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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.10.18 (Sun)

【2009リーグ1部】10/18 青山学院大VS日本大 第2戦

青学大が3連覇へわずかな希望を繋ぐ勝利
日本大は星を分けるも、得失点差で上回る

青山学院大79(16-17,18-21,22-17,23-15)70日本大
091018kobayashit2.jpgお互いに優勝の可能性が残され、星の潰しあいとなった第2戦。前半こそ前日同様日本大の堅守が生き、青学大にとって好ましくないロースコアな展開に。しかし「シュートが当たれば勝てると思っていた。悪い内容ではないと思ったので、焦りはなかった」青学大#4小林高晃。その言葉通り前半こそ得点は伸びなかったが、アグレッシヴな動きができていた青学大は、後半に入るとシュートの精度を上げていく。この展開に前半をリードで終えた日本大だが、今度は逆転に次ぐ逆転とシーソーゲームとなる。だがこの拮抗した戦いに終止符を打ったのは青学大の終盤の爆発力。4Q残り8分からの猛チャージで日本大を突き放し、青学大は2連敗という最悪のシナリオから逃れた。

一方の日本大はこの敗北で慶應大との同率から後退。直接対決で負けている慶應大より、勝ち星で上回ることが優勝の絶対条件となる日本大にとっては手痛い一敗。残り2週で慶應大の成績によって優勝の可能性が大きく影響されることは確かだが、ペースを乱すことなく残る東海大、専修大に臨みたいところだ。

写真:奮闘の末に終盤足がつり、ベンチへ下がる小林高晃を仲間が笑顔でねぎらう。21得点のチームハイで勝利に貢献した。

※試合のレポートと、青山学院大・小林高晃選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【GAME REPORT】
091018morikawa.jpg前日には66点に抑えられ、2桁得点も#16比江島(1年・GF・洛南)と#27宇田川(3年・F)のみと散々な出来だった青学大。この日も立ち上がりこそ順調だったが、点が伸び悩む。序盤、青学大は#4小林高晃(4年・SG)の連続得点に#7渡邉(4年・PG)が3P。さらに#4小林高晃がドライブからバスケットカウントを奪いリードを奪う。一方の日本大も徐々に調子を上げる。ミスが目立つ#5中村(4年・C)と代わった#21熊(2年・C)がローポストから#7篠山(3年・G)、#4栗原(4年・F)の3Pをアシスト。さらに#13熊澤(3年・G)が速攻、テイクチャージ、ブロックと攻守に奮闘。日本大は青学大を残り4分間を2点に抑える堅守を見せ16―17とリード。

2Q、日本大は青学大のゾーンディフェンスに対し、#22森川(2年・F)のオフェンスリバウンドや#4栗原の3Pで得点を重ねれば、さらに#22森川の好リバウンドから#4栗原が速攻。一方の青学大は立ち上がりこそ躓いたが、#5辻(2年・SG)の連続3Pや#27宇田川が粘り強くドライブを捻じ込み同点とする。日本大も#4栗原が24秒ぎりぎりで3Pを決める活躍を見せるが、徐々に青学大のゾーンが効果を示し、ミスを連続。それでも2ファウルを1Qで犯した#7篠山に代わった#8石川(1年・G・明成)が奮起。#8石川は3Pを決めると、#13熊澤のバスカンを演出する速攻をアシスト。対するここまで攻守に切れのある動きを見せていた青学大だが、いい形でシュートに持ち込ませてもらえず、ターンオーバーが目立つ内容。4分間で得点は#5辻の2本のアウトサイドのみ。34-38で前半を終える。

091018nakagawa.jpg3Q、「シュートが当たれば勝てると思っていた。焦りはなかった(#4小林高晃)」と反撃の期を狙っていたのは青学大。青学大はまず#4小林高晃が3P。すかさず日本大も#11上江田(4年・F)が3Pで返すも、青学大は#0橋本(3年・PG)、#16比江島がドライブや、#0橋本の速攻が出て開始2分で逆転。しかし日本大も#7篠山の3Pや#13熊澤のジャンパーで一歩も譲らない。ここから一進一退の様相を呈する。青学大が#4小林高晃が3P、ドライブと気を吐けば、日本大も#5中村がドライブをバスカンで決め、同点。中盤のタイムアウト明け、日本大は#5中村がオフェンスリバウンドから獲得したフリースローを2投決めれば、スティールから#22森川がシュートを決め逆転。タイムアウト明け以降日本大の攻守にシュートを打たされ続けた青学大だが、終盤に#7渡邉が久々のフリーでの3Pを確実に決め再逆転。56-55で最終Qを迎える。

4Q、先制は日本大。日本大は#14一色(4年・G)が短い時間の起用ながら3Pを決め、仕事を果たす。だが立ち上がりから、3Qの流れを継続するよう、拮抗した戦いが続く。青学大が#4小林高晃の3Pで反撃すれば、日本大も#22森川の速攻や#8石川の3Pで逆転。だがここで流れを奪ったのは青学大。青学大は逆転された直後に7渡邉が連続3Pで逆転。さらにセットプレイから#5辻が会場をどよめかすダブルクラッチに、3Pも決め、残り4分で8点のリードを奪う。ここで日本大も#4栗原のゴール下やインサイドの#5中村が#7篠山にパスを捌き、#7篠山が3P。それでも青学大の勢いは止まらない。青学大は#16比江島が24秒ぎりぎりに勝負強く3Pを決めると、さらにドライブにジャンパーと3連続得点。再び点差を戻された日本大は、残り1分で果敢に3Pを狙うが、全て嫌われタイムアップ。79-70で青学大が対戦成績を1勝1敗と星を分け、面目を保った。だが2戦とも攻守で奮闘した#16比江島が残りの試合に向けて言う。「リーグ戦の途中からどのチームにも1敗ずつしてきている。ここから最後までは2勝できなければいけない」。筑波戦以外は1勝1敗が続く青学大。しっかりと最後を締め切ることができるか。



【INTERVIEW】
「自分たちが変わるしかない」
再び常勝軍団のプライドを取り戻すために

◆#4小林高晃(青山学院大・4年・SG)

091018kobayashit.jpg「勝ちたいというのは全員思っているけど、勝ちたいから何をするというのがなかった。勝ちたいから、守るだの、走るだの。勝ちたいだけを言い続けて、結局それを表現できなかった」
優勝候補の筆頭であった昨年のインカレを3位で終えた後の小林の言葉だ。

リーグ序盤戦こそ、3連覇へ向け順調な滑り出しを見せた青学大だが、徐々に歯車が狂っていった。インサイドの大黒柱であった荒尾(08年卒・現JBLトヨタ)の抜けた穴は想像以上に大きく、青学大最大の武器である速いトランジションやパッシングバスケットの要である絶対的センター不在が、今の不安定な戦い振りの原因の一つだ。特に小林に与えるその影響は大きく、“仕事人”と評された持ち味の併せのプレイや、相手の不意を付いたオフェンスリバウンドからバスケットカウントを奪うといったシーンが今期はめっきり減ってしまった。
だが、再び常勝軍団へと返り咲くためにも現有戦力で早急な対応が迫られる。昨年味わった屈辱を味あわないためにも、彼らは今、この瞬間にも変化していくことが求められている。それが“勝ちたいから何かをできなかった”という昨年の反省に答えを出す道だ。


―試合を終えて。
「やっぱり昨日20点差で負けているんで。その負けた展開が完全に自滅だったので、自分たちが変わるしかないっていうことで、気持ちを入れ替えてやっていました。昨日は誰もシュートが入らなかったので、今日はみんな集合時間より早く集まってシューティングをして、自分なりにできることを全部やって試合には臨んだつもりでしたし。あと昨日は後半の出だしで一気にやられたんで、ハーフのミーティングで“ここからだ”ということを言われて。外のシュートを徹底して打たせないようにして。言われたことが全部できたので、今日はいい試合だったと思います」

―動き自体は良かったと思うのですが、前半を終えて34点という青学大にしてはロースコアでしたね。点が伸びないもどかしさはありませんでしたか?
「そこまでなかったですね。点差もさほどなかったですし、まだシュートタッチもチーム全体でそこまで上がっていない状態だったので。まぁ、シュートが当たれば勝てると思っていましたし、悪い内容ではないと思ったので。そこまで焦りはなかったです」

―やはりシュートが入りだすのを待つしかないと?
「今年はそうなっちゃいますね。センター陣が大きくないですし、下級生なので。相手が4年生のセンターとかだと消極的になっちゃうので、今年はアウトサイドのみのチームになっちゃっているんで、そこはしょうがないかなと」

―昨日は小林高晃選手が9点、渡邉選手(#7)が4点と4年生2人が苦しみましたが、今日は復調しましたね。
「昨日はシュートが入らなくて、打たない、攻めないの消極的になってしまったので。今日は入らなくても、思い切って打っていけばタッチも上がってくるだろうと思って、僕自身はずっと打ち続けることをずっと考えて。あと昨日やった感じではドライブはできていたと思うので、積極的にやっていこうかなと思っていました」

―昨日の敗戦はかなりショックなものだったと思うのですが、どうやって雰囲気を変えましたか?
「まぁ力の差というより自滅だと僕らの中で認識していたので、自分たちのプレイができれば今日は勝てるんじゃないかなと思っていたので」

―昨日の敗戦で優勝は厳しくなってしまいましたが、今は何をモチベーションとしていますか?
「そうですね。でもまだインカレもありますし、4位以内に入れば、4つ角のシードで試合もできますから。順位を上げることを目指して、1戦必勝でやっているところですね」

―先週、今週と安定感が課題かと思うのですが、それに関しては?
「そうですね。チームのスタイルがやっぱり外中心になっちゃうので、シュートというのは水物ですから、安定しない試合にはなっちゃいますけど。外のシュートが入らなかったら、入らない時なりのやり方をやらなきゃいけないんですけど、まだまだちょっと。外頼みになっちゃっているので、安定感は全然欠けている部分だと思います。そこをこれから修正していかなきゃいけない部分だと思います」

―安定感を強化するためにはどうすればいいのでしょうか?
「シュートが入るか入らないかで安定感が変わってきてしまうので、毎試合入るようにシュート力を上げていかなきゃいけないと思います。あと身長が足りないのはしょうがないので、その分リバウンドの人数を増やすとか、ボールへの執着心っていうところをどんどん強化していかなきゃいけないと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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