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2008.10.19 (Sun)

10/19 関東大学2部リーグ 最終週 第2戦

大東文化大が最終戦を勝利
入れ替え戦に向け弾みとなるか

大東文化大
75(19-14,19-18,18-14,19-17)63中央大
081019imai.jpg入れ替え戦回避が確定したこともあり、中央大は#6篠原(4年・F)、#8三浦(4年・SG)、#9渡辺(4年・PG)を起用し全員が4年生のスタメンとなった。一方の大東文化大も前日に順位が確定したこともあり、序盤はお互い緩いスタートとなった。大東文化大はアウトサイドから次々にシュートを放つ。だがこの日の中央大の高さがなくなったこともあり、次々とオフェンスリバウンドを奪取。#5兵後(2年・F)や#41山本(4年・SG)の3Pに繋いでいく。一方の中央大は#7佐藤(4年・G)の個人技は目立てど、入れ替え戦回避決定の安堵感からか#4中野(4年・F)がミスを連発。チームとしてもこの日ばかりはいつもの粘り強いディフェンスも見られず。ソーンプレスを仕掛けるもどちらが主導権を握っているともいえない展開となる。大東大が10点離せば中央大が5点差に戻す。大東大が9点リードで迎えた4Q、中央大が#4中野、#6篠原の3Pで差を詰めようとすれば、大東大も#41山本、#11田中(1年・G・東京農大三)、#16坂下の3Pで反撃。FGの半数以上が3Pという大味な試合となったが大東大が中央大の追撃をかわし、なんとか最終戦を勝利で飾った。

※中央大・中野選手と大東文化大・小原選手のインタビューは「続きを読む」へ。


最終戦も法政大が勝利
日本体育大は入れ替え戦へ不安が残る内容

日本体育大67(14-24,11-21,17-28,25-19)92法政大
081019yu.jpgすでに入れ替え戦が決まってしまった日本体育大。「(入れ替え戦が決まり)いい意味で開き直れた」と#27眞庭(4年・F)は試合後に語ったが、最終戦の試合内容は不安が残るものとなった。
日体大は序盤こそ#27眞庭、#23横江(1年・G・光泉)の得点で好スタートを切るが、徐々に調子を上げる法政大を前に失速。法政大は#11長谷川(1年・G・新潟商業)が絶好調。1Qだけで3P3本含む14点を上げ、10点のリードを築く原動力となると、2Qに入っても#5神津(3年・C)、#91落合(3年・PF)、#39梅津(4年・C)の強力インサイドが活躍。前半で20点差をつける。日体大は法政大のディフェンスを前にドライブができない。さらに課題であるインサイドを攻められないため、アウトサイド陣が悪いシュートセレクトとなり点が伸びない。またリバウンド33-52と圧倒され攻め手がない。後半に入っても日体大は#27眞庭が法政大#27福田(4年・SG)に3Pを打たせてもらえず、打開点を見出せないまま試合は終了。67-92と消化試合のような形で最終戦を締めくくってしまった。


※法政大・長谷川選手、神津選手、日本体育大・眞庭選手のインタビューは「続きを読む」へ。

[続きを読む]

【INTERVIEW】
081019nakano.jpg◆#4中野邦彦(中央大・4年・主将・F)
「1部昇格1年目にして2部降格」
小野龍猛という絶対的エースを欠いたリーグ戦。主将の中野に何度このプレッシャーが襲ってきたのだろうか。勝てるはずだった試合を落とし、自らも調子の出ない試合もあった。それでも#7佐藤ともにチームをまとめあげ、見事残留を果たした。


―リーグ戦を終えていかがですか?
「龍猛(#11小野)がいなくて苦しいリーグだったんですけど、とりあえず入れ替えには行かないことを目標にやってきたんで。惜しい試合もあって、勝てた試合もあったと思うんで、それが課題なんですけど。とりあえず最初の目標だった入れ替え戦回避は達成できたんで、まぁ良かったかなと」

―リーグ戦を通して苦しかったことというのはあったかと思いますが。
「やっぱりうちのチームは点獲るやつがいないんで、基一(#7佐藤)がだいぶ頑張ってくれたんですけど。基一が点が獲れない時はやっぱりディフェンス頑張るんですけど、すごい苦しいなというのはありましたね。で、そういう展開になってくるとやっぱり勝ちがなくなってくるんで。何連敗した時はやっぱり精神的にもツライものがありましたけど」

―キャプテンとしてチームを良くしようと試行錯誤したと思いますが、やはり悩みはありましたか?
「かなりありましたね。出てる選手で試合経験が少ないやつが多いんで、それは試合経験を積みながら補っていかないといけないし。俺とか基一が言ってることもわからないことが多いんですよ。それを上手くわからせて、盛り上げるっていうことはだいぶ苦労しました」

―このチーム状況でこの成績には満足していますか?
「あーもうちょっと…競った試合が多かったんで。もっと上を狙えたかなと思うんですけど、とりあえず入れ替え戦はなかったんで満足というか、良しとしましょう(笑)」

―リーグを通して良かった点?
「そうですね。良かった点というのはチーム全員でディフェンス頑張って、速攻もどんどん出して。いい雰囲気のまま俺とか基一じゃなくて他のやつが点を獲ってくれたりしたところは本当に良かったと思います。」

―反対に悪かった点は?
「悪かったところはボール持った時に脚が止まちゃったりだとか、ディフェンスもリバウンドを相手に何本も獲られたりだとか。そういうところは気をつけようとしてるんですけど、試合の時間帯にそういうのが出てきちゃんで。そこで“もう一回頑張ろう”って踏ん張れなかった試合が何試合かあるんで」

―序盤に比べるとチームのまとまりも強くなったように思いますが、チームの成長はどんなところに感じますか?
「やっぱり入れ替え戦には絶対行きたくないっていう気持ちがチームで強くなってきて。試合に出てくるメンバーも2年だったり、3年だったり来年1部でできるかわからない自分たちに関わってくる状態だったんで。あいつらも気持ちを出して。特に吉田(#17)はよく頑張ってくれたし。そういうところはチームとして助かりました」

―吉田選手の存在は大きかったですね。
「あいつは本当にリバウンドをがむしゃらに頑張ってくれるんで。リバウンドをだいぶあいつが稼いでくれたんで、昨日の勝ちもあっただろうし、その前の日大の勝ちもあった。あいつには助けてもらいました」

―これからインカレに向けての課題はなんですか?
「インカレまでそんな時間ないんで。インサイドで点獲れるのが一番いいんですけど、やっぱり今年は無理なんで。もっともっとディフェンスのローテーションの精度上げて、リバウンドをみんなで徹底することですかね。あとはもうどんどんみんなで走って。オフェンスはセットより速攻でどんどん獲っていきたいです」

―チームの雰囲気はどうですか?小野選手がいなくてもやれるという自信は持っていますか?
「リーグ通して龍猛いないでずっとやってきたんで。まぁ、いたらいたでいいんですけど、いなくても今のチームでやるしかないし、それでずっとやってきたんで。別に問題ないと思います」

―小野選手がいないことによってチームにプラスになったことはなんでしょうか?
「それはさっき言ったように吉田だったり、砂原(#13)だったり、遠藤(#16)達が良く頑張ってくれたことですね」

―最後にインカレに向けて抱負を。
「インカレですか?正直…なんも考えてないですね(笑)。入れ替え戦回避することだけをずっと考えてやってきたんで、インカレ…は(笑)。とりあえず一戦一戦中大らしいディフェンス頑張って、速攻出すバスケットを崩さないでやっていけたらいいなと思います」




081019ohara.jpg◆#13小原良公(大東文化大・1年・F・高知工業)
入れ替え戦の相手は1部とも対等な力を持つ慶應義塾大。
地力のある相手に勝利するためには、誰かがキーマンとならなければならない。
下級生主体のチームとあって小原にもその期待はかかる。

―初めてのリーグ戦を終えてどうでしたか?
「1年生というところもあって緊張もあったんですけど、4年生が声掛けてくれて伸び伸びやらせてもらえた部分もありました。ただリーグ戦はやっぱり4年生が最後ということもあって緊張が。リーグ戦は大変だと思いました(苦笑)」

―終盤戦にかけてスタメンを外されてしまったのはどうしてですか?
「それはやっぱり1部なんで結果を出さないと使ってもらえないと思います。新人戦の時も6マンでやっていて、いきなりスタートでプレッシャーもあったのもあります」

―自分の力を出し切れないというところはありましたか?
「ありましたね。やっぱり試合前の気持ちの持ちようとか緊張とかもありますし。そこは毎試合自分の気持ちをコートに持っていけるようにはしたいと思います」

―下級生主体のチームだとリーグ戦がどういうものか理解することが難しかったのではないかと思いますが、学んだことはありますか?
「そうですね。リーグ戦は1年生で出させてもらっている感謝の気持ちを持ち続けていかないと、結果も出てこないと思います。部員も50人もいる中でスタートを任されて、何が何でもがむしゃらにやんなきゃいけないっていうことを感じました。それはこのリーグ戦で学んだことですね。やっぱりみんなの、50人の中の1人なんで、そこは下手なことはできないなと思いました」

―入れ替え戦が決まりましたが今のチームの雰囲気はどうですか?以前石原選手(#9副将)が練習中に緊張感がないって言っていましたが。
「日体大戦の前の練習からはみんな意識高めて練習して、今週も意識は高かったと思います。それに今日も勝つことができました。試合終わった後のロッカーの雰囲気もやっぱり勝つと良いですね。だから入れ替え戦には気持ちよく臨めると思います」

―相手は慶應義塾大ですが。
「小林選手(#10)っていう、大舞台を経験してきた人とマッチアップできるっていうことはありがたいことなので、胸を借りる気持ちでやっていきたいと思います。それに去年の4年生がせっかく1部に上げてくれたので、ここは1部のプライドを持って負けないという気持ちはしっかり持ってやりたいと思います」




091019HASEGAWA.jpg◆#11長谷川智也(法政大・1年・G・新潟商業)
最終週の日本体育大の眞庭との直接対決を制し、見事3P王に輝いた。
能力集団法政に1年生ながら、また新たな武器が加わった。

―3P王おめでとうございます!
「ありがとうございます」

―感想は?
「ほんと、全然狙ってなかったんで、すごい嬉しいですね」

―この1、2週間で意識し始めませんでしたか?
「なんか最初はランキング見て、“4位ぐらいか”って思っていただけなんですけど、先週に2位になって。眞庭さん(#27日本体育大)とめっちゃ離れていたから自分自身はそんな意識はしなかったんですよ。ただ周りの人がすごく言ってきたので意識せざるを得ない状況で(笑)。しかも最終週は眞庭さんと直接対決じゃないですか。だから侑介さん(#27福田)が“俺が絶対抑えるから、お前が決めろ”的なこと言ってくれました。みんなもパスくれたのが結果につながったんだと思います」

―長谷川選手からは眞庭選手とマッチアップの福田選手に“眞庭選手に3Pを打たせないで欲しい”とかなにか言いましたか?
「(笑)。侑介さんにはお願いしますとかは言ってましたね。3P入れられたら“マジごめん!”って感じで言ってくれたりしたし、それに“大丈夫っす!大丈夫っす”って感じでしたね(笑)」

―これだけの高確率(45%)で3Pを決めましたが、どんな気持ちでシュートを打っていますか?
「いや、普通にただ打ってるだけなんですよ。今回はタッチが良かったんで。だからですかね。3Pは前から好きだったんで、先輩とかもわかってくれてたから。前半戦は全然打ってなかったんですけど、徐々に打ち始めたら結構入ってたから“打てば入るんだから、打てよ”って言われました。だから自分は普通に打ってただけですよ」

―個人タイトルを獲得したことはインカレに向けて弾みになるんじゃないですか?
「タイトルを獲ったことは自信にもなります。ただインカレは一発勝負だから、ディフェンスも厳しくなってそんな打たせてもらえなくなるだろうし、あと信さん(#23信平)も出てくると思うのでそこまで打てるかどうか。多分出場時間も限られてくると思うから、その点で厳しくなるのかなとは思います。信さんも自分の調子を上げてくると思うので」

―インカレまで短い期間ですが、その中で自分ができることはなんだと思いますか?
「とりあえずディフェンスをやって、一線を切って走って。それが練習でやること。あとは3Pを打つためにモーションをしっかりやって、スクリーンの使い方をもっと上手くしてやりたいですね。あとはやっぱ3Pだけっていうのはダメだから、ドライブも練習したいです」

―最後にインカレに向けて抱負を。
「去年は準優勝だったんで。今年は先輩たちも思っていると思うので優勝をしたいです」



081019KOZU.jpg◆#5神津祥平(法政大・3年・副将・C)
怪我によってリーグ戦には後半から復帰。
チームはリーグ戦5位と結果は振るわなかったが、力強さを増したエースの復帰はインカレに向けチームの活力となることは確実だ。


―今日でリーグ戦も終わりましたが、振り返っていかがですか?
「怪我しててずっと出れない期間のほうが多かったので、なんとも言えないですけど。まぁ、入れ替え戦もしっかり回避して、そういう面でできたのはチーム的にはすごく良かったと思うし。最後も順位が決まってたけど2戦はしっかり勝てたので、去年よりはそこは成長したなと。チーム的にはかなり良かったと思います」

―怪我している間に上半身が前よりガッチリしてますか?
「まだそんなにはやってないんですけど、加圧トレーニングっていうのを。まだ5回くらいしかやってないんですけど、それを始めてみたり。自分でも積極的にウエイトやってみたりできることを。上の筋肉が成長すると、いい感じに成長ホルモンが脚にも流れるって聞いたので。自分でもできることを積極的にやったら結果が出たって感じですね」

―実戦でもその効果は感じますか?前よりフィジカルが強くなったように見えますが。
「前みたいに当たられたら倒れるっていうことがなくなったっていうのはありますね」

―今回の復帰ですが、スムーズに戻れたように見えましたが、チームとして受け入れる体勢だったのですか?
「そんな体勢とかはなかったですけど(笑)。でもみんな見てもわかるように明るいチームなんで、そんなに気を使ったりはチームも僕もなかったんで。そういうのは意識しないで普通に練習に参加できて。だからなにかを意識してどうこうあったわけじゃないですね」

―神津選手だけでなく怪我人が多かったリーグ戦でしたが、その分長谷川選手(#11)や鈴木選手(#3)の成長にも繋がったんじゃないですか?
「そうですね、やっぱり怪我人が多かったから下の子が出て成長できたっていうのは、戦力的にも今後に繋がるいい成長だったと思います。ある意味怪我がいい形に繋がったかなって」

―このリーグ戦はインカレに向けて、練習といったら誤解がありますが、いい経験になったのでは?
「そうですね。特に昨日、今日は日体大が消化試合みたいになっちゃたんですけど、そこをしっかり勝ちきれたのはチームとして大きいし、いろいろ積極的にやれてた部分があるのでいい経験にはなりました」

―これからの目標はインカレでの優勝しかないと思いますが。
「やっぱりこのままいい形で1ヵ月くらい、しっかり練習してインカレに入れればいいかなと思ってます」

―優勝するために必要なことはなんですか?
「やっぱりもうちょっとディフェンスのプレッシャーを厳しくしないといけないと思うんですけど。あとコートに出ている人間がしっかり声出して。意思の疎通じゃないですけど、声を出してみんなを盛り上げるっていう。コートの中でもっとやんなきゃいけないなと思います」

―最後にインカレへ向けて抱負を。
「去年はインカレ準優勝だったので、今年は優勝を目指して一戦一戦戦っていきたいです」




081019maniwa.jpg◆#27眞庭城聖(日本体育大・4年・F・主将)
狂った歯車は最後まで噛み合わなかった。
まさかの入れ替え戦行きという結果に、日本体育大の主将として意地を見せられるか。


―リーグ戦を振り返って。
「反省点はいっぱいあるんですけど、一番反省するところはディフェンスの部分ですかね。あとリバウンドを取れなかったのが敗因だと思います」

―入れ替え戦が決まった時の気持ちは?
「まぁ、いい意味で開き直れたっていうことですかね。それまでは入れ替えいくか微妙なところだったんで、一週間苦しい気持ちでやってたんですけど。今は入れ替え戦決まって頑張ろうっていう気持ちでやっています」

―戦力的には充分戦えると思うのですが、どうしてこういう結果になってしまったのでしょうか?
「やっぱりチームが噛み合ってない部分が多かったですね。あとインサイドがしっかりしてないのが不安定になった部分だと思います」

―今チームが考えるべきことは何でしょう?
「もう一回ディフェンスのシステムを考えるっていうこと。他の大学に比べてやっぱり日体はヘルプが少ないと思うので。1対1で守れっていうディフェンスだから、やっぱり相手にいい選手がいるとそれは通用しないので。ヘルプをもっと増やしていって、5人で守るようなチーム作りをしていきたいと思います」

―入れ替え戦までの期間はどう過ごしますか?
「とりあえず明日がオフなので、明日はリフレッシュして、火曜日からは気持ち入れて。4年生が引っ張っていかないといけないんで、4年生が頑張って」

―チームの雰囲気として日体大という伝統校でプレイすることのプレッシャーっていうのは感じていると思いますか?
「そうですね。OBの人からもいろいろと言われてきたりもするんですけど、自分たちは今やっているので、関係ないと思ってやってますけど、プレッシャーはプレッシャーだし。でもそれに負けてたら話にならないので。プレッシャーをいい方向に考えてとりあえずはやっていこうと思っています」

―1部残留するには何が必要だと思いますか?
「やっぱリバウンドの強化だと思います。絶対そこですね」

―インサイドが弱いというお話しでしたが、それは能力よりも気持ちの部分ですか?
「気持ちの部分でもあるし技術も。外回りは結構できるんですけど、中の点数は極端に少ない試合が多くて。2点だったり、4点だったり。それじゃ絶対勝てないと思うので。練習中からセンターが気合入れてやってくれないと厳しいですね」

―この先入れ替え戦、インカレとありますが、抱負をお願いします。
「このリーグでは負けが多かったですけど、負けから学ぶこともいっぱいあったんで。インカレに向けても入れ替えが終わったら、負けを生かしてインカレ優勝を目指して頑張っていきたいと思います」

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