2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.11.29 (Sat)

【2008インカレ】11/29レポート

チームの一体感を見せつけた立命館大が
優勝候補・青学大まであと一歩と大健闘

081129KAIJYO4.jpgインカレ第60回の記念大会が国立代々木競技場第二体育館で幕を開けた。男子は初日から第1~第4シードまでの有力校が登場し、1回戦を消化した。

アップセットこそ起こらなかったが、広島大は専修大に前半好ディフェンスを展開、立命館大はゾーンディフェンスで終盤まで青学大を狂わせるなど、見どころの多い初日となった。東海大、日本大は余裕を見せて1回戦を突破、2回戦に進んだ。


【REPORT】
第4シード日本大は余裕の1回戦突破
081129NIHON.jpg日本大学は中国2位の広島修道大と対戦した。リーグ後半に戦列を離れた#5中村(3年・C)も復帰。序盤から圧倒的差をつけると1Qは11-32とここで勝負あった。広島修道大は再三日大ペイント内に攻め込もうとするが、ディフェンスを割れない。日本大は2Qから控えも使いながら全員出場。余裕の1回戦突破となった。リーグ戦では終盤元気がなかった日本大だが、この日はベンチも応援団も大勝に歓喜の様子を見せていた。順当にいけば次はベスト16で日本体育大との対戦が予想される。

広島修道大学57(11-32,15-22,21-40,10-36)130日本大学
・日本大   #23上江田22点・3P4本、#10種市20点、#9篠原14点
・広島修道大 #5大谷16点、#11岡本13点


堤・鈴木のブザービーターで
専修大が広島大を突き放す

081129tsutsumi.jpg立ち上がりには広島大がディフェンスを起点に専修大に互角の勝負を見せた。いいローテーションからスティールを見せ、その勢いで3Pも決めていく。専修大はスタメンの#22鈴木(4年・G)、#11藤井(3年・G)の2ガードが持ち味を発揮できずに立ち上がりは鈍かった。しかしベンチからの登場となった#0堤(4年・G)が1Qの終わりにブザービーターを決めて流れを作る。2Qも序盤は#10飯田(4年・F)がチャージングを取られ、広島大の#11西岡(4年・PG)、#21濱田(3年・C)がゴール下でターンシュートを見せるが、次第に専修大が押す形となり、2Qの最後は#22鈴木がこれまた1on1からブザービーターの3Pを決めて広島大にダメージを与える。後半はそのまま専修大がリードを広げるが、終盤控え中心になった専修大相手に広島大も粘りを見せて4Qは12-12。破れはしたが気持ちの見える試合だった。専修大は1回戦を突破、2回戦では鹿屋体育大と大東文化大の勝者と対戦する。
写真:専修大・堤は7得点。全員出場での1回戦突破。

専修大学91(25-16,25-9,29-15,12-12)52広島大学
・専修大 #28能登17点・9リバウンド、#10飯田15点・8リバウンド、
     #20張15点、#15増川12点
・広島大 #21濱田18点、#11西岡14点、#35工藤11点
※広島大・西岡選手のインタビューは「続きを読む」へ。


兄弟校対決は東海大がディフェンスで
相手シュートを決めさせず

081129nakahama.jpg西日本選手権準優勝の東海大学九州。アウトサイドを量産し、高得点をたたき出すオフェンスチームだ。ディフェンスが比較的甘い西日本ではこうした戦法は有効だが、大学界でもトップクラスのディフェンスを展開する東海大に対しては通用しなかった。

東海大九州が1Qから東海大に大きく水をあけられる格好となった。東海大は#0満原(1年・C)が欠場。#24古川(3年・F)、#45鮫島(3年・F)の2名がスタメン起用された。序盤から東海大九州は東海大のディフェンスを割れず、苦しいバスケを強いられた。アウトサイドも余裕を持って打てるような場面は得られない。外角中心で打ち続けるが、#6窪田(4年・CF)、#21菰田(2年・F)が3本ずつ決めるが、それ以外はふるわず結局3Pは19.5%と持ち味を全く出せなかった。一方の東海大は1Qの22点でリズムをつかみ主導権を渡すことはなかったが、連携ミスが散見されるなど、かみ合わない部分が気になった。終盤ディフェンスを締めた東海大九州に対し、勝利はしたが本音を言えばもっと差をつけておきたかったという思いはあるだろう。

081129nishimura.jpg「もう少し点差が開くかと思ったが、思ったより後半相手に対応された」という#33西村。満原の欠場でディフェンスのローテーション変更はスムーズにはいかず、オフェンス面でもパスミスが相次ぐなどほころびを見せた。「まだ1回戦、うちは大会の中で成長していくタイプ。これから対応していきます」と言うように、序盤はある程度の余力を持って勝っておきたい思いもある。昨年もインカレ期間中に飛躍的な進歩を見せていることから、ここからの修正に期待がかかる。予想通りなら次の相手は関西1位の天理大。サンバ・ファイに対してインサイドでは#35中濱(4年・C)の働きが重要になるが、本人も分かっている様子。ビデオ研究で対策も立てており、そう簡単に崩れるとは考えにくい。注目ブロックだけに、今後も目を離せない。
写真上:あわやダンク、のレイアップにいく東海大・中濱。
写真下:チームメイトに声をかける東海大・西村。28分と予想以上の出場時間だったが、終始チームに指示を出していた。

東海大学九州50(8-22,13-19,13-17,16-16)74東海大学
・東海大    #24古川14点、#32安部11点、#33西村11点・12リバウンド、
        #32長野12点、#45鮫島10リバウンド
・東海大学九州 #6窪田13点、#21菰田15点

※青学大対立命館大は別途掲載します。

[続きを読む]

【INTERVIEW】
081129nishioka.jpg“粘っこく”をテーマに
2度目の代々木で1回戦突破に賭けた


◆#11西岡良浩(広島大・4年・PG)
2004年のウインターカップでベスト8に入った八尾高校。川村卓也(現JBLリンク栃木)の盛岡南を下したことでも注目を浴びた。関東では筑波大の中務敏宏が有名だが、今回のインカレではその八尾高校のチームメイトが4名揃う。その一人、西岡は中国地方から2年連続のインカレ出場。途中、足を痛めて下がる場面もあったが、自身最後となるインカレでチームを引っぱるプレイを見せた。

-惜しくも負けてしまいましたが、専修大相手にどのような戦いをしようと?
「うちは小さいので、粘って粘って、小さいから相手に対抗して高くなるんじゃなくて、逆に小さくなろうと。相手も小さい方が嫌だろうし、自分たちが背伸びするんじゃなくて小さいなりにディフェンスやリバウンドでも下で粘ったり、相手の嫌なバスケをしようと練習でもディフェンスを中心にやってきました。」

-1Qはそれがちゃんと出ていたバスケだったと思います。
「そうですね、自分たちでも相手を苦しめられたかなとは思います」

-そのせいでしょうか、シュートもよく決まりましたよね。
「自分たちは小さいのでうまくインサイドアウトをして外を決めないと勝てない。今日はいつもよりみんなで悪かったなあと反省もしたんですけど、確かに前半はディフェンスもきいていたし、そのせいかシュートタッチも良かったと思います」

-2年連続の出場となりました。昨年は浜松大に負けてしまいましたが、この1年どのように取り組んできましたか?
「もう一度このコートに帰ってこようと。メンバーは2人抜けただけでほとんど一緒だったので、インカレを経験させてもらっている分、もう一度帰ってきてプレイも結果も残そうと臨んできました。とにかくこの1回戦を勝とうという気持ちでした」

-関東の強豪と対戦した感想はどうですか?
「当たりも身体も一つひとつランクが上だと思います。今年は遠征で関西の大学とも結構組んでもらったんですが、その関西よりも更にワンランク上でした。当たりも最初は通じたんですが、だんだんきいてきて最後は足が動かなかったりしました。そこで差を感じましたね」

-でもベンチも元気が良かったですし、気持ちは見えました。
「そうですね。自分たちはとにかくバカになろう、盛り上がってやろうとしています。僕らが暗くなってもしゃあないんで、その方が楽しいしそういうメンバーも揃っています。こういう緊張する場でも普段通りやれたのは、そういう風にバカになってやってこれたからやと思います」

-やはりインカレ、代々木は緊張しますか?
「しますね。でも僕やほかの4年は幸せなことに2回このインカレを経験させてもらってたので、そこまでの緊張はなかったし、緊張なく臨もうとしてました。下級生は慣れないのであったかもしれませんけど」

081129HIROSIMA.jpg-残念ながら4年間は終わってしまった訳ですが、大学でのバスケットはどうでしたか?
「高校の最後で実績を残すことができました。大学は大阪から広島に行ってどんな環境かも分からないし、どこまでできるのか全く分かりませんでした。でも入ってみたら本気になってバスケをやれる環境とメンバーがいて、そういうチームに出会えたのはむちゃくちゃ幸せものやなと思っています。いい意味でも悪い意味でも高校生らしく、一生懸命やれるチームでした。今の4年がいなくなったら更に小さくなるし、メンバーもほとんど変わってしまいますが、今まで以上に粘っこく、より相手に嫌がられるようなバスケットを、下級生たちにも続けていって欲しいと思います」

-今年は八尾の選手が揃う、ということで注目もあったのですが。
「4年間やってきて、もう一度全国の場で再会できるのはうれしいですね。今年は自分たちも最後で勝負の年だったし、それぞれの結果を見て『おめでとう』と言い合ったり、『東京で会おう』という約束をしていました。この後、筑波と同志社の試合を是非応援して帰ろうと思っています」

※八尾高校出身者は広島大にもう一人、杠 和磨(3年)、同志社大に熊谷弘基(4年)、そして筑波大に中務敏宏(4年)が在籍。
関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:50  |  2008インカレ  |  Top↑
 | BLOGTOP |