2017年09月 / 08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月


第93回関東大学バスケットボールリーグ戦 9月2日より2部以下が開幕
1部リーグは9月9日(土)より
2017 年度 関西学生バスケットボールリーグ戦 9月2日より開幕

2009.11.08 (Sun)

【2009リーグ3部】3部A・B総括

紙一重の差が明暗を分けた3部リーグ
ポイントになったのは勝負所でのシュート力


091025kangakuいきなりの下克上で始まった3部Aリーグ。開幕戦では玉川大のスカウティングが成功し、ルーキーが決勝点となるシュートを決めて立教大を倒した。さらに2週目には、昨年の3部A覇者・國學院大を3部Bから復帰したばかりの東洋大が猛追、延長戦までもつれ込んだ。東洋大は立教大とも2戦続けて2点差のゲームを演じ、駒澤大も関東学院大に3点差と迫った。

しかし、これらの接戦を勝ち切ったのは、最終的に上位4つに入ったチーム、来シーズン2部で戦う権利を得たチームばかりだった。リーグ後半の星のつぶし合いに突入しても、勝負所でのシュートをしっかり決めたチームが上に行った。中には、最終スコアこそ差がついたが、途中まではどちらに転ぶかわからないゲームもあった。このように1本のシュートが運命を分ける、バスケットのおもしろさであり残酷でもある面が強調されたシーズンだったと言える。

さまざなバックグラウンドを持つ選手達が、限られた環境の中でともに最大限の努力をすることで1つになって、集大成のリーグを戦っていくのが3部の魅力だ。チームによっては自分達で練習を組み立てながら、4年生は教育実習や就職活動をこなしながら。今年はインフルエンザ禍もあった。それらがなければ―という、やり残したことや、もっとできたのではないかという、置き忘れた気持ちもあるだろう。だが、それすらも包み込んで笑顔にしてしまうのが、リーグ14戦をやり切ったメンバー全ての手に残る不思議な宝物だ。それぞれのチームの戦いぶりを、振り返ろう。

■3部A最終結果
1位 関東学院大学(13勝1敗)※2部昇格
2位 神奈川大学(13勝1敗)※2部昇格 ※関東学院大との直接対決の得失点差により
3位 國學院大学(8勝6敗)※2部自動昇格
4位 立教大学(8勝6敗)※2部自動昇格 ※國學院大との直接対決の得失点差により
5位 駒澤大学(7勝7敗)
6位 玉川大学(4勝10敗)
7位 国際武道大学(3勝11敗)
8位 東洋大学(0勝12敗)

[続きを読む]

2強が示した決定力
091025jindai今シーズンはどのチームも強みを持ち、それが出せたときの力に差はなかった。だが、勝負事とはどちらかがらしさを出せばもう一方は出せないもの。コンスタントに実力を発揮し、2部との順位決定戦に駒を進めた関東学院大と神奈川大は、頭1つ抜けていたと結果的に言えるだろう。6週目の直接対決で星を分けた以外は全て白星。カラーこそ違うが、ディフェンスもオフェンスもレベルの高いパフォーマンスで3部Aを引っ張った。

優勝した関東学院大は、#1パプ(3年・C)を軸にしているのはこれまでと変わらないが、OBで元JBLプレーヤーの堀英樹氏をコーチに迎え、5人のコンビネーションに磨きをかけてきた。リーグを見ても、相手にとって痛いところで3Pやドライブが決まっていた。まだまだ試行錯誤の部分もあるが、それによって1人ひとりが持つオフェンス力の高さを生かせれば、来シーズン2部で戦う上でも武器になるに違いない。ただ、昨年苦汁をなめた順位決定戦で今シーズンこそは勝って、その力を証明しておきたいところだ。2007年トーナメント3位の味を知る#45尾崎(4年・G)、#16高杉(4年・GF)のバックアップメンバーも育っており、勝機はある。5年ぶりの2部につながる試合で締めくくりたい。

関東学院大が昨シーズンの準優勝に続く、言ってみれば満を持しての優勝だったのに対し、神奈川大は昨年からの躍進を果たした。昨シーズンは関東学院大との開幕戦を勝ちながら2戦目を落とすと、怪我にも悩まされ4敗を喫した。何より必死でくらいついてくるチームに対して受けに回ってしまっていた。しかし、今シーズンはそういった隙を軒並みつぶしてみせた。何といってもオフェンスでの爆発力が加わったのが大きい。それも、3Pの雨のときもあれば、インサイドでの連続得点の時もある。そして、その週の好調のメンバーでスタメンを組めるほどオーダーが充実し、小さなアクシデントもカバーしてきた。順位決定戦は、1年生からコートに立ってきた#1蓮見勇紀、#2綿貫、#3蓮見直紀、#10石川、また2年からチャンスをつかんだ#19飯泉ら、神奈川大の1時代を作ってきた代の最後のゲームとなる。リーグで見せた決定力を、順位決定戦という一発勝負に合わせられるかに彼らの4年間がかかる。


3・4枚目の2部行き切符をめぐる争い
091025rikyo来年度のリーグ再編により、今シーズンは実質的に2部昇格切符が4枚あった。3・4枚目に最も近かったのは、昨シーズン3位と2部まであと1歩だった立教大だ。4年間司令塔とゴール下を担ってきた2人が抜け、新しいセンターラインで臨んだだけに苦しみもあったが、インサイドは新人王を獲得した#19婦川(C・横浜)、アウトサイドは#21小宮山(G・八王子)と1年生の奮闘が光った。また、3年生の#13菊地、#15宇野に上級生らしい自覚も出た。ポイントゲッター#5丸本(4年・F)のバックアップとしても#20菅原(1年・G・明成)がプレータイムを伸ばした。國學院大との3位直接対決こそ、主力を欠くアクシデントに見舞われたが、今シーズンは長いスパンで見たときの助走期間に当たるかもしれない。来シーズンの飛躍が楽しみだ。

3位で終えた國學院大と5位になった駒澤大の前には、予想しがたい運命が待っていた。リーグ2連覇での2部復帰を目指した國學院大は、先述のように東洋大にオーバータイムに持ち込まれるなど、決して楽な戦いではなかった。それでも、#0田中ら4年生を中心に、國學院大の変わらぬカラーである“守ってブレイク”を武器に連勝を伸ばしたが、4週目についに駒澤大に黒星を喫する。一方の駒澤大は、昨年僅差で5位になったことから上位チームと当たっていく厳しい組み合わせとなり、 091025komazawaチームができあがり初勝利をつかむまでに3週かかってしまった。しかし、國學院大には得失点で上回っており、残りの7戦で星が並べば逆転という望みが残された。

だが各チームがインフルエンザに苦しんだ6週目、國學院大の相手・立教大がキーマンを欠くという思わぬ事態が起こった。その状況でもいつも通りのプレーをし、1Qに大差をつけて試合を決めたのは、自力で2部を決めたいという國學院大の4年生の意地だろう。この試合のオフィシャルをやっていた駒澤大は、目の前で最後の切符が消えた。最も接戦に泣いたチームと言えるが、リーグ最終戦は1点差のゲームをものにしてしめくくった。2プラトンも組めるのではと思わせるバックアップメンバーの充実ぶりは神奈川大にも劣らない。同時に3部降格した関東学院大は一足先に2部へ戻った。次こそは駒澤大の番だ。


チームの真価が問われたリーグ終盤
091025tamagawa4週目までで上位4チームと下位4チームがくっきりと分かれ、駒澤大以外は3部残留が決まってしまった。8チーム中実に半分が2部へ行けるというチャンスの大きさの分だけ、それを逸した落胆も大きかっただろうが、その後どんな姿を見せるかこそにチームの真価が問われた。

スタイルを曲げなかったのは玉川大。サイズがない分攻守に渡って足を使い、積極的にシュートを放っていく。このシュートが入らないと相手のオフェンスにつながり、大差をつけられることもあったが、やり続けたことでリーグ終盤は元気さが戻った。司令塔にコンバートされた#20川端をはじめ1・2年生が多くプレータイムを得た年でもある。ボールへの執着心に磨きをかけ、安定感を加えることができればチームはまた変わるだろう。

091025budai3部Bからそれぞれ3年ぶり、2年ぶりの復帰を果たした国際武道大東洋大は順位こそ1つしか変わらないが、内容としては明暗が分かれた。国際武道大は5週目の玉川大戦で初勝利をあげたが、これは黒星が続いても黙々と自分たちのバスケットを続けてきた結果であり、何より終盤のシュートがきっちり決まったのが大きかった。最終週の直接対決でも、東洋大に順位逆転のチャンスがあったが、要所でのシュートを落としてしまうのに対して国際武道大はエース#5狩俣(3年・G)らのシュートがしっかり決まったことが結果にもつながった。

東洋大はらしさを出せずじまいだったが、関東学院大#1パプともやり合うことのできる#4金(2年・C)をはじめ、司令塔の#12下城(3年・G)も残る。これにシューター陣の確率が上がればバランスのよいチームにステップアップできる可能性がある。東洋大もかつては2部にいたチーム。もう1度あの舞台を取り戻せるか。


東京成徳大が直接対決を制してV!
東京農業大と東京理科大が4部入替戦へ


【3部B】
091025seitokuシーズン初めから東京成徳大江戸川大の強さが際立った。最終週は星を並べての直接対決が実現。その結果、2戦とも逆転勝利で接戦を制した東京成徳大が優勝を飾った。両チームとも創部から快進撃で駆け上がってきたが、昨シーズンともに初の降格を味わった。この経験を持って、次なるステージである“2部”を目指す。

東京経済大東京大は、それぞれ東京成徳大、江戸川大から1勝をあげる意地を見せたが、1歩及ばなかった。それでも3・4位はキープし、3部残留を決めた。

一方、最も入替の激しい3部Bにおいて、昨シーズン4部から昇格したばかりの上智大獨協大は4部から再挑戦となってしまった。東京理科大は獨協大と同率ながら、直接対決の得失点差で上回って入替戦に踏みとどまった。昨年4部優勝の意地を見せたい東京農業大とともに、3部の舞台をかけて入替戦に臨む。


■3部B最終結果
1位 東京成徳大学(13勝1敗)
2位 江戸川大学(11勝3敗)
3位 東京経済大学(10勝4敗)
4位 東京大学(7勝7敗)
5位 東京農業大学(6勝8敗)※4部 成城大との入れ替え戦へ
6位 東京理科大学(4勝10敗)※4部 学芸大との入れ替え戦へ
7位 獨協大学(4勝10敗)※4部自動降格 ※東京理科大との直接対決の得失点差により
8位 上智大学(1勝13敗)※4部自動降格


秋のリーグを持って、3部以下のチームは代替わりする。次のお披露目は春のトーナメントだ。チームによっては京王電鉄杯やTリーグなどに一足早く登場するが、それでも約半年の準備期間に入る。長い冬のオフシーズンを越え、来春一回り大きくなった姿を見せくれるのを楽しみにしたい。
関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:40  |  2009リーグ戦3部・その他  |  Top↑
 | BLOGTOP |