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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.10.25 (Sun)

【2009リーグ1部】10/25レポート

日本大が延長戦で東海大を下し、力を見せる
法政大は慶應大に勝利するが優勝争いからは離脱


091025MN.jpg1部リーグはこの日も見所のある戦いが続いた。
慶應大は、このシーズン1番と言える法政大#23信平(4年・F)の爆発力の前に痛い3敗目。持ち味のトランジションでもどちらかといえば法政大に走りきられた。ただし、順位はまだ1位にとどまる。残りの筑波戦に2勝すれば優勝が決まる。順位こそ既に離れたが、筑波大は慶應大に対して並々ならぬ気持ちを持つ相手でもある。気を抜かず、最後のプレッシャーをしっかりした慶應大らしいバスケで跳ね返したいところだ。2位日本大は第1戦ほどの勢いがなく、序盤から東海大と接戦となった。しかし終盤の大事なところで逆転。延長戦でも勢いを持続して勝利した。2位を守る。

筑波大は中央大にリベンジ。中央大は主力2人を欠いたことが響いた。筑波大は1勝1敗で乗り切ったが、まだ7位であることに変わりない。中央大の勝敗次第だが、順位決定戦はまだちらついている。その中央大は慶應大を破った法政大が相手。乗れば怖い相手だけにそう簡単ではないが、法政大は優勝はもう見えなくなっている。最後の週にどのような戦いを見せるだろうか。青学大は因縁の東海大戦を残す。ここ数年は好勝負を演じてきた両者だけに最後にいい勝負を見たい。

最終週、4年生にとっては代々木のコートに立つ最後の機会となる。決して悔いを残さないよう、全てを出し切って締めくくりたい。それが彼ら自身にも、見ている人たちにも最高の思い出となるだろう。

写真:マッチアップする東海大・満原と日本大・中村。満原は13リバウンドと粘るが、延長戦では存在感を出せずに、得点も11点ともう少し欲しいところ。中村のようなしっかりしたインサイドプレイヤーにどう対応するかも今後の課題か。


【10/25結果】
中央大74(18-32,20-11,13-23,23-26)92筑波大
青山学院大107(20-2,23-13,24-13,40-19)47専修大

※2試合のレポートと筑波大・佐々木選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※法政大対慶應義塾大、東海大対日本大は別途掲載します。

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【REPORT】
筑波大が順位決定戦回避に必須の1勝
中央大は下級生主体で連勝はならず

中央大74(18-32,20-11,13-23,23-26)92筑波大
091026kano_20091026222854.jpg前日には前半得た14点のリードをひっくり返された筑波大だが、この日は中央大にそのチャンスを与えず序盤から筑波大が主導権を握る。筑波大は#45鹿野(4年・F)の3Pで先制すると、速攻や#36本井(3年・C)のアウトサイド、#7佐々木(4年・G)の連続3Pと怒涛の攻撃。対する中央大はこの日も下級生主体の布陣ということもあり、#4小野龍猛(4年・CF)の個人技や#22小野大貴(1年・F・明成)の3Pが光るも、ミスが目立ち勢いに乗り切れない。その間にも筑波大は攻める手を緩めず、この日スタメン起用された#33加藤(3年・F)がドライブからのアシストや速攻と機動力を見せれば、外からは#7佐々木、#34田渡(2年・G)が3Pを射抜き、1Qで18―32と大きくリードを奪う。2Qには今度は中央大が逆襲。#4小野が内外に得点を量産すれば、1Qにはミスが目立った#21佐藤(1年・G・洛南)、#20入戸野(1年・G・東海大菅生)も本来のプレイを取り戻し、得点に絡む。中央大はディフェンスでも3Pシュートこそ許すも、ドライブやインサイドで鉄壁の守りを見せ筑波大を11点に封じ、5点差まで追い上げる。

後半、ここで前日に逆転を許した筑波大だが、同じ過ちは2度繰り返さない。筑波大は#36本井がオフェンスリバウンドから加点すると、なんと中央大の攻撃を連続ブロックで阻止。筑波大はこの2本のブロックを#7佐々木の速攻、#45鹿野の3Pに繋げ、再び2桁リード。ここで中央大も#4小野龍猛のジャンパーや#20入戸野のバスケットカウントで踏ん張りを見せ10点差まで詰める。だが、筑波大は#34田渡のドライブや#7佐々木がアシストにジャンパーを決め、再び15点リード。4Q、ここまで大きな波の来ない中央大はメンバーチェンジを試みるも、大きな効果は出ない。オフェンスをリードする#12竹原(3年・SF)、#5浜田(4年・PG)が欠場が大きく響き、いまいちオフェンスが噛み合わず、#4小野龍猛の個人技頼みとなってしまう。焦りの見える中央大を尻目に筑波大は順調に得点を重ね、終盤には21点のリードを奪い、そのまま逃げ切った。筑波大が順位決定戦回避に向けて重要な1勝をもぎ取った。一方、中央大は#4小野龍猛が圧巻の36得点の活躍を見せたが、チームとしては安定感を欠いた戦いとなった。さすがの即戦力ルーキーといえど経験値が足りない分、40分間チームを引っ張っていくというのはさすがに難しかったか。中央大は経験値で下級生を引っ張ることができる、#5浜田、#12竹原の復帰が切望される。

写真:小野龍猛へのディフェンスや得点など、攻守で踏ん張った鹿野。



青学大は全員出場の100点ゲーム
気持ちの切れた専修大に浮上のきっかけはあるか

青山学院大107(20-2,23-13,24-13,40-19)47専修大
091026_sa_20091026222906.jpg第1戦はやや散漫なプレーも見られた青学大。2戦目はスタメンに#32中川(2年・C)を起用して臨んだ。1戦目はまずまずの立ち上がりだった専修大だが、2戦目は全くオフェンスが成り立たず、1Qはターンオーバーが続いてなかなか得点が決まらない。ようやく得点が決まったのは1Q終盤の#33館山(1年・G・能代)のバンクショット。結局、1Qをこの2点で終わってしまう不名誉な内容となった。しかし、この立ち上がりで気持ちも上がらないのか、2Qも同様に得点が取れない。ガードを#4高橋(1年・G・能代)から#14森(4年・G)にチェンジするなど、メンバー交代をはかる。その#14森が3Pなども見せるが、それでも苦しい状態は変わらず。前半を終えて28得点という寂しい内容となってしまった。一方の青学大は余裕の展開となり、さまざまなメンバーをコートに送り込む。4Qになると控えメンバーのみになるが、完全に気持ちの切れた専修大に対し、次々に速攻を連発。一挙に40点を奪って勝利を締めた。

青学大は次週、東海大との対戦を残すのみとなった。ここ数年は上位の対決で好勝負を見せてきた両者。昨年、青学大が唯一敗戦したのも東海大だ。最後の大一番で最高の勝負を期待したい。
専修大は既に8位確定。最終週は日本大が相手で、明治大との順位決定戦も待つ。負けが続いてチームがいい状態であるとはおせじにも言えないが、強いチームと戦うことも一つの経験。どこかに希望を感じるプレーを見たいところ。ただ、若いチームだけにモチベーションコントロールはそう簡単ではない。ここは上級生やスタッフの掌握力・指導力も問われるだろう。

写真:館山のシュートを止めにいく山崎。青学大は多くの1年生も出番を得た。



【INTERVIEW】
「勝ち切れたのは、昨日より一歩成長できた」
終盤戦で筑波大の本領発揮となるか

◆#7佐々木 瑛(筑波大・4年・G)
091025sasaki.jpg1部の水にもなれ、筑波大が本領を発揮しつつある。その筑波大のアウトサイドの攻撃の核をなしているのが佐々木だ。法政大、中央大からの価値ある1勝は佐々木の活躍なしには語れない。これまで筑波大は相手が勢いづいた時に防戦一方の悪い癖が出ていたが、ここ2週に渡りその悪癖から脱しつつある。それは佐々木がシューターとしてはもちろんだが、流れが悪い時にはドライブも仕掛けるアグレッシヴさを身につけたことが大きい。残る1週は首位の慶應大だが、右肩上がりの調子そのままに真価を発揮したいところだ。

―試合を終えて。
「やっとチームとしても1部の試合に慣れてきて。昨日は競って負けてしまったんですけど、今日は2Qに詰まってしまったんですけど、勝ち切るところまでいけたのは、昨日より一歩成長できたと思います」

―昨日は前半に大きくリードしての逆転負けでしたね。その原因はなんだったのでしょう?
「自分たちのモーションオフェンスの動きが止まってしまって、ターンオーバーとか簡単にシュートを打ってしまって、速攻を食らって。こっちも龍猛(#4小野)にプレッシャーはかけていたんですけど、そこを破られてしまったのが大きな敗因でしたね」

―その昨日の敗戦から今日切り替えられたのはなぜですか?
「昨日のミーティングで気持ちを切り替えてまたベストな状態でコートに立とうっていうことと、吉田先生が昨日全員にご飯を奢ってくださって(笑)。恩返しするためにも今日はみんなで勝とうって話していたので」

―先週の法政大戦から思いきりの良さがプレイに出ていますよね。
「そうですね。序盤は初めての1部っていうことで、下級生も多くて去年出ていたメンバーも多くなかったので。そういうところで硬さっていうのがあったんですけど、徐々に慣れてきてプレイできるようになりましたね」

―リーグ戦も終盤に入ってきましたが、チームの成長はどういうところに感じますか?
「一人一人が自分の役割を理解してプレイできるようになった所ですね。本井(#36)とか下級生も成長してきているんで」

―本井選手の成長は大きいですね。中ではまだフィジカル面で勝負できていませんが、その分アウトサイドシュートやブロックショットなどで貢献していますね。
「本井はどちらかと言えば中でゴリゴリプレイするタイプではないので。外でプレイすることが多いんですけど、アシストとかも逆サイドで動いているとくれますし。そこから展開もできるんで」

―今日の相手の中央大は2部時代から対戦している相手ですね。お互いに相手の特徴を知っている分やりやすさややりづらさはありましたか?
「そんなにはないっちゃないですけど。龍猛とは高校時代から知り合いだったのでライバル視というか、勝ちたいなっていうのはありましたね(笑)」

―現在7位ということで順位決定戦も視野に入れていかなければならない位置にいますが、そのことに関しては?
「一応今の状況では6位以内に入って、インカレのシードを取りたいなっていう気持ちはあるんですけど。でも今はできることを一つ一つ勝っていくことなので、来週の慶應戦は頑張っていきたいなと思っています」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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