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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.10.20 (Mon)

関東大学リーグ3部A最終結果&総括

1年間のすべてをかけた14戦
3年ぶりの混戦を抜けたのは國學院大と関学大!


081019_3buall3部Aリーグの1・2位は、昨年・一昨年とも圧勝で決まった。だが今年は一転、3年ぶりの混戦となった。3年前は国士舘大・神奈川大・白鴎大が10勝4敗で並び、対戦成績によって国士舘大と神奈川大が入替戦に進出。今年、それに劣らない混戦を抜けたのは國學院大と関東学院大だった。
一方、インカレ出場権のない3部A以下のチームにとっては、この秋のリーグが1年間の集大成となる。躍進したチームも、思い通りにいかず苦しんだチームも、最後は「自分達にできることをやりきった」という充実の笑顔だった。
國學院大の強さ、混戦を生んだドラマ、降格回避争い、そして3部Aらしさを振り返る。

写真:3部A全員集合!

■最終結果 1・2位、3・4位は直接対決の結果、6・7位は直接対決の得失点差による
優勝  國學院大  11勝3敗  ※2部8位順天堂大との入替戦へ
2位  関東学院大 11勝3敗  ※2部7位拓殖大との入替戦へ
3位  立教大   10勝4敗
4位  神奈川大  10勝4敗
5位  駒澤大   8勝6敗
6位  玉川大   3勝11敗
7位  東京成徳大 3勝11敗  ※3部B自動降格
8位  江戸川大  0勝14敗  ※3部B自動降格

3部A総括と個人ランキング最終結果は「続きを読む」へ。

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「俺たちは弱い」と言える強さ
081019kokugakuin3敗が2チーム、4敗が2チームという混戦の中、優勝をつかんだのは國學院大だった。関東学院大と対戦した週にパプが出場停止という好運もあったが、それすら引き寄せたかのように感じる“気持ちの強さ”があった。
昨シーズンは、当時の4年生はベンチから支え、3年生以下のメンバーで2部を戦ったが、思うような結果を残すことはできなかった。その悔しさを、全員が心に焼きつけている。リーグ前半戦で100点ゲームを連発していたときも、その後に控える上位チームとの対戦を見据えて課題をあげるなど常に危機感を持っていた。

「2部でやった経験をおごりにしないで、自分達のバスケをやっていくのが大事」(#1須永)
「去年は『勝てればいい』みたいな感じだったけれど、今年は『負けられない』という思いが強い」(#33杉本)
「今年は何が何でも2部に上げたい」(#5成田)

特に、「俺たち、弱いんで。おごらないで、2部を目指して頑張ります」という#41傳田の言葉は印象的だった。昨年、接戦を勝ちきっていればインカレに行けたという事実から、自分たちの弱点と、それを克服すれば必ず上に行けるというモチベーションを得た國學院大は、プレースタイルに芯があってぶれなかった。
昨年昇格した国士舘大は、リーグと入替戦を含めた「15戦全勝」を公約に掲げ、順天堂大も「春から全て変えた」と言っていた。どのチームも強い気持ちはある。そこからいかに“有言実行”するかが勝敗の分かれ目だ。國學院大は「守ってブレイク」、ずっと言い続けてきたこのスタイルで、昨年は30点近く差をつけられた順天堂大への雪辱を期す。


毎週あった大一番
081019kg今リーグでは、立教大と関学大が毎週好カードを演出した。1週目は神奈川大-関学大。結果は1勝1敗と星を分けたが、神奈川大にとってはこの5点差で惜敗した2戦目を取っていれば、最終的に國學院大と星が並んで優勝していたことになる。“もし”を言っても仕方がないが、神奈川大の幸島監督が1戦目の勝利後に明かした「今週が1番大事だと思う」という言葉がまさに的中した。

2~4週目は立教大-駒澤大、立教大-神奈川大、立教大-國學院大と立教大がキーとなるゲームが続いた。立教大はこの3週を4勝2敗で乗り切り、一躍入替戦候補に名乗りを上げた。特に神奈川大に完勝したゲームは見事だった。これまでは、リーグの中では高い能力で勝ってきた部分もあったが、実力的に互角のチームが名を連ねる3部Aという舞台でバスケットの段階が1つ上がった。惜しくも1勝届かなかったが、本当の「昇格できない悔しさ」は、本気で「昇格したい」と思ってこそ生まれる。この悔しさを力にすることができれば、来シーズン立教大は堂々の入替戦候補となるだろう。

そして、5週目の神奈川大-駒澤大、6週目の立教大-関学大は、“負ければ入替戦争いから脱落”という大一番だった。駒澤大は気持ちがひしひしと伝わってくるゲームを展開したが、神奈川大と星を分けて共倒れという格好に。2位争いは立教大と関学大に絞られたが、この直接対決を2連勝した関学大が、結果的に3敗からの10連勝で入替戦の切符を射止めた。


自動降格という現実
081019seitoku2部への昇格は、入替戦を勝たなければ決定しない。一方、3部A-B間は自動入替のため、7・8位イコール降格が決まってしまう。どのチームもどうしても避けたいところだったが、まず3部Aに昇格したばかりの江戸川大の8位が確定。もう1つの避けたい椅子は、昨年昇格した関学大と5位の立教大が優勝争いに絡む躍進を見せたたため、昨年6位の玉川大と昨年4位の東京成徳大との一騎打ちになった。

実はこの2校の対戦は2週目に終わっており、1勝1敗で得失点差は玉川大のリード。東京成徳大は玉川大より勝ち星を多く稼がなければ降格を免れず、逆に玉川大は1勝でもすれば大きなアドバンテージを得ることができた。リーグ後半にかけて、それぞれ上位チーム相手に善戦したが、勝ち星をあげるには及ばず。この結果、かつては現在2部で奮闘する白鴎大のライバルであり今も3部Aの顔とも言える東京成徳大が、7位で自動降格となった。

タイムアップのブザーが鳴った瞬間に、決まってしまった降格。だが、昇格も自動でできる。東京成徳大は、来年3部Bからの捲土重来を期す。


最後は笑顔で
081019staff前述のようにほぼ重要なゲームは6週目までに終え、7週目は“3部らしい”場面が多く観られた。
まず、これが引退試合となる4年生を何とかカメラに収めようとする応援団やスタッフ。4年生がコーチに呼ばれると大きな歓声が起き、勝敗を超えたものがコートを包んだ。「最後は4年生を出すことができてよかった」とほとんどのチームが口を揃えた。

そして、全ての試合が終わった後には恒例の「3部閉会式」が行われた。3部のスタッフ陣は、個人ランキングの各部門上位3名にミニサイズの賞状と賞品を送っている。また、独自にMVPと新人王も選出しており、スタッフ陣の「選手の皆には頑張ってほしい」という気持ちが伝わってきた。

さらに、選手たちが会場をはけた後、コートの撤収を行っていたスタッフ陣の4年生にも後輩スタッフから花束が贈られていたことは、実は最大の“3部らしさ”と言えるかもしれない。最終週の最終日はまさに、今年のリーグを支えたメンバーから来年の主役への“バトンタッチ”の日だった。


■3部A個人ランキング
081019_p得点王#1パプ・ムール・ファイ(関学大・2年・C)381点
2位 #14丸本紘司(立教大・3年・F) 344点
3位 #5成田拡明(國學院大・4年・C) 304点
4位 #2綿貫 瞬(神奈川大・3年・G) 265点
5位 #33杉本慎太郎(國學院大・2年・G) 232点
6位 #16宇野善昭(立教大・2年・C) 230点
7位 #9西山達哉(駒澤大・2年・G) 224点
    #18菊地庸広(立教大・2年・F) 224点
9位 #18本多純平(東京成徳大・2年・F) 218点
10位 #4村田智史(玉川大・4年・PG) 199点


081019_3p3P王 #31原田佳明(関学大・2年・SG) 38本
2位 #9西山達哉(駒澤大・2年・G) 35本
3位 #14丸本紘司(立教大・3年・F) 33本
4位 #1山口洋平(江戸川大・4年・PG) 32本
5位 #7石川一成(東京成徳大・3年・G) 29本
6位 #18本多純平(東京成徳大・2年・F) 28本
7位 #13久田大輝(玉川大・3年・G) 25本
    #32前田陽介(関学大・1年・F) 25本
    #1蓮見勇紀(神奈川大・3年・G) 25本


081019_aアシスト王#4岩田周人(立教大・4年・G) 61本
2位 #4村田智史(玉川大・4年・PG) 60本 
3位 #0田中幸伸(國學院大・3年・G) 58本
4位 #3吉田 司(駒澤大・3年・PG) 50本
5位 #45尾崎慎吾(関学大・3年・G) 45本
6位 #1パプ・ムール・ファイ(関学大・2年・C) 42本
    #33杉本慎太郎(國學院大・2年・G) 42本
8位 #2綿貫 瞬(神奈川大・3年・G) 41本
9位 #13山下眞宏(関学大・4年・F) 37本
10位 #5成田拡明(國學院大・4年・C) 33本


081019_rリバウンド王#1パプ・ムール・ファイ(関学大・2年・C)O84-D152:236本
2位 #5成田拡明(國學院大・4年・C)O59-D65:124本
3位 #9岡崎 崇(立教大・4年・C)O38-D75:113本
4位 #10鈴木伸章(駒澤大・4年・C)O48-D62:110本
   #24小島悠(神奈川大・2年・C)O41-D69:110本
6位 #8西 祐輔(駒澤大・4年・SF)O36-D72:108本
7位 #16宇野善昭(立教大・2年・C)O33-D72:105本
8位 #88南木貴之(東京成徳大・4年・PF) O27-D75:102本
9位 #2綿貫 瞬(神奈川大・3年・G) O23-D72:95本
10位  #18菊地庸広(立教大・2年・F) O25-D62:87本

MVP #5成田拡明(國學院大・4年・C)

新人王 #9大山耕治(神奈川大・1年・G・甲府西)
「リーグ前半のできは全然だめでしたけど、玉川大戦と駒澤大戦で気持ちを切り替えて、たまたま後半戦で活躍できたのでこういういい結果が取れたと思います。ホントは今すぐ2部に上がりたかったですけど、もうしょうがないので…来年は絶対2部に上がりたいと思います」

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