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2008.12.05 (Fri)
【2008インカレ】12/5 順位決定戦 天理大VS同志社大
順位決定戦・関西対決を天理大が制す!
同志社大学49(12-24,12-15,16-14,9-17)70天理大

順位決定戦第1試合は関西のライバル同士の戦いとなった。好勝負が期待された一戦だったが、順位決定戦の難しさが顕在化したものになってしまった。
「気の緩みと疲労感があって納得行くような内容じゃなかった」(天理大・呉田)
「やっぱり疲れもありますし、自分らの目標がベスト8だったんで、それをクリアしたことで気持ちが下がっていたかな」(同志社大・田中)
優勝がなくなってしまったことのモチベーションの低下。連戦の疲労。それが順位決定戦の難しさだ。だがそれでも「『なんで東海に勝って、関西に負けてんの?』って。そこで絶対負けれへんって思いましたね」と#5呉田(4年・PG)の言うとおり天理大の意地が勝った。「リーグの借りをうちはインカレで返していこうと思います」(同志社大・熊谷)と3Q終盤では同志社大も反撃を見せるが、4Qに入ると#3熊谷の孤軍奮闘となってしまった。
中一日、お互いに最終日はそれぞれのスタイルでバスケットをしてほしい。
※試合のレポートと天理大・呉田選手、同志社大・田中選手のインタビューは「続きを読むへ」。
試合は序盤から高さで優位に立つ天理大ペースで進まる。天理大は#10サンバ(2年・C)、#15根来(3年・PF)がインサイドを攻めれば、高速ガードの#8知念(4年・PG)がドライブから#21清水陽平(1年・SG・川内)へアシスト。一方の同志社大は天理大の激しいディフェンスを前に#21井関(2年・PG)、#3熊谷(4年・SG)の単発の得点でやっと。同志社大はメンバーチェンジを行うも流れは変わらない。その間にも天理大はインサイドやドライブを起点に、#4野口(4年・SF)、#21清水陽平が3Pを決め同志社大を突き放す。1Qを終え12-24。
2Qに入っても天理大の優位は揺るがない。同志社大は集中力を欠いたせいからか、キャッチミスやパスミスなどターンオーバーが続きオフェンスが噛み合わない。一方の天理大はオフェンスリバウンドを次々ともぎ取りセカンドチャンスを作る。#5呉田(4年・PG)、#25平尾(1年・PG・明徳義塾)が3Pを決めれば、#7金城(4年・PF)も連続でドライブを決めリードを17点まで広げる。同志社大は#3熊谷、#33田中(3年・PF)が気を吐くが、その熱はチーム全体には伝染しない。終盤、天理大にも集中力の欠如が見られ、点が伸び悩み前半を24-39で終える。
3Q、同志社大は立ち上がりに#21井関が3Pを決める。しかし天理大#10サンバに3連続でオフェンスリバウンドを獲られ、そのいずれも得点に繋がれてしまう。それでも同志社大は#3熊谷が速い展開に持ち込み3連続得点で意地を見せる。それでも天理大は#10サンバへの警戒が増すのを読み、#8知念や#15根来が得点を奪いリードを守る。一向に主導権を握れない同志社大は残り4分34-51の場面でタイムアウトを請求。するとようやく同志社大にも流れが来る。同志社大は#36植村(1年・C・畝傍)が念願のオフェンスリバウンドを奪うと、そこから#3熊谷がジャンプシュート。さらに熊谷は併せのプレイでも得点を奪うと、#36植村もスペースに入り込み得点。また同志社大はディフェンスでも脚が動き始め、天理大からターンオーバーや24秒オーバータイムを奪い、4分間で2点に封じる。同志社大の反撃で13点差とまだ勝負の行方はわからなくなった。
4Q,同志社大の勢いも束の間であった。同志社大は#3熊谷が孤軍奮闘すれど、#36植村が躊躇したプレーで3秒バイオレーションを犯すと、周囲のアウトサイドがリングに嫌われる。それでも同志社大はディフェンスで粘りを見せ、天理大を3分間無得点に抑えて9点差まで詰めよる。だが天理大#10サンバの活躍で流れは一気に傾く。#10サンバはオフェンスリバウンドから得点を奪うと、続いてバスケットカウントで3点プレー。さらに味方のエアボールをフォローし、14点差まで戻す。これで意気消沈したか、同志社大は反撃の兆しを見せることなくタイムアップ。関西のライバル対決を49-70で天理大が快勝した。
「ほんまにもう1回戻ってきてよかった」
挫折を味わい、もう一度大舞台にたった喜び

◆#5呉田雄帆(天理大・4年・PG)
呉田のような経歴を持った選手が今までいただろうか。名門洛南高校に入学するも2年で退学。その後延岡学園に転校するも、そこも半年で辞めてしまう。ここまで挫折を繰り返しながらも、彼は今、東海大を破ったチームの一員としてインカレの舞台にいる。それでも彼は奢ったことは口にしない。「もう本当にそれは僕じゃなくて、支えてくれた人のおかげであったり。僕は人と人との出会いが全てだと思っているので、ほんま周りの人には感謝してます」
―今日の試合を振り返って。
「僕らは東海に勝って、勢いで慶應にも勝ちたかったんですけど、ああいうハイペースなゲームになってしまったんで、すごい疲労感が残ってしまって。ただ相手がまだ関西で負けてない同志社ということもあって、気の緩みと疲労感があって納得行くような内容じゃなかったですね」
―今日はサンバ選手がいる時といない時の波がありましたね。
「そうですね。僕らは今年それを課題にしてて、サンバがいない時に頑張らなあかんなっていうのはあったんですけど。サンバがいる時のプレーをいてない時にみんなしてしまうんで。脚が動いてなかったり、リバウンドに飛び込まなかったり。やっぱりそこの切り替えっていうか、サンバに頼りっきりっていうスタイルが今年1年抜けきれなかったというのが反省点です」
―でも実際に見るとサンバ選手頼みという印象ではありませんでしたよ。チームのコンセプトはどんなものでしょうか?
「コンセプトっていうのはディフェンスで。僕ら4年生が1年生の頃はディレイド・オフェンスとかフォーメーションがいっぱいあるんですけど、そうやってディフェンス頑張って、ディレイドやって最後に勝つっていうスタイルだったんです。でもサンバとか3年生の根来とかが入ってきて、コンセプトとしては変えずに、ディフェンスを頑張るってしてきました。で、セネガル人だけって言われないように、外回りのシュート力も頑張ってシューティングも重ねてきましたし、東海戦の勝利はそれやったと思います。サンバにばっかならずに、キャプテンの野口が3Pを決めてくれたから勝てたなっていうのがデカいです」
―優勝がなくなって、順位決定戦に回ってしまって、どんな気持ちですか?
「試合終わって10分、15分ですかね?落ち込んだの。もうそれ過ぎたら僕らバカなんで。正直ベスト8入れると思ってなかったんで、『俺らすごいんちゃう?』くらいの。『俺ら東海に勝って慶應に競れたからできたやん!』って切り替えて。今日はちょっとしんどかったですけど、もう5位、6位確定したんで、いい意味で調子乗って自信持って、最後当たって砕けて帰りたいと思います」
―今日の相手ですが、関西のライバルとして思い入れはありますか?
「絶対負けられないですね!負けたらカッコ悪い。『なんで東海に勝って、関西に負けてんの?』って。そこで絶対負けれへんって思いましたね」
―呉田選手は大検ということなんですが、どういった経歴ですか?
「去年法政の深尾とか筑波の木村励とかと同い年の洛南やったんですよ。それで2年の時に辞めまして、延岡学園で去年大東の高橋とか岩下とやっていたんですが、半年で辞めまして(苦笑)。そっから2年間はずっとフラフラしてて。で、人の縁と言いますか、バスケットですごいありがたい誘いをもらいまして、勉強して大検とって。もう1回バスケットがやりたくなりまして、あとは学校の先生になりたかったんで天理大学を選んで。2年間のブランクがあったんですけど、バスケットをまたやらせてもらって、最後こういう経験できて、ほんまもう1回戻ってきてよかったなと思います」
―なんかすごいですね。
「いや、もうヤンチャって言われてるんで。何言われても平気なんで何でも言って下さい!(笑)」
―いえ、一度挫折を味わって、そこからこの大舞台に立ってるってすごいことだなと思います。
「もう本当にそれは僕じゃなくて、支えてくれた人のおかげであったり。僕は人と人との出会いが全てだと思っているので、ほんま周りの人には感謝してます」
―この4年間は振り返っていかがですか?支えてくれたチームメイトの存在もあったと思いますが。
「そうですね。1、2年の時はインカレにも出られず苦しくて。去年はサンバが入ってきてくれたにも関わらず、優勝っていうタイトルを一個も取れずに。それで今年は僕らの年で思い入れもあったので、しっかりまとまってできたので、関西と西日本のタイトルを取れて。それでインカレでもベスト8に入れたんで。もっと上を目指さないといけないんですけど、辛かった分頑張った方かなと。まだ1試合残してこんなこと言うのもダメなんですけど、後から考えたら『すごいんちゃう?』くらいの(笑)。『充分でしょ』くらいの感じです」
―次がインカレ最終日ですが、どんな終わり方をしたいですか?
「とりあえず最後まで笑って試合したいですね。全日本総合がどうなるかわからないですけど、学生としての試合は最後なんで。最後は日大か明治じゃないですか?東海とやって、慶應とやって、日大か明治とできるってすごいいいことなんで。もう1回実力試しと楽しんでみんなで笑いながらやりたいと思います」
「まずは自分らのディフェンス」
同志社大のインサイドを支えるブルーカラー

◆#33田中喜陽(同志社大・3年・C)
190センチとインサイドの選手として大きいとはいえないサイズ。それでも専修大、天理大と強力なインサイドと戦ってきた。この試合中でも口を負傷しながらも最後までコートでは身体を張った。もう一人のインサイドを支える加藤が1年生だけに田中にかける期待は大きいはずだ。
―今日の試合を振り返って。
「今日は連戦ということもあってみんな疲れが溜まっていて。それで出だしで躓いて、相手に持ってかれて。途中後半にディフェンスが戻ったんですけど、やっぱり出だしが悪くて。最後まで追いつけなかったと思います」
―3Qの良さが前半に出せなかったのはなぜですか?
「やっぱり最初が悪かったっていうのがありますね。後半になってやっと身体が慣れてきて、自分らのプレーができたんですけど、それが最初からできればいいかなと思います」
―試合に入り切れていない印象を受けましたが、試合の入りはどうでしたか?
「やっぱり疲れもありますし、自分らの目標がベスト8だったんで、それをクリアしたことで気持ちが下がっていたかなっていうのはありますね」
―ベンチからも「リバウンド!」という声が何度も出ましたが、オフェンスリバウンドを獲られすぎましたね。
「そうですね。相手の選手もインサイドでかいんで、獲るのは無理なんですけど。でもそこは僕らは背が小さい分リバウンドを獲らないと勝てないチームなんで、ベンチもそこは意識していってくれたんですけど、そこが獲れなかったんで。それが敗因の一つかなと」
―関西で対戦したときもリバウンドで優位に立たれて、こういう展開だったんですか?
「そうですね。リーグのときも天理の高さにやられてリバウンドを獲られて」
―でも相手が関西のライバルとして負けられない想いがあったと思うのですが、どんな気持ちで今日の試合に臨みましたか?
「やっぱりリーグで負けているんで、借りを返す気持ちで臨みました」
―今日の試合から明日に繋げられるものはありますか?
「そうですね。自分らのディフェンスが崩れない時間帯もあったので。やっぱりインカレでどこのチームとやってきても自分らのプレーができているんで、まずは自分らのディフェンスができないと、僕らのチームは勝てないんで次の試合も強いチームなんで、まずはそこからしっかりやらないと勝てないと思います」
―次が最終日ですが、どんなインカレにしたいですか?
「明日が一日オフで切り替えて、インカレに来たからには最後関東のチームにしっかりと自分らのバスケをして勝って終わりたいです」
同志社大学49(12-24,12-15,16-14,9-17)70天理大

順位決定戦第1試合は関西のライバル同士の戦いとなった。好勝負が期待された一戦だったが、順位決定戦の難しさが顕在化したものになってしまった。
「気の緩みと疲労感があって納得行くような内容じゃなかった」(天理大・呉田)
「やっぱり疲れもありますし、自分らの目標がベスト8だったんで、それをクリアしたことで気持ちが下がっていたかな」(同志社大・田中)
優勝がなくなってしまったことのモチベーションの低下。連戦の疲労。それが順位決定戦の難しさだ。だがそれでも「『なんで東海に勝って、関西に負けてんの?』って。そこで絶対負けれへんって思いましたね」と#5呉田(4年・PG)の言うとおり天理大の意地が勝った。「リーグの借りをうちはインカレで返していこうと思います」(同志社大・熊谷)と3Q終盤では同志社大も反撃を見せるが、4Qに入ると#3熊谷の孤軍奮闘となってしまった。
中一日、お互いに最終日はそれぞれのスタイルでバスケットをしてほしい。
※試合のレポートと天理大・呉田選手、同志社大・田中選手のインタビューは「続きを読むへ」。
[続きを読む]
■GAME REPORT■
2Qに入っても天理大の優位は揺るがない。同志社大は集中力を欠いたせいからか、キャッチミスやパスミスなどターンオーバーが続きオフェンスが噛み合わない。一方の天理大はオフェンスリバウンドを次々ともぎ取りセカンドチャンスを作る。#5呉田(4年・PG)、#25平尾(1年・PG・明徳義塾)が3Pを決めれば、#7金城(4年・PF)も連続でドライブを決めリードを17点まで広げる。同志社大は#3熊谷、#33田中(3年・PF)が気を吐くが、その熱はチーム全体には伝染しない。終盤、天理大にも集中力の欠如が見られ、点が伸び悩み前半を24-39で終える。

4Q,同志社大の勢いも束の間であった。同志社大は#3熊谷が孤軍奮闘すれど、#36植村が躊躇したプレーで3秒バイオレーションを犯すと、周囲のアウトサイドがリングに嫌われる。それでも同志社大はディフェンスで粘りを見せ、天理大を3分間無得点に抑えて9点差まで詰めよる。だが天理大#10サンバの活躍で流れは一気に傾く。#10サンバはオフェンスリバウンドから得点を奪うと、続いてバスケットカウントで3点プレー。さらに味方のエアボールをフォローし、14点差まで戻す。これで意気消沈したか、同志社大は反撃の兆しを見せることなくタイムアップ。関西のライバル対決を49-70で天理大が快勝した。
「ほんまにもう1回戻ってきてよかった」
挫折を味わい、もう一度大舞台にたった喜び

◆#5呉田雄帆(天理大・4年・PG)
呉田のような経歴を持った選手が今までいただろうか。名門洛南高校に入学するも2年で退学。その後延岡学園に転校するも、そこも半年で辞めてしまう。ここまで挫折を繰り返しながらも、彼は今、東海大を破ったチームの一員としてインカレの舞台にいる。それでも彼は奢ったことは口にしない。「もう本当にそれは僕じゃなくて、支えてくれた人のおかげであったり。僕は人と人との出会いが全てだと思っているので、ほんま周りの人には感謝してます」
―今日の試合を振り返って。
「僕らは東海に勝って、勢いで慶應にも勝ちたかったんですけど、ああいうハイペースなゲームになってしまったんで、すごい疲労感が残ってしまって。ただ相手がまだ関西で負けてない同志社ということもあって、気の緩みと疲労感があって納得行くような内容じゃなかったですね」
―今日はサンバ選手がいる時といない時の波がありましたね。
「そうですね。僕らは今年それを課題にしてて、サンバがいない時に頑張らなあかんなっていうのはあったんですけど。サンバがいる時のプレーをいてない時にみんなしてしまうんで。脚が動いてなかったり、リバウンドに飛び込まなかったり。やっぱりそこの切り替えっていうか、サンバに頼りっきりっていうスタイルが今年1年抜けきれなかったというのが反省点です」
―でも実際に見るとサンバ選手頼みという印象ではありませんでしたよ。チームのコンセプトはどんなものでしょうか?
「コンセプトっていうのはディフェンスで。僕ら4年生が1年生の頃はディレイド・オフェンスとかフォーメーションがいっぱいあるんですけど、そうやってディフェンス頑張って、ディレイドやって最後に勝つっていうスタイルだったんです。でもサンバとか3年生の根来とかが入ってきて、コンセプトとしては変えずに、ディフェンスを頑張るってしてきました。で、セネガル人だけって言われないように、外回りのシュート力も頑張ってシューティングも重ねてきましたし、東海戦の勝利はそれやったと思います。サンバにばっかならずに、キャプテンの野口が3Pを決めてくれたから勝てたなっていうのがデカいです」
―優勝がなくなって、順位決定戦に回ってしまって、どんな気持ちですか?
「試合終わって10分、15分ですかね?落ち込んだの。もうそれ過ぎたら僕らバカなんで。正直ベスト8入れると思ってなかったんで、『俺らすごいんちゃう?』くらいの。『俺ら東海に勝って慶應に競れたからできたやん!』って切り替えて。今日はちょっとしんどかったですけど、もう5位、6位確定したんで、いい意味で調子乗って自信持って、最後当たって砕けて帰りたいと思います」
―今日の相手ですが、関西のライバルとして思い入れはありますか?
「絶対負けられないですね!負けたらカッコ悪い。『なんで東海に勝って、関西に負けてんの?』って。そこで絶対負けれへんって思いましたね」
―呉田選手は大検ということなんですが、どういった経歴ですか?
「去年法政の深尾とか筑波の木村励とかと同い年の洛南やったんですよ。それで2年の時に辞めまして、延岡学園で去年大東の高橋とか岩下とやっていたんですが、半年で辞めまして(苦笑)。そっから2年間はずっとフラフラしてて。で、人の縁と言いますか、バスケットですごいありがたい誘いをもらいまして、勉強して大検とって。もう1回バスケットがやりたくなりまして、あとは学校の先生になりたかったんで天理大学を選んで。2年間のブランクがあったんですけど、バスケットをまたやらせてもらって、最後こういう経験できて、ほんまもう1回戻ってきてよかったなと思います」
―なんかすごいですね。
「いや、もうヤンチャって言われてるんで。何言われても平気なんで何でも言って下さい!(笑)」
―いえ、一度挫折を味わって、そこからこの大舞台に立ってるってすごいことだなと思います。
「もう本当にそれは僕じゃなくて、支えてくれた人のおかげであったり。僕は人と人との出会いが全てだと思っているので、ほんま周りの人には感謝してます」
―この4年間は振り返っていかがですか?支えてくれたチームメイトの存在もあったと思いますが。
「そうですね。1、2年の時はインカレにも出られず苦しくて。去年はサンバが入ってきてくれたにも関わらず、優勝っていうタイトルを一個も取れずに。それで今年は僕らの年で思い入れもあったので、しっかりまとまってできたので、関西と西日本のタイトルを取れて。それでインカレでもベスト8に入れたんで。もっと上を目指さないといけないんですけど、辛かった分頑張った方かなと。まだ1試合残してこんなこと言うのもダメなんですけど、後から考えたら『すごいんちゃう?』くらいの(笑)。『充分でしょ』くらいの感じです」
―次がインカレ最終日ですが、どんな終わり方をしたいですか?
「とりあえず最後まで笑って試合したいですね。全日本総合がどうなるかわからないですけど、学生としての試合は最後なんで。最後は日大か明治じゃないですか?東海とやって、慶應とやって、日大か明治とできるってすごいいいことなんで。もう1回実力試しと楽しんでみんなで笑いながらやりたいと思います」
「まずは自分らのディフェンス」
同志社大のインサイドを支えるブルーカラー

◆#33田中喜陽(同志社大・3年・C)
190センチとインサイドの選手として大きいとはいえないサイズ。それでも専修大、天理大と強力なインサイドと戦ってきた。この試合中でも口を負傷しながらも最後までコートでは身体を張った。もう一人のインサイドを支える加藤が1年生だけに田中にかける期待は大きいはずだ。
―今日の試合を振り返って。
「今日は連戦ということもあってみんな疲れが溜まっていて。それで出だしで躓いて、相手に持ってかれて。途中後半にディフェンスが戻ったんですけど、やっぱり出だしが悪くて。最後まで追いつけなかったと思います」
―3Qの良さが前半に出せなかったのはなぜですか?
「やっぱり最初が悪かったっていうのがありますね。後半になってやっと身体が慣れてきて、自分らのプレーができたんですけど、それが最初からできればいいかなと思います」
―試合に入り切れていない印象を受けましたが、試合の入りはどうでしたか?
「やっぱり疲れもありますし、自分らの目標がベスト8だったんで、それをクリアしたことで気持ちが下がっていたかなっていうのはありますね」
―ベンチからも「リバウンド!」という声が何度も出ましたが、オフェンスリバウンドを獲られすぎましたね。
「そうですね。相手の選手もインサイドでかいんで、獲るのは無理なんですけど。でもそこは僕らは背が小さい分リバウンドを獲らないと勝てないチームなんで、ベンチもそこは意識していってくれたんですけど、そこが獲れなかったんで。それが敗因の一つかなと」
―関西で対戦したときもリバウンドで優位に立たれて、こういう展開だったんですか?
「そうですね。リーグのときも天理の高さにやられてリバウンドを獲られて」
―でも相手が関西のライバルとして負けられない想いがあったと思うのですが、どんな気持ちで今日の試合に臨みましたか?
「やっぱりリーグで負けているんで、借りを返す気持ちで臨みました」
―今日の試合から明日に繋げられるものはありますか?
「そうですね。自分らのディフェンスが崩れない時間帯もあったので。やっぱりインカレでどこのチームとやってきても自分らのプレーができているんで、まずは自分らのディフェンスができないと、僕らのチームは勝てないんで次の試合も強いチームなんで、まずはそこからしっかりやらないと勝てないと思います」
―次が最終日ですが、どんなインカレにしたいですか?
「明日が一日オフで切り替えて、インカレに来たからには最後関東のチームにしっかりと自分らのバスケをして勝って終わりたいです」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
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