FC2ブログ
2024年04月 / 03月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫05月


サイトを移行しました。現サイトはアーカイブとして継続してご覧いただけます。
http://bojweb.com

2008.10.17 (Fri)

1部総括vol.2(9/28~10/12)

最終週の攻防、優勝争いは青学大と東海大に
入れ替え戦は日本体育大・大東文化大・中央大の三つ巴

081016arao.jpg関東大学リーグもいよいよ残るところ1週、大詰めとなった。まだ優勝、入れ替え戦ともにチームは決定していない。最終週が正に総決算となる。

優勝争いに1歩リードしているのは青山学院大。2敗で東海大が続く。優勝はこのどちらかに絞られたが、東海大には自力優勝はない。青学大が逃げ切るかどうかが優勝争いのポイントだ。

また、入れ替え戦を巡る争いも熾烈だ。こちらは日本体育大・大東文化大・中央大にしぼられた。中央大・大東大は今期1部に復帰したばかりだが苦しい戦いが続く。また、歴史と伝統を誇る日本体育大が入れ替え戦の瀬戸際に立っている。昨年はギリギリで回避したが、今年はそううまくいくかどうか。大学バスケの歴史を握る最終週となろう。


■最終週を残しての勝敗
青山学院大 11勝1敗
東海大   10勝2敗
専修大   9勝3敗
日本大   8勝4敗
法政大   5勝7敗
中央大   2勝10敗
日本体育大 2勝10敗
大東文化大 1勝11敗

[続きを読む]

優勝争いは青学大が一歩リード
東海大にもまだ一縷の望みは残る

081016nakahama.jpg1997年と1998年、日本体育大が全勝優勝で2連覇を達成してからリーグ戦無敗で優勝を成し遂げたチームはない。それほど全勝優勝というものは難しいのだ。上位と下位にくっきり勝敗が分かれた今期、5週目まで無敗で勝ち進んでいた青山学院大。他に追随するチームは少なく、このまま全勝優勝も夢ではないと思われていた。5週目、専修大はあと少しというところまで青学大を追いつめたが届かなかった。しかし6週目、遂に東海大が青学大を阻止する1勝を達成する。余談だが、2005年に青学大が13勝1敗で優勝した時にも土をつけたのは東海大だった。専修大、東海大との戦いは圧倒的と思われた青学大にもまだつけ込む余地は多いと感じさせられる内容だった。とはいえ、青学大が優勝に一番近いチームであるのは間違いない。東海大は今期調子の良くない日本大に痛い一敗を喫している。それさえなければ青学大とは得失点差で上にいくことができた。悔やまれる敗戦だ。

1敗を守る青学大の最終週の相手は日本大。東海大、専修大から1勝ずつあげており侮ってよい相手ではないが、怪我人も多くチームが機能しているとは言い難い今期の日本大。油断さえしなければ2勝は固い。反対に2敗の東海大と3敗の専修大は直接対決の結果で順位が変わる可能性があるが、専修大は2勝しても11勝。仮に青学大と並んでも直接対決で負けているために最高で2位となる。また、東海大が優勝するには2勝が絶対条件だ。

●優勝の条件
青学大は2勝で自力優勝、1勝1敗の場合は東海大が1勝1敗が条件
東海大は自らが2勝かつ青学大が1勝1敗の場合優勝



日体大は入れ替え戦に赤信号
3校に絞られた下位争い

081016miyamura.jpg上位争いより複雑なのは下位争いだ。昨年は5勝しても入れ替え戦を回避できなかったが、今年は1勝、2勝のチームが三つ巴となり下位であえいでいる。

中央大は限られた戦力でなんとか2勝。できることは多くないが、それでもディフェンスの粘りで意地を見せている。自力回避のない大東文化大は下級生中心のチームが苦戦の理由だ。能力は豊かだが上級生が少なく、経験値が足りないのが惜しい。できれば1、2年生をじっくり1部で育てたいところだが、勝負の世界はそう甘くない。この両者が最後に決戦を行う。順位を争う日体大とは1勝1敗、得失点差も0だがゴールアベレージでは日体大が上のため、大東大は中央大に2勝し、かつ結果待ちとなる。中央大も同様に2勝が条件、日体大の結果待ちだ。

そして、入れ替え戦進出自体があり得ないとされる日本体育大がカギを握る。こちらは法政大との対戦を残す。例年通りスタートは悪かったが、終盤帳尻を合わせた法政大は既に入れ替え戦争いとは無縁だ。日体大は中央大と1勝1敗だが得失点差で負けているため、自らの2勝、かつ中央大が1勝1敗なら回避となる。
これまで2部はないとされてきた日体大だが、実は1955~57年の連盟が分かれていた時代に2部を経験している。リーグが分かれている特殊事情でしかも50年以上も前となれば想像もつかないが、それでも入れ替え戦進出は日体大にとっては決してあってはならないこと。だが、前半リードしても後半逆転される勝負弱い面がここまで来させてしまった。法政大は簡単な相手ではない。日体大の意地を見せることができるかどうか、大学バスケの歴史がかかっているといって過言ではない。

●入れ替え戦回避条件
2敗は即入れ替え戦行きを意味する。
中央大 2勝で自力回避、1勝1敗の場合は日体大の1敗が必要
大東大 2勝して日体大の2敗が必要
日体大 2勝して中央大の1敗が必要



関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  09:47  |  2008リーグ戦1部  |  Top↑
 | BLOGTOP |