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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.06.27 (Sat)

【2009新人戦】6/26レポート

上位4校は余裕の勝利でベスト4へ
タレント豊富な上位決戦に期待


090626nihon.jpgこの日行われた4試合でははっきり上位の実力差が出る内容となった。入学して日の浅い1年生や試合経験が少ない2年生が出場する新人戦は、まだチームとして固まっていない部分が多く、選手個人の能力が勝負を左右しているのがよく見える。バランスのいい日本大、得点力のある拓殖大はそうした部分がはっきり見えた。長谷川監督の指導力で選手を育成する青山学院大も大量得点で力を示す。筑波大は試合経験の少ない選手が多い中で国士舘大に競られたが、最後は抜け出した。残りはあと2つ。頂点を極めるためにはここから先は総合力がものを言うだろう。

写真:日本大は層が厚く、誰が出てきても得点に絡めるのが強み。


速さとバランスの良さを併せ持つ日本大が
慶應大を序盤からリードし、スタメン全員が2桁得点で勝利

慶應義塾大学83(23-35,21-21,22-31,17-18)105日本大学
090626ishikawa.jpg今回の新人戦で優勝の有力候補である日本大。その一つの理由であるバランスの良さが慶應大を凌駕し、翻弄した。
明治大との対戦ではシュート確率が悪く足が止まってしまうような場面もあったが、この日はゲーム序盤に3Pを決めるとアウトサイドは波に乗った。#8石川(1年・G・明成)が早い展開から慶應大ディフェンスを翻弄すると、簡単にノーマークの選手へパスをさばく。明成時代からのコンビ、#10名塚(2年・F)も「海斗(#8石川)とは本当にやりやすい」と、内外からシュートを決めていく。#22飛田(1年・G・取手松陽)もアウトサイドの確率は高い。かといって外を気にすると今度は石川自身が中に切れ込みレイアップを決める。また、インサイドでも#21熊(2年・C)が力強い1on1で得点。ディフェンスの的を絞りきれない慶應大は1Qで12点の差をつけられた。

2Qも差を開く日本大だが、慶應大も#9金子(2年・G)の3Pで追い上げ、20点差にまで開いた差を9点差にまで押し戻す。しかし2Q最後には#10名塚が3Pを決めて好調を維持。慶應大は後半も必死に粘り、追い上げるポイントはいくつか見せるが、日本大はつけ込ませてくれない。終盤は点差の開いて余裕の日本大は5人全員をチェンジ。それでも余裕で勝利し、準決勝へ進んだ。

写真:石川を起点にした日本大の攻撃は、そう簡単には止められない。今後も勝負を左右するポイントになりそうだ。

※日本大・名塚選手のインタビューは「続きを読む」へ。


国士舘大はシュートが当たらず
3Qにスイッチが入った筑波大がベスト4

筑波大学93(12-13,21-18,30-19,30-23)73国士舘大学
090626umetsu.jpg1Qを終了して、12-13。試合は重い立ち上がりとなった。互いにシュートに当たりが来ず、ロースコア。しかし、2Qは一進一退の攻防を繰り広げる。国士舘大は身長202cmの#13曹(1年・C・北陸)の高さを生かしたプレーを中心にオフェンスを展開。また、#10秋山(2年・F)のリバウンドやルーズボールが光って、国士舘大がリードを奪う。対する筑波大は、#15山口が再三シュートを放つもリングを弾かれてしまう。だが、途中出場の#28満留(2年・G)や#34田渡(2年・G)が3Pにジャンプシュートにと繋いでいき、食らいついていく。前半残り1分を切ると、筑波大#34田渡が攻守で活躍。最後は#15山口からのパスを受け、3Pをブザーと同時に沈めて、33-31とリードを奪い返して前半を終了する。

3Q残り5分52秒、#15山口が#28満留の3Pのフォローをしたところから筑波大にスイッチが入る。この後のプレーで、#50梅津(1年・C・青森山田)がパスカット。それを#55賀来(2年・G)に繋いで、そのままフィニッシュでまず1本。間に国士舘大#7三村(2年・F)のジャンプシュートを挟むが、その後は#15山口のシュート、#28満留のスティールからの速攻で約1分半の間に8点を獲得。更に満留のプレーはバスカンとなって、点差は7。国士舘大はたまらずタイムアウト。だが、筑波大は切れない。タイムアウト後は#34田渡が3Pに速攻、#15山口も3Pにようやく当たりが来てここでも一挙8点を荒稼ぎ。国士舘大は立て続けにタイムアウトを取らざるをえない。この後は国士舘大も#13曹のインサイドや#21来栖(1年・G・取手松陽)の3Pなどで盛り返すが、筑波大も#15山口が決め返して譲らない。4Qに入っても流れは筑波大だった。4Qの立ち上がりに#34田渡が国士舘大#13曹のディフェンスをかいくぐってシュートを決めると、それに#15山口が3Pとパスカットからのシュートと続いて、20点を開く。国士舘大は、#13曹のオフェンスに終始。だが、勢いに乗った筑波大を止めることは難しく、最後まで20点差は変わらず。筑波大は最後#13富岡(2年・G)などベンチメンバーも出場させ、余裕の勝利を飾った。

写真:加納のかわりにインサイドを任されているルーキー梅津。

※筑波大・山口選手のインタビューは「続きを読む」へ。



#5辻を中心に得点を重ねた青山学院大が
大東文化大を突き放しベスト4

大東文化大学83(14-20,18-34,24-31,27-25)110青山学院大学
090626tuji.jpg出足は点の取り合いとなった。オフェンスチームである大東文化大は#13小原(2年・F)、#11田中(2年・G)、#15遠藤(2年・PG)といったタレントが早い展開から次々に得点。インサイドの#7今井(2年・C)もディフェンスで粘る。一方の青山学院大は#5辻(2年・SG)を中心にシュートを決めていく。しかしあまりボールが回らず、序盤はもたついた。青学大は#16比江島(1年・GF)を投入し、流れを変えるが1Qは14-20と6点差。2Qになり#5辻の3Pや#16比江島や#11福田(2年・F)のバスカンが連続し、突き放すポイントを作って一気にたたみかけると、32-55と点差を開いて前半を終えた。
後半もこの差は詰まらなかった。大東大は昨年からの課題である単発のオフェンスを繰り返すしかない。だがそれで追い上げを許してくれるほど青学大は甘くはなかった。青学大は結局余裕の戦いでゲームを進め、27点差で勝利。大東大は西尾コーチもユニバーシアードのため不在であり、チームとして十分な準備で挑めているとはいえないが、豊かな能力を持つだけに惜しまれる内容だった。チームとして成長できるかどうかは、今後も大きな課題だ。青学大はユニバーシアードに出発する比江島がこの日最後の出場。それ以外のメンバーで優勝を目指す。

写真:シュートでチームを引っぱる辻。

※青山学院大・比江島選手のインタビューは「続きを読む」へ。



全員リバウンドが勝利への鍵
拓殖大が7年ぶりのベスト4進出

白鴎大学76(12-27,24-21,14-28,26-22)98拓殖大学
090626ono.jpg拓殖大#26上杉(2年・C)のマッチアップは、白鴎大#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)。身長差は10cm。
「お前がファウルするのと、相手に2点取られるなら、お前がファウルする方が重い」
試合前、小野コーチにこう言われたという上杉。序盤はこの上杉の活躍が光る。アビブにボールを持たせず、シュートを打たせない。アビブも上杉のディフェンスにしびれを切らす場面が何度も見られた。こうして、アビブは上杉がしっかりと抑えていた拓殖大。その他では全員がリバウンドに飛び込み、白鴎大にチャンスを与えない。オフェンスでは#99長谷川技(2年・F)が起点となり、そこから#94長谷川智伸(1年・G・福大大濠)が3Pに、パスカットからの速攻にと堂々たるプレーを見せる。また、攻守の切り替えが速く、白鴎大はそれについていくことができない。タイムアウトで立て直しても、すぐに拓殖大がスティールからの速攻に3Pと怒涛のオフェンスを見せ、10点を開く。2Qに入ると白鴎大は#32黒川(2年・G)の3Pや、#65高橋(2年・G)のシュート巻き返しを図る。#30アビブも厳しいディフェンスにあいながら、ゴール下でシュートを沈め、追い上げムードになってきた。だが、残り1分48秒。拓殖大インサイド陣のディフェンスとこれまでのレフェリーの判定に対するフラストレーションが一気に爆発してしまった#30アビブが2つのテクニカルファウルを取られた末、退場処分という判定を下されてしまう。白鴎大はなんとか流れを断ち切ろうと、各選手が積極的にしかけるがシュートに繋がらず。また、高さが無くなったことで、拓殖大に制空権を奪われ、完全にゲームの流れは拓殖大のものになってしまった。

後半に入ると拓殖大はベンチメンバーも使いつつ、余裕の試合展開を見せる。その中でも光ったのが#15八木(2年・F)。インサイドで体を張り、次々とリバウンドをもぎ取る。中では八木。外からは#94長谷川智伸と、バランスよく得点を重ねていく拓殖大。対する白鴎大は3Qは、完全に失速。オフェンスでは#65高橋のシュートが単発に決まるだけで追い上げにはいたらない。しかし、4Qになるとこれまでの流れを吹っ切るかのようにコートの5人が足を使ったディフェンスを仕掛ける。すると、#32黒川や#22森田の3Pが決まり出す。また、インサイドでは#71大野(1年・C・大阪商)が奮闘し、#44小山(2年・G)がルーズボールに飛び込むなど“気持ち”を見せつけた。最後まで諦めない姿勢で必死にコートを駆けた白鴎大だったが拓殖大もベンチメンバーがしっかりと繋ぎ、反撃もここまで。98-76で拓殖大が7年ぶりのベスト4進出を果たした。

写真:アビブ退場のあと、インサイドでふんばりを見せた白鴎大・大野。

※拓殖大・長谷川技選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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「チームの雰囲気がすごくいい」
実力のみならずまとまりも良好な仲間と優勝を目指す

◆#10名塚裕貴(日本大・2年・F)
090626naduka.jpgこの日は30得点と大活躍。明成時代からのコンビである石川との息も「パスのタイミングがぴったり」と抜群で、自在なオフェンスを展開した。1年で身体も大きくなり、力強いプレーも安心感がある。
この日は小学生時代からのなじみである松谷とマッチアップし、ライバルに力を見せつけた。



-今日、試合が始まる前に城間コーチが名塚選手と熊選手、森川選手を呼んで話をしていましたよね。何を言われたのですか?
「熊吉(#21)のところにボールが集まると絶対2人とかディフェンスが寄るので、そのときに自分や森川がハイポストでつないでまた熊吉に、みたいな詰めをやれと言われました」

-昨年から城間コーチが来てくれていますが、どうですか?
「城間さんはすごくバスケットを知っているし、どうやって攻めたらいいかとか教えてくれるので助けになります。一つひとつ細かいところまで助けてくれるので」

-昨日の明治大戦ではその熊吉選手のところで攻めきれずターンオーバーになったりしましたが、それを防ぐ意味合いもあって?
「そうですね。やっぱり熊吉が起点になっていることが多いので、そこはスクリーンにいって熊吉に集中したので良かったと思います」

-慶應大の松谷選手(#4)は昔からやってきた相手とか。向こうはやるのが楽しみと言っていましたが。
「自分もです。昨日の夜、松谷にメールして『絶対負けないからな』って」

-どのあたりから2人は対戦しているんですか?
「小学4年生から中学も高校もずっと同じポジションでマッチアップしてますね」

-大学では初めてのマッチアップですが、今日は名塚選手が勝ちましたね。
「はい、勝ちました(笑)」

-昨日はあまりアウトサイドは全員良くなかったと思うんですが、今日はよく入りましたね。
「でも今日も入らなかった時間帯もあって、詰められた。そこでどうやって攻めるかというのが今後の課題なのでもっと研究していかなければならないと思います」

-昨年は日本大としては苦しいシーズンでしたが、その中でも試合には出してもらっていましたよね。そこが経験となっていますか?
「でも出たといっても少しなので、自分の思うプレーはできていません。いいプレーをして先輩たちのかわりに勝ちたかったんですが」

-トーナメントもベスト16でしたし、でも今回はやっとベスト4まできましたね。
「来ました、やっと」

-チームの様子はどうでしょう。楽しそうに見えますが。
「すっごいいいです!キャプテンの渡邉がムードメーカーで盛り上げてくれて練習中からそうで、すごく助かってます。先輩もあんな調子で盛り上げてくれますし。海斗とも高校からずっとやっているのでパスのタイミングもぴったりだし、すごくやりやすい。だから今回は優勝します!」



「1年生は思い切りやらせないといけない」
上級生として、点取り屋としてチームを引っ張る

◆#15山口尭彰(筑波大・2年・G)
090626yamaguchi.jpg新人戦では、“1年生は思い切りやらせる。それをフォローするのが2年生”という構図ができている。それは筑波大も同じことである。コート上では相棒#34田渡とチームを引っ張る。2人からチームメイトへの声かけは試合を通して、何度も行われる。また、得点面でも筑波大の勝利に大きく貢献。ここまでのアベレージは30点だ。更に今年は、シュートだけでなくアシストでも魅せている。今年はアシスト王を狙っていくとのことで、今後の試合でも得点と共にアシストにも注目。


―前半は重い展開になってしまいましたね。チーム全体を見ても、あまり走れていなかったなという印象を受けたのですが、それは自分たちが走れなかったのか、国士舘が走らせなかったのか、どちらなんでしょうか?
「走れなかったと思います。別に国士舘がどうこうしてきたわけではないので。相手のセンターにリバウンドを取られてしまった、というところが走れなかったところに繋がってしまったと思います。前半は、チームとしても良くなかったんですが、僕個人的にもちょっとダメでした(苦笑)。」

―山口選手は後半に入ってからシュートが決まり出しましたが、どのように切り替えていったのでしょうか?
「やっぱりみんながパスを出してくれたので。特にガードの田渡(#34)が信じてずっとパスを出し続けてくれました。それで、1本入ったら気分が楽になったというのが大きかったですね」

―加納選手(#99)がケガで不在ということで、インサイドは1年生が任されている訳ですが、2年生から見て1年生の活躍ぶりはいかがですか?
「梅津(#50)はインサイドをきちんと頑張ってくれています。星野(#37)も、本当は3番なんですが、今は誠也(#99加納)がいないので、インサイドを頑張ってくれています。星野はシュート力もあって、決めてくれます。2人とも、本当によく頑張ってくれていると思います」

―2年生で言えば、賀来選手(#55)であったり、#28満留選手(#28)であったり、今までスポットライトが当たりにくかった選手の活躍が目立ちますね。
「そうなんですよ!もともと能力のある選手ばかりなので。それが新人戦を通してよく出ていると思います」

―トーナメントは緒戦敗退という形になってしまって、そこからこの新人戦まで3週間ほどあったわけですが、どういった練習をしてきたのでしょうか?
「最初はケガ人とかで、メンバーが揃わなかったんですけど、揃ってからはトランジションを速くするっていう練習してきました。あとは上級生と試合をしたりして。とにかく、走る練習が主でした。(それを出せていますか?)いや、あんまり…。でも、ところどころでは出ているので、それをいかに長く継続させることが出来るかということが、明日の試合の鍵になると思います」

―チームの雰囲気がとてもいいですね。ベンチも本当ににぎやかだと思います。
「みんな仲がいいので。あとは、やっぱり誠也が本当に良く盛り上げてくれているおかげです!」

―コート上では、山口選手と田渡選手がよくチームを引っ張っていますね。
「まあ…(笑)。1年生は思い切ってやらせないといけないなと思うんです。去年は僕もそうでしたし。思い切りやらせてもらった結果が、いい結果に繋がったので。だから、今年は逆の立場というか。思い切ってやらせることができるようにやっています。声も出しています」

―準決勝へ向けて一言お願いします。
「去年も準決勝で負けているので、相手がどこであろうとしっかりと自分たちのバスケットをやって優勝したいです!(得点王も狙っていきますか?)今年はアシスト王を狙います!(笑)」



「選ばれたと聞いたときは信じられなかった」
ユニバーシアードでの活躍を誓う期待の星

◆#比江島 慎(青山学院大・1年・GF・洛南)
090626hiejima.jpg1年生でユニバーシアード代表に抜擢された期待のルーキー。
春から代表合宿とチームの練習をかけもちし、今大会はやはり練習と新人戦を行き来するハードスケジュールをこなしてきた。新人戦はシックスマン的存在となりさほど出場はしていないが、この日も午前は練習をしてから参加。試合以外にモッパーの仕事もこなし、その忙しさに本人も笑いが出てしまうほど。しかもこの日は23点とプレーでも十分以上に働いた。
新人戦への出場はこの日が最後、翌日からはセルビアへと出発する。ユニバーシアードに向けての抱負を聞いた。

-ユニバーシアードの代表に選ばれてどう思いましたか?
「まず、まさかそんな実力があるとは思っていないし、選ばれたと聞いたときは普通に信じられなかったです。まあ…、うれしい、うれしかったですね(笑)」

-そのユニバーシアードへの抱負をお願いします。
「世界一、世界一と言われて練習してきているので、その期待に応えられるように頑張りたいです。試合にも今は出させてもらえるような状況なので、出たからには日本代表という名に恥じないように、また青学の代表としても頑張ってきたいです」

-この新人戦はユニバーシアードの合宿中にもかかわらず出場していきましたが、体力的には?
「本当にハードです。昨日も試合が終わってから練習に行きました。今日も午前中練習してきました。身体はつらいです。さっきも足がつりましたし(苦笑)」

-試合に出させてもらっているという話でしたが、どれくらい出場の機会はありそうですか?
「今のところはスタメンです。もちろんもっと上手い人もいますし、今後はわからないんですが、『お前はスタメンで使うから頑張れよ』と言われています。多分すぐ交代するとは思いますけど。自分としては荷物運びや仕事をしないといけないなと思っていたんですが(苦笑)。いい経験にしたいです」

-春から青学とユニバーシアードという全くスタイルの違うバスケットをやってきている訳ですが、それぞれにすぐ対応できますか?
「それはやっぱり難しいです。自分、そんなにできる方じゃないので、全然できていないですね」

-ではその中で最低限やろうと心がけていることは?
「青学ではとりあえず走ってブレイクの意識だけはしっかりしています。でもユニバはディフェンスにもすごく厳しくて、そこを意識するようにしています」

-自分自身もこれから挑戦ですね。新人戦はこの試合で最後となりますが、チームに一言お願いします。
「自分はいなくなりますが、自分が抜けたあとの代わりの選手はシックスマンですよね。その選手は思いきりやって、スタメンがファウルをしたり疲れたときに休ませてあげられるように頑張って欲しいですね。十分優勝を狙える面子だし優勝して欲しいと思います」



「あいつらに打たせていこうかな」
拓殖大勝利の影には彼の活躍がある

◆#99長谷川技(拓殖大・2年・F)
090626hasegawat.jpg誰もが目を見張るような派手さがある訳でもなく、大量に点を取っていく選手でもない。
しかし、長谷川には玄人を唸らせる“巧さ”がある。1試合を通して、目立つプレーが多い訳ではない。反対に、見えない部分でのチームへの貢献度は大きい。シューターが多く揃う拓殖大において、自分は“リバウンドを取って、走って、打たせること”が仕事だと言う。長谷川が起点となって繰り出される拓殖大のオフェンスはスムーズ。彼が影でしっかりと支えているからこそ、拓殖大の勝利がある。


―ベスト4進出おめでとうございます。7年ぶりくらいのベスト4ですね。
「そうですね。しばらくベスト4には入っていないので、そこで入れたということも、嬉しいです。チームの練習してきた成果が出せたという意味でも、本当によかったです」

―今日の試合で重点を置こうと思っていたところはどこでしたか?
「ミーティングでは、アビブ(白鴎大#30)のリバウンドを気をつけようという話でした。そこを取れれば問題ないからと言われていて。結局、(アビブは)退場という形になってしまいましたけど、アビブがいなくても、リバウンドは絶対みんなで取ろうって言われていて試合に臨みました」

―リバウンドは本当に全員でよく飛び込んでいましたよね。
「そうですね。リバウンドを目標にしていたのでよかったです。そこからのオフェンスもスムーズに入れていたので、内容的にはいい試合でした。あとは、スタメンの5人が一人ひとりの仕事を徹底することができたことも大きかったと思います。それで、控えも出すことが出来ました」

―今年の拓殖大は、かなり仲良くバスケットをしているなと思うのですが、新人戦のチームは長谷川選手から見てどうですか?
「上下関係もなくて、1年生も上級生に絡んでいける状況なので、仲良くやっています。(先輩からは茶々を入れられていましたね)あれはいつものことです(笑)。トーナメントよりは、やりやすいですね。自分たちが引っ張っていかなければならない立場にあるので、プレー的には結構楽ですね」

―外からは長谷川智伸選手(#99)が本当によくシュートを決めてくれていますね。1年生とは思えないほどのプレーぶりですね。
「そうですね。あとは、長南(#6)も良いシュートを打ってくれるので、外のシュートはあいつらに任せて、自分と上杉はリバウンドを頑張ってという形にしていきたいというのがあります。あいつらに打たせる試合が出来れば、上の方でも戦っていけると思うので。自分としても、あまり点を取る方ではないし、あいつらに打たせていこうかなという感じでやっています」

―明日は決勝をかけて日大との対決ですね。
「今日みたいな感じでゲームに入ることができれば、勝てない相手ではないと思います。明日ミーティングして、どんなことをしなきゃいけないかということを話し合って、まとまって試合に臨みたいです。個人的には、リバウンドを取って、走って、シューターに打たせるということができるように頑張りたいです」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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