

※慶應義塾大・佐々木HC、家治選手、青山学院大・長谷川監督、渡邉選手、湊谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【GAME REPORT】
091205TANOUE.jpg1Qに流れを掴んだのは青学大だ。青学大は慶應大のトランジションを警戒し、この試合一貫してオールコートプレスを織り交ぜてからのゾーンディフェンス。慶應大は立ち上がりに青学大ディフェンスに面を食らう形となったか、速いトランジションから速攻で得点を奪うも、ミスが目立つ。青学大はそのミスから果敢に#4小林高晃(4年・SG)、#0橋本(3年・PG)がゴールへとドライブを仕掛け、ファウルを誘う。慶應大は開始3分で早くもチームファウルが5つとなる嫌な展開。さらに青学大は#7渡邉(4年・PG)の3Pや#16比江島(1年・SF・洛南)のジャンパーやスクープショットなど個人技でリードを奪う。だがこのまま相手にペースを渡さないのが慶應大。慶應大は終盤#5小林(4年・F)がリバウンドショットやアウトサイドを決めると、#7岩下(3年・C)もミドルショットで続き5点のビハインドで留め1Qを終える。

2Q、今度は慶應大が逆襲に出る。慶應大は#4田上(4年・F)のリバウンドショットで先制すると、さらに#11酒井(3年・F)、#5小林の速攻で開始わずか1分に逆転。オフェンスの流れの悪い青学大は#7渡邉が3Pで返すものの、直後に慶應大は#16二ノ宮(3年・PG)、#11酒井の連続3Pでリードを奪う。さらに慶應大は#7岩下がブロックショットやシュートチェックなどディフェンスで存在感を発揮。1Qと打って変わり、オフェンスが重苦しくなった青学大だが、ここで起用された#11福田(2年・F)がまずはミドルショットを決めると、さらに速攻から#5辻(2年・SG)へ巧みなアシストで繋ぐ。だが、慶應大も目まぐるしいトランジションの中で#5小林、#4田上がしっかり得点。10点のリードを奪う。ここで青学大は2Q2度目のタイムアウトを残り1分で請求。すると青学大は#5辻が3P。さらに辻はスティールからレイアップを決め前半を5点差で終える。44-49と大学界屈指の得点力を持つ両者のハイスコアな展開となった。

091295UDAGAWA.jpg3Q、先にリズムを掴んだのは青学大。青学大は#4小林高晃のドライブや流れるようなパスワークから#32中川(2年・C)で逆転すると、さらに#16比江島の連続得点などで一気に6点リード。この3分間で慶應大は#5小林のフリースローのわずか1点のみ。だが、ここから慶應大の怒涛の攻撃が口火を切る。まず慶應大は速いトランジションから#5小林が連続3Pを決めると、#11酒井も3Pで続き逆転。さらに#4田上がゾーンを攻略するハイポストからのドライブを決めると、スティールから#11酒井へアシスト。これには青学大もたまらずタイムアウト。だがなおも慶應大の攻撃は止まない。まずは#5小林がまたも3Pを決めると、速攻からファウルを獲得。さらに#4田上も3Pを決めれば、速い展開から#5小林が躊躇することなくミドルシュートを決め一気に15点差。なおも慶應大は青学大に大きな精神的ダメージを与えるべく#4田上が3Pをブザービーター。

4Q、大きなビハインドを背負った青学大は#7渡邉が「諦めるな」と鬼気迫る気迫でチームを鼓舞。だが、無情にも3Pはリングに嫌われる上、#4小林高晃が4ファウル目を犯し、暗雲が立ち込める。しかし、ここで#27宇田川(3年・F)、#23湊谷(3年・PF)が奮闘を見せる。青学大は#23湊谷のアシストから#27宇田川が外から連続得点。さらにリバウンドやディフェンスでも執念を見せつけ、慶應大のミスを誘う。すると青学大は#27宇田川、#23湊谷が連続3Pを決め、望みを繋ぐ。だが、慶應大はここで起用された#15家治(2年・F)がこの緊迫した場面で3連続得点を決め、15点差まで押し戻す。それでも青学大は諦めない。青学大は#16比延島のバスカンや#27宇田川、#23湊谷がまたも3Pを決め、7点差まで追いすがる。だが反撃もここまで。慶應大は#5小林が青学大のタイトなディフェンスを交わし連続得点を奪うと、後手に回ることなく青学大の追撃をかわす。青学大も#23湊谷が躊躇することなく放った3Pが次々に決まり会場も騒然とするが、時既に遅し。悲願のインカレ2連覇に向け、慶應大が99-113で決勝のチケットを手に入れた。



【INTERVIEW】
「この勝ちは大きい」
◆佐々木三男HC(慶應義塾大)
091205SASAKI.jpg「(辻に入れさせなかった)辻には田上しかいないと。ミスマッチを利用しました。あれをやらなかったら辻くんが本来の力を出して、あそこで15点くらい取られて分からない試合だったかもしれません。マッチアップは1度間違えた選手がいましたが、そこで田上がちゃんと分かって言ってくれたので、そこはさすがキャプテン、冷静でした。

(小林について)今日は比江島くんに20点以上取られると負ける思ったので、ずっと比江島についていました。昨日も相手のエースについているから、相当イライラしているかもしれません。自分はオフェンスをやりたいんだと(笑)。でもシュートを決めてくれてあれは助かりました。

(家治の連続シュートについて)チームにとって大きかったと思います。1本はいきなり打つなと言ったけれど、まあ入ったので、攻撃は最大の防御だと言えるのでよいでしょう。

(リーグ戦では慶應が負けたチームのうち、青学が一番強いということをおっししゃいましたが)うちのようにタレントがいないと集中できると思うのですが、
青学はタレントが多くて、まとめきれなかったことがあるかもしれません。ただ素質では一番だと思います、かないません。

(20点差がつけば実力差と言いましたが今日の点数は?)でもあれだけ3Pで追い込まれたらというのがあります。やっと勝ったという感じかな。でもこの勝ちは大きいですし、学生をほめてやらなけばならないと思います」



ピンチの時に来る出番だからこそ「負けたくない」
1年で大きく成長した新たな6マン

◆#15家治敬太(慶應義塾大・2年・F)
091205YAJI.jpg昨年はケガなどもあり、少し出遅れた部分もあった。今年は代表合宿でチームを離れる選手がいたせいで、春からスタメン起用されることも増え、少しずつ経験を積んできた。新人戦のあたりから佐々木HCも「家治は理解し始めている」と評価。まだこれからの選手でもあるが、今後確実に慶應の助けとなる選手だ。この日、岩下のファウルトラブルをカバーする得点は、彼が昨年の酒井にかわる新たな6人目として確かに証明したプレーだった。


-大事な場面での連続シュートですが。
「大祐さん(#5小林)とかも相手のペースになりそうな時に攻め気を失ってはダメだとおっしゃっているので、僕もシュートチャンスが来たら思い切りシュートを打って行こうと思っていました。3回ともちょうど僕の前が空いていたので、もらった瞬間に決めてやろうと思っていました」

-決勝に向けて。
「リーグ戦は準優勝で、僕だけじゃなくチームも優勝したいという思いが強いと思うので、試合に出る機会があれば、そういう思いを気負いすぎずに普段通りにシュートを打っていきたいと思います」

-春から酒井選手や岩下選手がU-24の合宿でいなかったせいで、スタメンとして出ていました。少しずつ慶應のバスケットの動きができるようになってきていると思いますが、自分ではどの辺から手応えを感じていましたか?
「去年は全然ダメで出ても緊張してしまいました。早攻め速攻とかも間違ってしまったりして、それで先輩に怒られて余計できなくなって、悪い流れでした。今年に入って京王電鉄杯で祐典さんたちがいなくて、出させてもらったんですがむちゃくちゃ怒られて、そううやって怒られたり、動きを教えてもらってそれによってどう動けばいいのか試合を通じて学んでこられました。京王電鉄杯で自信というのはつきました」

-公式戦では?
「トーナメントでは中央戦で岩下さんが4つファウルをしてしまった時に先生が出してくれて、すごい緊張したんですけど、僕がやらなければと思って長い時間出ていて一緒に勝てたました。それが公式戦でチームに貢献したのかなという試合でした。早慶戦は祐典さんが4ファウルになって出て、この試合は負けちゃったんですけど、それがすごく悔しかったんです。スタメンがずっと出ていたらこの試合はどうだったのかなと。僕が出て負けたというのが悔しかったので絶対負けたくないという気持ちがベンチにいる時より強くなりました。夏を通してはリーグ戦で自分がどう動けばいいのかわかってきたし、緊張もしなくなりましたね」

-あまり緊張しているようには見えませんが。
「緊張しているのはベンチにいる時で(笑)、試合に出たらそんな暇もないんですが」

-去年、酒井選手が6マンであれだけ活躍していたし、そのようにやならければという気持ちですか?
「去年の祐典さんは本当にすごくて。でも今年は6人目がいないということを言われていたし、慶應はスタメンをファウルトラブルにしたら勝機があると言われてそれは当然悔しいし、スタメンがファウルトラブルでも勝つのが僕の目標というか。スタメンのファウルがかさめば変な話ですが気合いが入るというか、絶対に負けたくないという思いがさらに強くなります」



「一生懸命やったけど、相手がすばらしかった」
◆長谷川健志監督(青山学院大)
091205HASEGAWAKENJI.jpg-3Qの慶應のスパークが大きかったのかなと。
「3Pが6/6ですから。全部は押さえられないので、そこは岩下を押さえながら4割でもいいかなと思っていたんです。でも100%決められてはね。

-ゾーンについて。
「慶應の良さは徹底して40分間同じスタイルを貫くことです。これは相手にアジャストするということよりも、かなり強いものだと思います。それでいてパターンじゃない。走りながらの判断だから、そこはディフェンスがどうのこうのと言うよりも、オフェンスにイニシアチブを取っているということですよね。走ってシュートを打てないとバスケットにならないという証明を彼らはしている。そこであれだけ決められると、やられてはいけないと思っていてもやはりディフェンスはつらい。ゾーンをやったのはその辺にあります。相手はとにかくトランジションが早い。ミドルラインの突破、走り、スコアリングエリアに入ったらゴールへのアタック、その流れでオフェンスリバウンド、あるいは3Pまでプレーが続く。トランジションの中でその全てをやっている。やりながら判断していく。しかも最後はフィニッシュでリバウンドまで絡んでくる。これを押さえるには、うちの大きい選手たちには足がないので、やはりゾーンで対応しないといけない。だから2種類のゾーンで目先を変えながらという作戦でした。ところどころ成功したとは思いますが、それを上回る彼らの集中力、あるいは自分たちのやってきたバスケットを貫き通すというプレーがしっかりできていたし、それは相手ながらたいしたものです。我々も一生懸命やったんだけど、足りない部分がまだあるということです。試合は必ず勝ち負けがある。でもこういう試合は必ず次につながるし、だらしない内容で負けると悔しいけど、相手がすごかったからある意味しょうがないというところです」

-湊谷選手(#23)はこのインカレではリーグより起用が多いですが。
「対戦相手にもよります。アレックがマークしきれる選手とか、うちの選手のバランスとかもあるので。でもアレックも練習で良くなってきているし、ボールを持って果敢に行こうとしています。リーグ前半は全部逃げてプレーしていた。リーグの中央大や慶應大戦でアレックで勝負にいってことごとく逃げた。それではダメだよと、うちには今これだけの選手がいてたくさん出たいやつがいるんだから、と。そういう意味では彼もそれを分かったし、最近はリバウンドも頑張るし。でももうちょっと精神的に頑張らないと。まだまだです」

-比江島選手(#16)ですが、リーグ戦で慶應大と戦ったときはもう少し中でシュートを打っていけていたと思うのですが。
「やはり岩下がいるせいでしょうね。昨日もサンバだったし。今日も1本ステップシュートにいったりとか、昨日もサンバの前でやったりとかがありました。これ以上行ったらサンバにやられるというところで柔らかく止まってシュートを打つ場面もありました。これは教えてできるものではないです。彼はできてしまうんですが、彼を見てみんなも勉強すべきでしょう。とにかく今日は悔しいけれど、相手がすばらしかった。なのでもう明日に切り替えています」



「本当に相手が強かったと認めなきゃいけない」
敗北の後悔よりやり切った充実

◆#7渡邉裕規(青山学院大・4年・G)
091205WATANABE.jpg4Q開始時に背負った16点のビハインド。会場にいる多くの観衆が慶應大の勝利を予期しただろう。「まだ諦めるな」。そんなムードを振り払うかのように、そしていつものよう、いやいつも以上に鬼気迫った表情で渡邉はチームを鼓舞した。今シーズン好成績には違いないが、無冠という結末に終わった青山学院大。だが、バスケットの技術云々以上に大切な闘う姿勢というものをこの試合では今シーズン最も表現できたはずだ。それは後悔しか残らなかった昨年のインカレでの敗北から、彼らが確かな成長を遂げた証拠である。


―何が勝敗を分けたのでしょうか?
「離せるところで離せなかったり、緊迫した場面でこっちが追いつけなかったり。離れたときの我慢が相手とぜんぜん違ったかなと思います」

―最後に3Pを幾度と決め猛烈な追い上げを見せましたが。
「点差が離れたらああするしかないので。やった結果がああなりましたけど、結局追いつかなかったですけど。まあ、しょうがないですね」

―全体を通してのチームの調子はいかがでしたか?
「1Qはすごい青学らしいプレイができたと思うんですけど。ただ監督にも言われたんですけど、40分できなかった。そうだと絶対勝てない相手だし、慶應はそういうところでやってくる相手なので。集中力が全然違ったかなと思います」

―最後の大会ということで思い入れはあったかと思いますが。
「そうですね。勝てないと決勝には行けないし、特別な想いはありましたけど。ほんとに最後の最後なので。自分としては自分がやらなきゃいけないし、下級生が多いチームなので自分がまとめなきゃいけない、そう思って最後まで崩さないように頑張りました」

―リーグ戦の後半では青学大らしいトランジションの速いバスケットができていませんでしたが、インカレには完成させてきましたね。
「やっぱり大事な試合になると、大事に行き過ぎるところが今年はあって。リバウンドも去年より獲れていないので。そこからのブレイクが減っちゃったっていうのもあって。ディフェンス力も去年と違いますし。ディフェンス力の差が去年と今年の順位に出ちゃったのかな。得点は獲れているんですけどね。リバウンドが獲れないというのは今年の課題だったんですけど、急にでかい選手が入ってきたりするわけじゃないので、それは意識的にいんかれはやろうっていうことで、やってきたんですけど、ディフェンスがまだまだ。まぁ、リバウンドからブレイクが出たので、そこはリーグよりもインカレは成長できたのかな」

―今日の勝敗は、敗因よりも相手が上回ったという印象が残る試合だったと思いますが。
「んー、もちろん敗因はあったと思いますけど、集中力が全然違ったと思いますね。相手の4年生2人だったり、こっちの4年生2人は全然集中力が違ったと思います。勝負どころでシュートが入りますし。本当に相手が強かったと認めなきゃいけないと思います」

―当然悔しさも大きいと思いますが、やりきったという充実感があるのではないですか?
「そうですね。チームとしてこの大会通して結構成長したと思うし、4年生として、今年は2人しかいなかったですけど、試合に出れて下級生にも助けてもらったし。そういう部分では来年もすごいいいチームができると思いますし、来年はこの経験を忘れずに頑張って欲しいですね」



「4年生を勝たせてあげられなかった」
◆#23湊谷安玲久司朱(青山学院大・3年・PF)
091205MINATOYA.jpg
試合終盤の怒涛の反撃は湊谷の存在抜きにはなかった。遠い位置からでも躊躇することなく次々と3Pを放ち、短時間で5本も決めて見せた。その姿は神懸っていたと言っても、大袈裟ではないだろう。しかし、湊谷の口から出てくるのは落胆の言葉。リーグ後半戦には起用されず悔しい想いをした。だからこそそれだけの想いがあり、結果を残したかったはずだ。賞賛に値する活躍も湊谷からそれを喜ぶ感情は微塵も伺えなかった。

―率直な今の気持ちを。
「そうですね。4年生を勝たせてあげられなかったので、あまり嬉しくないですね」

―自分たちの敗因があっての敗北というより、ただ相手が上回って負けてしまった、という印象ですが。
「そうですね。集中力がやっぱり違いましたね。相手の4年生はすごかったですね」

―前半に起用されたときは、あまり上手く試合には馴染めませんでしたね。
「ダメでしたね。…ダメでしたね、今日は」

―4Qには3Pを躊躇することなく打ち続けて、短時間で5本も決める驚異的な活躍を見せましたね。
「ああいう時は(力が)出てくるって言うか、ああいう時にならないとダメですね。最初からやらなきゃいけなかったのに、それができなかったので。そこがダメかなって」

―先ほど長谷川監督がリーグ戦の前半で湊谷選手のプレイが逃げていたから、リーグ戦後半に使わなくなった、ということを仰っていました。その部分では大きな意識の違いが今は明らかにあるように思いますが。
「リーグに出られなくて、その後の練習でちょっと自分を変えてみて。ルーズボールとかも頑張って、今回出してもらえるようになって」

―こういった大事な試合で起用されるのは久しぶりかと思いますが、その中で結果を求められる難しさはありますよね?
「難しいですね。それに僕はスタメンの方がやりやすいんですけど、途中からだとちょっと難しいかな、と。」

―残念な結果になってしまいましたが、去年のインカレでの負け方とは違いやりきったという実感はあるのではないでしょうか?
「去年よりかはいいかな、と。出し尽くしたか感じはあります、チームとして。ただ相手が出来過ぎたかな、と。しょうがない」

―先ほどスタメンという話も出ましたが、来年は最上級生として、この経験をどう生かしたいですか?
「やっぱり4年生ってすごい大事だと思うんですよ。去年は荒尾さん(トヨタ自動車)がいたんですけど、あの人がいた時はやっぱり負ける気がしなくて、安心感というか。ああいう4年生になれたらいいな、と」

―自分がチームを引っ張っていくという想いはありますか?
「あります。来年は絶対」

―4年生から学んだことは何でしょう?
「やっぱりいつでも厳しいですからね、練習中とかも。自分は後輩とかがダメなプレイをしても、あんまり注意しないので。そういうところを真似していかないといけないかな」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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