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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.10.18 (Sun)

【2009リーグ1部】10/18レポート

慶應大が単独首位に立つも
後半戦の順位争いはまだこれからが正念場


091018KEIO.jpg1部リーグは後半の上位同士の対決に入った。徐々に調子を上げてきた日本大が第1戦で青学大を下し、注目された2戦目。ホームコートの青学大はこの日も苦しい展開となるが、接戦から終盤に抜け出してリベンジ。ただし、4敗にはとどめたが得失点で上回ることは叶わなかった。日本大は3敗で優勝から一歩後退。慶應義塾大は2戦目も中央大を寄せ付けず、120点を越える得点で圧倒した。日本大が3敗となって単独首位の地盤を固めることになったが、まだ気は抜けない。自力優勝するためにはもっと勝利が必要だ。

終盤を迎え、中盤位争いが激化している。4敗で青山学院大、東海大、法政大が並ぶ。法政大は慶應大と、青山学院大は東海大と、東海大は日本大と青山学院大というように、上位の対戦が最後まで続く。どちらかのチームにはこの後確実に黒星がついていくことになり、順位はまだ全く見えない状態だ。慶應大の勝敗によってはまだ優勝の芽も見えるこのポジション。残り2週、熾烈な戦いが繰り広げられることだろう。

順位決定に絡む下位争いもどうなるか分からない。全敗の専修大は既に順位決定戦が確定となった。3勝の筑波大と4勝の中央大は次週に対戦が予定され、この勝敗も重要となりそうだ。入れ替えこそないが、1部のプライドとインカレの席次にも関わる順位決定戦だけにこちらも注目したい。

写真:前の週の悪さを払拭し、中央大を圧倒した慶應大。このまま首位を守りきれるか。


【10/18結果】
中央大76(21-22,16-29,20-29,19-41)121慶應義塾大
法政大69(16-19,19-14,18-12,16-10)55筑波大
東海大81(22-17,21-3,18-8,20-23)51専修大

※3試合のレポートは「続きを読む」へ。
※青山学院大対日本大は別途掲載します。

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【REPORT】
2戦連続の120点ゲームで慶應大が圧勝
ディフェンス・オフェンスともに見事な出来

中央大76(21-22,16-29,20-29,19-41)121慶應義塾大
091018SAKAI.jpg1Qを終えて21-22の互角。慶應大はターンオーバーから中央大に走られ、思った以上にあっさりと得点を許してしまった。#4小野龍猛(4年・C)を2ファウルに追い込んだのはいいものの、攻めては速攻もあるがやや足が止まり気味となり、重いオフェンスで中央大につきあうかのような展開に。1Qを終えてベンチで佐々木HCからも「シュートを打たなければ点は取れない。外れたらディフェンスを頑張ればいい」と厳しい声が飛んだ。それが効いたか、2Qは積極性が光った。中央大からフリースローを奪うと、#14酒井(3年・F)がリバウンドからのカバーやミドルシュート、3Pで多彩な活躍を見せ#4田上(4年・F)も#7岩下(3年・C)へのアシストや3Pで魅せる。一方の中央大は#12竹原(3年・SF)が守られながらもシュートを確実に決め、#9吉田(3年・F)も3Pを決める。しかし慶應大も攻撃の手をゆるめず、#5小林(4年・GF)が連続でアシストを見せ、#4田上のシュートなどもあって2Qの中盤に抜け出すと、一気に14点のリードを奪った。

3Qの出だしは慶應大にファウルが続いた。しかし中央大もファウルやヴァイオレーションで思うように得点できない。#4小野龍猛はしっかりマークされ、攻撃の流れをつかめないでいる。逆にそれをつかんだのは慶應大。#14酒井がドライブで持ち込みバスケットカウントを獲得すると、#7岩下、#5小林の速攻が生まれ攻撃が加速。中央大は#4小野龍猛と#12竹原が粘り強くシュートを決めていくが、慶應大の早い展開に比例するほど得点を量産できない。3Qでは23点のビハインドとなり、4Qで集中力が切れてしまう。慶應大はここからも手をゆるめず、最後は控え選手も出しながらさらに点差を開いてゆくと最後は#17金子(2年・G)のレイアップで2度目の120点越えを達成し、勝利に華を添えた。

この日、日本大が負けたことにより首位の地位を固めた慶應大。だがまだ優勝という文字がはっきり見えている訳ではない。追われる立場というプレッシャーをはねのけることはできるか。中央大は筑波大との差が1勝となった。次週は負けられない対戦となる。ともに下級生が多いだけに、両チームのリーダーの資質も問われそうだ。

写真:この日は35得点で、2戦とも好調だった酒井。慶應大は5人のうち誰かが調子がいいことで、カバーしあえている。


勝負所を制した法政大が辛くも勝利
筑波大は好ディフェンスも得点力不足に泣く

法政大69(16-19,19-14,18-12,16-10)55筑波大
091018ochiai.jpg「いつかこうなるんじゃないかという気はしていたが、起こっちゃいけないことが起きた」と、第1戦での覇気の無い戦い振りを反省した法政大#3鈴木(3年・PG)。この日はその反省が生き、持ち前のディフェンス力で筑波大を55点に抑えリベンジ。だが、得点力という課題が見える内容となった。序盤からロースコアな展開となった。法政大は#5神津祥平(4年・C)のインサイドや#3鈴木のスティールから#11長谷川(2年・SG)が速攻。しかし、インサイドにダブルチームを徹底する筑波大ディフェンスに対し、法政大は外からシュートが決まらず乗り切れない。一方の筑波大は#13片峯(4年・G)、#7佐々木(4年・G)のガード陣が奮起。さらに法政大のシュートミスを次々と速い展開に持ち込み、リードを奪う。2Qに入り、法政大が流れを掴む。インサイドと3Pシューターの#11長谷川にマークが集中する中、「積極的に点を獲りにいこうと思った」という#3鈴木が3Pを決めると、続いて#91落合(4年・PF)から#5神津祥平へのハイロー、#11長谷川の3Pが決まり逆転。だがここで筑波大がタイムアウトを取ると、流れは一変。両者4分間に渡り、なかなか点が獲れない。この状況を打破すべく法政大は#3鈴木が連続得点を奪うものの、筑波大も反撃。筑波大は#36本井(3年・C)の連続得点に、#34田渡(2年・G)が法政大#23信平(4年・F)の速攻をブロック。さらに24秒ぎりぎりに#45鹿野(4年・F)が放った3Pが決まり、前半を35-33と点差を詰め終える。

3Qも両者細かいミスや、シュータタッチが悪いせいか点が伸び悩む。中盤、法政大が好ディフェンスから#11長谷川の連続3Pが決まり、ようやく7点のリードを奪う。一方の筑波大はオフェンスが手詰まりとなり、#13片峯のジャンパーや#45鹿野の3Pが決まるも単発。だがそれでも法政大のミスが目立ち8点のビハインドで4Qへ。このQもディフェンスの良さもあるが、それ以上にオフェンスが低調な両者。法政大は4分間で#3鈴木の3Pのみ。その間にも筑波大は#36本井のインサイドに#13片峯の3Pで4点差とする。だがここから法政大が本領を発揮。ディフェンスで動きが俄然良くなった法政大は試合終了までの6分間で筑波大を3点と、封殺。オフェンスでも#5神津祥平、#91落合がインサイドで攻め立てれば、外からは#3鈴木、#11長谷川のガード陣がドライブやアウトサイドを決め、突き放し勝利。各Q20点に届かないロースコアゲームを終盤の勝負強さが勝敗を分けた試合となった。

写真:落合は青学戦での捻挫の影響も見られずプレー。


専修大は1Qこそ粘るが2Q以降沈黙
東海大は堅固なディフェンスで次週に向け弾み

東海大81(22-17,21-3,18-8,20-23)51専修大
091018shimada.jpg2戦目の序盤は専修大が気を吐いた。足を負傷した#20張(3年・C)に替わり、#1宮城(3年・F)をスタメンに据えた。この宮城と#91太田(2年・F)という、ともに197cmのツインタワー相手にはさしもの東海大#0満原(2年・C)も攻めにくい部分が見える。オフェンスでは#21三井(2年・G)がさい先よく3Pを決めると、守られながらもミドルシュートを決め、立ち上がりでは遅れをとらない出来となった。#91太田もフックシュートを見せ、#11藤井(4年・G)も積極的にドライブやジャンプシュートで貢献。東海大は#0満原がインサイドに攻め込めないが、#24古川(4年・F)、#7遥(3年・PF)らが得点をリード。しかし1Qは22-17とわずかなリードしか奪えずに終了。だが2Qに入ると東海大のディフェンスの前に専修大にミスが生じ始める。ターンオーバーが増え、アウトサイドも決まらなくなっていく。東海大は#27石井(4年・SG)や#45鮫島(4年・SF)らベンチからの選手も3Pやドライブで貢献。反対に専修大は序盤に#11藤井のミドルシュートが決まってから残り1分で#22樋口(1年・F・名古屋大谷)のフリースローが1投決まるまで無得点。結局このQは3点しか取れずに終わってしまった。3Qも東海大のディフェンスの前に攻めあぐね、24秒オーバーを何度も犯す専修大は8点しか奪えず。選手も様々に起用してみるが、なかなかいいリズムにならない。東海大のディフェンスはボール回しさえも容易にはさせてくれず、苦しい時間帯が続いた。最終Qこそやや持ち直したものの、差は埋めがたく試合終了。東海大が余裕で逃げ切りを決めた。

東海大は次週、日本大との重要な戦いが待ちかまえる。法政大への敗戦のあとはだいぶリズムあるバスケットを展開できるようになってきている。春のような姿を取り戻すために再確認と修正の途中だ。「まだかみ合っていない部分はあるけど、来週にはフィニッシュの部分まで仕上げていきたい」#5多嶋(3年・G)。また、多嶋にとっては北陸高校の同級生である#7篠山(3年・G)と大学では本格的な対戦はこれが初めてとなる。本人も楽しみにしており、2人のマッチアップにも注目したい。

写真:嶋田はコートでもベンチでも大きな声でチームを盛り上げる。

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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