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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.10.17 (Sat)

【2009リーグ3部A】10/17レポート

全勝対決は神奈川大の堅守が勝る!
立教大と駒澤大は運命のいたずらに泣く


091017kanagawa例年、星の近いチーム同士がこの1年間をかけてしのぎを削る第6週。開幕から10連勝の神奈川大と関東学院大とがついにあいまみえた。結果は、神奈川大の鮮やかな逆転勝利。ただ、点差はわずかに3点と、関東学院大にも自力優勝のチャンスはまだまだ残されている。

昇格&順位決定戦の切符をめぐる争いは、思わぬ伏兵―インフルエンザがかき回した。最も影響を受けたのは立教大だ。主力のほとんどを欠いた状態となり、下級生や普段はベンチのメンバーが頑張りを見せたものの、國學院大を太刀打ちはできず。この敗戦で順位決定戦進出の可能性がなくなった。一方、國學院大はこの1勝で長らく保留になっていた2部昇格を確定。同時に、駒澤大の昇格への道が閉ざされた。

また、玉川大も1週間チーム練習を全く行うことができないままこの日の試合に臨まざるを得なかった。対する国際武道大もコーチを欠いたが、選手同士で見事に補い、こちらは嬉しい初勝利をつかみとった。

たとえ結果が同じであっても、まさかこのような作用があるとは誰も予想できなかっただろう。だが、それも運命。各チーム、リーグ運営とも、開幕週から予防には気を遣っていた。練習や公式戦参加を取りやめたのも拡大を防ぐためだ。この痛みを超え、最終週はどのチームもベストメンバーで臨んでほしい。

写真:関東学院大に先勝し喜びを爆発させる神奈川大の4年生たち。昨年の同カードは1勝1敗だった。2戦目の後にこのような笑顔を浮かべているのは、今年はどちらか。

【10/17結果】
玉川大77(16-17,28-23,10-19,23-24)83国際武道大
駒澤大105(20-16,22-13,28-21,35-21)71東洋大
関東学院大60(17-16,13-15,21-10,9-22)63神奈川大
國學院大105(32-9,13-23,22-22,38-27)81立教大

3試合のレポートと、国際武道大・狩俣選手、國學院大・田中選手、立教大・齋藤選手のインタビュー、10/11時点での個人ランキングは「続きを読む」へ。
※関東学院大VS神奈川大は別途掲載します。

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【GAME REPORT】
国際武道大、我慢のちエースが決めて大きな1勝
玉川大は生命線の足が止まる

玉川大77(16-17,28-23,10-19,23-24)83国際武道大
091017oogane普段と異なる編成で臨んだ玉川大は、果敢にゴールを狙うがフィニッシュを決めきれない。「仕方がないが、やはり緊張していた」と林コーチ。そのリバウンドから#9佐藤琢(2年・F)がバスカンを決めてやっと初得点となるが、ワンスローは決められず流れを作るまではいかない。さらに開始5分でその#9佐藤が2ファウルで交代と苦しくなる。しかし国際武道大も細かいミスが出て突き放しきれない。1Q残り3分にセンターの#11水口(4年・C)がファウルトラブルで退くと、こちらもこの日のバックアップは178cmの#20佐藤(2年・F)とサイズダウンする。玉川大はこれを突き、#99菅原(2年・SF)から#9佐藤に代わった#5久保田(4年・C)へのホットラインで加点していく。だが残り1分、国際武道大は#20佐藤が逆ミスマッチを突き3Pを沈めると、#10大金(2年・F)がブザーとともにリバウンドシュートを決めてこのQを1点上回った。
2Q、国際武道大は#10大金のバスケットカウントのあと、1-2-2オールコートプレスからゾーンディフェンスを展開。しかし玉川大#10矢代(3年・F)のロングシュートで26-20とされ、タイムアウトを取らざるを得ない。この後、勢いに乗ったのは玉川大。#20川端(2年・G)が1on1からバスカン、さらに直後のスローインにプレッシャーをかけてスティール&レイアップを決め、残り4分37-26と2桁差をつける。タイムアウトを挟んでもタッチは衰えず、3Pも決めて42-38と最大点差をつけた。国際武道大は追い込まれたかと思われたが、ここから#5狩俣(3年・G)がエースたる所以を見せる。まずロングシュートで他のメンバーの気持ちをもつなぐと、2本の3Pで44-40まで詰めることに成功し後半に望みをつないだ。
前半は終了間際に#9佐藤のシュートが決まるまで約3分間無得点だった玉川大。3Qも、国際武道大にゾーンをしかれて中を攻められず、リバウンドにも絡めない。その間にシュートの感覚をあげていった国際武道大は、残り3分#10大金のバスカンで51-52とついに逆転する。ここで玉川大は病み上がりの主力をコートに立たせるが、やはり本調子ではない。リズムを変えるまでには至らず、国際武道大が2本の速攻と#5狩俣の1on1で59-54と逆に差をつけた。
4Qに入っても、国際武道大はなめらかなシュートを決めていく。#5狩俣、#7朝倉(4年・F)の3Pで開始早々一気に2桁差に持ち込むと、守っては開始5分以外は交代してベンチワークに徹した#4渡辺(4年・G)が早めのタイムアウトで流れを渡さない。ゾーンを前に脚の動かない玉川大は、24秒オーバータイムが続いてしまう。それでも残り5分から、初勝利を前に国際武道大がやや浮き足立ち、71-66とわからない。だがここでタイムアウトで1拍置くと、#7朝倉、#11水口がジャンプシュートをしっかり決めて勝負あり。チームファウルのたまっていなかった玉川大はスティールを試みていくが、これも#5狩俣がしっかりキープ。そのままタイムアップのブザーを聞くと笑顔がこぼれた。

一方の玉川大は、「前半に1度は12点離したんですが、そこで離しきれなかったのはやはりリザーブだったことの差かなと思います」と林Aコーチ。「ただ、彼らは自分たちの仕事をちゃんとやってくれました。今週はビデオも何も見られず、今日はその準備不足が響いてうまくできなかったですが、この後ミーティングして、明日の第2戦に向けて何をしなければいけないかを再確認します」

写真:しっかりシュートを決める国際武道大#10大金。中の#11水口、外の#5狩俣以外のメンバーもしっかり決められると、ディフェンスにもいい形で入れる相乗効果が生まれる。


ベンチ全員出場の余裕を見せた駒澤大
東洋大は粘りが光るも遠い勝利

駒澤大105(20-16,22-13,28-21,35-21)71東洋大
091017morikawa立ち上がりは東洋大が0-6と走る。しかし駒澤大は#17成瀬(2年・SF)が3Pでチーム初得点をあげると、その後もドライブに3Pにの活躍であっさりと逆転。対する東洋大は#12下城(3年・G)がこちらも3Pにアシストにとリズムを作り、1Qは20-16と互角の展開で終えた。
2Qになると駒澤大の持ち味である速攻が出始める。駒澤大はリズムに乗ったと見て司令塔を#3吉田(4年・PG)から#13渡辺(2年・PG)に、得点源の#9西山(3年・SG)、#16北(2年・SG)もそれぞれ#4森川(4年・G)、#20槇坂(1年・SG・新潟商業)にと、徐々にメンバーを入れ替えていく。それでもリーグを通して培ってきたスタイルは崩れず、5点前後のリードをキープ。ただ、フリースローを決めきれず2桁差とまではいかないが、東洋大は頼みの外が決まらずそんな駒澤大を脅かせない。前半残り1分半、東洋大はタイムアウトを取るが、得点が動いたのは駒澤大だった。フリースロー、#7馬場(1年・SF・昌平)のジャンプシュートで13点差まで広げることに成功した。
この前半ラストの流れが3Qでも継続し、駒澤大は速い展開や3Pなどで51-31とあっという間に20点差をつける。前半と同じく徐々にメンバーチェンジしていきながらもじりじりと点差を開いていく。東洋大は仕切り直してバックコートから当たっていき、スティールからのレイアップも見られるが、点差は大きい。4Qに入っても駒澤大は気持ちよくシュートを決めていき、終盤は4年生をコートに立たせて笑顔でしめくくった。対する東洋大は引き続きディフェンスで頑張りを見せるが、さすがに終盤は集中力が切れてしまったか。これで全敗は東洋大のみ。なんとか最後に勝負できる展開に持ち込みたい。

写真:駒澤大#4森川は、ベンチスタートながらコートに出ればいつもきっちり仕事を果たす。さすが4年生というところか。


國學院大、想いの強さで2部昇格を確定!
主力を欠いた立教大は奮闘も一足遅く

國學院大105(32-9,13-23,22-22,38-27)81立教大
091017awane1勝でもすれば2部昇格が決まる國學院大は4年生4人をスタートに並べ、磐石の布陣。#14粟根(4年・F)が先制するのに対し、立教大は1年生の#19婦川(C・横浜)がフリースローを獲得と、ベストメンバーを組めないながら対抗していくかと思われる。しかしリバウンドの劣勢は否めず、2連続速攻につなげられたところで早めにタイムアウトを取る。だが國學院大はすでに全開。#14粟根のバスケットカウント、#70大熊(4年・F)の2本の3Pとハイペースで加点していき、開始5分で19-3と走る。すると急造チームの立教大はミスを連発。普段なら考えられないものもあったが、國學院大はこれを逃さず、#41傳田(4年・F)が速攻やジャンプシュートにつなげていく。1Qラスト1分には司令塔の#0田中(4年・G)が自ら得点を重ね、33-9と改心の結果を引き寄せた。
2Qに入ると立教大も落ち着きを取り戻し、本来のスタメンである#13菊地(3年・F)のドライブ、#19婦川のリバウンドシュートなどでついていく。開始からの5分間で41-20と点差が開かず、リードしている國學院大のタイムアウト。しかし立教大の2-1-2ゾーンにてこずり、1Qと一転沈黙が続く。この間に立教大は4年生の#8齋藤(4年・PG)はもちろん、ルーキーの#20菅原(1年・G・明成)までが丁寧に決めて43-32まで追い上げる。國學院大は終了間際に#33杉本(3年・G)が久しぶりの得点をあげて結局前半を13点差とするが、立教大にとっては背中が見えたと思われた。
しかし、3Q國學院大が再びチャージ。#0田中の速攻や#14粟根の3Pでペースを上げ、3Q5分で60-38と20点差まで押し戻す。すると立教大は今度は#23荒井(2年・PF)が積極的に攻めていき、結局このQは同点。67-54と射程圏内までこちらも再び持ち込んだ。
だが、どうしてもこの13点差から詰められなかった。残り6分、84-64とまたしても20点差となったところでタイムアウトを取るが、もうそこからは詰めていくことができない。最終的には30点差で國學院大が2部昇格を決めた。

國學院大の永井監督は男女両方を指導しており、今シーズンは日程が重なった場合は女子、とスタッフ間で取り決めていた。この日はまさに日程が重なっていたが、学生コーチの宮島を含めた4年生が想いの強さで乗り切った。「この1週間の練習は苦しいものでした。4週目に駒澤に1敗して、その悪い流れを先週の神大戦にもひきずってしまったので」とは宮島・学生コーチ。そこで木曜日のミーティングで仕切り直し、昨日の金曜日から調子をあげてこられたという。第3試合で神奈川大が関東学院大に勝ったことで、このまま星2つ差なら最終週に関東学院大に2勝すれば順位決定戦の可能性も出てきた。このいい流れを持続できるか。

写真:國學院大#14粟根。粟根がリバウンドから速攻にまで参加できていると、國學院大のいい時間帯であると言える。


【INTERVIEW】
「勝つことが“応える”こと」
強い気持ちで結果を出したフロアリーダー

◆#5狩俣昌也(国際武道大・3年・G)
091017karimata昨シーズンは2年生ながら3部B3P王を獲得する活躍で、チームの昇格に貢献した。
3年ぶりの3部Aの壁はなかなか厚いが、どれだけ点差が離れても、自分の役割を黙々と果たし、かつチームメートにも声を掛け続ける狩俣がいる。
やるべきことをやり続ければ、必ず結果は出る。
リーグ11戦目にして嬉しい1勝。
しかし、勝った瞬間狩俣はほっとした表情を浮かべはしたものの、派手に喜ぶことはなかった。まだ、1勝目。今日のような試合が出来ればまだまだ勝っていける、そんなメッセージに見えた。


―ついに初勝利をあげました。今の気持ちはいかがですか?
「いやー、嬉しいです。実はインフルエンザの影響で、コーチと、インサイドの主力選手も1人抜けていたのもあって、必死でした。勝つことだけを考えていました」

―今日ははコーチ不在の中で戦いましたが、練習も選手のみで行ったのですか?
「はい。コーチがいなくなると、どうしても緊張が緩んでしまいがちなので、緊張感を持つことと、それからチームの雰囲気が悪くならないようにというのを意識して練習してきました」

―2Qに1度は2桁差をつけられてしまいましたが、そこから逆転できた1番の要因はなんだったと思いますか。
「もう本当に、1人ひとりが自覚を持って自分の役割を一生懸命やってくれたので、それに尽きます。たとえビハインドになっても、“絶対勝てる”という気持ちは最初から最後まで切れなかったので、それがよかったんじゃないかなと思います」

―終盤はタイムアウトをこまめに取っていましたが、どんな指示があったのですか?
「主にディフェンスです。4年生と学生コーチの指示で、中をやられないようゾーンをやっていたのですが、それでもやられているのはどこかというのと、あと、切り替えが遅くて速い展開に持ち込めていなかったので、そこを意識して速くしようと皆で言っていました」

―自身としては、今日は前半はあまりシュートがきていなかったですが、後半は大事なところで次々に決めましたね。
「前半は、決める気はあったんですがたまたま入らなくて。特に焦りはなかったのですが、本当に大事なところで決められたので、一安心です」

―狩俣選手は3年生ですが、ハドルなどでチームメートにどんどん指示を出していますが、どんなことを言っているのですか?
「チームで決められたことをやろうというだけです。チームとしての動きがあるので、それを徹底してやろうと。自分が皆に言っていくことで、自分にも言い聞かせています」

―ベンチや応援のメンバーからも指示であったり、声援だったりが途切れないですが、コートでやっていてどうですか?
「絶対に応えたいという気持ちが毎回あったんですが、ずっとふがいない試合をしていて申し訳なくて。今日それに応えられて…勝つことが“応える”という意味だと思うんですが、それができてよかったです」

―リーグも終盤に差し掛かりましたが、あと3試合はどのようにやっていきますか。
「3部Aはどこのチームもやっぱり強いです。でも、全部通用しないというわけではない。通用している時間帯があるので、それは自信を持っていきたいと思います。あとは本当に応援してくれるチームがいるので、それに少しでも応えられるように、自分の役割をやるだけです」


「最後だから勝ちたかった」
“司令塔でキャプテン”の重荷を1つ降ろす

◆#0田中幸伸(國學院大・4年・G)
091017tanakayuki普段は社交的で人当たりもいい。しかし、コートではなかなか笑顔が出なかった。司令塔には考えることがたくさんある。加えてキャプテンならなおさらだ。
リーグの間、ずっと頭の中を占めてきたこと。2部昇格を決めたこの日、その1つからまず解放された。
「すごくホッとしました」
そう言ったときの表情は、嬉しさはもちろん、こんなに軽い気持ちになれるのかという苦笑も少しだけにじんでいた。
あとは、國學院らしさを少しでも多く出してリーグを終えること、そしてその結果として順位決定戦をつかむこと。
それまでもう少し、肩に力を込め続ける。


―2部昇格が決まりましたね。
「すごくホッとしてます。何と言うか…きっと皆もそうだと思うんですが、待っていた分そういう気持ちが大きいです。それも、“4年がしっかりしていないから”とずっと言われてきたので、その中で今日監督がいなくても決めることができて、よかったです。もちろん、相手がいつもと違う状況というのもありましたが、それでも勝ちは勝ちだと思うので、本当によかったです」

―立教大がいつもと違う状況であったにせよ、1Qにあれだけ叩けたのが大きかったのではないでしょうか?
「実は今週練習しているときから、相手の状況は聞いていたんです。でも、國學院は國學院のバスケットをしようと。試合前にも皆でミーティングして、相手に関係なく自分たちのバスケをしっかりして、それで勝ちに結び付けようと話して臨みました。あと、スタートが(#31)保科から(#70)大熊に代わって4年が4枚になって、もう1人も3年の(#33)杉本、とずっと一緒にやってきたメンバーだったので、それぞれ“自分がやらなきゃいけない”というのが特にありました。それが1Qに出たと思います」

―やはり4年4人だと違いますか?
「ベンチにまわった保科がいい悪いという話じゃないというのは言っておきたいんですが、ただ“最後”というのがやっぱり違ったと思います。今まで悔しい思いも全員がしてきて、勝ちたいという思いが全員にあって、それが今日は出た試合でした」

―一時は約10点差まで詰められましたが、そこですぐ突き放せたのも、そういう思いの部分でしょうか。
「確かに今日は國學院がすごくよかったというわけではないと思います。ただ、先にも言ったように気持ちの部分がすごく出たかな。いつもだとどうしても途中で切れてしまう時間があって、特に追い上げられるとバタバタしてそのまま同点近くまで持ち込まれてしまうくらい崩れてしまっていました。でも今日は途中で我慢できた部分、また20点差まで開いてさらに30点差に持って行けた部分が、いつもと違っていました」

―“2部昇格を早く決めたい”という気持ちが1番にあったと思いますが、その一方で、立教と去年のようないい試合をしたかったなというような気持ちはありませんでしたか?
「そうですね、フルメンバーでやり合った上で昇格を決められたら、勝ったときの嬉しさは倍になったかもしれないなと思います」

―國學院の昇格が決まったことで、駒澤大の3部残留も決まりました(※1)。試合順から駒澤大は國學院の試合のオフィシャル担当ということもあり、4年生もこの試合を観ていましたね。仲がいいと聞きますがちょっと複雑な気持ちでしょうか?
「駒澤大のメンバーとは、同じ高校出身のメンバーが両方にいたりして仲はいいですね。なのにこのリーグは、僕らが負けて2部が遠くなると、駒澤にとっては逆に2部が近くなるという状況になってしまいましたが、それでも駒澤のやつらは僕らに“頑張れ”って言ってくれていました。“2部に行きたいけど、お前らはお前らで勝った方が絶対いいから”って。そこは僕らも同じように、2部に行く行かないではなく駒澤を応援できていましたし、そういうのがお互いありました。だから自分は、仲がいいからこそ早く決めたいと思っていました」

―そんな駒澤大の分も、というわけではないですが順位決定戦進出の可能性も出てきました。残り3試合はどう臨んでいきますか?
「順位決定戦に出るには残り全部勝たないといけませんが、できるならそれが1番いいと思います。今1位の神大もやっぱり仲がいいメンバーなので(※2)、一緒に行けたらいいなとも思います。そのためにも最後まであきらめないでやっていきます」

※1 リーグ6戦を残した時点で、國學院大は7勝1敗、駒澤大は1勝7敗だった。しかしこの1勝は國學院大からあげたものであり、かつ得失点差では上回るため、7勝7敗で並んだ場合のみ駒澤大に逆転&2部昇格の可能性があった。
※2 田中と、神奈川大の#3蓮見直紀・#1蓮見勇紀とはミニバス時代からの付き合い。他にも関東の高校出身の選手が多い。



「いい方向に考えて明日につなげたい」
緊急事態も自分らしく、4年生らしく

◆#8齋藤翔吾(立教大・4年・PG)
091017saitousyougoここまでなかなかプレータイムに恵まれなかったが、ベンチからいつもメンバーにアドバイスを出したり叱咤したりしていた。
シックスマンのモチベーションは1番難しい。
自分がコートに出ていくときは、チームがピンチのとき、流れがよくないときのことが多いからだ。
齋藤は、その難しい状況を持ち前の前向きさで乗り越えてきた。
高校時代のチームメートが2人いる國學院大戦でめぐってきたチャンスは、もしかしたらそのご褒美だったのかもしれない。
同じメンバー構成で臨む明日は、そのポジティブなパワーでチームを勝ちに導きたいところだ。


―こういった形で出番が回ってくるとは、予想できなかったのではないでしょうか。
「はい。ただ、自分の中では“やれる”という自信はあったので、今日は久しぶりにしてはある程度仕事ができたんじゃないかなと思います。もちろんミスも出たのは自分の中で反省しないといけないですが。これまでの試合では、チームは勝っているんですが、自分だったらこうやれるのにという悔しさもあったので、こういう状況にはなってしまいましたがそこでチャンスがもらえたというのは、自分の中でプラスに考えて頑張っていきたいです」

―コートでもハドルを組むなどチームを引っ張っていましたね。
「ただ、大事な場面だった3Qに負傷退場となってしまったのは、しょうがないとはいえよくなかったと思います。コートに下級生ばかりになってしまうので、そこは何が何でもいなければいけなかったんじゃないかと」

―2・3Qと立教大の頑張りが見えましたが、1・4Qは國學院大のペース。何が違っていたと思いますか?
「國學院の4年には2部を経験しているメンバーがいるので、そこの部分じゃないかと思います。相手は大事なところで決めていたけれど、僕らは13点から詰められなかったというところに、上で戦っていたという経験の差は感じました。でも、その一方でプレー面ではそんなに差はないという印象もありました。それはいい方向に考えて明日につなげたいです」

―試合後のミーティングではどんな話がありましたか?
「監督に今日はメンバーが揃っていない中でよく頑張ったと言われました。明日はしっかり切り替えて頑張ろうということでした。メンバーとしても落ち込むタイプが多い訳ではないので、明日はもう1回最初から切り替えていこうという雰囲気になっています」

―ただ、ここまでひっぱってきた4年生が全員揃っていない時に、3位以下が確定してしまいましたが…
「そうですね…申し訳ない、特に下級生に申し訳ないなと思います。でも、こういう状況になったことで、1人ひとりに危機感というか、自分がやらなければいけないという気持ちが出た気がするので、これからのチームにはいい材料もあったと思います」

―自身としては、國學院大戦でコートに立てたのは楽しかったのではないですか?
「高校の同期が2人と、後輩も1人いるのでそうですね。こういう形でしたが出られたのは嬉しいなと思います。同期の粟根(國學院大#14)も傳田(國學院大#41)も僕が出たときにタッチしてくれたので、それで改めて“頑張ろう”となった部分もありました」

―さて、明日の第2戦ですが、今日と同じ布陣で臨むそうですね。
「今日のような試合にはならないように、頑張ります」


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