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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.10.11 (Sun)

【2009リーグ1部】10/11 青山学院大VS法政大 第2戦

スモールラインナップで青学大がリベンジ!
青学大が3連覇へ望みを繋ぐ

青山学院大97(33-20,19-28,22-19,23-18)85法政大
091011aogaku.jpg第1戦では法政大に粘り負け、得意の速いトランジションも出ずに敗北した青学大。この日はなんと3ガード2フォワードという超スモールラインナップで臨んだ。その策が功を奏し、速攻を量産し1Qで大量33点を奪う。この奇襲に面を食らった法政大だが、終始一進一退の好ゲームを演じてみせる。昨年の1部リーグのレベルではどちらかが主導権を握れば、大概均衡は崩れることが多かった。だが、この日は両者主導権を簡単には渡さず大崩れのないハイレベルな戦いとなった。しかし青学大が1Qで得た13点のリードが最後まで響き、法政大の連勝は叶わず97-85で青学大がリベンジ。

今シーズン、1部でレベルの高い試合が繰り広げられているのは、多くの4年生が下級生の頃から主力として活躍し、チームの円熟期を迎えられている所に起因する。青学大で言えば#4小林高晃(4年・SG)、#7渡邉(4年・PG)、法政大なら#5神津祥平(4年・C)、#23信平(4年・F)、#91落合(4年・PF)ら、酸いも甘いも知る4年生が互いの役割を熟知し、勝負所を冷静に見極め、チームをリードする。それ故これまで上位チーム同士の対戦においてワンサイドゲームが少ないのだ。混沌としてきた優勝争いは後半戦に入り、いっそう楽しみになってきた。

写真:流れを持ってきた青学大は主将の小林が渡邉、橋本を迎えるようにタッチ。

※試合のレポートと青山学院大・橋本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【GAME REPORT】
091011kozu.jpg昨日の試合では速いトランジションの展開を出せなかった青学大は、スタメンをなんと#7渡邉(4年・PG)、#0橋本(3年・PG)、#4小林高晃(4年・SG)、#16比江島(1年・GF・洛南)、#27宇田川(3年・F)とスモールラインナップに変更。青学大は立ち上がりから襲い掛かるようなゾーンプレスを仕掛けると、次々と速攻を量産。青学大はこのQ33点と、水を得た魚の様に速攻、アウトサイド、リバウンドと自分たちのスタイルを遺憾なく発揮する。一方、この青学大の奇襲に面を食らう形となった法政大は、#5神津祥平(4年・C)のバスケットカウントや、#11長谷川(2年・SG)、#91落合(4年・PF)のミドルシュートなどで食らいついていくも、さすがにこの速い試合展開に巻き込まれると持ち前のディフェンスの威力も半減してしまう。さらに法政大はこのハイペースに翻弄された#3鈴木(3年・PG)が開始5分で早くも3ファウルを犯してしまう。終盤、法政大は#5神津祥平が3Pやインサイドなど孤軍奮闘を見せ、加点していくが13点のビハインドでこのQを終える。

2Q、法政大が先制攻撃に出る。法政大はまず#5神津がフリースローを獲得し、2投成功すると、さらに#11長谷川が速攻を決め9点差。1Qに怒涛の攻撃を見せた青学大だが、さすがにシュートも落ち始める。それでも青学大はタイムアウト明けにボールが良く回り、#0橋本から#4小林高晃へのアシストや、#5辻(2年・SG)の#7渡邉へのアシストが決まるなどリードを維持する。中盤、法政大が反撃に出る。まずは法政大が#11長谷川の連続3Pで5点差まで詰め寄ると、対する青学大も#16比江島のスクープショットや#7渡邉のドライブで点差を押し戻す。しかし、法政大は#5神津祥平が#16比江島をブロックすると、#23信平(4年・F)が驚異的な瞬発力でスティールからファウルを貰い、フリースローを決める。なおも法政大はまたしても#23信平のスティールから#21加藤(1年・CF・洛南)が速攻を決めると、#3鈴木からのロブパスをそのまま#5神津祥平が決めついに同点。さらに法政大は#11長谷川の3Pで逆転に成功。だが、青学大が#16比江島、#5辻のジャンパーで逆転すると、ラストプレイで#7渡邉が3Pを決め4点差。52-48というハイスコアで前半を終える。

091011watanabe.jpg3Q、先に一歩抜け出したのは青学大。立ち上がりこそ法政大は#5神津祥平のゴール下や#3鈴木の3Pで食らいつくも、青学大は#27宇田川の1対1、#4小林高晃の3連続得点で10点のリードを奪う。それでも法政大は攻守に粘りを見せ、青学大の勢いを食い止めると、#21加藤のフック、#11長谷川のジャンパーで着実に点差を詰める。だがこの一進一退の攻防の均衡は崩れない。青学大が#0橋本が#3鈴木から4ファウル目となるバスカンを決めれば、法政大も#21加藤の連続得点や#23信平から#11長谷川へまたも意表を突くロブパスをそのまま決め、また詰め寄る。だが終盤に青学大は#0橋本が連続得点を決め、74-67とリードを保持してこのQを終える。

ここまで両者崩れることなく驚異的な粘りを続けて迎えた最終Q、青学大は序盤からこの均衡を崩すべく#0橋本がジャンパーに3Pを決め、大きな12点差を付ける。それでも法政大は堅い守りで青学大のオフェンスをシャットアウトすると、#5神津祥平のドライブ、#11長谷川の3Pで再び一桁差。だが#3鈴木が#4小林高晃から4ファウル目を誘うが、このフリースローを2投とも失敗。それでも#3鈴木はこのミスを挽回するように、インバウンズプレイで相手の背中にボールをぶつけ、そのまま得点という頭脳的なプレイを見せ5点差。中盤、この5点の均衡を破れない両者、法政大#5神津祥平からも檄が飛ぶ。だが、この勝負所で力を発揮したのは青学大。青学大は#16比江島が驚異的な身体能力でオフェンスリバウンドを奪取、フリースローを獲得し2投決めると、さらにスティールを決め#6織田(2年・SF)が速攻でフィニッシュ。一方の法政大は#5神津祥平が不運なオフェンスファウルに加え、さらにゾーンディフェンスに切り替えた直後に#7渡邉の3Pが決まり12点差。大きなビハインドを背負った上、この日の青学大は崩れないと見たか、法政大は残り2分で早くもファウルゲームという賭けに出る。だが、法政大の反撃も虚しく、青学大は冷静にフリースローを決め点差をキープ。青学大が第1戦のリベンジを果たし、97―85で勝利を収めた。


「勝っていくしか道はない」
3連覇へ向け立ちはだかる大きな試練

◆#0橋本竜馬(青山学院大・3年・PG)
091011_hashimoto.jpgポジティブな言葉と裏腹に口調は決して明るいものではなかった。「まだ自分は1試合で結果を残したに過ぎない。大事なのはこれからだ」と言わんばかりだ。
ここまでのリーグ戦では10分前後の出場時間しか得ることができなかった橋本。実力もあり、監督からの信頼もある。ただ青学大には、他チームなら即刻スターターを任せられるような選手が5人以上集まったという台所事情があり、出場時間を多く得られないのは致し方ないところだ。10分という時間の中で自分の存在意義を認めさせるのは容易ではない。チームが負ける姿をベンチから見ていた時はさぞかし歯痒かったはずだ。「自分なら流れを変えられる」そう頭をよぎっていただろうか。だがこの試合では久々にスタメンに抜擢され、今までの想いをぶつけるような鬼気迫るプレイで結果も残して見せた。3連覇へ向けもう一つも落とせない。橋本はチームの救世主となれるか。


―久々に十分な出場時間を得たわけですが、今日の試合を終えていかがですか。
「リーグに入ってから自分の思ったようにプレイできなくて、苦しい思いをもしました。今日はスタートで使ってもらえて、監督の思いを胸に自分なりにハッスルして監督に求められていることを一生懸命やろうとしていい結果が出たので、自分でも嬉しく思っています」

―やはり今まで溜めていたフラストレーションを晴らせたという気持ちが大きいですか?
「そうですね。まぁ、鬱憤っていうか。今選手がいっぱいいてプレイングタイムも分割しちゃっているんですけど。自分が出たらこうしたいっていう気持ちがいっぱいありましたけど、チーム状況を素直に受け止めて。こういうチャンスが回ってきたらいつかこうしてやろうっていう気持ちはあったので、今は本当に監督の気持ちに応えられたのが自分自身嬉しいです」

―いつものスタメンから今日はスタメンを3ガード2フォワードと随分大胆なメンバーチェンジをしましたね。
「やっぱり昨日までは負ける試合じゃなかったのに最後粘りきれなくて、追いつかれて追い越されて負けてしまったので。青学らしさっていうのが自分も外から見ていて出ていなくて、荒療治的な感じになりましたけど、今日は速攻もたくさん出ましたし。リバウンドとかまだ弱い部分はありますけど、ちっちゃい中で青学らしさが出たので良かったと思います」

―ここまで5勝3敗と優勝へ向けて楽観視できない状況ですが、それについてはどう感じていますか?
「結果を見れば厳しい状況にありますけど、自分たちは1戦、1戦戦って勝っていくしか道はないし。優勝するには他力本願になっちゃいますけど、それでも自分たちのバスケットを貫いて。リーグで終わりな訳ではないので、インカレにも繋がる試合をしていきたいと思います」

―今日から後半戦に入りましたが、前半戦を振り返っていかがですか?
「やっぱり慶應大戦でモチベーションが一番高くて、そこから落ちてしまったというのが。周りから見ていてもそう見えると思うんですけど。インサイドが下級生中心で点が獲れないのが厳しいと思うんですけど、それを今言ってもどうしようもないので。…そうですね。自分は途中から出て流れを変えるだけなので。今日はスタメンだったんですけど、それでもやっぱり負けた試合は途中からみんなも静かになっちゃうし。外から見ていたらそれがもっと浮き彫りになっていたと思います」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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