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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.10.03 (Sat)

【2009リーグ1部】10/3レポート

青山学院大・東海大が2敗目!
暫定1位の日本大に続き3勝2敗で5チームが並ぶ


091003ono.jpg第3週の第1戦は非常にトピックの多い1日となった。
3週目にして全勝チームが消えた。日本大が1敗で首位、次に5チームが2敗で並ぶ。これはここ数年なかった展開であり、リーグはまだ先が見えない状況だ。しかし選手が充実している今シーズン、これは予想できる展開でもある。昨年秋からこの春にかけて結果を出している慶應・東海・青学の3つは元々実力が把握できている。残りのチームはこのリーグになって力を見せてきたということだろう。どこが抜け出すか、まだこれからレベルの高い争いが見られそうだ。

首位を走る日本大と注目の慶應義塾大の一戦は、慶應大はまたも軽い笛に泣かされた。なかなか足を使った展開が出ずに逆転される時間帯もあったが、最後は持ち直して勝利。2敗を守った。

東海大対法政大は、法政大の集中力と能力が東海大を凌駕した。東海大は自らのいいところを全く出せずに敗退。2敗目を喫した。青山学院大対中央大もまた、青学らしい走りがなりを潜めてロースコアゲームとなると、中央大の粘りの前に屈した。こちらもファウルによる削り合いの試合となった。

筑波大はホームゲームで会場に多くの人を集め、うれしい1勝目。この調子で2連勝し、ここから上昇したいところだ。

写真:勝利して、ガッツポーズの中央大・小野龍猛。このあとみんなを抱き寄せて喜んだ。


【10/3結果】
日本大74(13-19,27-20,16-20,18-27)86慶應義塾大
専修大57(14-25,12-21,18-24,13-12)82筑波大
青山学院大61(17-13,18-17,9-18,17-21)69中央大

※3試合のレポートは「続きを読む」へ。
※東海大対法政大は別途掲載します。

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【REPORT】
全勝の日大に遂に土
慶應大がロースコアから抜け出し勝利

日本大74(13-19,27-20,16-20,18-27)86慶應義塾大
091003yaji.jpg序盤から慶應の思うような展開にはならなかった。オフェンスではインサイドにボールが入れられず鈍い展開となり、足が出ない。また、青学との第1戦を彷彿とさせるかのような笛の軽さで、ファウルがたまりイライラする展開となった。日本大はこちらもファウルの笛が鳴り、課題である序盤のアウトサイドも今ひとつ。だが#4栗原(4年・F)が出足から好調さを伺わせる動きで慶應大を脅かす。1Qの終盤に慶應大が早い展開で抜け出すが、2Qになると日本大は#8石川(1年・G・明成)を投入。こちらも展開を早くし、#4栗原の3Pや#11上江田(4年・F)のバスカンで追いつく。そこからは一進一退となるが、どちらもポイントをつかみたい部分でファウルコールされ、気持ちよくプレーが続かない。前半は40-39と日本大が1点リードで終えた。

3Qの序盤は慶應大にターンオーバーが続く。日本大も連続ファウルで乗れない。慶應大は#16二ノ宮(3年・G)がドライブで気を吐くが、日本大は#4栗原が鋭いダンクで返し、譲らない。ディフェンスでは#5中村(4年・C)が3ファウルでベンチへ下がるが、#21熊(2年・C)でカバー。しかしトラベリングが続き、流れを生みきれない。慶應大は苦しい中で#4田上(4年・F)が連続3Pを決め、これが大きなポイントとなった。日本大がミスが続くのに対し、最後は#16二ノ宮がレイアップを決めて慶應大が3点リードして3Qを終えた。4Qはじわじわと慶應大が引き離した。#5小林(4年・GF)の3Pが2本決まって#8石井(4年・GF)がピンポイントで#8石川に好ディフェンスを仕掛ける。終盤に#4田上が不運な笛で退場するも、なんとか慶應大が逃げ切り2敗を守った。

写真:バックアップとして出場機会が増えてきた慶應大・家治。11分で7得点。スタメンを助けるキーマンとなるか。



筑波大がホームで初勝利!
これで全敗は専修大のみ

専修大57(14-25,12-21,18-24,13-12)82筑波大
091003kuroda.jpg総合体育館には筑波大の生徒、ミニバスの子どもたちなどが緑色のものを身につけて集まった。ともに4敗同士、これ以上の負けは上位を狙うならば負けられない。しかし、試合は立ち上がりで筑波大が一気に専修大を叩いた。#7佐々木(4年・G)、#45鹿野(4年・F)らがさい先よく連続3Pが決めると速攻も出て筑波らしい勢いのある出足となった。専修大は試合ごとに少しずつスタメンを変えてきているが、オフェンスが形にならない。サイズでは筑波大より大きく、インサイドではボールに絡むがフィニッシュまで行けずにターンオーバーになる場面が目立つ。リバウンドも手に触れていながら取れない場面が何度も見られる。1Qで差を開けられると、前半はいいところが全く出せずに26点に終わってしまう。一方の筑波大は気持ちよくオフェンスで点を稼ぎ、前半で勝負あったと思わせた。

後半はもっと離したい筑波大だったが、専修大も粘った。#11藤井(4年・G)の3Pや#20張(3年・C)のインサイドなどでじわじわと得点。筑波大は余裕が出たためにベンチメンバーも出場させたが、その分得点が伸び悩んだ。#45鹿野や#13片峯(4年・G)が外から、インサイドでは#23黒田(3年・F)が最後までアグレッシブに攻め、大量リードは変わらないが4Qは12点にとどまった。初勝利にホッとした様子が見えたが、もう少し見せて欲しいと思わせる内容でもあった。2戦目はここからさらに上を目指したいところだ。苦しい状況が続く専修大は、点が取れないのが悩みの一つだ。リーグが始まってまだ70点を取ったことがない。昨年の1部ならいざ知らず、オフェンス強者がひしめく今年の1部はそれでは勝てない。次につながるプレー、試合にしていって欲しい。

写真:スタメンとして奮闘する黒田。この試合では12点と、鹿野、片峯につぐ得点をあげた。



インサイドの優位から自分たちのペースを作り
中央大がロースコアゲームを制す!

青山学院大61(17-13,18-17,9-18,17-21)69中央大
091003chuo.jpg勝負のポイントをあげるなら、インサイドだろう。
どのような相手でも、弱点を突かれれば弱い、という内容となった。サイズはあるがフォワードタイプが主の青学と、#4小野龍猛(4年・CF)というインサイドがいる中央大。ペイント中央でそびえる小野龍猛に対し、フィジカルで攻め込めない青学は足を出せずに最初からハーフで遅い攻めを余儀なくされた。試合はロースコア。慶應大相手には100点ゲームの走り合いとなった青学だが、この点数は最初から中央大のペースにはまっていた証拠だ。これにひきずられるようにシュートも不調。#5辻(2年・SG)も最初に3Pを1本決めたものの、その後沈黙。また、この試合でも思わぬ部分でファウルを吹かれ、リズムを作るきっかけをつかめない。青学は前半で35-30と5点のリードを保ったものの理想的、とは言い難い内容だった。

3Qで巻き返したいところだったが、逆に中央大が牙をむく。反撃のきっかけは#9吉田(3年・F)。#4小野龍猛が引きつけてのアシストによく合わせるのと同時に、リバウンドにも絡む。また、シューター#12竹原(3年・SF)が粘って連続でミドルシュートを決めてじわじわと差を広げると、1年の#22小野大貴(F・明成)も速攻でたたみかける。青学は#7渡邉(4年・G)が攻めるばかりとなり、まったくオフェンスが形にならない。3Qはたった9点。中央大に44-48と逆転され黄信号が点る内容となった。

勝負の4Qはやはりパスをつないで得点する中央大の流れ。開始2分で青学から11点のリードを奪った。青学は思うようにいかないためか、メンバーを入れ替えながらなんとか打開策を練る格好になる。#7渡邉がしかけてフリースローを獲得し、3Pでも貢献するがそのほかの部分で得点が取れない。中央大はファウルがかさんでいくが、それでもリードもあり、あきらめない気持ちが見える。青学は終盤、機動力のある#0橋本(3年・G)を投入し、高い位置からプレスを仕掛けて何度も中央大からターンオーバーを奪う。そこからフリースローを獲得し、速攻も出して追い上げをはかる。中央大はボールを前へ運ぶことができずにじわじわと詰め寄られる。主力のファウルも3つ、4つとなり誰も強気ではいけない格好だ。残り1:42で4点差まで追い上げた青学大。「たった4点差だぞ!」と選手たちも声をあげる。しかし大事な時間帯に#16比江島(1年・GF・洛南)のドライブはトラベリングの判定。時間のなくなった青学はファウルゲームにいくが、中央大は#21佐藤(1年・PG・洛南)が落ち着いてシュートを決め、青学大を振り切って大きな1勝をあげた。

青学は#32中川(2年・CF)がファウル4と、インサイドで働けなかった。小野龍猛相手にボールが止まってしまい、スムーズなバスケットが見えない内容であり、アウトサイドは#5辻の3Pが1/6と慶應戦とは比べものにならない数字。前週を1勝1敗で終えただけに、その消耗があるのか。2戦目はこのような状態では許されないだろう。中央大はよく粘った。小野も自分に引きつけてパスを出し、味方を生かすプレーが随所に見られた。プレスへの対処はまだまだ改善の余地有りだが、守りは堅い。上位の一角に名乗りをあげられるか、2戦目の出来が注目だろう。

写真:試合終盤、円陣を組む中央大。きわどいところまで追い上げられはしたものの、それでも最後の表情には緊張感と柔らかさも同居していた。

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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