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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.11.01 (Sun)

【2009リーグ1部】11/1 法政大VS中央大 第2戦

最終日の疲労が見える内容も
法政大が中央大に辛くも勝利

法政大85(23-23,16-18,24-15,22-26)82中央大
091101hosei1.jpg前日では思わぬ大差となったこのカード。最終日のこの日は2ヶ月もの間で張り詰めてい緊張の糸がほどけたか、懸命さは伝わるもののどこか集中し切れていない印象を与えるゲームとなった。試合全体を通し、両者主導権の握れないもどかしい展開の中、法政大は#11長谷川(2年・SG)、#5神津祥平(4年・C)、中央大は#4小野龍猛(4年・CF)がチームを引っ張るという構図になった。終盤に法政大が帳尻を合わせるように得点力を発揮して勝利をもぎ取り、なんとか最終戦を勝利で飾った。

4位の法政大と6位の中央大。成績だけを見れば平凡かもしれない。しかし法政大は5人で40分間手を抜くことなく戦い続けるだけのメンタルを自信を持って手に入れたリーグ戦であり、中央大にとって小野龍猛のワンマンチームから小野龍猛という絶対的な武器を擁しながら全員が攻められるチームへと脱皮を遂げたリーグ戦となった。

両チームにとってインカレ優勝は現実的な目標だ。リーグ戦で変貌を遂げた両チームがインカレでどのようなプレーを披露してくれるのか、期待が高まる。

写真:試合終了後はどちらともなく笑顔で相手にハイタッチに。

※試合のレポートと法政大・神津選手、長谷川選手、中央大・浜田選手、小野大貴選手、渡邉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【GAME REPORT】
091101kozu2.jpgリーグ戦最終日の疲労ということからか、序盤からお互いに懸命さは伝わるも、それをコートで表現できていない印象を与える立ち上がりとなった。中央大は#4小野龍猛(4年・CF)のポストプレーで先制すると、#22小野大貴(1年・F・明成)のバスケットカウント、#12竹原(3年・SF)の3Pでリードする。一方の法政大は#5神津祥平(4年・C)のフックや#11長谷川(2年・SG)の3Pで食らいつく。だがお互いに脚が重くディフェンスではカバーを怠ったりと、調子が上がらない。中央大は点の獲れる時間と取れない時間のギャップの大きく、一方の法政大もレイアップのミスやファウルケアのためかディフェンスでの強いプレッシャーを感じられない。その中でもコンスタントに中央大は#4小野龍猛が、法政大は#11長谷川が3Pで稼ぎ23-23の同点となった。

2Q、リードを奪ったのは法政大。速攻や#91落合(4年・PF)のジャンパー、#11長谷川のこの日4本目となる3Pでリードを奪う。だがそれも束の間。法政大は単純なターンオーバーで自らのリズムを逸すると、その間にも中央大が#12竹原のフェイダウェイや#22小野大貴の3P、#4小野龍猛の速攻で再び同点。均衡が崩れない両者。法政大は#21加藤(1年・CF・洛南)の3Pで再びリードするも、中央大はすぐさま#4小野龍猛がローポストからバスカン、さらに#21佐藤(1年・PG・洛南)が連続アシストで逆転し、前半を39-41で終える。

091101onoryumo.jpg後半、またもリードしたのは法政大。法政大は相変わらずチームとして調子が上がらないが、#5神津が3Pを決めると、#11長谷川も連続3Pやインバウンズプレイを決める。一歩の中央大も開始3分で無得点も、#4小野龍猛のバスカンや#23渡邉(1年・F・幕張総合)の3P、マークが集中する#4小野龍猛が#9吉田(3年・PF)にアシストで追いつく。ここまで終始付かず離れずといった我慢の展開となった両者だが、終盤にミスの続いた中央大を尻目に、法政大は#91落合がアシスト、ドライブと奮闘。63―56で法政大がようやく7点のリードを得た。

4Q、このまま突き放したい法政大だったが、開始2分間で中央大#21佐藤の3Pに、#4小野龍猛のバスカンですぐさまリードを失ってしまう。だが法政大はこの日存在感を示せていなかった#23信平(4年・F)が難しい体制からレイアップを決めると、#91落合も連続得点と気を吐き、再び4点をリード。一方の中央大はオフェンスが#4小野龍猛頼みとなったり、ターンオーバーやフリースローのミスなどが出て遅れをとる。それでも中央大は#23渡邉、#21佐藤が連続3Pで残り2分で同点と粘りを見せる。だが終盤、法政大はこの勝負どころに来て帳尻をあわすかのように#3鈴木(3年・PG)が3Pを決めると、#23信平、#5神津が得点で続き逃げ切る。中央大も粘りを見せるものの後一本が出ず黒星。85-82で法政大が最終戦を白星で飾った。


【INTERVIEW】
「今までで一番勝ち星を味わった」
リーグ戦でも勝てるチームへと脱皮を遂げる

◆#5神津祥平(法政大・4年・主将・C)
091101kodu.jpgこれまでのリーグ戦において法政大は好不調の波が激しく、早い段階で優勝戦線から脱落していた。しかし、今リーグでは一変、開幕戦こそ連敗を喫するも、その後は驚異的な粘り強さを見せ東海大や青学大を倒し、優勝戦線に名乗りを上げた。

だが神津がキャプテンとなった今シーズン、劇的な変化があったかといえば、おそらくないだろう。敢えて言うなら、信平が4年間で最も好調であり、それに続くように他のメンバーも粘りが見られた。しかし今回の躍進は“バスケットを楽しむ”という法政大の根本を体現するために神津が先頭に立ち、4年目にして最も表現できたからと言えるのではないだろうか。


―リーグ戦も終了しましたが、振り返っていかがですか?
「成績は4位って普通な感じだったんですけど、日大以外には1つでも勝ち星を挙げたっていうのは、4年目にして初めて。今までで一番勝ち星を味わった年だったので、良かったですね(笑)」

―今までリーグ戦には弱く、トーナメントでしか本気にならないイメージが定着していたのですが、それが今年は違うということを十分に証明できたリーグ戦だったのではないでしょうか?
「今までもリーグ戦はやる気がないっていうわけじゃないんですけど、6連敗とかしちゃって連敗スタートで、なんていうんですかね。バスケットの勝ち方がわからないと言いますか(苦笑)。そうなっていたので、それをしっかり。最初2敗してしまったんですけど、それを専修で勝ってそこから波に乗って。今までの法政じゃないっていうことを証明したっていうか(笑)。今までは結構“勝とう、勝とう”ってやっていたんですけど、東海に勝った時も勝ちにいこうっていう感じだったんですけど、“勝てるかな?”みたいな(笑)。結構無欲な感じでやっていたので、逆にそれが良かったのかな?…良かったと思います(笑)」

―慶應大戦に勝利した試合では、そういう自然体な部分が良かったのかと思いますが、今年の法政は本当にバスケットを楽しむということを表現できていますよね。
「やっぱりいつも試合始る前のミーティングとかでは、バスケットを楽しみながらやるんじゃなくて、楽しんで勝ちにいこうっていうのは言っているので。他のチームとはそこはちょっと違うのかなと。みんなバスケットが好きでずっとやってきたと思うので、やっぱりプレイヤーが楽しんでやらないと、ベンチとかも盛り上がらないし。見ている人たちも面白くないんじゃないかなと思うので、自分たちが楽しんでやって、見ている人とかベンチとかが盛り上がってもらえば、いいと思ってやっていますね」

―今年のチームは基本的にはルーキーの加藤選手(#21)とスタメン5人で戦っていますが、失礼ながら開幕当初は昨年からの主力も変わらないどころか昨年よりメンバーが減っている分戦力ダウンしたという印象を受けたのですが、ここまで結果を残して見せました。つくづく法政は不思議なチームだという印象を受けました。
「別に何か練習中では結構控えも出してやっているんですけど、やっぱり控えは試合経験がないので。試合ではスタメン5人に加藤っていう形になっちゃうんですけど、それが噛み合っているので。それが力に…なっているんですかね?自分たちでもよくわからないですけど(笑)」


2年連続3P王に輝く!
この自信をインカレへと生かす

◆#11長谷川智也(法政大・2年・SG)
091101hasegawa.jpgこの日はチームが不調の中、3P6本を含む31点を挙げ、2年連続の3P王に輝いた。ルーキーで獲得した昨年とは違い、今年はマークが厳しい環境下でのタイトル獲得であるだけに一層価値あるものと言える。神津、落合とインサイドの得点が主体の法政大の中で長谷川の3Pはインカレでも大きな鍵を握る。スタメンの中で2年前の頂点を争う舞台を知らない長谷川は、勝負の今年自らの手で道を切り開けるか。


―いい試合内容ではなかったように思いますが、それでも勝ちきりましたね。
「昨日の試合はいつもの法政らしさが出ちゃったんですけど(苦笑)。今日もいい試合ができたわけじゃないですけど、4年生も最後の代々木だからっていうのもあったので、とりあえず自分の力出せればなと思いました」

―終盤まで競った試合展開でしたが。
「向こうもこっちが決めれば入れるっていう、シーソーゲームの展開だったので。だから一回集中力が切れたら、向こうに一気にバァーってやられると思ったので、そこは食いついていけて良かったと思います」

―2年連続の3P王獲得が濃厚ですが。
「初めから目標にしていたことなので、まだ達成したかわからないですけど。2年連続でできたとしたら自信にもなるし」

―チーム成績上シードも関わってくる試合でしたが、3Pのタイトルは意識はしましたか?
「昨日龍猛さん(#4小野・中央大)がめっちゃ確率良くいっぱい入ったので、“負けたな”って心の中では思っていたんですけど、昨日の後半に僕も入っていたので、まだ諦めないでおこうかなと。今日は意識してないって言ったら嘘になりますけど、気持ち良く打てたので。自分のリズムで打てたので、そこまで(タイトルを)欲しがらずにできました」

―今日は無理やり3Pを狙いに行くと言うよりは、自然な流れで打てましたよね。
「そうですね。それがやっぱり自分たちのリズムなので。あそこで自分ばっかり欲しがってやるのは、チームも狂い始めちゃうので良かったと思います」

―去年もタイトルを取りましたが、去年との違いはありましたか?
「そうですね。去年よりマークが厳しくて。去年はポストにボールが入ったら逆サイドはがら空きでノーマークでシュートを打っていたんですけど、今年はポストに入ってもフェイストゥフェイスでつかれたんで。それで去年より本数も上回っているし、結果も4位ですけど、上位は競っているじゃないですか。そういう中で決められた3Pなのですごい自信にはなりましたね」



「1年生はフレッシュに自由に」
躍進を支えた中央大のムードメーカー

◆#5浜田雅義(中央大・4年・PG)
091101HAMADA.jpg浜田の重要性を最も知らしめたのは、怪我で筑波大戦を欠場したときのことだ。1戦目こそ粋のいいルーキーの持ち味が発揮され勝利するも、2戦目では経験不足を露呈し不安定な試合運びで星を落とした。今シーズンは上級生とルーキーカルテット主体で臨んだ中央大にとって、4年生の司令塔がチームを落ち着かせることは大きな意味を持つ。また小野龍猛という絶対的な得点源とチームの起爆剤として勢いを与えるルーキーの調和を実現させるためにも、コート上での冷静さと試合以外ではチームを盛り上げる浜田のキャラクターは中央大に欠かせないだろう。


―最後のリーグ戦を終えた感想はいかがですか?
「優勝を狙っていたんですけど、こういう結果になっちゃって。でも楽しみながら最後までやろうと思っていたので、それができたんで良かったです」

―6位という結果は不本意かもしれませんが、日本大、慶應大以外からは勝ち星を挙げ、結果はきっちり残したリーグ戦だったのではないですか?
「そうですね。1戦1戦成長するっていうのを目標にしていたので、そういう感じでやっていけました」

―1年生が浜田選手がチームを盛り上げてくれたと、仰っていましたよ。
「本当ですか?そこはBOJで押しといて下さい(笑)!頑張っていましたよ!1年生はフレッシュに自由にさせようと思っていました。決まりがある中でも元気良く、それが中央の持ち味なんで。そういうふうにやれと」

―春はチームが未完成でしたが、今リーグではチームとしてのカラーをしっかり出してきましたね。
「春から今にかけてはずっとディフェンスの練習ばっかりしていて、慶應戦の時は大崩れしたんですけど、それ以外はずっとできていたので。結果は出せなかったですけど、成果は出たと思います」

―浜田選手自信の役割についてはいかがですか?佐藤選手(#21)と出場時間を分け合っていますが、4年生としてチームを落ち着かせたり、佐藤選手とはタイプが違う分ドライブが効果的なプレイが光ったかと思いますが。
「本当ですか?ありがとうございます(笑)!本当はハラハラしていたんですけど、そこらへんは自分4年生なんでしっかりしとかないといけないですから。あと自分は佐藤と同じ洛南なんで、一緒に出る時はやりやすいですしね。洛南の時はパスアンドラン中心で、佐藤と僕はずっとそういう練習をしてきたので、試合に出た時はやりやすいですね」

―佐藤選手や小野大貴選手(#22)はパスアンドランを高校時代にやってきた一年生は、中央大のバスケットの難しさを感じている部分もあるそうなのですが、4年生としてどう手助けをしていますか?
「難しいながらも、佐藤とか1年生も意見をガンガン言えるんで。そういう環境にしているので。(近づいてきた佐藤選手に)こいつホンマにエグイくらい言ってんで!まぁ、自由にできているので」

―1年生でも自由に意見を言える環境になったという話ですが、小野龍猛選手はキャプテンになってから変化はありましたか?
「自分のことだけでなく、本当に周りを支えるようになりましたね。本当に龍猛は中央大の柱ですね。龍猛も怪我明けで焦っていた時もあったと思うので、リーグ戦は本当に動けてよかったです」

―中央大のようにこれだけ若いチームだと、その分4年生の団結も重要だったのではないでしょうか?
「そうですね。4年生で話し合ったりしていて。4年生同士で言い合ったりもして、そういうことも良かったと思います。龍猛には“自分、自分だけじゃなく周りを見ろ”とか、前はそういうところもあったし、他の4年生も“龍猛こうしたらいいんじゃないか”って言ったりしましたね。4年生にならないとわからなかったですが、4年生としての本当に自覚が芽生えましたね。(隣で洛南の後輩・神津悠平選手が茶々を入れる)ホンマやって!最後ってなるから!中村マサも“最後の代々木だから”って言うてたやん!とにかく最後の代々木を噛み締めてやっていました」

―最後の代々木はいかがでしたか?
「最後に負けたのは悔しいですけど、一番やりたかった相手なので、法政は。洛南出身者が多いので。それは本当に楽しかったです。フリースロー外したのは本当悔しかったですけど(苦笑)」

―これから最後のインカレですね。
「そこは間違いなく優勝いかせてもらいたいですね!絶対頑張ります!」



「他のチームで出ている1年生は意識します」
ルーキーながらスタメンに連ねる中央大の万能フォワード

◆#22小野大貴(中央大・1年・F・明成高校)
091101onodaiki.jpgさすがは明成高校出身者といったところか。ルーキーにしてはミスが少なく、あわせのプレイや3Pなどチームのニーズに卒なく応える好選手。決して派手さはないが、どの試合でも堅実にチームに貢献できる万能ぶりは中央大の武器となった。だが小野は現状に甘んじることなく、佐藤同様、冷静な目ですでに先を見据えている。これが高校時代でトップレベルを経験してきた者が持つ勝者のマインドなのかもしれない。


―初めてのリーグ戦を終えた感想をお願いします。
「一応順位決定戦に行かなくてホッとしたっていう。それが一番ですね」

―スタメンにも抜擢され、得点面での期待も大きかったと思うのですが、自分の力をどれくらい発揮できましたか?
「そうですね。春よりも積極的なプレイが減ったし、点を獲れる日と獲れない日があって、ちょっとまだリーグ戦に慣れないっていうのもおかしいですけど、自分のプレイができない日があって。チームにも迷惑掛けたな、と思う日もありました」

―やはり経験値というのも大きいかと思いますが、自分のプレイができなかった原因はなんでしょう?
「積極性ですかね。積極性が足りないとやっぱ自分の持ち味が出ないので。積極性が足らないのが原因だと思います」

―先日佐藤選手(#21)が“ハーフコートでのバスケットが小野龍猛選手中心の中央大と全員で満遍なく点を獲るパッシングの洛南高校と違って戸惑う”ということを仰っていたのですが、その辺はパッシングのバスケットを明成高校でやってきた小野選手はどう感じていますか?
「そうですね。龍猛さんのような絶対的プレイヤーとやるのは初めてだったので、最初は戸惑ったんですけど、最近は今までやったことのなかった合わせのプレイとかを学んでいるのでいいことだとは思いますね。そういうところはインカレに向けていい感じになってきているんですけど、龍猛さんが抜けたあと全く違うバスケットになると思うので、それが今ちょっと不安なところですね」

―佐藤選手も仰っていましたが、今年の中央大のルーキーは、勝負の年である今年も精一杯やらならなきゃいけないし、それでいて小野龍猛選手が抜ける来年以降のことも考えなければならず、大変ですね。
「将斗(#21佐藤)も言っていたんですか?やっぱりロースコアゲームに持っていくのが、うちの主流なんですが、今も龍猛さんに頼っていて、どう相手を抑えるかで戦っているので。来年も点を獲れなくなったら本当に厳しいと思うので。自分とか将斗が走って点を獲らなきゃいけないので、竹原さん(#12)をどう上手く使うかなっていうのは考えていますね」

―ディフェンスも中央大は高校時代とは違うかと思うのですが、その辺のアジャストも大変ですよね?
「まだ自分も完全に理解できていなくて、練習でも先輩に怒られたりするんですけど、その辺は来年以降先輩にカバーしてもらえるっていうこともあんまりなくなると思うので。しっかりディフェンスをやって、来年もロースコアゲームをやっていけたらいいと思います」

―中央大ほど1年生が4人も即戦力として活躍しているチームは他にはないですし、実戦経験を積んだ分実りのあるリーグ戦だったのではないですか?
「中島さん(コーチ)に他の大学と違って使ってもらえっているので、他の大学の1年生も僕らくらいの能力はあると思います。でも自分らの方が1年早くいっぱい経験しているので有利な部分もいっぱいあると思います。でも練習頑張らないとすぐ抜かれちゃうと思うんで、練習を頑張らないと、と思います」

―でも自信はつきましたよね。
「そうですね。他のチームで出ている1年生は意識しますよ。ライバルとは言いませんけど、追いつけるように頑張りたいですね」

―青学大や東海大にも勝った経験というのは大きいですよね。
「龍猛さん1人だけでは春もあんまりチームも完成していなくて、リーグ戦が始まる時も不安はあったんですけど、青学や東海にも勝てて盛り上がれましたし、楽しくバスケットもできて。本当楽しかったですね」

―いい思いをした反面、大変だったことはありましたか?
「そうですね。僕は東海の時にインフルエンザにかかってしまったので(苦笑)。自分が最初にかかって、将斗とか入戸野(#20)もかかっちゃって。本当に体調管理では今日も入戸野が出られなくて、申し訳ないです(苦笑)。後半戦はチームが万全じゃなくて申し訳ないです」

―それでもチームが万全じゃない中で筑波大にも勝って、底力を見せられたんじゃないでしょうか?
「1戦目は浜田さん(#12)と竹原さんのスタメン2人がいなくて、1年生3人がスタートになって、本当に迷惑掛けられないなっていうのもあったし。自分たちがちゃんとやれば勝てると思っていたので、龍猛さんにも“いつも通りやれば勝てる”って言われて勝てたんで良かったですけど。2戦目は油断はしていなかったんですけど、経験の差が出てしまって」

―上級生が本当に引っ張ってくれたリーグ戦だったのではないですか?
「龍猛さんは厳しいことも言いますが、ちょっとしたミスだったら“気にするな”とか“いつも通りやれ”とか兄貴的存在なアドバイスをしてくれて。リラックスしてバスケットができるので本当にすごい人だなと思います」

―1年生が4人も主力のチームでインカレでは優勝を目指すチームにいますが、その環境についてはどう感じていますか?
「本当にありがたいことだなと思いますけど、逆にチームに迷惑を掛けられない責任もあるので。プレッシャーもありますけど、一生懸命やらないといけないなと思います」

―インカレではどのように活躍したいですか?
「自分はあわせのプレイヤーなので、龍猛さんにマークが2人、3人行くのは当たり前のことなので、そこであわせられたらいいと思います」


「1年生はやっぱり学ぶことも多い」
ルーキーカルテットの一角を担う中央大期待の3Pシューター

◆#23渡邉良健(中央大・1年・F・幕張総合)
091101watanaber.jpg他のルーキー3人と比べ出場時間はやや少ないが、それでもポイントでの起用に見事対応し合格点の出来と言えるだろう。3Pを武器とする渡邉の力は、他のベンチを温める有望ルーキーと比べて突出した存在ではまだないかもしれない。だが、彼には他のルーキーにはない大きな“経験値”をこのリーグで手に入れた。インサイドには小野龍猛という核があるチームで渡邉の3Pはより効果的なものとなるはずだ。伸び代が多く残されているルーキーであるだけに、インカレでどのような成長を見せてくれるか楽しみだ。


―初めてのリーグを終えて感想をお願いします。
「初めてのリーグ戦で長くて辛いこともあったんですけど、みんなで“勝とう”ってやってきて、成長できたリーグ戦でした」

―どういった部分で成長できましたか?
「龍猛さんとかによく言われるんですけど、自分はハーフコートのオフェンスの動きとかがよくわからなくて。そこを教えてもらって。あとは声を出してディフェンスをやることを教わって、少しはできてきたんじゃないかなと。そんな感じですかね(笑)」

―ディフェンスで声を出すというのは、負けた筑波大戦から意識したということですが。
「そうですね。筑波戦で声が出てなかったっていうのが反省であげられたので。筑波戦が終わってから、声を出してコミュニケーションを取るように心掛けました」

―初めてのリーグ戦で1年生4人が活躍しましたが、頼れる上級生ももちろんいるかと思いますが、1年生が同時に出る場面も多く戸惑ったこともあるのではないですか?
「そうですね。戸惑いはやっぱり2試合あるので、自分たちのリズムを作るのが難しいなって。1試合目ダメだったところを2試合目にどう修正するかが難しくて。結構リーグ戦は番狂わせが起きるものなので、油断できないなというか…ビックリしましたね(笑)。でもやっぱり龍猛さんの存在が大きくて。浜田さんも結構色々助けてくれて。1年生はやっぱり学ぶことも多いと思いましたね」

―今リーグで中央大は4人のルーキーがどれくらいできるのかが浮沈の焦点だったかと思いますが、日本大、慶應大以外には全てのチームから勝ち星を挙げましたね。
「そうですね。青学戦とか、リーグに入ってから自分たちのできることをしっかりやろうっていうことで、監督やコーチからずっと言われてきたことなので。自分たちが練習でやってきたことを出して勝てたんですけど、できないことも多くて勝てる試合も落としてしまったんですけど。自分たちのやってきたことをどう出すかが大事だと思いました」

―長いリーグ戦でしたが、楽しめましたか?大変でしたか?
「そうですね(笑)。大変だったっていうのが大きいですね。学ぶことが多かったので、楽しいっていうことは少なかったですね。必死でした。とにかく頑張ろうと思ってやりました。青学に勝った時は優勝した時ぐらいの気持ちでしたが。青学戦がチーム的にも良かったですね!一番良かった試合だと思いますね」

―インカレに向けての抱負をお願いします。
「やっぱり4年生が頑張ってきてくれたので、最後は4年生にいい思いをしてもらいたいので、自分たちがプラスになるようにできることを頑張って一つでも多く勝ちたいですね。トーナメントは負けたら終わりなので、練習でやったことを出して頑張りたいですね」

―4年生はどんなリーダーシップを発揮してくれましたか?
「龍猛さんは試合の流れの悪い時とかは率先して声を掛けてくれて、ダメな時はしっかりいってくれるので。浜田さんはチームの盛り上げというか、練習中も引っ張ってくれるので。試合中は特に声を掛けてくれましたね。龍猛さんも盛り上げてくれますし。すごく頼りになりますね。龍猛さんがいなくなる前に色々吸収したいですし」

―やはり“小野龍猛”という存在は特別かと思うのですが、1年生で共にコートに立ててどんな部分を吸収したいですか?
「どう試合を動かしていくかとか。とにかく簡単なことからでも吸収したいですね」

―インカレはどのように活躍したいですか?
「流れが悪い時に流れを変えられるようなプレイができたらいいと思います」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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