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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.09.14 (Mon)

【2009リーグ3部】9/12 立教大VS玉川大 第1戦

決勝点はルーキーの一撃!
備え万全の玉川大が最小点差での逆転勝利を飾る


立教大73(27-19,17-17,14-24,15-14)74玉川大
090912tamagawatop4部優勝、3部B優勝、そして3部A5位、3位と着実にランクを上げている立教大。付け込む隙があるとすれば、司令塔とビッグマンが抜けた新生チームで臨む開幕戦だろう。
3年前から立教大と同じリーグでやってきた玉川大は、見事にそのチャンスを生かした。
といっても、チャンスが玉川大に転がり込んだのではなく、玉川大がそのチャンスをつかんだのだ。
「勝つための過程は作ってきたので、あとは結果を残すだけ」(#4竜田)
ディフェンスのバリエーションを増やし、昨年のリーグで接戦を落とした反省から接戦を想定した練習を積み、スカウティングで相手の特徴を頭に叩き込んだ。それを神様が見ていたかのように、開幕戦の展開は1点を争う攻防となる。それでも落ち着いていた玉川大のメンバーは、フォーメーションを使って狙い通りの決勝点をあげると、ラスト12秒を堅守で耐えて開幕戦白星を手にした。最小点差ではあるが、話を聞けば聞くほどまぐれではなく必然の勝利であることが感じられた。

一方の立教大は、39分以上リードしていたにもかかわらずの敗戦に苦笑を浮かべるしかなかった。「これが1週目でよかった、と言えるようにこれからしていくしかない」(松本監督)。こちらも、次は逆の立場になってもおかしくないほどの練習を重ねてきたという。その成果を次はどれだけ見せてくれるのか、今度はどんな力のぶつかり合いになるのか、残り6週にますますの期待を抱かせる好ゲームだった。

写真:勝利の瞬間、スタンドにいた玉川大のスカウティングメンバーもノートやパソコンを片手に笑顔でガッツポーズ。

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【GAME REPORT】
090912tukagosi前半は常に立教大が先行した。追い掛ける玉川大は、まず1Qの終盤に#5久保田(4年・C)の合わせのプレーで1点差まで詰め寄る。だが、対する立教大もQラストの1分間に#13菊地(3年・F)のフリースローとレイアップ、さらに#19婦川(1年・C・横浜)の3Pシュートで27-19と突き放す。これで勢いに乗ると、2Qには早くも2桁差をつけた。
しかし、玉川大は今度はリバウンドから反撃の機を作り出す。#9佐藤琢(2年・F)の飛び込みリバウンドからのバスケットカウントを皮切りに、堅守からリバウンドでマイボールとすると#20川端(2年・G)の速攻、#99菅原(2年・SF)の3Pシュートなどにつなげて44-36と1桁差に持ち込み折り返した。

だが、3Qに入っても立教大は逆転を許さない。#5丸本(4年・F)、#13菊地の迫力あるドライブで再び10点差をつけるが、その後ロング・ミドルともジャンプシュートが決まらず50点で得点が固まってしまう。その間に玉川大は2Qと同じく速攻と要所での3Pで52-51まで追い上げ、残り4分立教大をタイムアウトに追い込む。それでも立教大は高さを生かしてリードだけはさせないが、同点で迎えたラスト15秒、玉川大は速攻を決めてついに58-60と勝ち越すことに成功した。

すると最終Qは立教大が意地をみせる。エースの#5丸本が3Pにドライブにと爆発し、開始3分にはマッチアップの玉川大#34塚越(1年・SF・西部文理)から4ファール目を奪ってバスケットカウントを決め、67-62とあっと言う間に再逆転する。だが、パスミスやバックパスなどミスも目立ち、ファールもかさんでしまう。あきらめない玉川大は#99菅原の3連続得点で69-68とくらいつく。立教大は足が止まってリバウンドを見てしまう場面が増え、徐々に玉川大のペースに巻き込まれていく。71-70と、とどめの1本を決めきることができないまま迎えた残り3分には、ここまでつないできた#5丸本にも速攻をファンブルという普段なら見られないミスが出るほどチームは浮き足立っていた。

090912kikuti玉川大はここで勝負とオールコートディフェンスを仕掛けるが、スコアにつなげることができず、得点力のある#34塚越をコートに戻す。さらにタイムアウトを取って集中し直すと、1度でシュートは決めきれないもののリバウンドに粘ってファールをもらい、#34塚越のレイアップにつなげて73-72と再び肉薄する。
一方の立教大は残り45秒、#13菊地の1on1に託すが、ボールはこぼれる。守りきった玉川大はフォーメーションを使って、ルーキーの#34塚越にボールを渡す。ディフェンスのチェックを受けながらの苦しい体制だったが、ベンチの目の前から迷わず放ったシュートはリングに吸い込まれた。この瞬間、ベンチもスタンドも一気に沸いたが、試合経験の豊富な立教大#5丸本がしなやかなドライブで玉川大ゴールへ迫っていた。しかし、このレイアップを玉川大はノーファールで何とか守ると、ルーズボールから立教大#15宇野(3年・C)が急いで放ったロングシュートまでしっかりチェック。最後の最後にルーキーが千金の勝ち越し点を決めた玉川大が勝利を手にした。

「去年までなら、前半でビハインドを負うと3Qの立ち上がりにズルズルいってしまっていたでしょうが、今年はそれでも自分たちのやることを徹底してやろう、といいディフェンスの入り方ができたのが1番よかったと思います」とは玉川大・林晃Aコーチ。何度離されてもくらいついていったからこそ、最後に競る展開に持ち込むことができた。この終盤、「競った状況を想定しての練習をやっていたので、皆焦ることもなくベンチからの声も全部聞こえていました」(#4竜田)という玉川大と対照的に、立教大は自分達としては想定以上に競った展開にバタバタと浮き足立ってしまった。

1点を争う展開になれば、たとえチームの力に差があってもどちらに転ぶかわからないのがバスケットボール。であれば、ランキング上位の立教大としてはもっと前に試合を決めておく必要があった。松本監督は言う。「結局10点分、3本くらいぽんぽんと入れてしまうと、なんとなく行けるんじゃないかと思ってしまう繰り返しだったと思います。途中でなまじシュートが入ってしまったので、皆1on1ばかりになってしまいましたが、それには限界がある。リバウンドを取られたのも1on1に偏るのも、夏合宿のときから見られたので注意してきたつもりですが、それが今日全部出てしまいました。やられてはいけないことをやられたら、当然この結果になります」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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