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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.10.18 (Sat)

10/18 関東大学2部リーグ 最終週 明治大VS筑波大 第1戦

激闘を制したのは筑波大!
入れ替え戦の切符獲得に向けて一歩前進

明治大71(23-19,8-22,25-15,15-22)78筑波大
081018TSUKUBA.jpg昨年、両チームはあと一歩のところで入れ替え戦出場を逃した。そのため、1部昇格にかける思いは強い。

入れ替え戦進出のためには2勝が絶対条件。だからこそこの第1戦の重さを両者とも感じていた。試合は終始「気持ち」が見えた熱いゲームだった。「負けたくない」という思いが伝わり、会場も大いに沸いた。互いに一時は10点前後のリードを奪われる展開となったが、粘りに粘って接戦へと持ち込んだ。

最後に勝利の女神が微笑んだのは筑波大。入れ替え戦出場へ向けて一歩前進した。

写真:勝利の瞬間、筑波メンバーが抱き合った。

※試合のレポートと筑波大・中務選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【GAME REPORT】
081018KATAMINE.jpg明治大は#24岩澤(3年・SG)がスタートを起用。筑波大#13片峯(3年・G)に相対する。試合開始早々、若干軽かった笛で片峯が2ファウルでベンチへ。筑波大に暗雲が立ち込める。片峯と替わって入ってきたのが#34田渡(1年・G・京北)。入ってすぐはアジャストしきれず、明治大#24岩澤、#31駒水(2年・C)の3Pなどで得点され、15-6と大きくリードを奪われる。だが、筑波大は#31梁川(4年・G)の連続得点で対抗。終盤にかけては、明治大にファウルが多く、筑波大はフリースローを得る。もらったフリースローを着実に決めていき、4点差まで詰め寄る。

2Qの先制点は筑波大#31梁川のジャンプシュートだった。その後、梁川のドライブと速攻、#5中務のリバウンドシュートなど筑波大が4連続得点で一気に明治大を逆転。その間、明治大は無得点に終わってしまうが、逆転された後は#21川崎(3年・F)、#3金丸英悟(3年・PF)ゴール下で得点し、一進一退の攻防を繰り広げる。だが、徐々に流れを掴んでいったのは筑波大だった。#13片峯のアシストから#5中務、#32木村(4年・C)のインサイド、とどめは明治大のミスから#31梁川が超高速速攻を決めて6点差。明治大はたまらずタイムアウト。それでも筑波大の勢いは止まらない。#47富田(4年・F)の連続得点と筑波大のディフェンスが光って10点差まで広げる。その間もノーゴールだった明治大は2回目のタイムアウトを取らざるをえない。結局、明治大は3分半無得点。筑波大に10点のリードを奪われる格好に。

ハーフタイム、明治大の円陣からは塚本コーチが選手に喝を入れた。「絶対に負けたくない」。そんな気持ちの表れだった。その後の3Q。それに触発されたのか、明治大が粘る。ここまで筑波大#5中務に抑えられていた明治大#14金丸晃輔(2年・SG)の得点を皮切りに、#3金丸英悟のジャンプシュートや#24岩澤の3Pなど5連続得点。その間に筑波大はフリースローの2得点しか奪えず、開始4分半で1点に詰め寄られる。筑波大たまらずタイムアウト。その後、筑波大は#32木村、#5中務、#31梁川の4年生3人が粘って、再びリードを広げる。今度は明治大がタイムアウト。ここからは3点差を行き来する展開に。試合が動いたのは残り19秒。#3金丸英悟がシュートを決めた際に負傷。立ち上がれず、退場となってしまう。金丸はここまで筑波大インサイド陣に対して懸命に体を張ってきた選手。インサイドの柱を失った明治大は、一瞬不安の色を見せる。そこで奮闘したのが同じ3年生で、ここまで当たりの来なかった#21川崎だった。金丸のバスケットカウントのフリースロー1本を決めて3点差。さらに残り4秒で3Pを沈めた川崎。この3Pで明治大は筑波大に追いついた。56-56。試合は振り出しに戻った。

081018NAKATSUKA.jpg4Qの残り7分35秒。その前のディフェンスで筑波大を守りきった明治大は、#19田村(1年・PF・洛南)の3Pで逆転に成功する。だが、筑波大も#13片峯が決め返し、譲らない。1プレーに気持ちが見える。「絶対に負けたくない」そんな気持ちが両チームの選手が前面に見える。シュートにしても、リバウンドにしても、全てが必死。2点決められたら、2点を決め返す。そんな熱いプレーの数々に会場も沸いた。
残り3分10秒、#35岸本(1年・PG・興南)のファウルで明治大のチームファウルは5つに。その後、明治大はファウルが続き、筑波大にフリースローを与えてしまう。筑波大はここから試合終了までで8本のフリースローを全て決める。対する明治大は#19田村のシュートで応戦。最後まで追いすがる。だが、残り1分を切ってフリースローや#32木村のインサイドで得点を重ねていかれてしまう。結局、明治大は残り2分10秒の#19田村の3Pを最後に無得点に終わった。最終スコアー、78-71。筑波大が入れ替え戦出場に望みをつないだ。

ポイントとなったのはやはりガードの差。そして明治大#14金丸と筑波大#5中務のマッチアップだった。金丸がシュートを打っても、中務の高い身体能力ですぐさま阻止。ボールも持たせてもらえず、リーグ戦最少得点の17点に留まった。スタート5人が2桁得点するも、随所で見られた無得点の時間帯。これが筑波大にリズムを作った一要因でもあった。対する筑波大もスタート5人が2桁得点。そして、何より中務が長時間自分の仕事ができたことが大きい。ここまでなかなか自分の仕事ができなかった中務。しかし、大事な場面ではしっかりと仕事をしてくれた。彼のディフェンスもまた筑波大勝利に大きく貢献した。
国士舘大が順天堂大に勝利したことにより、筑波大の入れ替え戦行きはまだ決まっていない。激闘を制した筑波大だが、本当の勝負は2戦目。2戦目も筑波大は自らのバスケットを展開し、明治大に勝利することができるか。入れ替え戦の切符を手に入れ、笑顔でリーグを締めくくることができるか。答えはすぐに出る。



【INTERVIEW】
081018NAKATSUJA2.jpg◆#5中務敏宏(筑波大・4年・F)
彼に課せられた仕事は、彼にしか出来ない。
大学バスケ界で唯一、金丸を抑えられる選手と言われる。この日も金丸を17得点に抑える活躍で筑波大勝利に大きく貢献。第2戦も勝利の鍵は中務が握っているといっても過言ではない。


-試合前、チームとしてここをポイントに、というのはありましたか?
「伊與田(#6)が試合にでるかどうか分からなかったので、それに対してどう守るか。出ても出なくても金丸(#14)以外のところでどう止めるか。それをこの1週間ずっとやってきたので、徹底するだけでしたね」

-金丸晃選手に対してですが。
「やはりすごいですよね。向こうが意識してくれているというのは前から聞いていたんですけど。今日は17点取られましたけど、あのステップバックから打たれて入れられるのは仕方ないので、止められる範囲だけ頑張ってついていきました。今日は…今日も?ラッキーです(笑)。明日また頑張って勝たないと意味はないですね」

-シュートを打たれてからでも反応できるのがすごいと感じました。金丸選手相手だからなのか、常にここまでできるのかというのは?
「そうですね。ディフェンスに関しては誰が相手でもこれぐらいはできなくてはいけないと思っています。ただ、金丸が1対1を仕掛けてくることが多いから、たまたま自分が目立つ感じになっているとは思います。でも挑んでくれるのはありがたいことなので、そこは頑張ることで応えたいですけど(笑)」

-でも中務選手が40分出場することがすごく大きいと思います。
「ディフェンスができるようになったなと思うのは去年のインカレあたりからなんですよ。励さん(07卒・木村励)にいろんなことを教えてもらいました。シューターに対してはこうつくんだ、ドリブルが好きな奴はこうだ、と教えてもらってそれがやっと体に浸透して表現できるようになったのがあのあたりです。たまたまそれで金丸とマッチアップで結果を出していけたので、そういう意味ではすごい先輩のおかげだなと思います」

-前半リードして後半の指示は?
「まだ半分きただけだったのでもう1回やろうというだけです。前半やったディフェンスを最初からもう一度やっていこうと。でも出だしにシュートを決められてそれがすごいダメだったんですけど、そこから崩れずもう一度自分たちのバスケットをできたのが大きかったと思います。4Qに振り出しに戻った時も同じです」

-最初にファウルトラブルになるのでは、という部分もありましたが。
「片峯(#13)が2つやって、理(#32木村)も危なくなったけど、4Qにはおさまってくれたのでなんとか。それに片峯のかわりに#34田渡(1年・G・京北)がよくつないでくれたと思います。それは大きかったです」

-今日は速攻も多かったと思いますが。
「向こうは伊與田がいなくて早い展開ができなかった。こっちはリバウンドを頑張って走れというのがあったと思います。リーグの最後に来て走れたのは入れ替え戦にもつながるし、すごい良かったなと思います」

-とはいえまだ1勝ですね。
「明日勝たないとダメなので。夏からずっとやってきたことをやりたいなと。今日の勝ちは今日の勝ち。明日勝たないと意味がないことはみんな分かっているので、ディフェンスから粘って走ってリバウンドを取って、やるだけです」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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