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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.12.01 (Tue)

【2009インカレ】インカレ展望

実力十分の関東勢か、はたまた地元大阪勢か
大阪開催のインカレで頂点の座に着くのは一体どのチームか


091202_1.jpg第61回目となる全日本大学バスケットボール選手権大会、通称インカレは昭和63年以来の大阪開催となる。大学シーズンの総決算であり、全てのチームが目指す頂点の栄誉に浴するのはどこか。大学バスケファンが最も注目する大会がいよいよ始まる。

一昨年の女子の名古屋開催に引き続き、今年は男子が地方開催となる。関東勢が人材でも実力でも優位に立つ男子の世界。しかし今回はホームとなる関西勢を始め、地方の活躍も期待される。昨年はベスト8のうち2校が関西勢。地元開催を生かして今年もその流れを生み出せるかが見所だろう。また、今年の特徴として大会期間の短さもポイントになりそうだ。例年1日ないし2日は休息日ができるスケジュールだが、1日で1回戦の16試合が終了、最終日まで5連戦と一切の休みはない。バスケットはサッカーの倍は走るとされる競技。いかに疲労せずに頂点を目指すかも大切になる。

昨年は2部チームが決勝に進むというかつてない事態の中、慶應義塾大が2部優勝から大学王者へと上り詰めた。今年は関東の上位は力にさしたる差がない上、関東勢全体がチーム力充実の時を迎えている。そこに関西や地方がどのように割って入るかが大きな見所になるだろう。

新たに生まれるドラマは一体どのようなストーリーなのか。短く長い5日間が始まる。

写真:昨年の優勝の瞬間。慶應大の主将・鈴木が両手を突き上げた。

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【Aブロック】
091202_4.jpg第1シード、日本大学(関東1位)が位置するこのブロック。2回戦で昨年は2部6位で逃したインカレ出場を、再び手にした白鴎大(関東11位)との一戦になる可能性が高い。白鴎大は藤江の攻撃力や黒川のコントロール、仕事人・千葉の働きにアビブが加わったことで力強さが増した。春トーナメント、新人戦でもベスト8に入る力を見せている。これが1部優勝の日本大にどこまで通用するか。日本大はリーグ後半の勢いと集中力を持続していれば、頂点を狙うに十分のチーム。スタメンのほとんどが4年生であり、安定感は高い。バックアップメンバーもほとんど力が変わらない層の厚さも武器だ。勝負の年として2003年以来の大学王座、そしてシーズン2冠を狙う。
2部2位の拓殖大(関東10位)は、ベスト8まで関東勢と対戦しない山に入った。関東勢と当たるよりは上位進出への道も多少広いように見えるが、ほとんど対戦経験がないことがどう出るかといったところか。地方では2度目の出場となる富士大(東北2位)や、関西の雄・京都産業大(関西2位)の戦いぶりも気になるところだ。

【Bブロック】
091202_5.jpg今大会、最も激戦と言えるのがこのブロックだ。関東、地方ともに注目校が名を連ね、しのぎを削ることになった。実力十分のチームがベスト16で消える最も惜しいブロックでもある。関東以外の注目はまず鹿屋体育大(九州1位)立命館大(関西3位)。鹿屋体育大は昨年大東文化大を破り、ベスト16。オールジャパンでもJBL2の石川ブルースパークスを破った実力者だ。元々インカレの常連校でもあったが、この変身は昨年就任した福田コーチが取り入れた「プリンストンオフェンス」にある。サイズのないチームがそうでない相手を倒すために有効なこのシステムは、昨年のインカレで鮮やかな軌跡を残した。福田コーチはこの春に再び渡米し、更に深くこのバスケットの取り込みと実践を行っている。勝ち上がれば法政大(関東4位)との戦いが予想されるが、能力系を代表するようなこのチームとどのような戦いをするのかを見てみたい。法政大もまた、神津祥平、落合、信平の主力3人が4年生という勝負の年。昨年は国士舘大旋風の前にまさかの逆転負けを味わった。今年はそうした油断はなく挑んでくるだろう。
立命館大は昨年1回戦で青山学院大(関東2位)をゾーンディフェンスで最後まで苦しめた。1回戦で戦うのはやはりディフェンスを得意とする東海大(関東5位)。昨年は青学大相手に点が取れずに苦しんだ立命館大だが、東海大相手でもそれは容易ではないだろう。また、東海大と立命館大の勝者は勝ち上がりによって明治大学(関東9位)との対戦が予想される。ベスト8に進むのはユニバーシアード得点王の金丸晃輔を擁するオフェンスの明治大か、あるいはデイフェンスの東海大、ないしは立命館大が割って入るのか。どこが勝ち、どこが消えるのか、2日目まで目が離せない注目ブロックだ。

【Cブロック】
091202_2.jpg1回戦で最も注目といえる戦いがこのブロックの早稲田大(関東12位)天理大(関西1位)の対決だろう。昨年大躍進でインカレ6位となった天理大。2009年度U-24代表に選ばれた根来、セネガル人留学生サンバのツインタワーは強力だ。一方の早稲田大は2部とはいえ、有力選手を多く抱えており、早慶戦では慶應大にも勝利する力があることを証明している。関西1位に臆することはないが、インサイドの出来が勝負を分けそうだ。この勝者が戦う可能性が高いのが筑波大(関東7位)。シーズン後半にかけて着実に実力をつけてきているだけに、インカレまでにどこまで完成度を高めているかがポイントとなるだろう。
第3シードの青山学院大は1回戦で関西大(関西4位)と、勝ち上がれば専修大(関東8位)徳山大(中国2位)のどちらかと対戦するが、ベスト8まではそこまで恐れる相手ではない。ベスト4決めでの相手が筑波大、早稲田大、天理大のいずれかとなる可能性が高いが、リーグ3位とはいえ、その実力は関東ではやはり抜けている。上位進出に向けて手を緩めず戦えば道は自ずと開けるだろう。

【Dブロック】
091202_3.jpg第2シード・慶應義塾大(関東2位)は昨年とほぼ変わらないメンバーを擁し、2連覇を狙う。彼らは昨年の躍進の後、この1年で関東でも屈指のオフェンス力を持つチームに成長した。1回戦は昨年と同じく北海学園大。勝ち上がれば2回戦はチャレンジマッチでインカレに滑り込んだ関西学院大(関西5位)か、ディフェンスの名手・愛知学泉大(東海2位)との対戦が予想される。愛知学泉大とは練習試合を行う機会も多く、互いに手の内は分かっている。対戦が実現すればどこまで自分たちの持ち味を出せるかが勝負を分けそうだ。昨年とは違い、今度は追われるプレッシャーも背負う慶應大。しかしそれをはねつける精神力、実力も昨年よりランクアップしている。それを大阪の地で見せつけることができれば頂点は見える。
もう一つの山には中央大(関東6位)浜松大(東海1位)がいる。両者の対決が実現すれば魅力的なインサイド対決が見られるだろう。中央大・小野龍猛、浜松大・ママドゥは当代を代表するインサイドの2人。しかもともに3Pまでこなす幅広いプレーが魅力だ。この夏は学生選抜でマッチアップもしている。小野が体格と技で押し切る場面もあったが、ママドゥの高さもまた小野を何度も凌駕する瞬間があった。チームとしては小野の関東が破れママドゥの東海が優勝を果たしている。再戦が実現すればこの時の続きを見られることになる。


【アクセス】
大阪市中央体育館
地下鉄中央線朝潮橋より徒歩1分
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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