2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.10.11 (Sun)

【2009リーグ2部】10/11レポート

明治大が悲願の1部昇格を決定!
2位、インカレ出場争いは最終週まで持ち越しか


白鴎大が接戦を制し、拓殖大を破った。これで拓殖大は3敗目。残りの試合数や現段階での勝敗等を考慮すると、明治大には日体大に勝利すると1部昇格というチャンスが舞い込んできた。その明治大は試合序盤は堅さが見えたものの、最後は100点ゲームで締めて、念願の1部昇格を掴んだ。白鴎大は、拓殖大に勝ったことでまだ1部昇格への可能性を残している。拓殖大は3敗目で一歩後退したものの、1部はまだ射程圏内。また、早稲田大も2敗で2位と、虎視眈々と1部復帰を狙っている。次週からは、1つでも試合を落としたチームから1部への道が閉ざされていく。どのチームが明治大に続くか。注目だ。

国士舘大は、今週は連勝。また、順天堂大も負けはしたものの、インカレ出場へと望みを繋いでいる。一方、3部Aとの順位決定戦が濃厚になったのは大東大と日体大。両チーム共、チームカラーが出てきてはいるものの、勝利に繋がらないのが悔しいところ。残り4試合で、どれだけ自分達を表現できるかに期待したい。

【10/11結果】
白鴎大99(29-24,23-23,12-25,35-20)92拓殖大
早稲田大82(19-14,20-21,17-22,26-15)72順天堂大
大東文化大83(22-27,21-24,15-21,25-21)93国士舘大
日本体育大89(20-11,19-34,25-29,25-38)112明治大

※4試合のレポートと白鴎大・田中選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※明治大1部昇格コメントは別途掲載します。

[続きを読む]

接戦をものにして1部への望み繋ぐ白鴎大
拓殖大は3敗目で1部から一歩後退

白鴎大99(29-24,23-23,12-25,35-20)92拓殖大
091011chiba白鴎大は1部昇格へ向けて、もう負けは許されない。第1戦終盤は諦めムードも漂っていたが、この試合はしっかりと切り替えられている部分が見えた。序盤から、白鴎大は#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)のインサイドや第1戦では13得点に終わった#00藤江(4年・F)などで得点を重ね、13-5と先行する。この展開に拓殖大はタイムアウト。その後、拓殖大は#94長谷川智伸(1年・G・福大大濠)のプレーで盛り返し、点差を縮めていく。また、#22松崎(3年・G)のアシストも冴え渡って、#53小野(3年・C)とのコンビプレーで得点を増産する。だが、白鴎大も#32黒川(2年・G)や#00藤江の3Pで応戦し、リードを奪わせない。1Q終盤に#99長谷川技(2年・F)の連続得点が決まった拓殖大が5点差まで詰めて1Qを終了。2Qにも白鴎大が常に先行した状態で試合は進む。白鴎大は拓殖大のミスはすかさず得点に繋げていく。だが、攻め手が#00藤江のみになると、そこを拓殖大が#22松崎と#94長谷川智伸の得点で叩いて白鴎大にタイムアウトを取らせる。その後も拓殖大は#94長谷川智伸の得点が続き、じわじわと点差を詰めていく。対する白鴎大は、#5千葉がファウル2つでベンチに下がるも、代わった#12宇津江(3年・F)がしっかりと繋いで逆転を許さない。結局、拓殖大は前半は一度もリードを奪えぬまま終わる。

後半、反撃の狼煙をあげたのは拓殖大#3宇佐美(4年・F)の3P。すぐに白鴎大#32黒川が3Pでやり返すも、流れは拓殖大ペース。白鴎大#5千葉を3ファウルに追い込み、更に#99長谷川技と#22松崎の得点で、逆転に成功する。その後は一進一退の攻防が続く。点差も大きく離れることなく、試合は進んでいくが、3Q終了間際に拓殖大は#5根木(2年・G)が3Pをブザーと共に沈めて、72-64とリードを奪って最終Qへ持ち込んだ。4Qもどちらも譲らない展開。白鴎大#00藤江が決めれば、拓殖大#26上杉(2年・F)が決め返すなどして、リードが何回も入れ替わる。だが、両者で決定的に違っていたのは冷静さ。落ち着きのあるプレーを展開する白鴎大に対して、ちぐはぐしている拓殖大。終盤は特にそれが顕著にあらわれ、リードを奪っていくのは白鴎大だった。4Q終盤 、白鴎大は#30アビブのゴール下に加え、#10田中(3年・G)が24秒バイオレーションぎりぎりで3Pを沈めて6点リードを奪う。拓殖大も#26上杉が3Pを決め返すも、白鴎大も#5千葉がルーズボールやオフェンスリバウンドで粘って、拓殖大にチャンスを与えない。1分を切ると拓殖大はファウルゲームを展開。最後まで諦めない姿勢を見せる。残り28秒で、#22松崎が3Pを沈めて3点差とするも、白鴎大も冷静で、もらったフリースローを着実に決めていく。また、残り5秒では白鴎大#10田中がスティールからのレイアップを沈めて勝利を決定付ける。最後まで勝利の行方が分からぬ試合も、最後は白鴎大が7点差で逃げ切り。1部昇格へと望みを繋いだ。

写真:白鴎大・千葉。ここ数試合はファウルトラブルが続いているが、終盤は泥臭いプレーで勝利にしっかりと貢献。


不安の残る試合展開となった早稲田大
順天堂大は追いついてからの一手が出ず

早稲田大82(19-14,20-21,17-22,26-15)72順天堂大
091011sugimoto「ミスが多くて、相手にやらせてはいけないことをやらせてしまった結果」(早稲田大#00金井)
第1戦同様、1部復帰を目指す早稲田大にとっては、決して褒められる内容のゲームではなかった。試合の立ち上がりは、順天堂大に簡単に得点され、リードを奪われてしまう。しかし、#21山田(4年・F)や#9平井(3年・G)の得点で逆転に成功。その後は、早稲田大が先行して試合は進む。だが2Q、ここまでポイント出場を果たし、しっかりと仕事をこなしてきている順天堂大#8杉本(3年・F)がスパーク。攻守でチームを引っ張る。また、アグレッシブなプレーが光って、このQだけで13得点を稼ぎ、早稲田大から再びリードを奪う。この杉本のプレーが勢いを生み、次々とシュートを沈めていく順天堂大。対する早稲田大は#20久保田(2年・C)と#00金井(3年・F)の得点に終始。前半終了間際に金井が連続得点でなんとかリードを奪い返し、早稲田大が4点リードで後半へ。

3Q序盤は、早稲田大#9平井の外角シュートが決まって、順天堂大は追う展開に。だが、中盤に入ると#10趙(2年・C)がゴール下で奮闘し、じりじりと点差を詰めていく。また、#4山本(4年・C)のインサイドプレーや、#13大下内(1年・F・福大大濠)の得点なども光って、3Q残り3分には再び逆転。その後は一進一退の攻防が続いていく。試合後動いたのは、4Q残り7分30分。順天堂大は、#8杉本のフリースローで、62-62の同点に持ち込む。だが、次の一手が出ない。オフェンスが単発になってしまい、せっかくのチャンスを生かしきれない。その間に早稲田大は、#9平井の3Pに、#21山田のジャンプシュートなどでコンスタントに得点を重ねていき、点差を9点に開く。なんとか追いすがりたい順天堂大だが、肝心のシュートが決まらず、最後は10点差で敗北。早稲田大が逃げ切り、勝利した。拓殖大、白鴎大同様、1部復帰へ向けては負けられない試合が続く早稲田大。
「楽勝で勝てたらいいけれど、それはキツいので、競った中で勝つことができたら一番いいと思います。オフェンスでは動きながら攻められるように、ディフェンスではヘルプやローテーションをもっと早くしていくことが、今後の試合で修正して行きたい点です」(早稲田大#00金井)

写真:順天堂大・杉本。ベンチスタートではあるが、試合に出れば思い切りのいいプレーでチームの盛り上げに一役買っている。


常に先手を取っていた国士舘大が連勝
大東大は追いつくきっかけを作れず

大東文化大83(22-27,21-24,15-21,25-21)93国士舘大
091011daito先制点は大東大#15遠藤(2年・F)の3P。だが、国士舘大も#7熊谷(4年・G)がすかさず3Pで決め返す。その後、国士舘大は、#7熊谷と#13馬(3年・C)を中心に得点を重ねていき、リードを奪う。対する大東大は、#12小山(3年・F)のゴール下や#11田中(2年・G)の得点で食らい付いていく。だが、2Qに入ると国士舘大がじりじりと大東大を離していく。コンスタントに得点を決めていく国士舘大に対して、大東大はフリースローの得点が目立っていく。また、2Q残り2分には国士舘大#10阿刀(4年・SF)がスパーク。アグレッシブなプレーで攻守で活躍。大東大を突き放すきっかけを作る。この展開に、大東大は連続してミス。点差も11点に広げられてしまう。だが、それでも#11田中が果敢に攻め込み、フリースローを得るも、国士舘大も#10阿刀が決め返して、リードは国士舘大で変わらず。

後半に入っても国士舘大ペースで試合は進む。前半同様、楽に得点を重ねていく国士舘大に対して、苦しい展開が続く大東大。リバウンドもなかなか手中に収めることが出来ず、セカンドチャンスを生かせない。なかなか反撃の一手が出ない大東大に対し、国士舘大は余裕の試合運びを見せる。4Qの残り3分半、大東大はキャプテンの#87石井(4年・G)をコートへ。すると、石井が積極性を見せてチームを引っ張る。勢いのあるプレーで得点を決めると、大東大ベンチと応援団は大盛り上がり。また、気迫でバスケットカウントも沈めて、大東大に流れを呼び込む。だが、国士舘大も#19平田(1年・G・埼玉栄)が速攻でやり返し、リードは奪わせず。終盤の粘りも、勝利には届かなかった大東大。国士舘大は第5週は連勝で締めた。

写真:大東大#87はキャプテンの石井。この日は最後、コートに立ち、アグレッシブなプレーでチームを引っ張った。熱い気持ちが見えた3分半だった。


序盤は堅かった明治大を日体大が叩くが
最後は明治大が100点ゲームで快勝

日本体育大89(20-11,19-34,25-29,25-38)112明治大
091011hassaka「あまり意識はしないようにしていたんですけど、案の定…堅くなっちゃいましたよね(苦笑)」(明治大#21川崎)
第1試合、拓殖大が白鴎大に負けたことで、予想より早く1部昇格のチャンスが転がり込んできた明治大。この試合を制することが出来れば、自動昇格が決定する。だが、川崎の言葉にもあるように、立ち上がりの明治大には堅さが見えた。対する日体大は、第1戦と比べ、思い切りプレーしている印象。#11冨江(4年・F)の得点をかわきりに、#6宮村(4年・F)、#23横江(2年・G)と続いて、2-9と先行する。だが、明治大も#14金丸晃輔(3年・SG)の3Pに#19田村(2年・PF)のダンクとやり返し、日体大にタイムアウトを取らせる。だが、この日の日体大は#3八坂(4年・G)のアシストが冴え渡り、#6宮村とのコンビプレーを連発。日体大は再びリードを奪って、1Qを終えて20-11と9点のリード。2Qは明治大が#19田村の連続得点などで、開始3分で20-20の同点に持ち込む。その後、#金丸英悟(4年・PF)、#14金丸晃輔の3Pなどで逆転し、リードを奪うが、日体大も粘る。#12堀田の3P、#八坂のアシストから#6宮村の得点が2本連続で決まって、明治大にタイムアウト。タイムアウト明けは、明治大#20若林(3年・SG)が3Pを沈めるも、日体大も#3八坂が3Pでお返し。互いに全く譲らない展開が続く。だが、終盤は、明治大が#21川崎(4年・F)と#24岩澤(4年・SG)の3Pなどで得点を重ねていき、6点のリードを奪って後半へ。

後半に入っても日体大は明治大に食らい付いていく。点差も2桁得点には広がらないが、同点に持ち込むことができない。明治大も、日体大に追いつかれれば、すかさず決め返すなどして、相変わらずリードを保ったまま。だが、点差が動いたのは3Qの残り5分を切ってから。明治大#21川崎が連続で3Pを沈めると、日体大はパスミス。点差も10得点に乗り、日体大がタイムアウト。この後は日体大#11冨江がリバウンドシュートを決めるが、その後のプレーで日体大主将でディフェンスの柱でもある#12堀田(4年・G)が負傷退場。日体大に不穏な空気が流れる。堀田が退場した後のプレーは明治大#14金丸晃輔の3P。これがトドメかと思われたが、日体大は堀田と交代して入った#1馬場(4年・G)が気持ちで3Pを沈めて切れさせない。それでも、明治大は#21川崎の3Pに#3金丸英悟の得点と容赦なし。点差も10点を保って4Qへ。4Qは明治大ペースだった。#21川崎の3Pを皮切りに、次々とシュートを沈めていく明治大。日体大も必死にディフェンスをするが、一度乗った明治大を止めるのは難しく、点差も離されていってしまう。対する明治大は、最後は第1戦同様、ベンチメンバーを出場させる。各々が自分の役割をしっかりと果たしながらプレーし、100点ゲーム。この瞬間、明治大の1部昇格が決まり、明治大の面々は安堵の表情と共に嬉しさを爆発させていた。

写真:日体大・八坂。この日はアシストが冴え渡った。ディフェンスにも積極性が見えたが、微妙な判定に対しては思わず苦笑いのシーンも。


【INTERVIEW】
「藤江さんだけに頼りたくない」
成長真っ只中の白鴎大稼ぎ頭の一人

◆#10田中憂希(白鴎大・3年・G)
091011tanaka「うちの得点源は、藤江さん(#00)とアビブ(#30)と田中さんなんです」(白鴎大#32黒川)
藤江のオフェンス力が注目されがちであるが、黒川の言葉通り、田中は藤江と共に白鴎大の得点源の一人である。きれいな弧を描いて決まる3Pに加え、ゴール下にも果敢に攻め込む。この試合では、勝負所での得点をしっかりと沈め、白鴎大に勝利をもたらした。本人は自分の出来を「まだまだ」だという。しかし、成長著しいのは確か。今後、白鴎大の貴重な得点源として活躍していくに違いない。


―接戦を制しての勝利となりましたね。おめでとうございます。
「ありがとうございます。昨日負けてしまったので、今日は本当に勝ちたかったんです。あと、拓大とは今年は2勝1敗だったので、勝敗を並べたくて。今日勝ったことで勝敗も並べることができてホッとしています」

―第1戦を踏まえて、第2戦はどのように戦おうという話をチームでしましたか?
「戦略というよりも、自分達の気持ちを強くして走り負けないようにということを意識していました。昨日は、自分達の足が止まって拓大に走られてしまったり、気持ちが途中で切れてしまっていました。なので、今日はそういうことがないように、気持ちを強く持って、ディフェンスを頑張ろうという話をしていました」

―その“足が止まってしまった”のはなぜですか?
「アウトサイドにこだわりすぎてしまったというのがあります。インサイドにボールが入らなくて、アウトサイドだけにこだわってしまって…。それで、外も入らなくて流れをつかめなくて、ディフェンスのリズムが崩れてしまいました」

―競った展開の中で、これだけは徹底しようとチームで話していたことはありますか?
「特にないですね。ただ、オフェンスよりもディフェンスを頑張って、しっかり守ろうという話はありました」

―4Qは、拓殖大はかなり焦ってプレーしているように見えましたが、白鴎大は落ち着いてプレーしているなという印象を受けました。実際、コートに立っていていかがでしたか?
「確かに、落ち着いていたと思います。相手が自らペースを崩してくれたので、自分達はそれに合わせないように、落ち着いて自分達のバスケすることを心がけていました。そうしたら、落ち着いてプレーできましたし、コートの中でもみんなと話せて、いいプレーが出来たと思います」

―田中選手は4Qの大事な場面でシュートを決めて、“仕事をしたな”という感じだと思うのですが、いかがですか?
「そうですね(笑)。久しぶりの接戦だったので、呑まれないようにということは意識していました。あとは、今日は本当に2・3Qは何にもできていなかったので…チャンスがあればどんどん打っていこうとは思っていました。そうしたら、最後にチャンスが回ってきたので、気持ちよく打ちました」

―白鴎大の得点源は、藤江選手(#00)とアビブ選手(#30)と田中選手(#10)なわけですが、その中で自分は毎試合何点くらい取れたらいいなというのはありますか?
「自分の中での目標は20点くらいですね。やっぱり藤江さんだけに頼りたくないので、20点以上は平均して取りたいんですが…でも、まだまだで思うようにいかないです(苦笑)。とりあえず、3Pだったら無駄打ちしないで、アベレージをあげられるようにだとか、いいところで決められるようになりたいな、という目標はあります」

―来週は順天堂大との試合となりますね。1部昇格へ向けても負けられない試合になりますね。
「そうですね。今年は得点力のある藤江さんや、リバウンドを頑張ってくれる千葉さん(#5)がいる最後の年なので、1部に上がれるチャンスだと思っています。順天も走りますが、あとは全勝して1部に上がりたいです。今までやってきた自分達のバスケットである、ディフェンスしてブレイクして走ってということと、コートの中でコミュニケーションをしっかり取るということをしっかりとやっていきたいです。そうすれば必ず結果はついてくると思うので、頑張りたいです」
関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:40  |  2009リーグ戦2部  |  Top↑
 | BLOGTOP |