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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.06.24 (Wed)

【2009新人戦】6/24レポート・駒澤屋内球技場

トーナメントでも活躍した白鴎大が早稲田大を下す
日体大と中央大は接戦から中央大が抜け出す

090624ishikawa.jpgベスト16残りの4試合が行われた駒澤屋内球技場。優勝候補の一角である日本大はルーキー#8石川(1年・G・明成)ほか、1年からリーグ戦などで場数を踏んだ選手が多数揃い、注目のチームだ。ゲーム開始から立教大を寄せ付けずに勝利を収め、次は明治大と対戦する。
日体大と中央大の対戦は、接戦となるが、インサイドの層が薄い日体大が次第に引き離された。白鴎大と早稲田大は、#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)と#20久保田(2年・C)の見ごたえあるインサイド対決が見られたが、白鴎大のトランジションが早稲田大を凌駕した。白鴎大は次にディフェンディングチャンピオン・東海大と対戦する。そのほか、國學院大は国際武道大に快勝し、次はこれも優勝候補の青山学院大に挑む。

写真:日本大・石川は早い攻撃でゲームを展開。パスだけではなくゴール下へのレイアップなど、果敢に攻める。



3Q終盤の攻防がポイント
中央大は1年生の活躍が光り、初戦突破

中央大学97(19-22,21-19,24-18,33-26)85日本体育大学
090624sato.jpg前半は日体大リードで試合は進み、2Q半ばには10点差を開く。だが、終盤にかけては中央大ペースに。中央大が10得点を奪う間に、日体大は4点しか取ることが出来ない。前半終了間際には速攻も決められて、40-41の1点差。日体大がなんとかリードを保って前半を終える。

後半は互いに譲らない展開が続く。中央大#16渡邉(1年・F・幕張総合)が、後半開始3分で3P2本を含む10得点を荒稼ぎし、逆転してみせる。しかし、日体大も#12林(1年・G・市立柏)が連続3Pで決め返し、オフェンスの要である#23横江(2年・G)は、中央大のディフェンスを中央突破。再び日体大が逆転に成功し、中央大にタイムアウトを取らせる。この後、中央大は#8田辺(2年・G)のバスカンで同点に持ち込む。このバスカンのファウルは日体大#23横江。3つ目のファウルをコールされた横江はベンチへ。ここが、勝負が切り替わった瞬間だった。中央大はこのバスカンの後に前線から激しいディフェンスを仕掛け、日体大を翻弄。オフェンスでは#14佐藤(1年・G・洛南)のリバウンドシュート、#13入戸野(1年・G・東海大菅生)の鮮やかなアシストから#16渡邉が決める等、1年生の活躍が光り、リードを奪う。また、3Q残り1分半からはゾーンディフェンスを展開。日体大はこれを突破できず、3Q終了時には5点差をつけられてしまう。ここで勢いを掴んだ中央大は、4Qに入っても終始主導権を握った。日体大は流れを引き戻そうと必死にコートを駆けるが、ファウルトラブルも手伝い、なかなか点差が縮まらない。また、中央大#16渡邉はコンスタントに得点を重ねていき、日体大を寄せ付けない。日体大は終盤にかけて#23横江が果敢に1対1を仕掛けるも、得点につながらない。最後は12点差をつけて中央大が勝利した。

写真:得点力もある中央大・佐藤。


ガード不在が響いた早稲田大
内外角バランスの取れた布陣で白鴎大が勝利

早稲田大学61(11-14,21-16,19-16,10-34)80白鴎大学
090624abibu.jpg早稲田大は#14大塚(1年・G・福大大濠)をケガで欠き、ガードらしいガードがコート上にいない状況。「練習から、ボールはみんなで運ぼうという意識でやってきた。その中でも藤原(1年・F・洛南)が運んでいたのは、キープ力があるから」(早稲田大#20久保田)ということで、#91藤原がガードの役割を担い、ゲームはスタート。前半は、白鴎大#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)へのディフェンスが光った早稲田大。マッチアップは、高校時代もセネガル人留学生との対決経験がある#20久保田(2年・C)。「ローポストで持たれたら1対1でつける自信はあった。だから、ゴール下まで押し込まれないように守っていた」という久保田の好ディフェンスに対して、アビブは思うように攻められない。だが、#32黒川(2年・G)が要所で得点を重ね、1Qは8得点の活躍でチームを引っ張る。1Qはビハインドで終えた早稲田大だが、2Qの開始2分で#20久保田と#32押見(2年・G)の得点で逆転すると、その後はディフェンスから連続速攻を浴びせ、9点のリードを奪う。この展開に白鴎大は浮き足立つが、終盤になると#80鎌倉(1年・F・東日大昌平)のバスカンや#30アビブのゴール下で2点差まで詰め寄って、前半を終了。

後半の立ち上がりは、リードが何度も入れ替わる展開となる。白鴎大は#30アビブと#32黒川を中心に。早稲田大は#20久保田を起点にオフェンスを展開する。試合が動いたのは、4Q残り7分34秒。白鴎大#30アビブの高さと手の長さを生かしたフックシュートが決まると、ここから試合終了まで白鴎大がリードを保つ。早稲田大は#10相井(1年・F)のアグレッシブなプレーが光るが、白鴎大インサイドの高さに阻まれシュートまで持ち込めない。また、次第にパスが乱れ、チーム全体のオフェンスも単発になり、苦しい展開になってしまう。対する白鴎大は、#65高橋(2年・G)の3Pや#22森田真平(2年・F)のバスカンでリードを広げていく。早稲田大はタイムアウトで立て直しを図りたいが、タイムアウト明けにミスが続いてしまう。そして、残り2分49秒で攻守の要であった#20久保田が流血で退場すると、一気に高さが無くなり、白鴎大に制空権を奪われた。終盤にかけて余裕の試合運びを見せた白鴎大は、#65高橋のブザービーターでフィニッシュ。緒戦突破を果たした。
写真:早稲田大・久保田をかいくぐってシュートを決める白鴎大・アビブ。

※白鴎大・黒川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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貫禄たっぷりのプレーを見せる
白鴎大の小さな司令塔

◆#32黒川拓馬(白鴎大・2年・G)
090624KUROKAWA.jpg昨年、ルーキーでありながらプレイングタイムをもらい、チームに貢献した。今シーズンは白鴎大の正ガードとしてチームを引っ張っている。白鴎大の新人戦メンバーの中では、誰よりも大学での試合経験のある黒川。プレーにも落ち着きがあり、要所で決めてくるシュートやスティールなどはさすがといったところ。2年生とは思えない堂々としたプレーを見せる。
「楽しくやりたい」ということもあり、試合中は終始笑顔。楽しそうにプレーする黒川は、観ていて飽きない。


―早稲田大に勝利、おめでとうございます。緒戦からいきなりヤマという感じだったと思うのですが。
「ありがとうございます。気の抜けない試合だったということわかってはいたんですが、ちょっと波に乗り切れなくて。新人戦のメンバーは、経験が無い選手ばかりですし、試合まであまり練習もしてこられなかったので、最初は少し噛み合っていなかったです。そこが今日の反省点です」

―前半はビハインドで終えましたが、後半盛り返しましたね。
「前半がよくなかったのは、ディフェンスが悪かったのが一番の原因でした。そこが、4Qはディフェンスから速攻っていうアウトナンバーの形が出たし、健太郎(#65高橋)も森田(#22)もシュートが入ったので。練習からこの2人がポイントとなっていたので、それが最後に出たので良かったですね」

―試合中は、笑顔もあって、とても楽しそうにプレーしていますね。
「楽しいですね(笑)。新人戦は今年最後だし、楽しくやりたいなと思っています。そこはみんなで言ってきたことなので。でも、最初は流れが悪すぎて“どうしよう”という感じになってしまっていたんですが(苦笑)。後半はベンチでも盛り上がっていたし、先輩も応援してくれたので、すごく良かったと思います」

―昨年からゲームに出ていることもあって、他の選手には無い貫禄が黒川選手にはあるように見えます。
「あー(笑)。でも、まだまだ足りない部分は多いですよ。上級生とやっているときは、先輩たちが言ってくれるので、いいんですよ。でも、新人戦では自分が言っていかないと、というのがあります。その辺はまだまだ声もかけられてないですし、自分にも余裕がないので、もっと練習してかなければならないところだなと思います。経験積まないとダメだなって。明日は東海で、良い経験になると思うので、しっかり頑張ってやりたいと思います」

―試合中も、試合後もアビブ選手(#30)とよくコミュニケーションを取っていますね。
「そうですね。やっぱり、コミュニケーションをとるというのは大事なことなので。試合でもアビブのところはポイントになってくるので、そことコミュニケーションを取るのは大事かなと思って。アビブはカーッとなってしまうところがあるので(笑)。でも、一緒にやっていてとても楽しいです。外人の選手とプレーができるというのは、なかなかできない経験でもあるので、すごい楽しくやっています」

―東海戦へ向けて。
「今日より強いというのはわかっていますし、向こうも1・2年生ですけど、経験のある選手が多いと思います。あとは、向こうの先輩たちとやっている分、うちより良い練習をしていると思うし。でも、そんな中でも、うちのバスケットがちょっとでも出せればいいなと。やるからには勝てるように頑張りたいと思います!」
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