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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.11.15 (Sun)

【2009リーグ3部】4年生ラストインタビュー(1)

ともに戦った仲間へ、これから2部を目指すチームへ
3部4年生インタビュー


0910253top4年生が強いチームは強い。
大学バスケットにおいて、よく引き合いに出される言葉だ。それだけ4年生のカラーはチームに大きな影響を与える。
4年生だから見えてくることがある。4年生だから語れるものがある。たとえコートに立っていなくても、たとえ思うような結果が残せなくても。
4年分の思いはとても語り尽くせないだろうが、それを少しだけ言葉にしてもらった。まず来シーズン改めて昇格を目指すチームのメンバーの言葉から紹介しよう。

写真:リーグ最終日、最終戦の國學院大VS関東学院大戦を一緒に見ている神奈川大・蓮見勇紀と綿貫、駒澤大・高橋、東洋大・田渡、駒澤大・吉田(左から)。大学を超えて自然に4年生が集まるのは、リーグを通してもよく見られた光景だ。

リーグ最終日の結果、レポートはこちら

※獨協大・須佐創選手、東洋大・田渡敏信選手、国際武道大・渡辺将樹選手、玉川大・竜田雅史選手、駒澤大・吉田司選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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「今はこの引退した状況を楽しみたい」
◆#16須佐 創(獨協大・F・主将)―4勝10敗・3部B7位
091025susah「去年からフリースローで泣いている試合がかなりあったので、絶対フリースローを落として負けたくないって気持ちで、決めました」(2008リーグ:3部入替戦行きの最後の切符をかけた2次リーグ最終戦、ラスト2分半のFTを6/6で2点差勝利) 

「3部にいたのはちょうど僕ら3年生(※当時)が入学する前までなので、僕らは1回も3部は味わっていないんです。やっぱり自分達の代でなんとしても3部でやりたかったので、頑張りました」(2008入替戦)


―最終週は2戦とも前半で大きなビハインドを負いましたが、最終戦を勝って終えることができました。どんな気持ちですか?
「もう本当に嬉しかったです。しかもブザービーターという劇的な勝利だったので、学生バスケットの最後に、思い出に残るいい試合ができました」

―シーソーゲームになった終盤は、創選手で攻めようという作戦だったのですか。
「そうですね。自分のマークマンがファウルトラブルになっていて、あまり強くディフェンスに来ないとわかっていたので。あと、自分の調子が結構よかったのもあって、皆が“最後は創さんで行こう”と言ってくれたので自分で行ったんですけど…外しちゃいました~!(苦笑)」

―ラストショットだけは確かに落としてしまいましたね。でも、それが#5須佐拓郎選手のブザービーターを生んだわけで…
「はい。しかも拓郎が決めてくれたので、嬉しかったです」

―一方、シーズン中はなかなか勝てず苦しい時期もあったのではないですか?
「そうですね…。やっぱり去年までいた4部とは違って、全てのチームにシュート力があって、同時にディフェンスもすごく鍛えているなと感じました。うちはすごく小さいチームで1on1が主体になってしまうので、リーグ序盤は本当に辛かったですね」

―そこからリーグ後半に4勝しましたが、いつごろ立て直すきっかけがあったのでしょうか?
「最初は負けが込んでいた分、皆溜め込んでいたものがありました。そこで、練習の前にちゃんと話し合いをする時間を設けて、学年もベンチメンバーも関係なく、“こうした方がいい”など伝え合うようにしました。そうして意思の統一が出来てからは少しずつよくなって、上智大戦(6週目)は本当に正念場でしたが、そこで頑張って連勝できた思います」

―しかし結果としては1歩及ばず、7位で自動降格。来シーズンは4部からのスタートになってしまいました。
「そうですね…でも、今年のチームは下級生が多く出ていたので、3部でのこの経験を忘れなければ絶対昇格できると思います。自分たちがやってきたことを継続して、さらに向上させてほしいです。3年生の真輝(#13加藤)や石井(#8)、あと来年キャプテンになる高野(#10)もすごくシュート力があるので、その外回りがうまくコントロールして、あとは大介(#15森田)がディフェンスを頑張れれば、本当にいいチームになると思うので、楽しみです」

―最終学年にはキャプテンも務めましたが、それはいかがでしたか?プレッシャーもあったのでは?
「そうですね、以前3部にいたとき(2005年)は0勝で降格してしまったのがあって、勝ち星がなかった今シーズン最初の2週はそれがよぎって“どうしよう、どうしよう”とプレッシャーでいっぱいでした。でもそれも、皆との話し合いで、やるしかない、勝ち星をとろう!と頑張って乗り切れました」

―個人の成績としても、得点王を獲得できて、いいシーズンだったのではないでしょうか。
「得点に関しては、拓郎(#5須佐。双子の弟)がケガで抜けたのが大きかったです。それで僕がやらなければという立場に立たされたので。あとはやっぱり、周りが本当に自分をよく見てくれて、パスを出してくれたからだと思います。あまり決められなかったんですけど…(得点王なのにですか?)やっぱり周りに助けられた部分が本当に多かったです」

―最後は拓郎選手と一緒にできてよかったですね。
「はい、本当に。1ヶ月近く練習から抜けていて、それで復帰しても全然以前のようなプレーができなくて本当に悩んでいました。でも最後の最後で今日、いいプレーをいっぱい見せてくれたと思います。一緒に試合をしていて、“あぁ今日の拓郎はきっと満足しているだろうな”って思ったくらいです。それにブザービーターのおまけまでついて!本当によかったです」

―これで、自分たちの代が終わった実感はありますか?
「今はまだユニフォームを着ているので実感がわかないんですが、このユニフォームを脱いで、家に帰ったときが本当に…1番悲しいんじゃないかなと思います。あまり涙は出ないタイプなんですが、1人になったらどうかな(笑)。でも今は、本当にこの引退した状況を楽しみたいって気持ちなんです」

―確かに“引退”というのも一生に1回ですね。獨協というチームで頑張った4年間はいかがでしたか?
「天国と地獄というか、降格の危機も経験しましたし(2007年は5部との入替戦)、昇格の嬉しさも味わいました(2008年昇格)。その分気持ちを安定させるのも本当に難しかったですが、チームメートがすごく信頼してくれて、それに応えるために頑張ろうと思えたので、本当にいい4年間でした」

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写真左:リーグ最終週の東京理科大戦は、負ければ自動降格が決まってしまう大事な試合。しかし1戦目は前半で大きなビハインドを負い敗戦。2戦目も同じ展開になるが、今度はじりじりと点差を詰め、ラスト15秒同点で#4須佐創選手の1on1に託された。このシュートは落ちるものの、リバウンドが#5須佐拓郎選手の手に渡り、得意の3Pを放つと4Q終了のブザー、そしてボールがネットをくぐり抜けた。4年間で1番の笑顔でチームメートが駆け寄った。
写真右:最後は笑顔で。下級生時から主力をはってきた須佐兄弟の印象が強いが、創選手が言うように今後もまだまだ楽しみなチーム。来シーズンは4部からの再挑戦となる



「4年間結果は出なかったけど、このメンバーでできてよかった」
◆#91田渡敏信(東洋大・PF)―0勝14敗・3部A8位
091025toyo―このリーグはチームとしてなかなか思うようにいかなかったと思いますが、要因はなんだったと思いますか?田渡選手自身もリーグ序盤はプレータイムが少なかったですが。
「まずチームとしては、7月の終わりくらいからうちの大学でインフルエンザが流行って、夏合宿の前日まで練習できなかったんです。自分としても、インフルエンザではなかったんですが合宿当日の朝に39度くらいの熱が出てしまって、練習で汗をかけば大丈夫かなと思ったんですがやっぱりダメで…結局合宿に出られなかったんです。その上に小指を骨折してしまって、練習にあまり合流できないままリーグを迎えてしまいました。リーグ中もなかなかコートに立つ機会をもらえずモチベーションの維持も難しかったですが、やっぱり最後なので、仕事ができればと思ってやってきて、最後は出られてよかったと思います。ただ、自分を含め誰でもミスはあるものですが、それをどうカバーするかというので、泥臭くはできてもやっぱり点数に結びつかないと勝ちにも結びつかないかなという感じです」

―田渡選手が出ていると、リバウンドや合わせでリズムを作っているなと感じました。
「負けが続いてしまったことで、チーム自体が何をしていいのかわからない状態になっていました。インサイド中心と言っても(#4)金だけではまだ2年で大変だったでしょうし、そのオプションとしての外もはっきりした形がなかったんです。となると、リバウンドを取って攻撃の回数を増やさないといけないなというので、そこだけは意識して、集中しました」

―ただ、國學院大戦や立教大戦など、接戦をものにできなかったのが惜しかったですね。
「そうですね、どうしても下級生頼みの布陣で、その中でも4年が出たときは4年らしく動いてという気持ちがあったのですが、結果を出せなかったのが原因だと思います。國學院大との試合も、自分のフリースローで最後崩れてしまって勝てなかったと反省しています」

―フリースローですが、最終週の国際武道大戦でも苦しんでいたのでは?
「今までずっとバスケをやってきて、こんなにフリースローが入らないことはなかったってくらいでした(ランキング用集計では14戦で6/26)。苦手だなとか打つのがいやだなとかいう気持ちもないんですよ。練習メニューにも入れてしっかりやっていたんですが…それでもリーグを通して全然ダメで、どうしようもなかったです」

―最後は悔しかったかと思いますが、東洋での4年間はどんな4年間でしたか?
「ケガが多くて、自分が悪かったんですが先輩とうまくいかないこともあったし、チームに迷惑をかけるばかりで…何をしたかと言ってもあまり思いつかないですが、“もっとできたんじゃないか”という思いでいっぱいですね」

―苦しいこともあった中で、一緒にやってきた4年生は自分にとってどんな存在になりましたか?
「上からな言い方になってしまうのですが、下級生のときは試合に出たり出なかったりというメンバーが多かったんですね。でも、最後はやっぱり4年生の力を見せてくれたと思います。それで自分も助けてもらいましたし、逆に自分が少しでも助けられたらなという気持ちでバスケットができました。最後まとまって、皆のためにバスケをしようという形でやれたので、4年間結果は出なかったですが、あのメンバーでやれてよかったなとすごく思います」

―リーグ最終戦は最後に4年生の#21片峯選手が出てきて(写真上)、田渡選手は肩を抱いて迎えましたがその時はどんな気持ちだったんですか?
「実はあまり覚えていないんですよ。正直言えば、4年全員をプレーヤーとしてコートに立たせたかった。1人靭帯を切って今シーズンずっと出られなかったやつがいるんですが、そいつを1秒でもコートに立たせたくて、でも監督に交代してくれと言う時間もなくて、自分が最後4ファウルだったのでファウルしてそいつと交代してもらおうかなとも思いました。でも、一方でそれじゃあ今までやってきた意味がなくなってしまうと思って、我慢した感じでした。片峯は、年齢は僕たちの1つ上なんです。でも入ったときからプライベートでも仲良くしてもらって、よく遊んだりもしていました。だから…そうですね、言い方は悪いんですが、思い出作りみたいな形でコートに出ることになってごめんという気持ちだったかなと今思います。4年を出すためにもどうしても勝ちたかったですが、結局あの結果(72-92で敗戦)になってしまったので。あの時はたぶん、このメンバーで、片峯と出れてよかったなと思って寄っていったんだと思います」

―この悔しさを、来年につなげてもらうしかないですね。
「はい。後輩にしてもこんなに負けたのはたぶん初めてだと思うんですよ。しかもその全部が全部ボロ負けというわけではなくて、自分で言うのもなんですがいい試合をして、最後に競り負ける悔しさというのを経験したので、来年はこれを生かしてくれると思います。スタートガードの下城(#12、3年)とよく話してきたんですが、“絶対に今年の経験を無駄にしません”と言ってくれたので。期待していいんじゃないかなと思います」

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写真左:目(さっか)監督は再三バックコート陣を呼んで指示。しかしなかなかリズムを勝負所で引き寄せられなかった。
写真右:新人戦で活躍した下級生が多くプレータイムを得た。この経験を来シーズンに生かしたい。



「やっぱり最後は気持ちでした」
◆#4渡辺将樹(国際武道大・G・主将)―3勝11敗・3部A7位
091025watanabe「今年からAチーム・Bチームと分けずに全員一緒に練習するようになって、部員48人皆でリーグを目指して本当に一丸となってやってきました。一体感だけは本当にどこにも負けないと思っています」(2009キャプテンインタビュー)

「選手としては、自分にはこれというプレーがないので、気持ちの入ったプレー、それだけできればと思います」」(同)

―リーグ14戦、終わりました。
「そうですね…はい。楽しかった、です。それだけです。最後気持ちよく終われたので、何も言うことはないです」

―リーグ序盤はなかなか勝てない日々が続きましたが、最終戦を勝ってしめくくることができたポイントはなんだったと思いますか?
「この試合でも途中、インサイドでファウルトラブルになって、リバウンドも取られてしまってビハインドになったんですが、やっぱり最後は気持ちでした。本当に気持ちを切らさないで、皆で戦えたからだと思います。皆で“ディフェンスを我慢してやろう”と約束してやっていました」

―一方のオフェンスでは、終盤の勝負所できれいな3Pを決めましたね。
「それも気持ちで打ちました。今日はいつもより応援に来てくれる人が多かったので、少しでもいい試合が見せられるようにと、繰り返しになってしまうのですが気持ちでやりました」

―自分たちの代で、3部Aでプレーできてどうでしたか?
「去年のリーグでは本当にキャプテンに引っ張ってもらって昇格できたものなので、今年はなんとしても、それに応えなければと思っていました。それに次の代もあるので、なんとか1つでも順位をあげようと思って頑張りました」

―その“次の代”にどんな部分をつなげられたと思いますか。
「やはり僕らは小さいチームなので、個人の能力ではなくチーム皆で戦うバスケというのを残せたと思います」

―大所帯でキャプテンを務めたのは、自分にとってどんな経験になりましたか?
「そうですねー、でも自分が引っ張ってきたって実感はないですね。4年生が皆で引っ張ってきたというか。本当に全員で、誰がキャプテンとか関係なく、もちろん下級生も何か思うことがあったらしっかり言って、というチームになっていました。キャプテンがということではなく、皆でできたと思います」

―皆でということですが、玉川大戦でコーチ不在のピンチを乗り切れたのは渡辺選手がベンチワークを担ったのも大きかったのでは?
「そのときも、誰が出ても同じことをできるって仲間を信じていたので、皆を信頼してやっただけです」

―その“皆で”という雰囲気を今後も引き継げそうですか?
「はい!これはまた来年も絶対、続くと思います」

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写真左:試合終了後、ベンチから引き上げる福井直人学生コーチの目から涙が。苦笑いで応援メンバーに迎えられた。
写真右:14戦をともに戦ったチーム。



「人として1番成長できるチームでした」
◆#4竜田雅史(玉川大・G・主将)―4勝10敗・3部A6位
091025tatutars「AチームもBチームも、プレーヤーもマネージャーも含めて得た勝ちです。やってきたことは間違いじゃないと改めて感じました」(2009リーグ:開幕戦で1点差の逆転勝利)

「負けたら皆に勝たせてあげられなくてごめんって言いますし、勝ったら1人ひとりに感謝です」(2009キャプテンインタビュー)


―リーグ全体を振り返っての気持ちを聞かせてください。
「結果的には4勝しかできなかったんですが、3部Aでの3年目となる今シーズンは今までで1番手ごたえがありました。勝ち切れなかったのは自分たち4年生の弱さです。最終戦も自分が最後にやってしまって(苦笑)。でも、いいものと言うか、形は残せたと思うので、来年2部に上げるという気持ちは皆が持ってくれていると思います。後輩も多くプレータイムがありましたし、今年の形をベースにさらにどんどん伸ばしていって、昇格してほしいなと思います」

―最終戦の最後なんですが、3点差で2本のフリースロー。タイムアウトがなくて、1本目を決めた後コーチに確認した指示は“外せ”だったんですよね?
「そうなんですよ。それで琢(#9佐藤)にリバウンドをお願いしようとして、フリースローレーンの1番端から打ったのに…今日1番じゃないかというようなシュートが入ってしまいました。思わずベンチを見ちゃいましたよ。でも、昨日の1戦目で大敗した相手に今日の2戦目で競れたというのは、それもまた成長できたことかなと思います」

―そうですね。ただ、競ったことで最後に4年生を出すタイミングが作れなかったですね。
「それだけは悔いが残ってますね。4年生全員でバスケをしたかったです」

―4年生の仲間は、竜田選手にとってどんな存在ですか?
「試合にはなかなか出られなくても、後輩の事を見てくれたり、チームにプラスになるようなことをずっと働きかけてくれた仲間なので…かけがえないです」

―玉川大というチームで4年間頑張ったことは、自分にとってどんな経験になりましたか?
「玉川は練習メニューから試合のプランまで、全て選手が考えてコーチにお願いする形です。その中で自分は4年目でキャプテンなので、中心となってやらなければなりませんでした。だから本当に、リーグの最初にも言ったんですが、負けたら本当に自分のせいと思ってやってきました。それくらいの覚悟でやらないと、やっぱり選手主体という玉川らしさが出ないので。それを考えると、本当に人として1番成長できるチームだったなと思います」

―キャプテンを務めたのはいかがでしたか?自分のカラーは出せましたか?
「去年は絶対的なキャプテンがいて、その後を継いだのですが、村田さん(前CAP)のようにプレーで見せることはなかなかできませんでした。なので精一杯後輩とのコミュニケーションをとって、下の意見を汲み取りながらというのを意識しました。1年間ずっとコミュニケーションに重点を置いて、試合中も周りに声を掛ける場面を今までのキャプテン以上に多くしてやってきました」

―それを最後までやり切れましたか?
「そうですね、最後は負けてしまったんですが、チーム皆が応援してくれて…はい、いい試合ができたと思います。先生にもそう言ってもらいましたし、本当に皆に感謝です」

―竜田選手達4年生が感じた手ごたえを引き継ぐ下級生へメッセージをもらえますか?
「本当に2部へ上がれる力はあります。自分たちに対する甘さというのをなくして、1つ1つ質の高い練習をやっていけば、必ず上がれると思うので、頑張ってほしいです!」

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写真左:全員集合。最前列はもちろん4年生。
写真右:いつも明るい笑顔でチームを盛り上げてきた#11三村も4年生。国際武道大戦でコートに立ったときもやはり笑顔。
この他、コートに立つ#4竜田は上の写真のように177cmとは思えないリバウンドショットを再三見せ、#5久保田はインサイドのバックアップとして貫禄を見せた。スタッフ含め8人の4年生が控えていたからこそ、今シーズンは下級生主体でも乗り切ることが出来た。



「4年の仲間は僕にとって家族です」
◆#3吉田司(駒澤大・PG・主将)―7勝7敗・3部A5位
091025yosida2「新人の力を借りれば悪くないと思います。去年からの弱点だったガードのポジションにも、控えとして1年生でしっかりやれる子が入ってきましたし」(牧野茂監督:2006年サラダリーグでの新シーズン展望。“1年生”は吉田を指す)

「そこを気持ちでしっかりやろうとタイムアウト中もずっと声を掛けていたのに、同じ展開になってしまったのは、駒澤全体を通して最後の最後の力が足りない、そんな感じでした」(2007新人戦。結果的に6位入賞する神奈川大との2回戦で、トーナメントに次ぐ逆転負けを喫して)

「今年はトーナメントで今まで超えられなかった壁を超えてベスト16に入れたし、リーグもいい状態で臨めています。今年上がらないと2部でプレーすることはできないので、このリーグにかける思いは強いです」(2008リーグ:リーグ後半の上位対決に向けて)

「勝って2部に上がってあとは後輩に託すだけなので、最後までやり切ることは変わらないです」(2009キャプテンインタビュー)


―今シーズン5度目の1ゴール差以内の試合でしたが、最後に勝てましたね。
「あぁ、そうですね。一時は本当にヒヤヒヤでしたが、勝って終われたことで来年は3部1位でスタートできます。僕たち4年が抜けても各ポジションにメンバーが揃っているので、来年こそは…ってもう4回くらい言っているんですが(苦笑)、下級生たちに2部に行ってもらいたいです」

―吉田選手自身、今日は3Pがきれいに決まるなど調子がよかったのではないですか?
「はい、もう最後ということで、気合バッチリで頑張りました。“最後だから、思い切りやろう”と4年皆で話していたんです。それなのに全員出してあげられなくて申し訳ないんですけど…出たメンバーは思い切ってできたと思うので、よかったかなと思います」

―今年のリーグを振り返ると、どんな心境ですか?
「いやー、悔しいっす。最初の4週(VS神奈川、立教、関東学院、國學院)が勝負だということは始まる前からわかっていたんですが、そこを調整しきれずに迎えてしまったというのが、後になってこういう結果になってしまった要因だと思います。あの4週のどこか早い段階で1勝できていればまた流れが変わったと思うんですが、そこで1つでも勝てなかったところが、うちが2部に行けなかった理由です」

―4週目の國學院大戦で初勝利をあげるまで、接戦がいくつもあり、今どんな状況に置かれるかは本当に紙一重だったなと思われます。
「そうなんですよ。本当に、優勝した関東学院大との試合だってチャンスはありましたし(2戦目は74-77)、どことやっても本当に力負けしたというゲームは今年はなかったと思うんです。今までは、白鴎(2006年2部昇格)とか国士舘(2007年2部昇格)とか、力で本当に負けていたなと認めざるを得ないチームがあったんですが。それを考えると、今年は逆に僕たち自身の普段の練習から見直さなきゃいけなかったのかな、取り組み方が悪かったのかなと今になってすごく反省しています」

―一方で、このリーグでの収穫はありましたか?
「1週目にも話したんですが、成瀬(#17)にびっくりしませんでしたか?あいつは本当に春からずっと伸びていて、今、駒澤にとって必要不可欠な存在になりました。もちろん成瀬だけでなく、2年生も3年生もどんどん試合に出て経験を積んで、自信を持ってやれるようになったと思います。だから本当に、来年に期待していますね」

―下級生の成長を見届けて、キャプテンの肩の荷も降りたという感じでしょうか。
「そうですね…でもほっとはしていないです。達成感より後悔があって。やっぱり2部昇格という目標で新チーム開始からやってきましたし、今年は本当に4つも上がれる今までにないチャンスだったので。だから、後悔はしています」

―他のどこでもない駒澤というチームで4年間頑張って、得られたものは何でしたか?
「それはたくさんあります。特に、うちのチームは他のチームに比べても本当に仲良く取り組めていると思うので、そういった面でも本当に充実した4年間を送らせてもらったなと思います。皆にすごく感謝しています」

―4年間一緒に、仲良くやってきたメンバーは、自分にとってどういう存在になりましたか?
「いやーもう、本当に…家族ですね。本当に誰がいなくなってもいやですし、練習で誰かが体調不良で休んだりしても和が崩れると言うか。僕たち4年は本当に仲がよくて、練習の後も一緒にご飯を食べにいったりしていたんです。だから本当に、このメンバーでできたから最後まで頑張れたなと思います。先ほども言いましたが、感謝の一言です」

―昨年のインタビューでも言っていましたが、リーグ全体としても今年は特に4年生の仲が良かったですね。その雰囲気が出たリーグだったと思います。
「そうですね、自分のチームだけに限らず、いくつかのチームの4年で一緒に集まることもありました。本当に仲がいいんですよ。その分、どっちが勝つか負けるかで応援もしにくくなってしまうくらい(苦笑)。関東出身のメンバーが多く、高校や中学からの付き合いなので、身内みたいな感じでした。それでお互い楽しんでできたので、本当に、4年間楽しかったです」

―駒澤大の仲の良さはこれからも引き継いでいけそうですか?
「はい、もうたぶんなくなることはないですね、これは。駒澤大の伝統です。応援にしてもベンチの盛り上がりにしても、僕ら4年が入ったときからすでにこの雰囲気だったので。楽しくやるのがうちのカラーです!」

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写真左:駒澤大は試合前の円陣でいつも目をつぶって集中してからスタートしていた。
写真右:チームのディフェンス時に一緒にディフェンスするベンチメンバー。吉田の言うようにリーグを通して賑やかだった。
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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