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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.10.19 (Sun)

10/19 関東大学1部リーグ 最終週 青山学院大VS日本大 第2戦

青山学院大が大差で優勝決定
リーグ2連覇の偉業を達成し、目指すは3冠

青山学院大97(28-14,28-7,19-13,22-17)51日本大
081019aogaku2.jpg前の試合で東海大が専修大に勝ったことにより、優勝するには勝つしかなくなった青山学院大。だが、周囲の考えるプレッシャーをよそに、王者らしく自分たちのバスケットを体現。前日に続き日本大に大差をつけ危なげなく勝利した。長いリーグ戦を全員出場という形で締めくくり、チームとしての優勝を印象付けた。
青山学院大は2年連続7回目のリーグ戦優勝。トーナメントに続きリーグ戦との2冠を達成した。次の目標はインカレを制覇して3冠、ここしばらくどのチームも達成できていない大きな偉業へ挑む。

写真:胴上げで宙を舞う主将・梅田。「長谷川監督のもと、3冠へ向けて頑張りたい」と語っていた。

※ゲームレポートと青山学院大・長谷川監督、荒尾選手、渡邉選手、小林高晃選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【GAME REPORT】
081019UDAGAWA.jpgゲームは立ち上がりから青山学院大が主導権を握る。#7渡邉(3年・PG)の3Pで先制攻撃を見舞うと、#8荒尾(4年・C)、#5小林高晃(3年・SG)が速攻で続く。さらには#7渡邉の1対1からの得点や、#5小林高晃が3Pに併せのプレイと連続得点。荒尾、渡邉、小林高晃の3本柱を序盤からここまで乗せてしまうと、もはや日本大に守る手立てはない。日本大は#21熊(1年・C・福岡第一)がインサイドで孤軍奮闘。しかし、荒尾のディフェンスを前にブロックに合うなど、攻めあぐむ。アウトサイドでは#23上江田(3年・F)や#10種市(3年・F)の個人能力を生かした得点はあれど、チームとしてオフェンスは分断されてしまう。さらに青学大は#0橋本(2年・PG)が積極的にゴールへアタックし連続得点。このQ、28-14とし青学大が大量リードを築く。

2Q,流れを変えたい日本大はベンチスタートの#13篠山(2年・PG)や#18渡部(1年・G・能代工業)、#11古庄(4年・C)を起用。しかし、青学大の激しいディフェンスにミスは止まず、反撃の糸口はつかめない。対する青学大の勢いは衰えることを知らない。#8荒尾がバスカンを決めれば、#23湊谷(2年・F)のフェイダウェイ、さらには#5小林高晃の3Pに#7渡邉の連続得点。あまりにも一方的な展開で日本大を突き放す。前半を終えてスコアは56-21。

25点差の大量リード持って臨んだ後半でも、青学大はメンバーを代えることなく、なおも攻め立てる。一矢報いたい日本大だが、攻守に一向に調子が上がらない。時間の経過とともに点差は開く。3Qを終えて75-34。ダブルスコア以上がついた4Qにもなると、青学大は次々とベンチから選手が登場。キャプテンの#11梅田(4年・PG)や4年生の#24武田(4年・PF)などベンチメンバーが全員出場を果たし、97-51で見事リーグ戦2連覇を達成した。



081019ARAO.jpg◆#8荒尾 岳(青山学院大・4年・C)
現在大学界を代表するビッグマン。
1年生からずっと試合に出続け、コンスタントに数字を残してきた。
4年生として最後のシーズンを更に偉業で締めくくれるだろうか。

-2冠おめでとうございます。今リーグは余裕の試合が多かったですね。
「専修と東海ぐらいでしたね、競った試合は」

-楽な試合が多かった部分でチーム内でモチベーションの持続が難しかったりはなかったですか?
「試合前に余裕で勝てるなんて、みんな思ってなかったと思います。でも楽な試合が多かったので競った試合がなかったせいで、大事な試合でちょっと焦ってしまったりしましたね」

-確かに東海や専修戦ではそういった焦りは感じましたね。
「ちょっと点差が離れた時に一気にいかれてしまったりしましたね。でもちゃんとついていけばどこかで速攻が出たり、いい流れになるかなとは考えていたんですが」

-始まる前から優勝候補と言われていて、そういうプレッシャーはありましたか?
「そこは特にないですね。いつも通りです」

-ただ、今年は下級生がコートに出ることも多くて、そこはまだ若いチームならではの部分も感じられました。
「4年は(コートに)一人ですからね。後輩へもたまにアドバイスしたり、声を出すようには心がけていました。中川(#17)は来年インサイドを任される訳だし、そういう部分では言っていました」

-次はインカレが大きな目標ですね。組み合わせ次第ですが2部の強豪も入ってきますし。
「今年の2部はすごいと聞きますからね。そこは2部チームのことも気にしてます」

-そういう意味ではやはりディフェンスがキーになるのでは?
「そうですね。いい時はディフェンスを頑張れて速攻も出るので。でも東海戦みたいに速攻が出せないと苦しい。ハーフコートでやってしまうと全部苦しいシュートになったり、ミスにつながってしまうので、インカレまでにはハーフコートだったりアーリーオフェンスだったりを詰めていきたいです。そこがもうちょっとしっかりできれば楽になるので」

-ハーフコートはちょっと課題ですね。
「止まってしまうのがちょっと。でも渡邉(#7)が外から決めてくれたり、随分今年成長していて、すごく助けになりますね」

-インカレで勝てれば3冠ですが、なかなか達成できるチームはないですよね。
「頑張ります。3冠したいので。難しいと言われているけど、気合いを入れてあと1ヶ月しっかり練習したいと思います」


081019watanabe.jpg◆#7渡邉裕規(青山学院大・3年・G)
見事アシスト王を獲得。だがこのリーグ戦ではアシストのみならず、苦しいときに貴重な3Pを決め何度もチームを救った。ゲームメイク力の向上は長谷川監督のお墨付きだ。

―優勝おめでとうございます。今の気持ちは?
「嬉しいですけど、リーグ2連覇とかトーナメント、リーグ優勝して3冠がかかるとなると、これからプレッシャーもかかると思うので。2冠すれば周りの目とかもあると思うし、プレッシャーもあると思うので、それには打ち勝たなきゃいけないと思うので。嬉しいですけど、すぐ切り替えて頑張りたいです」

―リーグ戦中は優勝の有力候補として期待されていましたが、どんな気持ちでしたか?
「うちを倒しに来るのはどのチームも一緒なので。それはしきりに監督にも言われたし、油断というのは一切なかったですね。練習も土日に向けてしっかりやってたし。前評判が良かったといってもトーナメント優勝しただけで、リーグに入ったらわかんないし」

―青山学院大にあって、他のチームにない強みというのは何でしょうか?
「強み…勝っているかわからないですけど、トランジションは絶対どこよりも自信はコートに出ている5人もベンチにいる人も持ってやっているし、そうじゃないと上手いこといかないと思うし。速い展開で点を獲るっていうのはどこにも負けないですけど、まだ詰めが甘い部分もあるんでそれは修正してインカレに」

―専修大が勝てば優勝が決まりましたが、やっぱり自分たちで勝って優勝を決めたかったですか?
「そうですね。専修の試合もチラチラ情報が入ってきたりして、気にならなかったわけじゃないですけど。やっぱりそっちに意識いっちゃうと足元すくわれると思ったんで。そういうところはみんな集中して。上級生が引き締めて。やっぱり4年生の力が大きいと思うので、自分らもそれについていけたんで」

―長谷川監督がリーグで成長した選手は渡邉選手だと言っていましたが。
「(笑)。一応上級生になったんで。去年も優勝してるけど、やっぱ去年優勝できたのは4年生や3年生がいたおかげなので。そういういいところを今度は自分らが真似してやんなきゃいけなかったんで。そういうのはガードとしてできなきゃいけないし。それが上手くできたかわからないですけど、自分なりに意識したのが、ちょっとは評価されて良かったです」

―インカレに向けて。
「あと1ヶ月くらいなんで、今からなにかを大きく変えるっていうことはできないんで、やっぱり4年生とやれるのもあとちょっとだし、怪我とかもなく練習を1日1日集中して。あと1ヶ月吸収できるところや練習で伸ばせるところは伸ばしていって、大きく成長できなくても細かいところは修正して。もっとインカレのときにはリーグのときの青山よりはインカレで成長しているなっていうのをみんなに認めてもらえるようにしたいです」



081019kobayashi.jpg◆#5小林高晃(青山学院大・3年・F)監督ならチームには絶対1人は欲しいタイプの選手だ。
下級生の頃からの堅実なプレイはもちろん健在。身体の使い方の巧さなど玄人を唸らせるような仕事人ぶりで今リーグ戦でも存在を遺憾なく発揮した。

―優勝おめでとうございます。
「ありがとうございます」

―今日の試合はいかがでしたか?
「今日勝てば優勝が決まる試合だったんで。昨日は大差で勝っていますけど、日大は1戦目と2戦目じゃ全然違うチームになることもあるので、“昨日とは一緒じゃないぞ”ってみんなと確認して。自分たちのプレイをすれば勝てると思って試合には臨んだんですけど、最近になく自分たちのプレイができたいい試合だったと思います」

―監督も小林選手がチームを引っ張ってくれると信頼しているようですが。
「どうですかね(笑)。ミスをなくせば流れは変わらないかなっていうことだけを気をつけてやっていたので。そうですね、堅実に(笑)」

―リーグ戦を通して、楽な試合と東海大や専修大のように強い相手との試合がありましたが、そのギャップはどうでしたか?
「やっぱり上位のチームになるほどディフェンスもオフェンスも厳しくなったので、やりにくい部分っていうのはやっぱりありました。その2チームっていうのは普段のプレイができなかったですからね。なかなか厳しかったですけど、その中でも勝ててよかったです」

―毎度のことながら接戦が少なかったのはどうでしたか?
「いつかはあるだろうと思っていたので。接戦になったらどうなるのかなとは思っていたんですけど。まあ、なったらなったでうちには一番強いところがあるので、そこを出せれば勝てると思っていました。接戦になる前にそこを出せたので、負けた試合以外は厳しいっていうことはそこまでなかったですね」

―今回2連覇を達成しましたが、プレッシャーを感じているようには見えませんでしたが、実際はどうでしたか?
「そうですね。去年からもそんなにメンバー変わってないですし、うちの戦力は落ちないで相手だけが落ちていたって感じでした。去年と同じことをしてれば、それなりに結果は出ると思っていたので。その結果だと思いますね。去年からの積み重ねがそのまま結果に出たと思います」

―次は3冠がかかっていますが、インカレに向けて。
「完全に追われる立場になっているんですけど、それでも立場は関係なく、気持ちは挑戦者で。ガッツ溢れるプレイでいきたいと思います!」



◆長谷川健志HC(青山学院大)

―2連覇できるイメージはありましたか?
「あるっていえばありました。ある程度は。ただ最後は東海がひとつのヤマだとは思ってました。東海に1勝1敗で得失点も負けて。あとは日大戦だけど、日大は怪我人も結構いるから、我々のスタイルを貫けばアクシデントがなければ勝てるだろうとは。ただこんなに大差になるとは」

―東海大の印象は?
「ディフェンスがやっぱり他よりはプレッシャーあるし、組織としてはまとまっているし、あと高さもある。相手がしっかりハーフコートオフェンスをやってきて、それに対してうちはフラストレーションを溜めちゃって、シュートも入らなくなっちゃった。そういうことがあっての1敗なんで、2戦目ね。あそこで得失点では負けたけど、切り替えてやれたのがよかった。今の東海に対して簡単に勝てるってことはないと思う。やっぱりいいチームですよ。あとは専修が良くなってる。専修はディフェンスが去年あたりと比べると、アグレッシブにやるし、高さもあるし。バスケットに対する姿勢は僕が見る限り、勝ってるからという部分はあるけど、非常にアグレッシブ。やっぱり日本のバスケットの弱さは、この学生たちが頑張らないと」

―インカレに向けて。
「やっぱりもう一度やることを整理して、あとはやっぱり1ヶ月で個人が伸びないとダメだと思う。個人的に課題を与えながら、技術を上げてもらって」

―このリーグを通して成長した選手は誰ですか?
「んー、一番伸びたと思うのは渡邉(#7)。彼は非常にガードとして順応してたし、ゲームを読む力もだいぶ出てきたし。やっぱり上級生が成長してますね。下級生はもう少し時間がかかるかな」

―今日は圧倒的な展開になって物足りなかったですね。
「うちは本音を言えば専修が勝って早く決まりたかったですよ(笑)。言葉では“自分たちで決めます”って言うけど、そんなに僕は気が強くない(笑)」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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