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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.10.24 (Sat)

【2009リーグ2部】10/24レポート

1部へのもう一つのイスは拓殖大へ!
日体大も勝利で順位決定戦回避へ前進


091024poster1部昇格の権利を得るのは2チーム。1つは明治大が既に手中に収めているが、もう1つがこの日、拓殖大に渡った。明治大同様、2002年に降格以来長らく2部のポジションを温めていた拓殖大だったが、ようやく1部の舞台へと復帰することができた。この拓殖大の勝利により、順位決定戦が忍び寄ってきているのが順天堂大。日体大対大東大の試合次第でもあるが、第2戦は是が非でも勝って、順位決定戦を回避したいところだ。

第1試合に拓殖大が1部昇格を決めたことで、ここまで1部への可能性を残していた早稲田大と白鴎大はその道が閉ざされた。ゲームも消化試合になるかと思われたが、最後は1点を争うゲームに。両チーム共ベンチメンバーを使いながらのゲームとなったが、最後は白鴎大が逃げ切った。明治大は国士舘大相手に余裕の勝利。自身の目標であるリーグ14連勝まで残すところあと1勝となった。

また、もう1つの見所である日体大対大東大は日体大が終始リードを奪って勝利を飾った。この結果により、大東大の順位決定戦が決定。だが、リーグ戦をいい形で締めくくるためにも大東大としては勝利を掴みたいところだ。しかし、日体大も順位決定戦を回避するためには勝利が絶対条件。第2戦も見逃せない。

2部リーグは明日をもって幕を閉じる。
5位、6位のチームは今シーズンラストゲームとなり、そのチームの4年生にとっては、引退試合となる。集大成として、どのチームも最後まで粘り強く戦ってもらいたい。

写真:明治大ホームゲームということで、ベンチ入りメンバー全員のポスターが作成、掲示されていた。各選手の紹介文も書かれている。


【10/24結果】
拓殖大108(26-23,31-9,26-23,25-25)80順天堂大
早稲田大86(16-24,14-18,31-22,25-23)87白鴎大
国士舘大67(17-22,12-35,14-17,24-17)91明治大
日本体育大82(24-18,16-13,23-14,19-21)66大東文化大

※4試合のレポートは「続きを読む」へ。
※拓殖大1部昇格コメントは別途掲載します。

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終始リードを奪った拓殖大が勝利で1部復帰
順天堂大には順位決定戦が忍び寄る

拓殖大108(26-23,31-9,26-23,25-25)80順天堂大
091024winner開始早々、#6八木(3年・G)のジャンプシュートで先制点を奪った順天堂大。さらに、#10趙(2年・C)のゴール下と続いて連続得点をあげ、幸先のいいスタートを切る。だが、直後から#3宇佐美(4年・F)の3Pを皮切りに4連続得点。#99長谷川技(2年・F)の得点に加え、#22松崎(3年・G)のスティールから#53小野(3年・C)がフィニッシュするなど、速い展開での攻撃が光る。また、ディフェンスでも順天堂大#4山本(4年・C)をトラベリングに追い込むなどして流れは拓殖大。点差も16-6の10点差とし、順天堂大にタイムアウトをとらせる。その後は、#9松本(2年・PF)の3Pや#10趙のインサイドプレーなどで徐々に得点を縮めていき、1点差まで詰め寄る順天堂大だったが、最後は拓殖大#22松崎が決め返して3点差で1Qを終える。2Qに入ると、拓殖大が一気に順天堂大を突き放す。得点も全員が満遍なくとっており、面白いようにシュートが決まる。また、ディフェンスでは順天堂大の2センター#4山本と#10趙を潰して、リズムを作らせない。苦しい順天堂大はミスを連発。挙句の果てには拓殖大#22松崎と#99長谷川技にスティールから連続で速攻を浴びせられ一気に点差を広げられてしまう。それでも、終盤は#10趙のリバウンドが光るも、このQは9点しか奪えず順天堂大は大失速。点差も25まで広げられて前半を終了。

後半は、ほぼ互角の展開。だが、大量リードを奪っている分、拓殖大には余裕が見られた。早々にベンチメンバーも出場させ、各々がしっかりとプレー。順天堂大を寄り付かせない。対する順天堂大は、終盤にかけて身を投げ出すような激しいディフェンスで拓殖大へと向かっていき、得点を縮めていくが、やはり2Qで開いた25点差は大きく逆転までには至らず。試合終盤、拓殖大応援団からは「1部コール」が起こる。コールが続く中、試合終了のブザーが鳴り響き、108-80で拓殖大が勝利。勝利と共に1部昇格を決めた。

写真:拓殖大応援団。「必勝」「闘魂」などのハチマキを巻いて気合十分。結果、チームは1部昇格を果たすこととなった。


両チームともベンチメンバーがしっかりと役割をこなす
勝負は1点差で白鴎大が逃げ切り

早稲田大86(16-24,14-18,31-22,25-23)87白鴎大
091024utsue「勝ってインカレを迎えたいということをチームで言っていたので、なんとか集中して入ることが出来ました」(白鴎大#12宇津江)
拓殖大と共に1部昇格のイスを争っていた2チーム。だが、第1試合に拓殖大が1部昇格を決めたことで、彼らの夢は消えた。この状況でどのようなモチベーションを保って試合に臨んだのかを聞くと、白鴎大は「インカレへ向けて」という意識を持って試合に入ったと言う。前半は、「集中していた」という白鴎大が終始リードを奪う展開に。1Qで司令塔の#32黒川(3年・G)がベンチに下がるも、#44小山(2年・G)がしっかりと繋ぎ問題なし。さらに、インサイドでは#5千葉が2ファウルでベンチに下がるも#12宇津江(3年・F)が遜色ない活躍を見せる。対する早稲田大は序盤からベンチメンバーを多く使っていく。経験の無さなども響き、白鴎大にスティールから速攻を浴びせられる場面もあったが、懸命さは光る。だが、肝心の得点が決まらず、前半は白鴎が12点のリードを奪って終了。

3Qの先制点こそ白鴎大#5千葉(4年・C)が奪ったものの、ここからは早稲田大がスパーク。#7井手(3年・SG)の3Pを皮切りに、#20久保田(2年・C)のブロックも挟んで、一挙4連続得点。この間、白鴎大は全く手が出せずにタイムアウトを取らざるを得ない。タイムアウト明けは#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)の高さを生かしたプレーに、#10田中(3年・G)の3P、さらに#44小山のスティールから#30アビブのダンクが決まって、今度は早稲田大がタイムアウト。この後、早稲田大は#0金井(3年・F)が積極的にオフェンスを仕掛け、#5江口(3年・PG)の3Pと#7井手の速攻で5点差まで持ち込む。だが、白鴎大も#00藤江が連続得点でリードを奪わせない。だが、早稲田大も#20久保田の1対1などで得点を重ね、3点差まで詰め寄って4Qへ。4Qは一進一退の展開に。まず、早稲田大は開始3分で#7井手の3Pが決まって逆転に成功。だが、白鴎大も#30アビブが決め返して同点へと持ち込む。ここからは互いに決めれば決め返していく。1点を争う展開だったが、終盤リードしたのは早稲田大。#7井手の3Pのバスケットカウントが決まって、5点差。その後、白鴎大#5千葉が決め返すも、次のプレーでファウルアウトとなって、早稲田大#20久保田にフリースローを与えてしまう。久保田はそれを2本とも決めて84-79と5点差は変わらず。残り2分を切ったところで白鴎大はタイムアウト。この後は、白鴎大は#10田中のフリースローと早稲田大のミスの後に#00藤江が3Pを沈めて、5点差を一気に詰める。早稲田大はたまらずタイムアウト。その後、早稲田大は#00金井が積極的に仕掛けるも、それが全てファウルとなって白鴎大にフリースローを与えてしまう。シューターは白鴎大#12宇津江。ベンチメンバーが祈りながら見つめる中、1投決めて、早稲田大がタイムアウト。次のプレーで、シュートを決めたのは早稲田大#32押見(2年・G)。得点も早稲田大が逆転して、今度は白鴎大がタイムアウト。だが、残り10秒で、白鴎大#32黒川が値千金のレイアップを沈めて再び逆転。早稲田大は最後#7井手がシュートを放つもリングに弾かれタイムアップ。この黒川の得点が決勝点となった白鴎大が1点差で逃げ切った。

写真:白鴎大・宇津江。#5千葉と同様、強靭な体の持ち主だ。「夏休みにウエイトをし始めて、20キロくらい増やしたんですよ(笑)」というから驚きだ。第2戦へ向けては、「ディフェンスをしっかりやって、勝ってインカレ繋げたい」とのこと。


明治大が14連勝まで残り1勝に
国士舘大は2Qの失速が響いて敗退

国士舘大67(17-22,12-35,14-17,24-17)91明治大
091024takeuchi14連勝まであと2つの明治大と、この2試合で今シーズンが終わる国士舘大。共にいい形、つまり「勝利」でリーグ戦を終えたいという部分では変わらない。
試合の立ち上がりは、明治大#14金丸晃輔(3年・SG)の連続得点。マッチアップの#17三村(2年・SF)からもベンチからも思わずどよめきが起きる。この2本のシュートで明治大が勢いづくかと思われたが、国士舘大#23武内(1年・SF・埼玉栄)の活躍が光って、明治大に食らい付いていく。要所でミスが出る国士舘大だが、明治大も乗り切れず、タイムアウトを請求。タイムアウト開けは#31駒水(3年・C)のシュートを皮切りに、#35岸本(2年・PG)、#14金丸晃輔と3連続得点をあげ、リードを奪う。対する国士舘大はミスが続いてしまうが、#23武内が1Q終了間際にシュートを決めて5点差で明治大。2Qに入ると明治大がスパーク。まず、#39古瀬(4年・F)の3Pで27-17の10点差に開く。さらに、#3金丸英悟(4年・PF)が連続でダンクを決めるなどして、国士舘大を一気に突き放す。一方、国士舘大は、思うように得点が伸びず、苦しい状況。タイムアウトなどで立て直しを図るものの、逆に明治大に決め返されてしまうシーンが多く、得点も28点差に広がってしまった。

後半の立ち上がりは互いにシュートが決まらず、約4分間無得点。だが、明治大はこの日3本目のダンクを決めた#3金丸英悟や#14金丸晃輔が得点を決めていき、リードは揺るがない。国士舘大も#22板垣(1年・G・八王子)の3Pや#13馬(3年・C)のインサイドなどで得点していくが、なかなか点差は縮まらない。4Qに入ると、明治大はベンチメンバーを出場させ、余裕の試合運びを見せる。対する国士舘大は、#13馬の3Pに加え、#10阿刀(4年・SF)の積極的なプレーが光って、チームは追い上げムードになるものの、2Qで離れた点差はあまりにも大きく、追い上げるまでには至らず。結局、試合は明治大が91得点を奪って勝利。14連勝まであと1勝となった。

写真:国士舘大・武内。ルーキーながらチームには欠かせない存在となっている。リバウンド時の場所取りについては応援団からも「あいつ上手すぎ!」との声が。


順位決定戦回避へ向けてまず1勝の日体大
大東大は思うように得点が伸びず敗北

日本体育大82(24-18,16-13,23-14,19-21)66大東文化大
091024tomie負けた方が3部との順位決定戦行きが決定するこの試合。日体大は、「とにかく全員で楽しもうという気持ちで臨みました」(日体大#11冨江)。先制点は日体大#3八坂(4年・G)の3P。だが、大東大も#15遠藤(2年・F)が決め返して、一進一退。日体大は簡単に得点を取られすぎ、タイムアウト中には「守れ!」との声が。この後は、日体大が徐々に流れを掴んでいく。#3八坂が得点にアシストにと活躍し、リードを保つ。対する大東大は、#12小山(3年・F)がリバウンドをもぎ取るも、シュートが決まらず、追う展開に。さらに終盤には連続してミスをおかしてしまい、1Qは日体大が24-18と6点リードで終える。2Qは、大東大#24張(1年・C・北陸)が日体大#6宮村(4年・F)とのミスマッチを生かしたプレーで先制。だが、宮村もすかさずやり返してフリースローを得る。ここから日体大のディフェンスが光る。まずは、大東大の司令塔#11田中(2年・PG)を囲んでトラベリングに追い込む。さらには、シュートまで持って行かせない。だが、中盤になると、日体大もオフェンスで苦しみ始め、大東大#45眞栄田(3年・G)の連続3Pなどで2点差まで詰め寄られてしまう。この後、日体大はタイムアウトで立て直す。#23横江(2年・G)の速攻に、#6宮村の連続得点、さらに#3八坂の3Pと続いて点差を開く。対する大東大は、日体タイムアウトの後得点が止まってしまう。それでも、#12小山のリバウンドシュートやフリースローなどでなんとか追いすがり、9点差で後半へ。

後半に入ると、日体大がじりじりと大東大を離していく。日体大は#3八坂を中心に、#1馬場(4年・G)、#11冨江、#23横江などバリエーション豊富にオフェンスを展開していくが、大東大は#24張に終始。思うように得点が伸びていかない。その間に日体大はディフェンスからミスを誘い、得点に繋げ、リードを広げる。4Qになると日体大の勢いは更に増し、#6宮村のバスケットカウントに、#11冨江がコートを縦横無尽に駆け回って、攻守で活躍、さらに大東大を突き放す。各選手にも笑顔が見られ、「楽しむこと」を体現。ベンチメンバーも思い思いにプレーしていく。対する大東大は、打たされているシュートが多く見られ、苦しい状況は変わらず。残り7分を切ったところで#87石井(4年・G)を投入すると、状況は一変。大東大が流れを掴みかける。だが、日体大は#00中西(3年・C)と#21熊谷(1年・F・九産大九州)を投入するとインサイドが一気にサイズアップ。大東大のシュートは2人にことごとく阻まれ、リバウンドも取られてしまう。それでも#11田中が果敢に攻め込み、いい形で試合を終えようとする。だが、日体大も#22水沼(1年・G・宇都宮工)などの3Pで寄り付かせず。最後、大東大は必死にボールを狙いにきて、次々とシュートを沈めていくが、勝利には届かず。日体大が82-66で勝利し、順位決定戦回避へ望みを繋いだ。

余裕の勝利かと思ったが、日体大#11冨江は第2戦へ向けて気を引き締める。
「余裕ではないです。チームで必死に勝ちを掴みに行ったという感じですね。明日も今日とやることは一緒です。もしかしたら、明日が今シーズン最後の試合になるかもしれない。僕ら4年にとっては、4年間最後に試合になるかもしれない。なので、最後は全員試合に出て楽しい試合がしたいですね。そして、僕らの後姿を見て下級生がなにか感じ取ってくれれば。笑顔で終えるためにも、明日は絶対に勝ちます!」

写真:日体大・冨江。チームのフォローをして流れを呼び込む選手。「小さいところでみんなを支えていけたらいいな、とは思っています。ちなみに、みんなが頼ってくれると…やる気が出ます(笑)」とコメント。
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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