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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.09.13 (Sun)

【2009リーグ2部】9/13レポート

初戦の重さを吹き飛ばした2戦目は
各チームが本領の出つつある競った展開に


090913niitai.jpg2部リーグ2日目になり、選手の体も動き出した。初戦敗退の大東文化大、国士舘大も戦い方が見えてきている。早稲田大も第1週が強敵の明治大ということもあって苦しんだが、サイズの小さい中でディフェンス面では頑張りが見え、ここから挽回を狙う。日体大は初戦同様追う展開となったが、粘って追い上げると、大事な場面でのシュートが決まって逆転勝利。1勝をあげた。

慶應大、筑波大が抜けて国士舘大が代替わりしたこともあり、今年の2部は実力差がそう大きい訳ではない。下級生の出場も比較的多く、チームによっては安定感に欠ける場面も見える。明治大が一つ抜けている感はあるが、それ以外は未知数のチームが多い。そうした中でどこが抜け出すか、リーグはまだ始まったばかりだ。

写真:ハドルを組んで確認しあう日体大。昨年とは雰囲気も異なり、話し合っている場面も多く、上昇への意欲が感じられる。

※日体大対順天堂大は別途掲載します。
※各試合のレポート、インタビューは「続きを読む」へ。


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前半はほぼ互角の展開も、
後半は明治大が怒涛のオフェンスで早稲田大を一蹴

明治大110(24-26,21-9,27-21,38-12)68早稲田大
090913meiji.jpg第1戦とは違い、上々の滑り出しを見せる早稲田大。立ち上がりは#00金井(3年・F)と#7井手(3年・G)の3連続3Pで先行。さらに、激しいディフェンスを仕掛けて明治大を翻弄する。だが、明治大も#24岩澤(4年・SG)のアシストから#3金丸英悟(4年・PF)、#21川崎(4年・F)のシュートと4年生トリオの活躍が光ってすかさず決め返し、一進一退。試合が動いたのは2Qに入ってから。早稲田大は、残り4分11秒の#20久保田(2年・C)のゴール下のシュートを最後に約3分間無得点。その間に明治大は、高さのあるバランスのいい布陣で制空権を奪取。オフェンスでは、#20若林(3年・SG)の3Pに#19田村(2年・PF)の連続得点で一気に10点を開いて、前半を終える。

後半に入ると、明治大のオフェンス力が爆発する。#3金丸英悟の3Pを皮切りに、#14金丸晃輔(3年・SG)が次々とシュートを沈めていき、開始3分で点差を21点にのせる。その後、金丸英悟が4ファウルとなるものの、明治大のオフェンスは留まるところを知らず、次々とシュートを決めていく。対する早稲田大は、明治大のオフェンスを止めようと食い下がるが、「一度のせたら、止めるのは難しい」と#1東(4年・PG)。ディフェンスもタイトについてはいるものの、明治大のオフェンスはそれを凌駕する勢いを持っていた。特に#14金丸晃輔の高確率で決まる3Pは脅威。4Q終盤には点差を30点に開く。第1戦に引き続き、余裕の展開に持っていった明治大はベンチメンバーを次々と出場させる。100点目は、#39古瀬(4年・F)のバスケットカウント。その後もベンチメンバーの活躍が光って、早稲田大から奪った得点は110点と、第1戦に続いて快勝。リーグ開幕2連勝とともに、2部リーグに“明治大の強さ”を見せ付けた第1週となった。

写真:今年は集まってコミュニケーションを取る場面が目立つ明治大。これまでとは違った一面が見えてきている。

※早稲田大・東選手のインタビューは下へ。



白鴎大は終盤追い上げられるものの
リードを守ってうれしい開幕2連勝

国士舘大83(14-25,26-27,21-19,22-19)90白鴎大
091313bata.jpg前半は1戦目同様、前半は白鴎大が12点のリード。インサイドでの戦いはやはりアビブ(1年・C・岡山学芸館)という2mセンターがいる白鴎大が有利だ。しかも国士館大はケガ人やその復帰途中にある選手も多く、万全ではない。だが、その国士館大も後半に粘りを見せた。
アビブが前半3ファウルでベンチに下がりがちになると、#13馬(3年・C)が体格を生かしてインサイドを攻め、また甘いディフェンスでスペースが空くとすかさず3Pを決める。#20川村(2年・PF)ら下級生も思い切りよくシュートを決め、白鴎大に肉薄。白鴎大は国士舘がゾーン気味に守りをシフトしたところから得点が伸び悩む。#00藤江(4年・F)、#10田中(4年・G)の確率が上がらず、その間に追い上げた国士館大が4Q終盤に遂に追いついた。しかし、勝負どころで白鴎大も#30アビブがブロックを見せ、#5千葉(4年・C)や#00藤江がシュートをねじ込んでいく。なんとか食い下がりたい国士館大は残り30秒でタイムアウトを請求。しかし、明らかにブザーが鳴ったにも関わらず、タイムアウトがコールされずに15秒近く試合が流れてしまった。国士舘側は抗議するものの時間は戻らず、そのままファウルゲームで白鴎大が逃げ切る結果となった。国士館大としてはここから勝機を掴む可能性もあっただけに、悔やまれるジャッジに。一方の白鴎大は2部に昇格してから初めて2連勝の開幕スタートをきった。

写真:“バタ”ことバドビャンバ・サインバヤルもこの2試合で貢献。昨年はなかなか出場機会が得られなかったが、アビブのバックアップとして重要な役目を担う。

※白鴎大・千葉選手のインタビューは下へ。



スタミナ切れであと一歩届かなかった大東大
拓殖大は逆転勝利で久々の連勝スタート

大東文化大83(15-13,20-20,30-23,18-33)89拓殖大
090913hyogo.jpg1Qでカタをつけられてしまった第1戦が嘘のようだった。第2戦は、立ち上がりから互角の展開を繰り広げる。大東大は開始6分でインサイドの#7今井(2年・C)をファウルトラブルで欠くも、その影響を感じさせない。#5兵後(3年・F)、#12小山(3年・CF)が拓殖大インサイド陣に全く仕事をさせず、また、リバウンドにも果敢に飛び込む。一方の拓殖大は、オフェンスは速い展開からのシュートが目立つ。2Qに入っても、点差は大きく動かない。大東大は、リーグ戦復帰を果たした#1本田(3年・PG)や#15遠藤(2年・F)の3P、拓殖大は#3宇佐美(4年・F)の積極的なオフェンスが光る。互いに決めたら決め返していくという展開が続いたが、前半は大東大が2点リードで終える。

後半に入っても、大東大の集中力は途切れない。執拗なディフェンスをしかけ、拓殖大に気持ちいいオフェンスをさせない。3Q中盤から徐々に、流れは大東大へと傾きかけていく。#5兵後の3Pを皮切りに、#12小山のゴール下でじりじりと点差を広げていく。極めつけは3Q終了ブザーと同時に決まった#1本田の3P。大東大は、9点差をつけて4Qへと臨むことに。4Q序盤は、拓殖大が追いかける展開となった。逃げる大東大だが、徐々に点差を詰められてしまう。その理由が疲労からきたミスだった。拓殖大はそれを逃さない。この競った試合展開の中で司令塔を任されたルーキー#1鈴木(1年・G・保善)の速攻、#3宇佐美のバスケットカウントと続き、4点差とする。大東大も#5兵後の3Pで再び点差を開くも、残り2分40秒で、#15遠藤がアンスポーツマンライクファウルを犯し、2点差まで詰められる。拓殖大は、ここが勝負と見たか。#22松崎(3年・G)が意地で3Pを沈めて逆転に成功する。大東大は残り2分を切ったところで#12小山のインサイドプレーが決まるも、それ以降は無得点。対する拓殖大はフリースロー、そして27秒には#1鈴木が難しい体勢からシュートを沈めて試合を決定づける。大東大はファウルゲームを展開するも、勝利まではあと一歩届かず。拓殖大が6点差で逃げ切った。

第1戦終了後、大東大主将#87石井(4年・PG)はチームに対して、「今日負けたのが最低ラインにしよう。明日頑張ればいい試合ができるから」という言葉をかけたそうだ。この言葉こそ、大東大の原動力となり、この試合展開を生み出した。他のチームに比べ、経験は無いかもしれない。だが、若いチームだからこそ発揮できる勢いがある。この試合のような戦いが今後できれば、勝利を掴むことも可能だ。まだ始まったばかりのリーグ戦。試合を笑顔で終われるように、大東大の戦いは続く。

写真:勝負強いシュートを決めた大東大・兵後。4年生の出場機会が少ない大東大だけに、本田とともに3年生という上級生同士、今後の活躍が期待される。

※拓殖大・鈴木選手、大東大・小山選手のインタビューは下へ。


【INTERVIEW】
「気づかせるしかない」
チームで戦うために奮闘する早稲田大主将

◆#1東 達也(早稲田大・4年・PG・主将)
090913HIGASHI.jpg離れていく点差、タイトなディフェンスを仕掛けても決められてしまうシュート。試合の終盤は、戦意を喪失させられるに十分な明治大のオフェンスだった。だが、東は最後までコートを駆ける。上背はないが、リバウンドに飛び込む姿勢を見せ、チーム最多の6リバウンドをもぎ取った。主将の奮闘ぶりは目を見張るものがあった。だが、「バスケは一人では出来ない」。早稲田大が今後、“チーム”として戦えるようになるかどうか。主将としての東の真価が問われるリーグ戦となりそうだ。


―第1戦とは反対に、今日の試合は攻守共に思い切りの良さが目立ったと感じたのですが、いかがでしょう?
「昨日の試合で、ディフェンスには結構ひっかかってくれていたので、今日は自信を持ってプレスをかけにいくことができました。でも、オフェンスは特に…。ただ、時間がなくて、思い切り打ったのが入っただけ、という感じですね。」

―第1戦を踏まえて、この第2戦にはどのようなことを意識して試合に臨んだのでしょうか?
「昨日は、3Pを結構やられたんですよね。だから、とりあえずドライブをさせろと言われていました。今日は、前半はそれができていたと思います。ただ、後半は自分達のオフェンスが単発になって、相手にリバウンドを取られて、速攻出されて、3Pを打たれてしまって、相手を乗らせてしまいました。もう一度乗らせたら、そこから止めるには……難しい相手ですよね」

―久保田選手(#20)が2戦続けてファウルトラブルに陥ってしまいましたが、次に出てくる選手が東選手であったり、下山選手(#13)であったりするわけですが、その意図というのは?
「ただ、センターがいないからです(苦笑)。僕が出たときは、ディフェンスを頑張って、流れを変えるだとか、速い展開に持っていくとか、そういうことを意識しながらやっています」

―チーム全体を見て、ディフェンスでは、相手からボール取ったりしているなという印象を受けます。オフェンスには改善の余地有りといった印象ですが、今後、どのように改善していきたいですか?
「とりあえず、中に入れろと言われているんです。中に入れて、周りが動けという感じで。でも、逃げ腰になってしまっていますよね。フェイドアウェイは絶対に打つなと言われているんですよ。『向かっていけ!ファウルをもらっていけ!そうすれば、ジャブみたいな感じで絶対に後半にきいてくるから』って言われているんですけどね…」

―さて、連敗と厳しいスタートとなりました。
「火曜からの練習前に必ずミーティングをして、チームで言い合いたいです。あとは、もうちょっとスタメンに出だしを頑張ってもらいたいなと。あの5人が身長的にもデカいし、あいつらが本当に頑張ってくれたら強いと思うんですよ。そこから、僕らがかき回して、流れを変えたりしていければと思っています。倉石さんも期待していると思うんですよね、スタメンには特に」

―来週は国士舘大との一戦となりますね。連敗スタートだけに、来週は勝ちたいところですね。
「そうですね。来週は勝ちたいし、勝たなきゃいけないと思います。まずは、基本的なボールマンプレッシャーだとか、リバウンドを取るとか、走るとか、声を出すとか、ディナイするとか。そういうことをしっかりしないと、そこから戦術・戦略というものが生まれてくるということを倉石さんがよく言っているんですよ。だから、そこをまず徹底しないと、いいゲームにはならないと思っています」

―ディフェンスや声だしは、東選手が率先してやっていっているように見えるのですが。
「自分だけじゃダメなんですよ。バスケは1人ではできない。あいつらも、やっているつもりなんだけど、それが傍から見たらやってないように見えるようじゃいけないと思います。それを気づかせるしかないですよね。だから、言っていきたいと思います」



泥臭いスタイルと強い気持ちで
チームを支える仕事人

◆#5千葉慎也(白鴎大・4年・C・主将)
090913chiba.jpg藤江の派手なオフェンスや、まだ荒削りなアビブなど、個性の強いメンバーをまとめるために千葉の存在は欠かせない。高さはそれほどではないが、鍛えられた体でゴール下を支え、チームプレーで貢献する。
今年は躍進も期待できる白鴎大。まずは2連勝にホッとした様子を見せた千葉。キャプテンとして、チームとして一回り成長し、自信を持って今後のリーグに挑む。


―まずは2勝でリーグをスタートしましたね。
「良かったです」

―自信を持ってプレーしているな、というのがチーム全体から感じられるのですが。
「トーナメントでいい経験をさせてもらったので、それがリーグ戦にもいい形で出ていて、そこが良いところだと思います」

―夏の間はどのような取り組みを行ってきたのですか?
「いろんなタイプのチームと練習試合をしました。福岡遠征に行って立命館大や福岡の国体成年チームと練習試合もしました。そういう経験が実になっています。練習は走って厳しかったし、暑かったし、かなり厳しい状況を経験しました。しんどかったですね(苦笑)」

―そうした夏を経てリーグに入り、2勝という出だしはどうですか?
「大きいと思います。2部に上がって初めての初戦の勝利なので。ここから一気にスパートをかけられるようにしたいですね」

―千葉選手が終盤のリバウンドも取りましたし、いい場面でボールに絡んで貢献しているのが見えますが。
「そうですね。でもただそれは運が良かっただけだと思います(笑)」

―この2戦は田中選手(#10)もいい感じで活躍できていますね。
「藤江(#00)のドライブに対して合わせられるようになってきて、すごい機動力もある。トーナメントより今の方が良くなった部分というのはそこです。あいつが上手くなった分、チームが一段階強くなったと思います。もともとシュートが入るプレイヤーだし、あとは自信だけだと思ったし、それがついたのでこれからももっと活躍してくれると思います」

―アビブ選手は春からどうですか?
「うまくなりましたね。体もできてきた。アビブも1対1で不安があったんですけど、そこを一つひとつドリブルやターンの面で合宿や夏の練習で修正してきました。それでここまで持ってこれたので、彼の成長は白鴎には大きいです」

―齋藤監督が「教えるとすぐに上手くなる」と言っていましたが、そう感じますか?
「本当にすぐに上手くなります。練習のときは一生懸命で本当に真面目なので、それが成長の一番大きいところだと思います」

―それをサインバヤル選手(#88)がうまくカバーしていますね。
「そうですね。バタが要所要所でカバーしてくれるので、大きいですね」

―次は明治大。どこもマークしているチームですが、春にはトーナメントの順位決定戦で勝っていますよね。
「それはもうないですね。忘れました。いかにチャレンジャーとしてできるか。食い下がって頑張りたいと思います」

写真:勝利のあと、応援団に笑顔で応えた。



「やるしかない!」
スピードと度胸が持ち味の小さなルーキー

◆#1鈴木達也(拓殖大・1年・G・保善)
090913suzuki.jpg3Q残り4分54秒、大東大が連続得点で4点のリードを奪っていた場面で、鈴木が呼ばれた。点差が開くか、追いすがるか。大事な場面での起用となった。だが、コートに立った鈴木のプレーは堂々たるものだった。4Qには持ち味のスピードを生かした速攻に、試合を決定付けるシュートも沈めた。プレイングタイムは14分。この14分でルーキーはしっかりと仕事をこなし、チームの勝利に大きく貢献した。ガードのポジション争いが熾烈な拓殖大において、試合に出られる機会は多いとは言い難いだろうが、コートに立ったときは1年生らしく思い切り、そして持ち味を生かしたプレーでどんどんアピールしてもらいたい。


―連勝でのリーグスタートとなりました。チームの雰囲気はいかがですか?
「去年のことはわからないですが、先輩方は、去年はいいメンバーが集まっていたけれど、結果が出なかったということを言っていました。でも、今年は、練習の時から雰囲気がよくて、試合にもいい感じで臨めています。なので、こういう結果に結びついているんだと思います」

―第1戦は大勝したものの、この試合は競った試合となりました。試合後のミーティングではどのような話がありましたか?
「(池内)監督は、今日みたいな試合になるって思っていたそうです。大学生の試合だから、何が起こるかわからないからって。でも、去年はこういう試合で負けていたのが今年は勝てたから大きいねという話をしていました」

―この試合はベンチスタートでした。ベンチで見ていて、どこがいけないなと思っていて、自分が出たときにはどのような展開にしようと思って準備していましたか?
「流れが止まっちゃっていたので、それを自分が速い展開に持っていこうと思っていました。この試合では、それができたと思います。池さんからの指示は特になかったので、思いっきりやりました」

―こうして、競った試合に長い時間出られたことについてはどう考えていますか?
「本当に大きいですね!使ってもらえて本当にうれしいです!自信になりました。今まで全然使ってもらえてなくて、Bチームにいたりしたんですけど、そこから這い上がって、こうした試合に出られたことは本当に大きいです!」

―終盤は、難しいシュートも決めて、拓殖大の勝利に大きく貢献しましたね。
「そうですね(笑)。もう、やるしかないと思っていました。24秒も残り少なくなっていたし、ここは自分が行っていいかなと思っていきました」

―先輩にはガードがたくさんいて、その中でプレイングタイム掴んでいくのは簡単なことではないと思いますが、今後、自分のどういうところをアピールしていきたいですか?
「監督には、自分のオールコートからできるディフェンスとスピードあるディフェンスが持ち味と言われています。なので、そこを生かしていければと思っています。また、試合に出たときは、今日みたいに速い展開に持っていって、もっとシュートを決めたいと思います!」



3年目にして花開いた
大東大注目のセンターフォワード

◆#12小山 純(大東文化大・3年・CF)
090913koyama.jpg「ベンチで盛り上げとか、ビデオ撮影とか…雑用ですね(笑)」
昨年までのチームでの役割を、こう振り返った。Aチームに上がったものの、出場機会がなく、ずっとベンチを温めていた小山が、3年目にして開花した。この試合では、体格を生かして、拓殖大インサイド陣から次々とリバウンドをもぎ取り、奪ったリバウンド数は10本。さらに、オフェンスでは19得点と、ダブルダブルの活躍を見せた。だが、チームは勝利を逃してしまった。「今日はもう体力が…(苦笑)」。勝利まであと一歩迫っただけに、インタビュー中は悔しさを滲ませた。リーグはまだ始まったばかり。インサイドが若い大東大にとって、今後、上級生である小山の活躍が大東大の躍進を左右することは、間違いないだろう。

―惜しい試合でしたね。
「…勝ちたかったっす。応援してくれる後輩とか、先輩に対して昨日、不甲斐ない試合をしてしまったので、昨日ミーティングした後に、『頑張らないとな』って思っていたんですが…。本当にみんなに申し訳ないなって思っています」

―試合の入りから第1戦とは全く違ったわけですが、昨日からの切り替えというのはどのように行ったんでしょうか?
「試合後、ロッカールームが暗くなってしまっていたんです。でも、そこでキャプテンの石井さん(#87)がミーティングを開いてくれて、『今日負けたのが最低ラインにしよう。明日頑張ればいい試合ができるから』って言ってくれて。それで、みんなふっきれました」

―第1戦と違う点として、リバウンドをあげたいのですが、リバウンドへの意識というものはあったんでしょうか?
「それはありました。昨日、自分はファウルトラブルで全然出ていなかったので、今日は思いっきりやろうと思っていて。そうしたら、センターと結構いい感じで取ることができました」

―3Q終了して9点のリードでした。4Qに入る前にはどのような指示がありましたか?
「『集中して入れば勝てるから、集中力は切らさないで行こう』という話をしていました。でも、向こうのシュートが入り始めてから、ディフェンスで足が止まってしまって…。そこから立て直すことができなかったです。追い上げられる展開、というのは、練習試合で何度かあったんですが、今日はもう体力が…(苦笑)」

―インサイドは今井選手(#7)と小山選手が担っていますが、役割分担や2人の仕事などがあれば教えて下さい。
「僕がハイポストに入ったら、ローポストを見てあげる。ハイポから仕掛ければ、絶対センターが寄ってくるので、そこで動ければ、合わせるといった感じですね。合わせのプレーを夏の間ずっとやってきました。だから、それができれば、気持ちよくプレーできると思っています。あとは、2人ではリバウンドを頑張ろうという話をしています」

―この秋のリーグからは本田選手(#1)が復帰しましたね。
「勇真(本田)は、はっきり物を言える。実力もあるから、言ったことに対してみんなが納得ができるんですよね。帰ってきたことによって、チームのレベルが上がったと思います」

―小山選手は昨年まであまり出場機会がありませんでしたよね。昨年まではチームの中でどういった仕事をしていたのですか?
「ベンチで盛り上げとか、ビデオ撮影とか…雑用ですね(笑)。Bチームでずっとやっていたので。Aチームに上がったのは、竹野さんの代(2007年度)のオールジャパンの練習の時でした。そこからAチームでやっていたんですが…試合に出るチャンスはなかったですね」

―リーグ戦のパンフレットに、チームの注目が小山選手になっていましたが。
「あれは、全然気にしないで下さい!(笑)全然僕じゃないので!」

―春の新人戦では、下級生が5位という成績を残しました。上級生から見て、下級生がこのような活躍をした、ということについてはどう思いましたか?
「やっぱり悔しかったです。でも、上級生がしっかりやれば、下級生はもっと頑張ってくれるはず。こうして、少しずつ結果も良くなってくると思っています。新人戦が終わってから、キャプテンがチームをまとめてくれて、意識が高くなりました」

―次週は、順天堂大との一戦ですね。インサイドの攻防は、試合のポイントとなると思います。
「そうですね。相手は、リバウンドが強いので、しっかりとボックスアウトをして、リバウンドは取らせないようにしたいです。あと、センターだから足がないと思うんです。自分達が速攻とかに入って絡めれば、いい試合ができると思います。とにかく走って、勝ちたいです」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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