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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.01.01 (Thu)

【2009オールジャパン】1/1レポート

鹿屋体育大がJBL2石川ブルースパークスに
追い上げられながらも勝利、2回戦の対青学大戦へ

インカレ学生8位までと地方大会を勝ち上がった合計9つの大学チームが参加している今年のオールジャパン。初日は5チームが登場し、全チームが初戦を勝ち上がった。明治大、日本大、同志社大はそれぞれ序盤から差をつけて余裕の勝利。天理大は最後に差を詰められたが、逃げ切った。鹿屋体育大はインカレで見せたスタイルはそのままにJBL2相手にのびのびとプレー。終盤2点差まで追い上げられるものの、逃げ切って大きな一勝をあげた。
尚、初日はウインターカップ3位の延岡学園が社会人2位の強豪、JR東日本秋田に終盤接戦にもつれ込むが勝利し、アップセットを果たした。


インカレリバウンド王、サンバ ファイが
ダブルダブルで天理大は2回戦へ

天理大学77(11-17,16-8,24-18,16-27)70イカイレッドチンプス
090101sanba.jpgインカレ6位の天理大は東海地方から勝ち上がったクラブチームと対戦。対戦相手、初出場のイカイレッドチンプスは東海大出身の石谷優二がエースシューター。序盤は天理大が#10サンバ(2年・C)の高さを生かしてリバウンドをもぎ取るが立ち上がりは両者鈍く、ロースコアの展開となった。しかしイカイが2Q8点に終わり、天理大がリード。3Qには#10サンバの高さが生きて更にリードを広げる。イカイはこの日37得点とシュート力を見せつけた#15石谷が内外から得点するなど粘りを見せるが更にリードを広げられた。天理大は4Q、#4野口(4年・SG)がミドルシュートを小気味良く決めていく。ファウルトラブルの#8知念(4年・G)がファウルアウトする場面も見られたが、ベンチメンバーで詰められても耐えた。イカイは#15石谷のシュートで最後まで粘るが届かず敗退。天理大は次の明成高校との対戦に進んだ。

インカレ後は新人戦などもあり、満足に練習する時間はなかったという天理大。しかし10年ぶりにつかんだオールジャパンの出場権。最後まで天理らしいプレーを期待したい。

写真:サンバは27得点27リバウンドと、クラブチーム相手に高さを見せつける数字を出した。



JBL2にひるまず立ち向かった鹿屋大は
堂々勝利でインカレ同様存在感を見せつける

石川ブルースパークス80(21-25,14-27,22-18,23-14)84鹿屋体育大学
09101yagi.jpgオールジャパンは昨年からオンコートワン、外国人選手1人をコートに立たせられるルールに改変され、学生チームの勝ち上がりには一つハードルが上がっている。インカレでは専修大に好勝負を見せた鹿屋体育大はこの外国人のいる石川ブルースパークスが一回戦の相手となった。

序盤は石川が13-5とリード、鹿屋大は追う形となったが1Qで逆転に成功。#52ネイサンにマッチアップする#5八木(3年・C)は「スカウティング部隊の情報収集でアウトサイド、左ドリブルからのシュートなども分かっていた。やられたけれど、結構やれた部分もある」とこの日24点の活躍。2Qには石川のゾーンディフェンスにもひるまなかった。インカレの専修戦ではこのゾーンでリズムを崩したが、福田コーチはあの敗因を今度は克服することで自信にできたことを大きな収穫と位置づける。一時#7中村(2年・PF)がファウルトラブルでベンチメンバーに変わるが、#5八木「中村がいない分、自分がインサイドをやらなければ」とリバウンドでは粘った。ピンチをなんとか持ちこたえ、4Qは必死に追い上げる石川から逃げ続けた。終盤、#1小野(4年・G)がドリブルのボールが手に着かなかったところをスティールされ、2点差まで詰められた鹿屋大。しかし#7中村、#5八木がゴール下で粘り得点、鹿屋大が逃げ切って勝利を上げ、ベンチ、応援団からも大きな歓声が上がった。

「8年ぶりのオールジャパン。いつもはこの時期には4年も引退してしまってオフ。だけど今年はいい意味でピリピリした空気の中、この大会に合わせてこられた」#5八木。みんなと大晦日を迎え、さらには勝利をつかんだことを素直に喜んだ。福田コーチ就任からの取り組みはたった1年ではあるが、コーチも選手も「日本一」を明言し、前に進む鹿屋大はチーム全員が同じ方向に向いている。次の相手は青山学院大。インカレで当初彼らが目指していた王者だ。コーチ以下、鹿屋大の全員が青学大と戦えることを楽しみにしている。青学大を倒すことは大学日本一に近づくことでもある。鹿屋大の挑戦はまだここからだ。

090101kanoya.jpg最後に、八木選手が一つ鹿屋の秘密を教えてくれた。スカウティングのビデオ研究や好プレーの編集、相手チームの分析はそれぞれの大学で行われているが、この鹿屋のものは時代の最先端を歩んでいると言える。大学側から登録選手たちそれぞれに対して貸与されているというApple社の「ipod touch」。八木選手の手にあるそれには、「スポーツコード」という最高峰の現場でも使われているソリューションを使用し、作成された画像などが入っている。メモリに入っているスカウティング情報やモチベーションビデオなどを、選手はどこでも好きなときに見ることができる。鹿屋大の専門部隊が集め、アナリストによって分析された情報は、こうして選手により使いやすい方式で活用されており、他に類を見ないものだ。必要備品や設備を苦労しながら調達しているチームが多い中、こうして大学側からの提供品を使えることは意味が大きい。チーム単独での強化や工夫には限界がある。新しいものを取り込み、使いこなすのは学生ならでは。また、いかに大学を使いながらうまく一体となって強化できるかが、鹿屋大に限らずバスケット界全体を見ても大事だと言っているようでもある。

写真上:八木は24点10リバウンドのダブルダブル。チームハイの得点で勝利に貢献した。
写真下:追い上げられた終盤はコーチもベンチも懸命に。勝利の瞬間は全員に笑顔が弾けた。
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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