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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.10.11 (Sun)

【2009リーグ1部】10/11 専修大VS慶應義塾大 第2戦

慶應大が薄氷を踏む勝利
専修大はついに覚醒か!?

専修大79(26-21,13-24,23-17,17-19)81慶應義塾大
091011KEIO.jpgここまで全敗の専修大が慶應大に牙を剥いた。
油断がなかったと言えば嘘になるだろう。立ち上がりの慶應大のオフェンスは脚が動いておらず、アウトサイドに偏っていた。だが、開始3分のタイムアウト以降の慶應大は集中力を高めていたはずだ。

それでも専修大の勢いはすさまじかった。この日の慶應大のFG%は38%と今リーグに入って最低の数字。それをもたらしたのは慶應大のアウトサイドが不調ということもあるだろうが、なによりサイズと機動力のある専修大の堅いディフェンスがあってこそだ。そしてオフェンスではインサイドの要の#20張(3年・C)の爆発に加え、1年生ながら#4高橋(G・能代工業)が堂々たる振舞いでゲームをリードした。

危ういゲームながら勝利を収めたのはさすが。これまで6人程度で戦ってきた慶應大は#4田上(4年・F)、#16二ノ宮(3年・G)が4ファウルに陥るピンチに見舞われながら、乗り切ったのは精神力のなせる業か。残る試合も優勝に向け気を引き締めたいところだ。
一方の専修大はこれまでの全敗が嘘のような覚醒振り。この日出せた力を継続できるかに注目が集まる。残る試合は東海大、青山学院大、日本大と強豪ばかりだが、優勝争いに一石を投じる波乱を起こせるか。

写真:劣勢に追い込まれた慶應大。ファウルトラブルでも苦しんだがなんとか逃げ切った。

※試合のレポートと慶應大・小林選手、専修大・畑選手、高橋選手、館山選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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■GAME REPORT■
091011ct.jpg「昨日は1Q以外、全部競っていたので。試合の入り方が大事だって昨日気付いた」#33館山(1年・G・能代工)。その言葉通り専修大が立ち上がりから、慶應大に牙を剥く。慶應大は#5小林(4年・GF)のドライブで先制するも、その後はアウトサイド偏重のオフェンスで次々にシュートをミス。その間にも専修大は#20張(3年・C)が奮起。#20張はミドルシュート、3P、アシスト、インサイドと立ち上がりからエンジン全開。さらには#11藤井(4年・G)が、慶應大のターンオーバーから速攻をバスケットカウント。開始4分で14-3とリードを奪う。ここでようやく危機意識が芽生えたか、慶應大は#5小林が3Pを決めると、#7岩下(3年・C)のフック、#20家治(2年・PF)がこぼれ玉をバスカンでティップインし、追い上げを図る。さらには得意の速いトランジションに持ち込むべくゾーンプレスを仕掛ける。だが、それでも専修大は#6金田(3年・G)がプレスを突破し、#91太田(2年・F)にアシスト。さらには点こそ結びつかなかったが、専修大は次々とオフェンスリバウンドも奪取していく。終盤、慶應大は#20家治、#7岩下の得点で反撃するも、専修大#33館山がドライブにスティールと慶應大を波に乗らせず26-21でこのQを終える。

2Q、立ち上がりに専修大はミスを連発、2分半の間無得点。その間にも慶應大は#14酒井(3年・F)の#16二ノ宮(3年・G)へのアシストや#7岩下のオフェンスリバウンドからの得点で詰め寄ると、#16二ノ宮から#5小林へのアシストが決まり、遂に逆転。だが、この日の専修大は粘りを見せる。まずは#91太田が速攻をダンクで決めると、#33館山が3Pで同点。慶應大のプレスに対しても#4高橋(1年・G・能代工)がしっかり運んでいく。それでも慶應大はいつも以上にミスが散見されるも、#16二ノ宮のドライブや#4田上(4年・F)のアウトサイドなどでリードを奪う。一方の専修大はオフェンスの形ができるも、惜しいシュートミスや速攻を慶應大#7岩下のブロックに阻まれるなどして主導権を握れない。それでもラストプレイに#33館山から#22樋口(1年・F・名古屋大谷)へのアシストが決まり、6点ビハインドで後半を迎える。

091011kobayashidaisuke.jpg後半の立ち上がりの重要さを知るのは経験豊富な慶應大か。慶應大は#4田上が3Pで先制すると、さらに#5小林、#7岩下、再び#4田上と4連続得点で、開始4分足らずで一気に15点差を付ける。だが専修大は積極性を失わない。専修大はまず#4高橋がプレスを突破し、そのままレイアップを決めると、#31畑が外したフリースローを#20張がリバウンドをもぎ取り慶應大#4田上に3つ目のファウルを付けるバスカン。さらに#91太田がオフェンスリバウンドから得点し、7点差まで追い上げる。一方の慶應大も#14酒井のアシストや#20家治のミドルシュートが決まるものの、専修大の太田を始めとする機動力のあるビッグマンのシュートチェックが気になるか、アウトサイドがなかなか決まらず突き放せない。この時間帯に来てディフェンスの動きが良くなった専修大は、#4高橋が慶應大#16二ノ宮から3つ目となるファウルを獲得、フリースローも2投成功。さらに#33館山が3P。なおも専修大は#4高橋が#16二ノ宮から4ファウル目となるチャージングを誘い、慶應大の司令塔をベンチへ追いやる。一気に盛り上がりを見せる専修大はまたしても#33館山の3Pが決まり、ついに1点差。だが、慶應大も#16二ノ宮に代わった#10店橋が3Pで返し逆転は許さない。それでも専修大の勢いは止まらない。まずは#22樋口がオフェンスリバウンドから得点すると、ラストプレイで専修大は意表を突く#20張の3Pが決まり、とうとう同点とし、最終Qを迎えた。

期待と緊張感に包まれ迎えた最終Q、序盤から一進一退の展開となる。慶應大は再びコートに戻った#16二ノ宮がピック&ロールで#7岩下にアシストすると、今度はポストアップした#7岩下が#5小林にアシスト。だが専修大も#31畑の3Pに、畑から#20張へピック&ロールが決まり食らいつく。慶應大が#16二ノ宮のドライブで得点すれば、専修大も4ファウルの慶應大#4田上が強くディフェンスにいけないことを読み、#22樋口が得点。だが、慶應大は#5小林の連続得点や専修大#4高橋のドライブを潰す堅いディフェンスを見せ、一歩リードする。ここで専修大はタイムアウト。だが、勝負所の強さを発揮する慶應大のディフェンスはより強固なものとなり、専修大は簡単なシュートを打たせてもらえない。なんとか打開したい専修大はセットオフェンスで#22樋口がいいタイミングでボールを貰うが、慶應大#7岩下がブロックで立ちはだかり3分間で無得点。残り2分、慶應大は9点のリード。ここで慶應大は逃げ切りを図るべく、時間を使いながらオフェンスを展開。だが、これが決まらず、専修大#4高橋に速攻を決められる。さらに専修大は#33館山がノールックパスで#20張へと繋ぎ得点。だが慶應大も#5小林がドライブでシュートをねじ込み再び8点差に戻す。残り45秒、専修大は終盤に起用した#31畑が「たまたまどっちもボールが僕に来て、打ったら入った」となんと連続3Pでついに2点差。だが、この勝負所で専修大の未熟さが出てしまう。残り時間わずか、慶應大ボールの場面で専修大は致命的なミスを犯し、ファウルゲームにいくことなく、そのままタイムアップ。79-81で慶應大が薄氷を踏む思いで、なんとか試合をものにした。


【INTERVIEW】
「心の余裕は怖い部分」
後半戦に向け、この教訓を生かせるか

◆#5小林大祐(慶應義塾大・4年・GF)
091011_KOBAYASHIDAISUKE.jpg「自分たちは全然強くないと感じた」と反省の弁を述べた小林。この日の慶應大は最悪の立ち上がり。専修大のよく言えば読めない動きに惑わされる部分が多く、焦りは大きかったと言う。
かつて、2004年の主将だった志村雄彦(現・bj仙台)はリーグ優勝を遂げてこう言っていた。「勝つことで課題が見えにくくなった。オフェンスは良くなっていったけど、その分ディフェンスが悪くなっていくのが嫌だった」。勝つことは何より大事だが、勝っていくからこそ見えにくくなっていく問題の芽は、細心の注意を払ってつみ取らねばならない。この専修大との戦いがその端緒となるか。特に今年はどこが勝つか分からない状況でリーグは進んでいる。心の隙を追い払い、今後も結果を出し続けられるか、ここからが何よりも重要になるだろう。


ー外が入らなかったことで崩れていった感じですが、原因はありますか?
「最初は全員入らなかった。順々に打って外してしまって、こういうのは初めてで何とも言えないです。最初は焦っていなかったんですが、いつもと違うなという感覚でした。そこでリバウンドで返せばいいものなんですが、前半のリバウンドは負けていますよね」

ーアウトサイドが中心になったのは、やはり専修大の高さが気になった?
「なぜ最初の攻撃が外が多かったかというと、第1戦で結構上からはたかれたというのが多くて、そこを意識したのかなと思います。専修大の身体能力はすごく高いので。それにここでブロックに飛んだら危ない、とかそういうことを気にせずどんどん飛んでくるチーム。それが逆にいい部分でもあると思うんですが、思い切った相手のブロックにあったら、というのがみんなの心の片隅にあったのかと思います。それで結果的に外から打って入らず、リバウンドも取られて負のスパイラルに入ってしまったと言えます」

ーこの試合では違いましたが、ゲームの出だしというのはずっと言われてきて、今シーズン大きく改善されている部分だと思います。けれど反対に、後半の出だしは良くない。それはどこかに余裕みたいなものがあるのでしょうか?
「1Qの出だしは確かに良くなりました。心の余裕は確かにあります。チームとしても強くなっていますし。それが“大丈夫だろう”という感じで3Qに前に出ている感じは僕自身もあると思います。そこは怖い部分ですよね」

ーそれはチームとしてもう一度考え直すべきところでは?
「確かに、点数が離れても大きく引き離せない部分は気になってはいます。あと少しファウルが多い。それは集中力が切れているということでもあると思いますし、誰かがファウルトラブルになると周囲が気にしてしまうという面で迷惑をかける。僕らは本当に5人は5人としてやってきているし、気にしないといけません」

ー小林選手は春に比べてあまり声が出ていないようにも感じますが?
「下級生がコートに入ってきたときには意識していますが、声を出さなくても周りが自分の役割を果たしているというのは感じているので、それはあると思います。ただ、やはり今日のようにファウルトラブルになったときは自分が意識しなければいけないと思います」



「今日の力が本来の専修」
頭角を現した専修大のクラッチシューター

◆#31畑 伸秀(専修大・2年・G)
091011hata.jpg残り1分を切り、このまま慶應大が逃げ切ると思われた場面で2本の3Pを決めた畑。会場は騒然となった。
昨年4年生主体の専修大の中で畑の出番はなかった。それがこの日、慶應大との一戦で畑は巡ってきたチャンスを見事ものにした。
だが、まだリーグ戦は後半戦に差し掛かったに過ぎない。今日の試合がまぐれではなく畑の言葉通り「本来の専修」の姿であることを証明するにはこれからの方が大事だ。伸びしろが多く残され未だにその力が未知数な専修大。残る強豪との試合、再び取り戻しつつあるプライドを胸に一矢を報いるか。

―試合を終えて。
「白星がなかったので。せっかくこうやって競れた試合もなかったので、勝ちたかったですけど。みんな舞い上がってしまいましたね」

―これまでリーグ戦全敗ですが、チームの雰囲気はいかがだったのですか?
「コーチとか監督が“下を向くな。絶対いつか結果に繋がる”からって、指導者たちが下を向いていないので、自分たちは下を向いている余裕はなかったです」

―今日の試合はやっていて、いつもと違うという感覚や手応えは感じていましたか?
「いや、今日の力が本来の専修なんです!今までが違ったんです!やっぱり周りでは“専修は弱い”みたいに思われていますけど、うちがちゃんとやることをやったらどのチームとも競れるって監督が言っていたので、もうそれをみんなで信じてやってきので。下を向くことはないと思います」

―試合の終盤の連続3Pはお見事でした!
「いや、最後の5分くらいに交代した時、絶対もう一度来ると思ったので。点差が付いてしまったので、僕とか館山とかガードが3P打つしかないと思ったので。たまたまどっちもボールが僕に来て、打ったら入った。まぁ、計算でしたね(笑)。正直僕はああいう場面相当強いです!神になれそうでした!(笑)あれを今後も継続できるよう頑張りたいと思います」

―次週以降は東海大、青山学院大、日本大と強豪が続きますが、なんとか1勝欲しいところですね。
「慶應とこれだけいい試合ができたので、他もそんなに慶應と変わらないと思うので。僕らがやることをしっかりやれば、全然競れるし勝てると思うので。また練習頑張って顔を上げていきたいと思います」

―畑選手は昨年を経験をしている分、この代替わりをして一気に若返りをしたギャップの難しさを感じますか?
「やっぱり去年はリーグも3位で、インカレも4位だし。今の4年生でも出ているのは(#11藤井)元気さんくらいで、メインは4年生で僕らは下級生だったし。本当に誰も経験がない中で今年の新チームになって、今までずっと勝てていたものが今は黒星なので。やっぱり気持ち的な問題に差があるのかと思いましたけど。でもやっていく中でみんな経験をしていくし、1、2、3年生もどんどん上手くなっていっていると思うし。チームとしては全然下を向くことはないと思うし、弱いとか言われますけど、それを跳ね返せるように。後半戦は巻き返したいと思います」



「ベンチの盛り上がりは気持ちよかった」
専修大の将来を担う若きフロアリーダー

◆#4高橋 陽(専修大・1年・G・能代工)
091011TAKAHASHI.jpg堂々たる試合運びだった。まだミスもあるが、慶應大のゾーンプレスをものともせずボールを運ぶ姿や、二ノ宮から4ファウル目を奪うテイクチャージは圧巻。負けん気の強さと能代工業時代に優勝を経験していることもあってか、緊張している姿は微塵も感じられなかった。1年生にして周りを束ねるリーダーシップが彼にはある。
代替わりをして若返った今シーズンは専修大にとって、単なる育成のシーズンと見られていたが、これでわからなくなった。残るリーグ戦やインカレで勝利を経験することができるか。高橋の口ぶりからはこの試合で満足する気は毛頭感じられなかった。


―今日の試合を振り返って。
「やっぱり出だしが良かったんじゃないですか。見ての通り昨日は後半は良かったんですけど、大差を付けられて。1Qであれくらい(26点差)付けられると手遅れだし。今日は逆に1Qリードしたっていうのが、2Qをいい形で迎えられたので。1Qの出だしが良かったから、こういうゲームができたと思います」

―今までの試合では立ち上がりから、あまりいい展開というのはありませんでしたが、今日の試合でそれができた要因はなんでしょうか?
「中原さん(監督)も言っていますけど、やっぱり最初の5人の出だしの気持ちという部分が、ああいう形で現れたんじゃないかと思います。交代してからも自分たちが気持ちで負けないプレイを意識して。チームで気持ちを意識してできたので。1Qからセンターの張さん(#20)も最後までフォーメーションを意識してプレイできたので、チームとしていい形が出たんだと思います」

―気持ちでの意識はいつくらいから変わりましたか?
「今まではディフェンスも重視されていたんですけど、筑波でああいう形でグダグダな試合をしてしまったので。スタッフもディフェンスの脚作りからしっかりできていたので、あとはチームプレイ。今日はチームプレイができたからこういう試合ができたのだと思いますね」

―今日の試合では“これぞ専修大”と思わせるようなリバウンドを久々に見られましたね。今までそういう部分が出てきませんでしたが、本来はあれくらいのパフォーマンスをできる実力を持っていますよね。
「持っていますね。ただやらないだけで、やればできるんだから。もっと自分も声を掛けますし、逆に自分がセンター陣にそういうプレイを見せて、ちっちゃいやつでもやっているんだっていうのを気付いてくれたら、自分のプレイも生きてくるので。チームができなかったら、まず自分がやって、見せる。そういう意識作りをさせて。今日の試合でホッとしないで、次の東海大戦に繋げていきたいと思います」

―1年生ながら、とてもリーダーシップがありますね。
「そうですね(笑)。でもコートでは関係ないので。今の専修にはそういうポイントガードがいないので、やっぱり喋れるポイントガードが一番いいって中原さんにも言われているので、そういうところを意識しています」

―リーダーシップはやはり能代高校でキャプテンをやっていた経験に培われたところも大きいですか?
「そうですね。兄さんの影響もあるんじゃないかなとは思いますけど(※1)」

―あとお兄さんと似て身体が本当に強いですね。今日もゾーンプレスが来たときに当たり負けしていませんでしたね。
「1年生だからって身体が弱いとかって言われたくないし、負けたくはないんで。ウエイトとかトレーニングは頑張っています」

―これまでスタメンではなくベンチスタートですが、それはなぜなのでしょうか?
「ベンチから起爆剤としての役目を今与えられているので、それを今は全うできればなと思っています」

―今日の試合は二ノ宮選手(#16)とのマッチアップでやり合っていましたが、手応えは感じましたか?
「二ノ宮さんはシュートも安定しているし、ボールハンドリングも上手いんですけど、自分が高校時代にやっていたディフェンスを試してみようかなと思っていました。せっかくいいチャンスだったので、昨日から試してみようって考えていて。4ファウルで二ノ宮さんがベンチ下がったときのベンチの盛り上がりはやっぱり気持ちよかったですね(笑)」

―館山選手(#33)が高橋選手からパスを受けてシュートを決めるというシーンが今日は何度かありましたが、やはり高校時代からやっている分コンビネーションはぴったりですか?
「あいつのパスを受けるラインができていると思うので。そこはキックアウトとかの練習で染み付いてきたものがあるので、そこは自然とできるので。あとはミスしないでしっかりできればなと思いますね」

―これまで全敗ですが、今日みたいな試合ができれば残る東海大、青山学院大、日本大とも期待できる試合ができそうですね。
「チームで勝つしかないと思うので、今日はいい試合ができましたけど勝っていないので。自分たちはできるんですけど、ふっと気を抜くとまた20点とか離されてしまうので。そこはまた気を引き締めて。今日のこのゲームを忘れずに東海大戦に向けて頑張りたいと思います」

※1 高橋選手の兄は2007年に法政大が準優勝した時の主将であり、能代工業でも主将を務めた高橋 優。179cmと小柄ながらディフェンスやリバウンド、ルーズボールと強靭な肉体を生かした熱いプレーが持ち味だった。



「自分たちの代まで繋げていける」
次戦につながる価値ある1敗

◆#33館山健太(専修大・1年・G・能代工業)
091011TATEYAMA.jpg0勝8敗。ここまでのリーグ戦は若さと能力は垣間見えるが、チームとしての機能を果たしていなかった。その例に漏れず館山も序盤戦こそスタメンだったが、シュートセレクトの悪さも目立ちリーグ2週目からはベンチスタート。出場時間がない試合すらあった。だがこの試合ではその持てる能力を発揮できた。得意とする3Pはもちろん、ドライブにアシストとオールラウンドに活躍。
負けはしたものの次戦に期待を抱かせる試合内容。エース不在の専修大だが、これからオフェンスの軸として、館山には安定感あるパフォーマンスが期待される。今期、館山が専修大のライジングスターとして頭角を現してくるかに期待したい。


―惜しいゲームでしたね。
「昨日は1Q以外、全部競っていたので。昨日の1Q目以外はみんなチームプレイができて、自分たちの流れを作ることができたので、試合の入り方が大事だって昨日気付いたので、それを生かして今日は勝とうっていうことで。出だしも良くて他の時間帯もしっかり戦えたので、本当次に繋がる試合ができたと思います」

―それが今日できたのは何かきっかけがあったのでしょうか?
「先週に負けてからディフェンスを意識した練習をずっとやっていて、ディフェンスが大事だっていうことを意識することにみんなが気付いて、特に自分なんですけど。ディフェンスに対する意識が試合の流れを良くしたのだと思います」

―今日は太田選手(#91)を始めに機動力のあるビッグマンがいいシュートチェックをしたり、いいディフェンスでしたね。
「インサイド陣も今日の相手はでかかったけれど、しっかり動いてヘルプカバーもできていたので。自分らもやりやすかったので、そういうところができたからいい流れになったと思います」

―小林選手とのマッチアップはいかがでしたか?
「カットインに対して、ヘルプがいるのに無駄に手を出してファウルを吹かれたり、最後4ファウルで苦しい感じになったんですけど。やっぱりカットインをしっかり抑えられるようになりたいです」

―今までは難しいシュートを打つシーンが目立ちましたが、今日はシュートセレクトも良く、調子も良かったですね。
「今やっているオフェンスの一つがすごく機能していて、シュートもすごく打ちやすいし。チームとして動いてシュートを打っているので、それでシュートが入っているんだと思います」

―高校時代からのチームメイトの高橋選手(#4)からいいタイミングでパスが来ますよね。
「そうですね。一番やりやすいです」

―これまで全敗ですが、今日の試合を見ると、これから期待できるのではないかと思いますが。
「あと6試合は強いチームですけど、やっぱり少しでも勝って。全部黒星だとチームの雰囲気も悪くなるので、一つでも多く勝ってインカレに繋げていって。やっぱり若いチームなので、自分たちの代まで繋げていけると思うので、1試合、1試合を大事に経験を積んでいきたいと思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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