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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.12.07 (Sun)

【2008インカレ】12/7 7位決定戦 日本大VS同志社大

日本大学86(15-14,29-14,23-17,19-15)60同志社大学
081207SHINOHARA.jpg学生の大会として今シーズン最後の試合。来期に繋げるためにもいい形で最後を締めくくりたいこの試合。だが日本大にしてみれば、2部の明治大に敗れた上に、関西のチームには負けられないというのが本音であったかもしれない。

同志社大・高原コーチが関東の壁と言ったのは「高さ」。だがこの試合で「高さ」が生きたのはインサイド以上にアウトサイドだったのかもしれない。同志社大のディフェンスは193cmと長身ながらシューターである#12上江田(3年・F)に3Pラインまでケアできず、3Pを7本も許してしまう。日本大は1Qこそリーグ戦での反省点である立ち上がりの悪さが出てしまうが2Qに入ると#13篠山(2年・PG)、#14熊澤(2年・G)の攻撃的なディフェンスで相手のチャンスの芽を潰すと、ハーフコートでも平面のスピードでも快調に得点を重ね、終始主導権を握る。一方の同志社大はこの試合で反撃らしい反撃が見られず、ずるずると点差を離され試合を終えてしまった。

「もう少しひとふん張りできんのか、という思いはあります」(同志社大・高原コーチ)。同志社大の選手から受ける印象は“実直さ”。自分たちのバスケットに真摯に取り組んでいるように見える反面、実力差のあるチームに対し滲み出るような“闘志”が見られないのも事実。有望選手が関東に集中する中、地方勢としてインカレベスト8は堂々と胸を張れる成績だ。だからこそかかる期待も大きい。今大会の経験を生かし来年は“ベターなチーム”ではなく“闘う集団”となって再びこの舞台へと帰ってきて欲しい。

写真:近とともに4年としてチームを引っぱった篠原。

※日本大学・近選手、中村選手、上江田選手、熊澤選手、同志社大・高原コーチのインタビューは「続きを読む」へ。

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【GAME REPORT】
081207ISEKI.jpg1Qのスコアは15-14。静かな立ち上がりとなった。序盤、同志社大は#21井関(2年・PG)が3Pに1対1を決めれば、日本大もすかさず#12上江田(3年・F)の3Pに#5中村(3年・C)のインサイドで返す。だが、この後お互いにフィニッシュまでうまく持ち込めず点が伸びない。共にミスが続き時間が流れる。だが、日本大は#12上江田の3Pに、#13篠山(2年・PG)がスティールから速攻を決め、ようやく流れを引き寄せたように思われた。だが、またしてもオフェンスが停滞。最後の2分間は無得点となる。その間に同志社大は#3熊谷(4年・SG)、#36田中(3年・C)の得点で1点差まで詰める。

おとなしかった1Qと一転、日本大にようやくエンジンがかかる。同志社大がミスを連発してもたつく感にも、日本大は#12上江田が3Pにジャンプシュートを決める。するとディフェンスでダブルチームを仕掛け、スティールに成功した#14熊澤(2年・G)がそのまま速攻。対する同志社大は動きが良くなった日本大ディフェンスを前にシュートまで持ち込めず、残り6分して奪ったのはわずか4点。同志社大は立て直しを図るべく、タイムアウトを取るが日本大の勢いは止まらない。タイムアウト明けに日本大は#9篠原(4年・F)の3Pに、#14熊澤がリバウンドシュート、さらには#7近(4年・F)のアウトサイドが決まりリードを広げていく。同志社大は#3熊谷が3Pを決めるのがやっとで、攻め切れない時間が続く。その後も日本大はこの日好調の#12上江田の3Pに#7近も3Pで続き44―28と16点のリードで前半を折り返す。


081207SHINOYAMA.jpg3Q,同志社大は#27加藤(1年・PF・洛南)が連続得点。さらに加藤は#21井関へアシストも決める。だが同志社大の反撃の兆しが見えたのも束の間、日本大は#13篠山が激しいディフェンスからミスを誘い、#5中村が速攻。さらに同志社大#21井関がドライブを決めた直後にロングパスで#12上江田が速攻を決めつけ入る隙を与えない。日本大にとってまさに“順調”というべきか、16点のリードは行ったり来たりと余力を残しているかのようなゲーム運びで試合は流れていく。この試合一向に流れを来ない同志社大はタイムアウトを取るが、#33田中、#21井関が得点を奪った後は沈黙の時間が続く。ここでリードリードを広げ試合を決めたい日本大であったが、“余裕”が裏目に出ておよそ4分間アウトサイドシュートに偏り無得点。それでも67-45と日本大が優位に立ったままこのQを終える。

4Q,22点と大量リードの日本大は早々に#13篠山がアシストを決めれば、正面突破からバスケットカウント。同志社大も#36田中が連続得点を奪うが、点差が重く圧し掛かるせいか、思い切りのよさが見られず流れを奪うことはできない。その間にも日本大は#9篠原の3Pに#13篠山のアクロバティックなレイアップで得点を重ねていく。同志社大はタイムアウトやメンバーチェンジを試みるも、きっかけが掴めない。試合はそのままタイムアップ。86-60で日本大が余力を残したまま勝利。7位で今大会を終えた。



・日本大  #9篠原27点、#12上江田25点11リバウンド、
      #7近10点、#14熊澤10点
・同志社大 #21井関16点、#33田中14点、#27加藤13点


【INTERVIEW】
「他の4年生の分まで絶対に勝ちたいと思っていた」
ケガに泣くも大きな成長を遂げた日大の”7番”

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◆#7近 忍(日本大・4年・F)

日大の7番はシューターが背負うことが多い。
今シーズン、その7番を受け継いだのがこの近だった。
最後の最後でスタメンをつかんだが、大会を振り返って悔しい、と繰り返した。
高校3年のとき、インターハイ決勝で3Pのタッチを取り戻し「“監督は『近にかかってる』って言ってたよ”とスタッフが伝えてくれた。チームメートも声を掛けてくれたし、応援の皆も連絡をくれて…」。皆に支えられての活躍だった。
大学4年になっての言葉は「最後なので皆で楽しみたいから、盛り上げていった」。熊澤や中村のインタビューからもわかるように、周りを支える選手に成長した。
だが、そのシュート力はケガによりなかなか発揮することができなかった。
苦しんだこともあっただろう。だが最後に近はこう言った。
「4年間は短かった。でも、よかったです」


―4年生のインカレがこれで全て終わりました。今どんな気持ちですか?
「うーん…やっぱり悔しいです。僕たちの代は自分と篠原以外みんな引退してしまったので、そいつらの分まで絶対に勝ちたいと思っていました。だから、ベスト8に入れたことはすごく嬉しいんですが、やっぱり優勝したかったです。ケガとかのせいにもしたくなくて…確かに大きな存在を失いましたが、残ったメンバーでも十分に勝つ力がこのチームにはあったと思うんですよ。だから、悔しいですね」

―“優勝”という大きな目標があって、でもそれが途絶えたあとの2試合はどう臨みましたか。
「ホントにさっきも言ったように悔しかったんですけど…もう負けてしまったことはしょうがなかったので、残り2試合は絶対勝つという気持ちでした。それでも、負けてしまったんですけど(苦笑)」

―ベンチでは、篠原選手と一緒に後輩によく声を掛けていましたが、それはどんな思いからだったのですか?
「やっぱり、最後の試合を落ちて終わりたくないじゃないですか。最後なので皆で楽しみたいなと思って、盛り上げていきました。最後は4年2人、もうちょっと一緒にコートに立ちたかったです。自分のフリースローのときに交代だったので、シュートが落ちたのはわざとってことで(笑)」

―2人が代表となって、今年の4年生のカラーを表現してこられましたか?
「あいつらの分まではちゃんと出しましたね。出しましたけど、やっぱり悔いが残るんです。悔しいっす」

―最上級生としてやったこの1年間は今までと違いましたか?
「全然違いますね。気持ちが。俺、今まで何してたんだろう?って気持ちになります。もっと1つ1つ全力でやればよかった、って…。後輩には僕たちみたいな気持ちはさせたくないので、もう最初から何もかも全力で取り組んでほしいと思います」

―なかなかプレータイムをもらえず、苦しんだ時期もあったかと思いますが、この4年間はどんな4年間でしたか。
「チームで勝つためには、自分が出ることよりベストメンバーが出ることの方が大事なので、出たいとかそういう気持ちは抑えていました。それに自分はケガばっかりしていたので。していなかったら出る自信はありました。今でも3Pなら誰にも負ける気はしないですが、自分がなぜ出られなかったかというのはわかっています。日大での4年間は、短かったですね。さっきも言ったようにケガで全然やれなかったから。でも、よかったです。いい4年間でした」


「来年は3大会全部フル出場する」
今シーズンの雪辱を誓う戻ってきた大黒柱

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◆#5中村将大(日本大・3年・C)

中村がいるといないとではこんなにも違うのか。そう思わせる鮮やかな復活だった。
リーグはケガで全欠。しかしその間に体重を6キロ落とし、ドライブの切れが増すなどバージョンアップして帰ってきた。
篠山&熊澤の2ガードが生きるのも中村のリバウンドがあってこそ。
種市や上江田が気持ちよく打てるのも中村がインサイドでディフェンスを縮められるからこそ。
恵まれた身体ゆえにケガのリスクはついてまわるが、その大きな心でカバーし、来年は“嬉し涙”を流したい。


―久しぶりにコートに戻ってきてのインカレはいかがでしたか?
「勝てる試合を落としてしまったなと思います。でも、そこからまたチームを盛り上げてくれたのが4年生でした。スタッフの遠藤さんや応援席にいる南田キャプテンをはじめ、他の先輩も自分が寮で落ち込んでいたとき“頑張れ”と声を掛けてくれたり…。1番つらいのは4年生だと思うんですよ。だから改めて最上級生の強さというか、すごさを実感しました。それもあって、今日終わったときは気持ちが緩んでしまって、泣いちゃいました(苦笑)」

―4年生は最後の挨拶のとき皆笑顔でしたね。
「それはよかったです。でも、できれば勝たせてあげたかったです。国士舘に勝って…」

―1番悔いが残るのはやっぱり国士舘大戦?
「はい。国士舘に勝って、それで青学ともう1度勝負したかったです(※リーグでは2試合とも30点以上差をつけられての大敗)。特に荒尾さんと」

―熊澤選手も「将さんがいれば負けなかったのでは」というようなことを言っていました。青学とは対戦できませんでしたが、インカレでは存在感を示せたのではないでしょうか?
「うーん、最初のうちは自分のプレーができていたんですが、やっぱり疲労がたまっていったり、マークが厳しくなって慌てた面もあって、それでチームの足を引っ張ってしまったなと思います。特に国士舘大戦はファールもかさんで、悪いムードに自分が持っていってしまったと反省しています。もっと冷静になって周りを見ながらやらないといけない。課題はまだまだたくさんあります」

―いつもとベンチ体制が違う影響もありましたか?
「自分のイメージでは川島さんは“絶対そこにいる”という存在だったので、いないと心配になりますし監督の存在って大きいんだなともいました。でもその中で支えてくれたのはやっぱり4年生。来年は自分たちがその立場なので、しっかりした考えを持って、今の4年生からもたくさん引き継いでその1つ1つを練習からやっていきたいです」

―来年は万全の日大が観たいです。
「自分としてもトーナメント、リーグ、インカレと全部ちゃんと出なければならないなと。全試合フル出場できるように頑張ります」

「最後の年はどうしても最高の年にしたい」
不振をバネに躍進を誓うエース
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◆#12上江田勇樹(日本大・3年・F)

2年生の新人戦での目覚しい活躍以降、上江田はその実力を出し切れないままでいた。そして今期の日本大もぱっとしないまま終わった。トーナメントベスト16、リーグ戦5位、そしてインカレ7位。
だが、国士舘大との試合を見れば日本大が成長の跡を見せているのは紛れもない事実だ。その中で上江田も伸び伸びとプレイできていた。だからこそ結果を出せなかった悔しさは並々ならないものだろう。今期の不振を最後の年に間違いであったことを証明できるか。

―今大会を振り返って。
「日体大に勝って、オールジャパンに出れるっていうことで、一瞬気持ちが緩んだのが、国士舘の後半の追い上げの時に踏ん張りきれなかったことに繋がったのかなと思います。国士舘の時も序盤にリードをしていて、大事な場面でキャプテンの篠原(#9)さんが抜けたり、種市(#10)が戦線離脱したりした中で、自分とか中村(#5)とか去年から出ているメンバーが土台としてしっかりゲームメイクしてたら、ああいうゲームにならなかったんだと思います」

―種市選手の穴は大きいかと思いますが、どうやってその穴を埋めようと思いましたか?
「やっぱり種市はシュートも入るし、ドライブもできる点の獲れるプレイヤー。代わりに出てくる選手が種市の分までディフェンスを頑張って、オフェンスはみんなで頑張ろうっていうことでした。誰かがドライブをしてヘルプが来た時に併せるっていうことをミーティングで話して。種市のところを自分にしろ、竜青(#13篠山)にしろ補うことが大事だってコーチ、スタッフ陣に言われていました」

―リーグ戦のときよりもオフェンスが格段に改善できたのはどうしてですか?
「リーグ戦は怪我人が多くて、スタメンが安定しないまま試合に臨んでいたんで。やっぱり合わせとかチームプレイが難しかったんですけど、インカレ前の練習ではスタートが固まってチームプレイをやっていたので。種市がボールを持った時には邪魔しないように動いたので、機能したかなと思います」

―インカレを終えて見えたチームの課題はなんですか?
「チームの課題はディフェンスにしても、仕掛けるところと仕掛けないところをちゃんと見極めて。オフェンスは後半のリズムに乗れない時に、みんな脚が止まっちゃうので、そういうところで脚を動かして。みんなでパスランができたら、いいところまで行くかなと思います」

―上江田選手自身の課題はなんですか?
「今はアウトサイド中心にバスケットをやっているんですが、PFとして出てるから中との連携を意識しながら、周りも生かして、自分も点を穫ることですね。点を穫れる時は穫りに行くオールラウンドな感じを目指していけたら、チーム的にも来年に繋がると思います」

―キャプテンの南田選手(#4)がインカレではベンチに入っていませんでしたが、そのことで苦労したことはありましたか?
「いや、練習には秀人(南田)さんも参加していたので、ベンチに入ってるにしろ、入ってないにしろ秀人さんの存在は大きかったので。応援席から見ているにしろ、後ろからアドバイスをくれて、みんなで聞いて頑張っていたので、特に苦労はなかったですね」

―篠原選手が「能力があっても気持ちがないと勝てない。それを後輩たちに伝えたい」と言っていましたが、気持ちの面ではどうですか?
「そうですね、自分も来年4年生になるので。今年もそうだったんですけど、ルーズボールでも他のチームには負けないように。届かないようなやつでも飛び込むくらいのハングリー精神を持たないと、やっぱりてっぺんは獲れないと思います。そういう気持ちでみんなができればチームの意識もレベルも、高くなっていくと思うので。そういうところをみんなにどんどん言って心がけていきたいと思います」

―来年は上江田選手、栗原選手、中村選手、種市選手が4年生でチャンスの年だと思いますが、抱負をお願いします。
「ずっと日大は下級生チームって言われてきたんですが、栗原や種市が復帰してきて、自分と中村と竜青が一緒に出れれば面白いチームになると思います。まだ速攻の走る位置とか荒削りな部分があるんですけど、そういうところを直していけばもっと楽に試合が運べるかなと思います。今年も去年も『いける』と言われていて不甲斐無い結果に終わっているので、最後の年はどうしてもトーナメント、リーグ、インカレを獲って最高の年にしたいです」




「他の4人に精神的な部分ですごく助けてもらった」
チームに勢いを与えた今後が楽しみな2年生ガード

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◆#14熊澤恭平(日本大・2年・G)

スタートの2人をケガで欠き、苦しんだリーグ終盤に彗星のように現れた。
熊澤の良さはなんといっても“勢い”。アグレッシブなディフェンス、そこから強気の速攻につなげる。同じ2年生の篠山と組んだフレッシュな2ガードは破壊力抜群だ。
それでも、「自分は他の4人に比べて経験が少ない」と謙遜しきり。それも急成長の要因の1つだろう。
準々決勝で国士舘大に死闘の末敗れたのは惜しまれるが、熊澤の台頭は来シーズンに向けての好材料と言える。


―今全体を振り返ると、このインカレはどんな大会でしたか?
「リーグ戦は4位と微妙な結果になってしまったんですが、ケガをしていた将さん(#5中村)がいなかった分、負けたことにはあまり納得していなかったんです。インカレはその将さんが帰ってきたし、(#10)種市さんもすごくよかったので“行ける!”と思ったんですが、国士舘大戦での種市さんのケガがすごく大きくて、7位という結果になってしまいました。本当にあのケガがなかったらな、と自分としては思います」

―そのピンチを、熊澤選手の活躍でカバーできたのが日大にとって大きかったのではないでしょうか。
「そうだといいんですが…。リーグ戦から少しずつ使ってもらえるようになって、インカレに向けては自分の持ち味であるディフェンスやトランジションを頑張ることで日大らしいバスケットができるよう心掛けてきました。それは、2回戦の日体大戦など少しでもできたんじゃないかなと思うので、自分としては本当によかったです」

―インカレでは気持ちよくプレーしていたように見えました。
「それは、リーグ戦のときもそうだったんですが、種市さんや(#12)上江田さん、篠山たちが支えてくれたおかげだと思います。一緒にコートに出ている他の4人に比べたら、本当に僕は経験が少ないプレイヤーなので、精神的な面でホントに助けてもらったなと感謝しています」

―では、実は緊張したりも…?
「そうですね、僕は結構緊張するほうなので(苦笑)、日体大戦で徹さん(#9篠原)が2ファールになったときは“どうしよう”って気持ちだったんですが、インカレではやれることをやろうと決めていたので、少しでもそういうプレーができたかなと思います」

―種市選手がケガで外れたことに加えて、川島監督が指揮を取れなかったりキャプテンがベンチにいなかったりと色々な“不在”がありましたが、その影響はありましたか?
「確かに、監督もキャプテンもベンチにいないというのは日大にとって苦しいものだったんですが、それでも4年生の近さんや篠原さんが練習中から引っ張ってくれていて、練習もすごくいいムードでやれていましたし、先生や先輩がいない分皆でやろうと決めていたので、頑張れたとは思います」

―先ほど“4位は不本意”と言っていましたが、この1年を来年にどうつなげますか?
「来年は栗原さん(※)も帰ってくると思いますし、皆万全の状態で臨めるはずなので、トーナメントから勝っていけるようまた1からしっかり頑張りたいです。今年もまだオールジャパンがありますし、1つ1つを頑張って、自分も少しでも貢献できれば。2年生でこれだけ試合に出させてもらったのは本当に貴重でありがたいことなので、これを自分の力にして、来年・再来年にこの経験を生かせるようこれからも努力していきます」

※栗原貴宏(3年・F)。昨年からスタートを務めていたが、リーグ前にケガで戦列を離れた。


◆高原邦嘉コーチ(同志社大)

―今大会8位という結果について。
「選手がどう受け止めたか知らないですけど、当初の目標がインカレベスト8でした。関東のチームに壁を感じたというのはいい経験になったと思います。ただもう少しひとふん張りできんのか、という思いはあります」

―関東の壁というのはどういうところに感じましたか?
「高さですね。どうしてもこっちがディフェンス頑張っても、リズムっていうのは完全に狂わされますよね。相手のディフェンスが怖いというか強いというのはそんなに。まぁ日大さんとか慶應さんはすばらしいディフェンスをするいいチームだと思いますね。僕らが選手に求めてるものをやってくれました。大きい選手を抱えていながらすばらしいディフェンスができる。いいお手本になりました」

―高さという部分はどうしても背の高い新入生が入ってこないと苦しいところですね。
「そうですね。僕のところにはいないですから。どうしてもちっさくなってしまう。特別大きい子が欲しいというのは高望みなんですけど、ちっさいと善戦はすれど壁は破れない所はありますね。一枚でもいいからセンターが欲しいですね」

―現有戦力でこの上に行くにはどうしたらいいと思いますか?
「やっぱり、平面のバスケットに磨きをかけるということと、ディフェンスリバウンドの確立ですね。これをもっともっと頑張らないと。ボックスアウトの精度、それと押し込まれる前にポジションを取る。それを練習を通してやっていかないといけない。あとアウトサイドのシュートの確率が高さのジレンマでどうしても悪いですから、それを精度を高くスピードで補えるシュートを求めないといけない。ただシュートそのものが私が好きじゃないんでね。3点シュートなんか入ればいいですけど、外角のシュートばっかり打ってくるチームはそんな怖くないんですよ。やっぱりセンター、ガードがしっかりしてくるところはしんどいですからね」

―下級生が多いですが、この経験を通じて来年はどんなチームを作りたいですか?
「まだまだ下級生は早いですね。上級生でなんとかなるんじゃないかと思いますね。1回生の植村(#36)がうちんところで一番でかい子なんですけど、彼はまだ高校から始めた子なので、やっぱり彼が出てこないとしんどいですね」

―高校から始めてあれだけできるというのはすごいですね。
「やっぱりハートがいい。一生懸命やっていますから。彼はまだ身体もできてませんし、3回生辺りから軸になってくれれば。それでも195センチで、腕も短いし。でもファイティングスピリットはかなり持ち合わせていますから」

―今年はベスト8に関西勢が2チーム入りましたが、どんな雰囲気のチームでしょうか?
「みんなで楽しくやっていますけど、厳しさがまだ足らないですね。それを押し付けたらいい結果が出るかはわからないですけど。まぁ、学生であるんだから授業は出ろと言ってます。それとどのチームにも言いたいんですが、4回生こそ頑張れって思いますね。まだ21、2歳なんだから伸び代は全然あるわけだから、1回生よりも4回生が頑張りなさいと。4回生自らが基礎にしても進んでやるようなチームにしたいんですよ。あとは日々の練習でどれだけ向上心を持って取り組むか。これが僕はすごく大事だと思うんですよね。それを一人ひとり持ち合わせたらいいチームになると思うんですよ」

―来年もこの舞台に戻り今回以上の成績を残したいかと思いますが、抱負をお願いします。
「来年は7位になりたいと思います。なんとしても関東のチームを1チームでも2チームでも倒したい。それと同志社にいい選手来てください(笑)。チームカラーもいいですからね」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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