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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.11.01 (Sun)

【2009リーグ1部】11/1 専修大VS日本大 第2戦

ラストは#10種市のブザービーター!
日本大が14年ぶりのリーグ戦優勝

専修大48(13-21,15-12,8-27,12-33)93日本大
091101nihon3.jpg前日の慶應大の敗戦があって、14年ぶりのリーグ優勝が目の前に迫っていた日本大。勝てばそれを手にすることができるが、堅さは隠せなかった。最初のプレーはターンオーバー。さらに開始2分は無得点で専修大に先行される形となった。専修大は#11藤井(4年・G)や#33館山(1年・G・能代工業)らの得点で日本大からリードを奪う。最終戦だけに、立ち上がりには集中力が見えた。だが、「自分とか栗原(#4)とかが頑張らなければいけない」と日本大#11上江田(4年・F)が3Pを決めると日本大にも流れが生まれ、#11上江田の得点と#4栗原(4年・F)の3Pなどで専修大を一気に逆転する。9-17で日本大がリードとなったところで専修大はタイムアウトを請求するが、その後も日本大のペースを崩すことができない。立ち上がりは上々も、1Q終盤はファウルトラブルも手伝って、日本大にチャンスを与えてしまい、リードを広げられて1Qを終了する。2Qは、得点では日本大が常に先行していたが、この10分だけを見るならば互角の展開だった。日本大は#5中村(4年・C)のインサイドで勝負。対する専修大は#11藤井と#1宮城(3年・F)を中心に得点を重ねていき、残り5分を切ったところでは#21三井(2年・G)がブレイクを決めて3点差まで詰め寄る。だが、日本大は#8石川(1年・G・明成)、#14一色(4年・G)の3Pで応戦し、簡単にリードを奪わせない。それでも専修大は、なんとか食らいついて行き、前半を3点差で終えるかと思われた。だが、最後に日本大#7篠山(3年・G)がブザービーターを沈めて、点差を5点に広げて後半へ。

3Qに入ると、日本大が速い展開に持ち込み、専修大を翻弄する。さらに、アウトサイドからは#4栗原と#11上江田、インサイドからは#5中村と内外角バランスよく得点していく日本大は、一気に専修大を突き放す。この展開に専修大はちぐはぐしてしまい、得点につなげることが出来ない。途中でタイムアウトも挟み、立て直しを図るが、一度乗った日本大を止めることは容易ではなく、点差も約30点へと広がってしまう。なんとか追いすがりたい専修大だが、肝心のシュートが決まらず。このQは8得点しかできずにリーグ戦の課題でもあった失速を、最後も見せてしまった。4Qに入ると、専修大は#31畑(2年・G)や#1宮城の得点が光るも、3Qで離れた得点はあまりにも大きく、点差を縮めることができない。そんな専修大を尻目に、日本大は#4栗原が2本のダンクを決め、会場と応援団、ベンチを大いに盛り上げる。試合時間残り3分を切ると、日本大はコートの5人を全員4年生へとチェンジ。リーグ戦中、怪我でプレーできなかった#10種市(4年・F)も応援団とベンチの後押しを受けて、コートに立った。コートに立つ面々に嬉しさは隠し切れなかった。笑顔の中、さらに#10種市に得点を決めさせようと、全員が彼にパスを回す。久しぶりの試合に最初は固かったシュートも、皆の後押しで決まり、試合の最後のシュートも種市が3Pを放った。終了間際打たれた3Pは、綺麗な弧を描き、ブザーと共にリングへ吸い込まれた。この瞬間、日本大の14年ぶりのリーグ優勝が決定。コートに立つ5人は拳を突き上げ、嬉しさを体一杯で表現した。

※専修大・藤井選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※日本大のインタビューは別途掲載します。

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「気持ち1つで変われる」
順位決定戦で上昇という3年前の再現なるか

◆#11藤井元気(専修大・4年・G)
091101fujii.jpg藤井にとっては、白星をあげることができずに終わったリーグを2度も過ごすこととなった。しかし、雰囲気はルーキーシーズンより良いという。藤井が1年だった2006年はゴールデン世代がクローズアップされた年で、当時はそこに割って入るのは至難の技だった。だが今年は慶應大相手にできる部分も見せ、将来性は大きく感じるチーム。言葉も表情も完全に後ろ向きにはなっていない。それはこの3年間の経験が、藤井を大きくしたからだろう。

4年生がチームを体現するのは専修大の伝統。コートに立っているのは下級生が多いが、黙々と自分の仕事をこなす藤井の存在感はなくてはならないものだ。特に、試合の作り方が分からない下級生に対して、上級生として示せるものはあるはずだ。集大成となるインカレにむけ、順位決定戦という1試合をどのように使うか。注目したい。


―このリーグはなかなか思うようにいかなかったと思いますが、振り返っていかがですか。
「リーグまでの練習ではいい感じにできていたので、それを試合で出せるかなと思っていたのですが、うまくいかなかったです。練習ではディフェンスとリバウンドをもう徹底してやる、それだけを意識していました」

―練習と試合との間の壁になったのはどんなことだと思いますか?
「リバウンドに行っていないんですよ。行きさえすれば、(#91)太田にしろ能力があるのできっと取れるんですが、気持ちが逃げているんですね。なので試合中の指示も、気持ちのことと、リバウンドに行けということがほとんどです。気持ち1つでかなり変わると思います」

―この試合の前半は、向かっていく気持ちでできていましたよね。
「そうですね、リバウンドも行っていましたしディフェンスも粘っていたので、ああいう競った展開になっていたと思います。でも、それができなくなってしまうと、崩れてしまう…という感じです。今日の後半も、ディフェンスが悪かったのがオフェンスにも響いたと思います。逆にディフェンスがよかったらオフェンスにつながるので、やっぱりディフェンスリバウンドがポイントだと思います」

―今シーズンは下級生が多い編成でしたが、収穫はありましたか?また、その中で藤井選手は最上級生としてどう取り組んできましたか?
「下級生に関しては、本人が意識すればどんどんよくなると思うので、来年以降期待したいと思います。自分としては、練習でもよりコミュニケーションをとらないとうまくいかないので、そういう面は難しかったですが、寮でもなるべく話すようにしたりとか、できるだけ後輩とコミュニケーションをとるようにして、自分を知ってもらうのと相手を知ることを意識しました。仲はいいんですよ。専修は1番仲がいいんじゃないかなと思うくらいです。なのであとはそれをコートにつなげられればと思います」

―藤井選手にとっては、大学の最初と最後のリーグが全敗という結果になってしまいましたね。
「それはめちゃめちゃ悔しいですね。自分の代で全敗というのは申し訳ないです。後輩にも、OBの方にも」

―3年前は筑波大との入替戦でしっかり修正できたように、今年も順位決定戦できっかけをつかみたいですね。明治大との対戦ですが対策はありますか?
「それは監督の指示なので、まだわからないです。ただ、雰囲気は僕が1年のときよりはいいですし、本当にディフェンスとリバウンドをやるだけだと皆もわかっているので、あとは気持ちを入れて頑張ります」

―コートに立つ最上級生として、チームにはどんなことを伝えていきたいですか。
「とにかく声を出して頑張る、それだけです」
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