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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.12.02 (Tue)

【2008インカレ】12/2レポート

愛知学泉大が激しいディフェンスを軸に中央大を撃破
鹿屋体育大も専修大にあと一歩と、地方勢が躍進を見せる

一回戦最終日となったインカレ4日目。この日は地方勢の活躍が目立った。愛知学泉大は久々の一回戦突破。しかも関東勢を逆転で破っての堂々の結果に。鹿屋体育大は取り組みを始めて1年という短時間で、専修大を苦しめるまでのバスケットを展開。九州に新たな注目校が登場した。若いコーチの元で磨き上げれば将来が楽しみだ。2回戦のもう一つは日本大がリーグ戦とはうって変わって目の覚めるような動きを見せ、日体大を圧倒。日体大はチーム状態を改善させることができず、昨年に引き続きベスト16でシーズンを終えることとなった。


余力も見せつつ、同志社大が一回戦突破
次の愛知学泉戦が正念場に

081202kato.jpg関西と九州の地方対決になった試合は、1Qこそ九州国際大がたたみかけ、リードを奪ったがその後リズムをつかんだ同志社大がペースをつかむと、そのまま試合が覆ることはなかった。2Qで試合をひっくり返した同志社大。両者そこから淡々とした流れで終盤まで試合は進んだ。同志社大は3P確率が悪く、2本にとどまったが、#27加藤(1年・PF・洛南)の32点を筆頭に、4人が2桁得点。まだまだ力を完全には出し切っていないような状態で一回戦を勝ち抜けた。2回戦は中央大に勝った愛知学泉大との対戦となった。学泉大の激しいディフェンスにどこまで対抗できるかにベスト8進出がかかる。

写真:同志社大・加藤はチームハイの活躍。

同志社大81(21-24,22-11,19-19,19-12)66九州国際大
・同志社大  #3熊谷10点、#21井関15点、#27加藤32点11リバウンド、
       #33田中17点12リバウンド
・九州国際大 #1吉澤14点、#14戸島13点、#83寺田20点11リバウンド


派手な3P攻勢はこれぞまさに国士舘
対する信州大もシュートは落ちず善戦

081202ikeda.jpg10年ぶりの出場となった信州大。キャンパスが離れており、合同練習は週末のみという環境の厳しさからの参加となったが、国士舘大のオフェンスにも動じず、序盤からシュートを決めてリードしていった。国士舘大は信州大のディフェンスに逢い、イライラとした展開に持ち込まれる。しかし#5立花(4年・G)がその雰囲気を破るかのように速攻、ミドルシュート、3Pと一気に攻勢をかけると国士舘大が逆転。リーグ後半から調子を落としている#17三村(1年・SF・東海大菅生)はシュートが決まらないが、交代した#10吉満(3年・G)がノーマークから連続して3Pを決めるとペースは国士舘大に。けれど信州大はひるまなかった。#6池田晋一(3年・F)のシュートは高確率、#11池田哲也(2年・PF)もルーズボールをもぎ取ったり、カットから速攻を出すなどいい動きを見せる。しかし国士舘大がゾーンにチェンジすると攻めあぐね、その間に国士舘大が気持ちよく3Pを決めて一気にリードした。ここでついた10点が勝負の際だった。信州大も国士舘大もアウトサイド中心、確率もほとんど同じではあったが、インサイドでは国士舘大の#13馬(2年・C)に対抗できる選手は信州大にはいなかった。リバウンドでは国士舘大51本に対し、信州大は25と半分の本数でしかない。国士舘大は後半控えも使いながら余裕を見せて100点ゲーム。信州大は最後まで得点ではついていったが、及ばなかった。

国士舘大はこれで法政との対戦が決まった。この試合のようなアウトサイド攻勢だけでは法政大には対抗できるとは思えない。リーグ戦では相手が強ければ強いほど力を発揮した。その爆発力をもう一度見られるかどうかで勝負の行方は変わってきそうだ。

写真:国士舘大相手に32得点。8本の3Pを粘り強く決めた信州大・池田晋一。

国士舘大学119(36-32,30-23,27-12,26-23)90信州大学
・国士舘大 #4寺嶋11点、#5立花22点、#10杉村10点、
      #10吉満25点、#13馬25点16リバウンド
・信州大  #6池田32点、#17佐野10点


法政大、華麗なパスワークで関西大を一蹴
2回戦は注目の国士舘大と対戦

081202umetsu.jpg昨年のインカレは準優勝、今年もリーグ終盤から調子を上げてきている法政大が、関西5位に滑り込んだ関西大の挑戦を受けた。
関西大は3年ぶりのインカレということもあり、立ち上がり硬さが見られる。7-0と先行されるが、#10稲葉(2年・C)が初得点をあげると他のメンバーも続き、開始5分で9-7。まずまずの展開かと思われたが、ここから法政大は#27福田(4年・SG)が3本の3Pを決めるなどたたみかけて27-12と突き放す。2Qに入ると#5神津(3年・C)・#39梅津(4年・C)・#91落合(3年・PF)の法政大インサイドトリオがゴール下を支配し、みるみる点差を開いてく。関西大がディフェンスで仕掛けても法政大は小気味よいパスワークでかわし、合わせのシュートを量産。20点差台をキープして折り返すと、パンフレットに書いてあるように“楽しく、愉快に”プレーしていた。4Qはスタートのメンバーを下げていった法政大に対し、関西大は#4高橋(4年・SF)が3本の3Pで意地を見せるが、点差は大きい。キャプテン#75坂上慶(4年・SG)をはじめ全員出場の法政大の快勝となった。

関西大にとってはほろ苦い結果となったが、登録メンバーは下級生中心であり、この結果を来年に生かしたい。得点源の#4高橋と194センチの#11高松(4年・PF)が抜けるが、洛南高のウインターカップ優勝メンバーである#19竹本(2年・PG)、安城学園高時代からセンスが光っていた#10稲葉らスタート3人が残る。大阪開催となる来年のインカレでは、地元の利を発揮したいところだ。

一方、法政大は快勝したものの、課題も見え隠れした。4Qの序盤はスタートメンバーとほぼ変わらないものの、得点がストップ。#27福田以外の3Pが2/21本と振るわなかったのが原因だ。1部と2部の差はあるとはいえ、2部で旋風を巻き起こした国士舘大との2回戦ではきっちり修正したい。

写真:法政大・梅津が得意のミドルシュートを決める。

法政大学92(27-12,21-13,25-11,19-21)57関西大学
・法政大 #27福田26点3P7本、#39梅津20点、#91落合14点
・関西大 #4高橋24点、#10稲葉8点

※法政大・坂上慶選手、関西大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


怒涛のオフェンスで圧勝の日本大はベスト8へ1番乗り
日体大は最後まで「らしさ」を出せず

081202nakamura.jpg1Qを終えて27-8。日体大が大きく出遅れた。激しいディフェンスで日本大からミスを誘い、簡単にシュートを打たせずまずまずの立ち上がりを見せたが、オフェンスでは残り7分、#15宮村徹(4年・C)のゴール下のシュートを最後に約6分間無得点。その間に日本大は日体大ディフェンスに対して冷静に対処していき、日体大が無得点の間に高確率でシュートを沈めていく。#9篠原(4年・F)の2ファウルが気になるところだが、代わって出てきた#14熊澤(2年・G)が奮闘。#13篠山(2年・G)と共にコートを駆け回り、日体大の方ががやりたいはずの「ディフェンスからのブレイク」を何本も出し、完全にペースを掴む。早い段階での大量リードは避けたい日体大。1Qで2つのタイムアウトを取るも、ミスが続いて反撃の狼煙をあげることができない。2Qに入ると、日本大は#10種市(3年・F)が大爆発。速い展開からシュートを何本も決めていき、あれよという間に30点差。対する日体大は、#5今野(4年・G)のアウトサイドシュートが決まるも単発で、流れを変えるまでには至らない。落ちる気配のない日本大の怒涛のオフェンスと、#13篠山、#14熊澤の2年生ガードコンビに翻弄されっぱなしの日体大は、勢いがなくなっていた。

後半の立ち上がりには日体大#23横江(1年・G・光泉)が速攻に3Pにと連続得点をあげるが、日本大#13篠山には速攻、#5中村(3年・C)にはインサイドですぐさま決め返されて点差は縮まらない。その後も日体大は激しいディフェンスで日本大からミスを誘うも、後が続かず。日体大の反撃をことごとく摘み取った日本大。4Qになっても流れは変わらず、最終スコアは98-66。日本大が大勝した。

いつもはリバウンドが光る日体大#15宮村徹もこの日は7リバウンド。逆に日本大の#5中村は14リバウンドを記録した。ディフェンスでも、立ち上がりは成功したが日本大はそれにすぐにアジャスト。逆に日体大が翻弄される形となってしまった。中盤、日体大はエース#27眞庭(4年・F)を出場させるも流れは全く変わらず、最後まで「日体大らしさ」を出せずにシーズンの終わりを迎えることとなってしまった。

写真:リーグ戦では途中で離脱した日本大・中村がインサイドで日体大・宮村を圧倒。

日本体育大学66(8-27,20-23,19-29,19-19)98日本大学
・日本大   #10種市33点、#12上江田16点、#13篠山17点、
       #14熊澤12点、#5中村14リバウンド
・日本体育大 #5今野20点、#23横江15点

※日本体育大・眞庭選手のインタビューは「続きを読む」へ。

※愛知学泉大対中央大、鹿屋体育大対専修大は別途掲載します。

[続きを読む]

昨年準優勝の実績を越えるために
「いい雰囲気で調整できてきた、あとは集中力」

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◆#75坂上 慶(法政大・4年・主将・SG)

この1年はなかなかコートに立つ機会がなかったが、最後に姿を見せた。得意の3Pは惜しくもは外れたが、主将として昨年以上の結果を出したい思いは強い。個性派集団をいかにまとめていくか。法政大のこの1年がここから問われる。


―試合を終えて。
「インカレの目標は1回戦、2回戦じゃないんで当然と言えば当然ですけど。まぁ、当然って感じですかね」

―今年もインカレの初戦の相手が関西のチームでしたね。
「関西ってみんな見てわかるように勢いがあるチームなんで、応援もすごいし最後まであきらめないですね。そういった気持ちの面では結果的にうちの方が下だったのかなって。試合に入る時はうちはちゃんと気持ち入れてやりましたけど、結果的に見ると関西の方が勢いづいてやっていたのかなと思いますけど」

―後半は少し中だるみした部分が出てしまいましたね。
「僕的にはちょっと早めにスターティングメンバーを下げて、セカンドメンバー、サードメンバーで繋いだほうがうまくいったんじゃないかなと思います。でも点差が広がっていてもやることをちゃんとやるのは当然なので、そこはうちがちょっと甘かったところですね」

―リーグ戦も出場機会は少なかったですが、今日試合に出ていかがでしたか?
「ちょっと温度差がね(苦笑)。向こうは「追い上げるぞ!」って気持ちだったんでしょうけど、僕らはずーっと座ったままポンっと出ちゃったんで、なかなか身体が動かなくてっていうのがありましたね。でも久しぶりに代々木のコートに立ったって感じはしますね」

―3Pをエアボールしましたが、坂上選手がエアボールするなんてかなり珍しいですよね。
「本当に練習でも3Pをエアボールはしませんもんね。僕あんまり言い訳とかしたくないんですけど(笑)、ほんとに脚が(冷えて)硬くって。自分でもビックリしましたね、あのシュートには(笑)」

―今大会にはどんな想いで臨みましたか?
「シーズンインしてから三冠獲るつもりでやっていたんですけど、トーナメントで優勝できなかったっていうのがありました。リーグも怪我人が多くてパッとしなっていう感じで。本当に最後は優勝して終わりたいって。やっぱり去年の先輩を越えるには優勝しかないので、だから本当に勝ちたいっていう一心でやってきていますね」

―試合に対する姿勢であったり、去年の先輩が残してくれたものっていうのは今年のチームにもすごく生かされているんじゃないですか?
「去年は深尾(現JBL2ビッグブルー東京)さんが4年生でスタメンで出ていて、今スタメンの連中もそのときから出てたわけですから、インカレっていういい経験の場を与えてもらえたんじゃないかって思いますね」

―次は2部リーグで大暴れした国士舘大ですね。
「国士舘今日見ましたけど、やっぱり勢いづいてる感じで。応援もすごいですからね。あれに負けないように法政カラーを出して戦えたらいいですね」

―かなり派手な試合になりそうですね。
「そうですね。でもやることしっかりやったら、みんなが思っているような結果がそのままついてくるんじゃないかなと思うんですよね」

―法政には上に行くことが期待されていると思いますが、今のチーム状態はどうですか?
「雰囲気はもうばっちりです。もう『やるぞ!』っていう。バスケットの面においては昨日もいい調整ができて、その前の練習までも自分たちが意識すべきことをみんなで言い合いながらできたっていう雰囲気でやってきたんで。でもちょっとコートの中で声がけが足りないかなって。もっと喋ってバスケットやっていこうって言っていたんでちょっと足りないところがありました。明日からはそこをちゃんとやらないと今日みたいに簡単にはいかないと思うので。今日の反省点を挙げるとするなら、もっと声を出してバスケットをやるっていうことですね」

―優勝するにはやはり青山学院大ですね。
「そうですね。国士舘も日大も楽に勝てる相手じゃないですけど、かなりチームに勢いがついて勝っていければ、そのまま青学もいけるんじゃないかなって僕も思っているんですけど。いかに法政が集中して持ってる力を出すかですね。青学は常に自分たちの力を出せるじゃないですか。シュートの調子とか波があったとしてもディフェンスとか走るところとか確実に力を出してくるじゃないですか。法政は集中力では青学より下なので、青学戦になった場合は僕らが集中してどれだけ力を出すかにかかってると思うんですよね」

―最後に抱負を。
「優勝することもそうだし、チームでひとつになって勝ちに向かっていく、そういう気持ちを前面に出しながら出来たらいいなと思います」



「後輩にインカレの雰囲気を伝えられてよかった」
最後に笑いながらできたことにも感謝

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◆#4高橋得人(関西大学・4年・主将・SF)

自身は24点と気を吐いたが、法政大相手にはさすがに思うようなバスケットとはいかなかった。しかし関西勢らしい前向きな姿勢で最後まで戦い、あとを後輩につなぐ。


―試合を終えて今の気持ちは?
「やっぱり試合に負けてしまったので。でも1回から3回の後輩にインカレの雰囲気を味合わせてあげられたことで、僕たちのやってきたことが残してあげられたかなと思います」

―どんな気持ちで試合に臨みましたか?
「普通にやったら力の差があるので勝てないと思ったので、走るバスケをしようと。絶対舐めてくると思っていたんで、最初に大暴れしようっていっていたんですけど、やっぱりみんな緊張して足がすくんだ状態になってしまいました」

―法政大が相手ということで対策なりあったと思いますが、実際に試合をして想像とギャップなどはありましたか?
「もうー…ここの能力のすごさを見誤りましたね(苦笑)。甘かったですね!」

―マッチアップは信平選手(#23)でしたね。
「うまいですね!速いです。オフェンスもディフェンスも読むのが速いですね!」

―今大会をキャプテンとしてどういったものにしたかったですか?
「自分たちのバスケットを出せるように、僕が発破かけてできたらいいかなって。自分たちのバスケができたら僕はいいかなと思っていました」

―楽しんでプレーできましたか?
「最初はできなかったですね。後半はみんな吹っ切れて走るバスケも出来たし、みんな笑いながらできたんで、僕はそれが嬉しかったです」

―シーズンが終わりましたが、関西大はどんなチームでしたか?
「気分屋のチームですね(笑)。ふざけてるときの方がいい感じなのかも。初めての全国大会っていうやつもいっぱいいたんで、まぁこんなもんかなって思いました」

―先ほど話をされていた坂上選手(※)や関西出身の選手も法政には多いですが、知っている相手というのはどうでしたか?
「そうですね、ほとんど知ってる選手だったんで。近畿大会で洛南の佐々木(#64)とか神津(#5)ともやっていたんで。面白かったですね!やっぱりうまいなぁって」

―今大会を終えて後輩に伝えられることはなんですか?
「後輩からしたら、メンバーがそんなに変わらないので、インカレの雰囲気を味わえたのがいい経験だったんじゃないかなと思います。僕たちもそれを残せたのが良かったかなと。残したい気持ちもあったし。お互いにいい経験になったと思います」

―最後に応援してくれたたくさんの人がいると思いますが、その人たちに向けてメッセージがあれば。
「ほんといつも応援してくださった人たちには感謝してます。後輩のみんなを応援してあげてください!」

※2004ウィンターカップで高橋選手の育英校と坂上選手の大麻校は一回戦で対戦している。


「今日で最後かもしれない」という最後の覚悟
無念の1年間を過ごし、日体大主将がコートから去る

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◆#27眞庭城聖(日本体育大・4年・主将・F)

言いたいことはいろいろあるだろう。結果という結果を残せなかった原因をはっきりさせて改善できなければ、来年以降にも関わる。しかしそれを覆すような気概は1年を通してチーム全体から感じられなかったのは事実だ。選手一人ひとりに至るまで全てが一からスタートする気持ちも必要かもしれない。「今日で最後」。伝統の日体大のユニホームを脱ぐこの日が、彼にとっても現役最後の日となった。


―試合前はどういった話をして試合に臨みましたか?
「3ガード(今野・堀田・横江)に変えたので、走り負けないでおこうという目標を立てていました。でも実際、試合になったら逆の展開になってしまいました」

―ディフェンスがいつもとは違うように思えたのですが。
「そうですね。最初からダブルチームにいってミスを誘うという作戦でしたが、それも上手くいかなかったですね」

―試合を通して反撃のきっかけがなかなか掴めませんでした。
「みんな一発勝負っていうこともあって、焦っていたんだと思います。離されていく中で焦ったプレーしかできていませんでした。個人的にはずっとスタートでやってきたんですけど、2週間前くらいにスタートを外されたんです。試合も途中から出ることになって、自分的にはどうしたらいいのかがわからなかったですね。離されていく中でタイムアウトも何回かありましたけど、その時の指示はディフェンスのことばかりでした。『ディフェンスからブレイクのチーム』だということで、とにかくディフェンスをしっかりやろうということでした」

―今日はあまりシュートを打っていませんね?指示だったのでしょうか?
「結局、自分ってシューターじゃないですか。誰かが崩してくれてパスをもらって打つというのしかできないんです。八坂(#3)がスタートの時は、崩せる力があるし、自分も生きていたと思うんですけど、ハチ(八坂)が外れてからは自分もうまくいかなくなった。今日の試合も『打て打て』とは言われていたんですけど、実際に打てる状況じゃなかった。打ってもタフショットになってしまうし。打ったときも強引でしたよね、本当に」

―入れ替え戦では2部降格。試合後の日体大の選手はかなり落ち込んでいましたよね。あれからこのインカレまでどういう風にチームを立て直したのですか?
「まず、自分が落ち込んでいる姿は絶対に後輩に見せたくなかったですね。あとは入れ替え戦からインカレまでの間も短かったから、『落ち込んでいる暇はないんだよ』という風に声を掛けました。そうしたら、チームのみんなも次の練習から明るく入ってくれて。きっとみんなのなかでもしっかりと切り替えてくれていたんだと思います。それはありがたかったです」

―4年間を振り返って。
「終わってみれば短かったですけど、悔いは特にないですね。練習も自分なりに一生懸命やってきたと思います。『日体大の伝統』というプレッシャーに気づいたのは4年生になってから。3年生までは上級生に頼ってやっていたので、そういうプレッシャーとかは感じなかったんですけど、4年になって急に感じるようになりました。入れ替えが決まったとき色んなOBの方から電話がかかってきて。逆に降格が決まってからは何も連絡がなかったりして。他の大学にはないプレッシャーだと思うので、そういう意味では他には出来ない経験をしたというか。それを通して精神的には強くなったと思います」

―終わってしまうのがもったいないというか…。
「でも大学でこんなに結果出せなかったら、上に行っても結果なんて出せないですよ(苦笑)」

―だって次がありますよね?
「いや。バスケは今日で終わりです。今日が最後かもしれないという気持ちはありましたよ。リーグで日大には2敗していたし。一昨日の試合もあまり出られなかったから今日も出られないと思っていました。でも、最後だからという意識よりは出たらやれることをやろうと、ただそれだけでしたね」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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