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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.09.13 (Sun)

【2009リーグ3部】9/12レポート

2部への4つの椅子をかけて
毎週見逃せない戦いが続く3部リーグスタート


【3部A】
0912_isikawa来年度のリーグ改編に伴い、例年は上位2チーム、さらに一発勝負の入替戦に勝たなければ開けなかった2部への道がひろがった。上位4チームが自動的に2部へ。とはいえ、昨年のリーグで星3つ差内にひしめいた1~5位チームは主力選手が多く残り、パワーバランスは相変わらずだ。さらに、今年6月の新人戦で1部の慶應大を相手に善戦してみせた東洋大など、昨年は下位や3部Bに甘んじていたチームも侮れない。

事実、開幕週の第1戦ではランキング下位のチームが存在感を発揮した。まず、立教大-玉川大戦では玉川大がわずか1点差のゲームをものにし、嬉しい開幕戦白星。また、3部Bからの昇格組である東洋大と国際武道大は、昨シーズン2部との入替戦まで駒を進めた関東学院大と國學院大にくらいつき、惜しくも敗れたものの最後まで勝敗のわからないゲームを展開した。

そして、リーグのゆくえを占う上で見逃せない神奈川大(昨年4位)と駒澤大(昨年5位)との一戦は、神奈川大が後半に突き放して先勝した。

開幕戦という緊張感から、ランキング上位・下位関係なくどのチームも「練習でやってきたこと、いつも通りのプレーがなかなか出なかった」と口を揃えたが、勝者と敗者を残酷なまでに分けるラインが今年は4位と5位の間にあることを考えると、この日の1勝は最後に物を言いそうだ。こうした気の抜けない戦いが、これから毎週続いていく。

写真:神奈川大-駒澤大戦の後半、神奈川大のラッシュの口火を切った#10石川(4年・C)。

※神奈川大VS駒澤大、関東学院大VS東洋大、國學院大VS国際武道大は「続きを読む」へ。
※玉川大VS立教大、3部Aキャプテンインタビューは別途掲載します。

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激戦の連続を予言するかのようなリーグ開幕戦
3Qにインサイドで優位に立った神奈川大が先勝

神奈川大 77(6-12 15-11 24-18 32-22)63 駒澤大
0912_nisiyama昨年は死闘を繰り広げた末に1勝1敗。2部昇格へ向けては“共倒れ”の格好となった。その因縁のカードが、今シーズンは開幕週に再現されることになった。

1Q、駒澤大はエースの#9西山(3年・SG)にボールを集める。しかし、神奈川大もすかさずベンチから「西山!」と声が飛ぶなどわかっており、楽なシュートは打たせない。攻めては#10石川(4年・C)、#11内藤(3年・F)、#24小島(3年・C)という190センチ前後の3枚でたたみかけたかったが、こちらも駒澤大の寄りの早いディフェンスに苦しみ、開始5分でわずか4得点。駒澤大としては流れをつかむチャンスだったが、「入りを大事にするあまり慎重になり過ぎて、いつものプレーではなかった」(駒澤大#3吉田)とこのペースに付き合ってしまう。結局1Qのラスト4分間は両者ノーゴール、6-12という重い立ち上がりとなった。

2Qに入っても変わらずロースコアのまま進むが、ラスト2分に試合が動く。15-23から神奈川大#19飯泉(4年・G)、#1蓮見勇(4年・G)が3Pシュートを沈めて2点差まで詰め寄って折り返すと、3Q開始直後の連続得点で逆転に成功する。さらに、駒澤大はここで#17成瀬(2年・SF)・#33滝澤(2年・CF)の2センターが相次いで3ファウル目を犯してベンチに退かざるを得なくなり、ルーキーにインサイドの攻防を託す苦しい展開となる。3Q5分には司令塔の#3吉田(4年・PG)までも3ファウルとなって交代、直後にはアンスポーツマンライクファウルのコールを受けるなどファウルケアに苦しむ。神奈川大はこれに乗じてリバウンドシュートなどで着実に加点、41-32までリードを広げる。だがあと1歩で二桁差、というところで駒澤大は#9西山が気を吐く。まず3Q終盤に45-41まで詰めると、4Qは開始から4連続得点で再逆転。7分を残して51-51と振り出しに戻った。

この後は神奈川大が常に先行した。#2綿貫(4年・G)の連続バスケットカウントや、#24小島のミスマッチを突いた1on1でリード。対する駒澤大は同点となった直後に#17成瀬をファウルアウトで失っており、オフェンスが外に偏る。それでも3本の3Pでくらいつき、残り3分にコートに戻った#3吉田の3Pで65-63とするが、反撃はここまで。神奈川大#2綿貫・#24小島が3連続得点で71-63とすると、勝負ありだった。神奈川大はファウルゲームのフリースローもきっちり沈め、最後に最大点差をつけての大きな1勝をあげた。

写真:駒澤大は#9西山のシュートで追い上げを見せたが、チームで攻める形を作れず1歩及ばなかった。


シュート率の低さに苦しんだ関東学院大
東洋大はファウルトラブルで付け込みきれず

関東学院大 75(25-17 12-17 19-16 19-10)60 東洋大
0912_kangaku関東学院大は、昨年のスタメンのうち4人が残る。5人目のスターターはルーキーの#13尾野(F・田奈高)が入ったが、磐石の布陣であることは変わらない。一方の東洋大は新人戦のメンバーから3名がスタメン入りしフレッシュな陣容で臨んだ。

試合は1Q、関東学院大が#1パプ(3年・C)のゴール下や#31原田(3年・F)の3Pで加点しそのまま勢いに乗っていくかと思われた。しかし、2Qに入ると、シュートチャンスは作れているもののそれを決めきれない場面が続き足踏みしてしまう。この機に東洋大は#1西海(4年・SG)、#22久保(4年・F)が3Pを沈め、37-34として後半につなげた。

3Qは1点を争う攻防になる。東洋大が攻めては飛び込みリバウンドで得たセカンドチャンスを生かし、守っては多彩なディフェンスで関東学院大を翻弄。関東学院大#1パプがゴール下を決めればマッチアップの#4金(2年・C)がすかさずフックシュートをねじ込むなど1歩も引かず、50-50の同点で残り3分を迎えた。

ここで関東学院大を救ったのはルーキーの#37坂本(1年・CF・富山商高)。3Q残り30秒から3Pとフリースローを決め56-50とすると、4Qには#32前田(2年・F)の3Pもようやく決まる。また、東洋大の足が止まりだしてリバウンドが関東学院大に出るようになると、東洋大はファウルで止めざるを得なくなる。それでも関東学院大はフリースローを決めきれず突き放しきれなかったが、残り4分30秒に#1パプのリバウンドシュートで67-56と2桁差をつけると、その後は東洋大のシュートを連続でブロックするなどシャットアウト。ラスト1分からはチームファウルフリースローなどで8点を固め取りし、最終的には75-60で関東学院大が逃げ切った。

写真:フリースロー時にルーキーの#37坂本を励ます関東学院大#1パプ。上級生の役割をしっかり果たしている。


国際武道大がサイズの差を埋める頑張りを見せるも
最後はシュート力の差で國學院大が面目を保つ

國學院大 87(26-20 18-11 20-22 23-29)82 国際武道大
0912_karimata3年ぶりに3部Aに返り咲いた国際武道大。登録メンバーに190センチオーバーの選手はおらず、180センチ台の選手もわずか3名と3部Aの中でも一際小さいチームだ。対する國學院大はスターターに190センチ前後の選手を3枚揃えておりミスマッチが懸念されたが、国際武道大はサイズの不利をカバーする粘り強いディフェンスとリバウンドで國學院大を追い詰め、挨拶代わりとしてみせた。

前半は國學院大が先行。早い時間帯から6・7番手の選手や下級生にプレータイムを与えていき、ややミスは目立つものの10点前後のリードを保ってゲームを進める。3Q6分には54-38としてセーフティリードかと思われたが、「今年はAチーム、Bチームと分けずに練習している」(#4渡辺)というメンバーのあきらめない声援に後押しされた国際武道大が反撃を開始。11点差まで詰めて4Qを迎えると、#22杉山(2年・F)のアウトサイドシュートや國學院大のターンオーバーからの速攻などでみるみる差を詰める。さらに#5狩俣(3年・G)、#4渡辺(4年・G)の3Pも決まり、6分を残して72-68とし國學院大をタイムアウトに追い込んだ。

國學院大はここでスターターに戻すが、国際武道大の勢いは止まらず、#4渡辺のフリースローで同点、#5狩俣の3Pで78-79とついにひっくり返す。だが、直後にその狩俣がファウルアウトしてしまうと失速。再逆転を許す。この後、リバウンドに粘って3Pを狙うが、これを決めきることができない。その間に國學院大は#33杉本(3年・G)のフリースロー、#0田中(4年・G)~#41傳田(4年・F)のホットラインで加点し、87-82で何とか逃げ切った。

この日は3部ABが同会場で開催されたが、実は國學院大と神奈川大の現メンバーのみ2面でのリーグは初めて。「ざわざわして声が通らない」(#0田中)とアジャストに苦しんだ。リーグ最終週にもう1度2面開催が控えているが、タフな5週間を乗り越えて対応することができるか。

写真:3年生ながらプレーや声掛けでチームを先導する国際武道大#5狩俣。その後ろではベンチ入りできなかったメンバーがめいいっぱい応援している。


上位チームの快勝で幕を開けた3部B
リーグ前半の攻防が降格回避争いのカギとなる


【3部B】
0912_seitoku昨年までの編成では、最も入れ替わりの激しいリーグだった3部B。1・2位は3部Aに自動昇格、7・8位は4部に自動降格、そして5・6位は4部3・4位との一発勝負の入替戦と、8チーム中最大6チームが入れ替わる可能性のある中で戦ってきた。今シーズンは、まさにその最大数の6チームが入れ替わっての開幕となった。

来年度から3部がA、Bと分かれなくなるとはいえ、上位陣はランキングを1つでもあげて来シーズンにつなげたい。逆に、4部との入替は例年通り行われるため、自動降格だけにはなるまいとデッドヒートが繰り広げられるだろう。

初日はランキング上位チームがいずれも2桁差をつけての順当勝ちを収めた。しかし、同じ相手と2試合ずつ戦っていくリーグ戦では、2戦目で1戦目は敗れたチームが逆襲、ということも十分あり得る。先勝したチームは気を抜かないことが重要だ。

一方、ランキング下位のチームはリーグ前半の4週で1つでも勝ち星をあげないと4部との入替戦もしくは降格が決まってしまう。天王山はリーグ前半にあると言っていいだろう。

写真:リバウンドをもぎ取る#18本多(3年・F)らの活躍で、134点をたたき出した東京成徳大。昨年まで3部Aにいた意地を見せた。
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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