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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.10.04 (Sat)

10/4 関東大学リーグ3部 第5週 第1戦 國學院大VS東京成徳大

成徳大、全員バスケで首位を追い詰めるも
國學院大#33杉本の3Pで勝敗決す


國學院大 92(18-17,18-24,33-23,23-18)82 東京成徳大
081004seitokuall笛が軽かった。バスケットで最も大事な流れが切られてしまう。トランジションが持ち味の國學院大からは自分達らしいプレーが出せないフラストレーションが感じられた。対する東京成徳大もサイズにハンデがある中で前半から3ファール、4ファールの選手が続出する状況は苦しかっただろう。

だが、それも試合の1部。4Qラスト5分、75-70からシュートチャンスを生かしきれない東京成徳大に対し、#33杉本が2本連続で3Pを決めた國學院大が勝利を収めた。

写真:「皆で!」と円陣を組む東京成徳大

※詳しいゲームレポートと東京成徳大・鎌田選手、國學院大・杉本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【GAME REPORT】
081004yoshioka國學院大は先週替えたスタートを元に戻し、平均187cmのビッグオーダーで臨んだ。だが、なかなかそのメリットを生かせず、開始5分で7-7と重い立ち上がりとなる。それでも東京成徳大が早々とファールトラブルに陥ったことから、連続してフリースローを獲得。15-7までリードする。このまま國學院大の流れで落ち着くかと思われたが、成徳大は代わって入った#1鎌田(4年・G)がルーズボールから3Pを決めると、#7石川(3年・G)も続き、18-19と逆転に成功。2Qに入ってもこの流れは続き、26-27で迎えた残り5分、成徳大が國學院大のお株を奪うような速攻で一気に26-33として國學院大をタイムアウトに追い込んだ。

何かが違う―。入りはあまりいいとは言えない國學院大だが、ここまで引きずることはない。会場の空気も変わり始めたが、ここで畳み掛けたかった成徳大は得点源の#18本多(2年・F)が4ファール目となってしまい、トーンダウン。一方の國學院大は#70大熊(3年・F)が3P、#24村田(2年・F)がバスケットカウントを沈め、何とか、という印象で36-41まで詰めて前半終了とした。

ここまで首位の國學院大としては、相手がどこであってもリードを許したまま2Qも終えるというのは想定外のことだろう。ハーフタイムの間、長く選手同士で話し合っていた。何より自分たち自身で崩れてしまうことへの危惧が感じられたが、「絶対、大丈夫」と声を掛けてコートに入ったキャプテンの#1須永(4年・G)がスティールから速攻を決める。さらに#5成田(4年・C)のインサイド、#37井上(4年・SG)の3Pも決まり、3Q開始2分で46-44と逆転した。

081004kokugakuinだが、須永の言葉通り、とはまだ言い切れなかった。ここでも成徳大はルーズボールや國學院大のシュートミスをアウトサイドシュートにつなげ、3-5点差の攻防が続く。國學院大は3Qの終盤には再びフリースローを量産するが、テンポを作っていた#1須永も4ファールでベンチに下がらざるを得なくなり、69-64と5点差のままついに4Qを迎えることになった。

ここまで、ディフェンスにリバウンドにと全員で頑張ることでくらいついてきた東京成徳大にとっては大きなチャンスだったが、ここにきてファールの累積がじわじわと響き、#1鎌田がファールアウトするなど苦しくなってくる。それでもリバウンドに飛び込んでシュートチャンスを得るが、3Qまで要所で決まっていた3Pシュートが決まらない。残り5分75-70から点数が止まる間に、國學院大が確実に加点。80-70と初めて2桁差となる。それでも成徳大はタイムアウトを取ると、#10白瀬(3年・FC)のバスケットカウントで再び5点差まで詰めるが、ラスト2分、國學院大#33杉本(2年・G)の3Pシュートがスウィッシュ。さらに同じところからもう1本決まると、これ以上成徳大に追い上げる力は残っていなかった。92-82。成徳大にとっては、最後の大事な場面で決めきれなかったのが悔やまれる結果となった。



081004kamata◆#1鎌田晃輔(東京成徳大・4年・主将・G)
キャプテンらしいキャプテンだ。
「自分よりチーム」、「後輩が成長できるように」…。
自身は体調によってプレータイムが限られるが、コートの外でも大きな声を出していた。
残り5試合、チームに大事な“何か”を残そうとしている。



―最後まで競った試合でしたが、試合が終わった今どう感じていますか?
「いやー…勝てたっすね、ほんとに。やっぱり強いチームとやるときは、1つのミスがすごく大きくなってくる。それを詰めていかないと、最後こういう展開になっちゃうんだなって思いました。でも自分たちの中では結構いいゲームができているから、明日もう1回勝負して、勝ちたいですね」

―現在首位の國學院大と競れた要因はなんでしょうか?
「自分たちが点数を取れないときにもしっかりディフェンスを頑張って、相手のミスを誘えたのが大きいと思います。やっぱり点が止まっているときに離されるときついので、それは明日の2戦目でもう1回やらないといけないことの1つです」

―ただ、4Qは相手のミスを誘って得たシュートチャンスで決めきれず、追いつききれない結果になってしまったのではないでしょうか。
「そうですよね…。なんだろう、若いんでしょうねやっぱりうちは(苦笑)。でも若いなりのプレーもあると思うから、皆元気よくやりながらも、リーグももう後半なので成長できるようにもやっていかなければと思います。リーグの最初よりはだいぶよくなってきていて。あとはもっと勝つんだって気持ちを出すことと、1つ1つのプレーを丁寧にやることができればもっといいチームになると思います」

―確かに、3Qまでは丁寧にシュートを打てていましたね。
「はい。ただ、それを続けられないのが強いチームと弱いチームの差かなって思います」

―さらに、大事な最終Qに主将である鎌田選手がコートにいられなかったのも大きかったと思います。ベンチからはどんな声を掛けていたんですか?
「最後は、点差は5点くらいありましたけど、まだ時間があるから最後までやろうって。勝っても負けても、明日につながらないゲームをしてしまったらそこで終わりだから、それを意識してもらいたいと思っていました。今日は皆それを徹底できて、ベンチの皆もよく声も出してくれたので自分達のバスケットができたと思います」

―降格回避に向けては、なんとしてもここで1勝あげたいですね。
「そうですね、それか江戸川が玉川に勝ってくれるか…なんて考えたらだめですよね(笑)。江戸川のキャプテン(#1山口)は同じ高校(市立柏高)の友達なんですよ。あと駒澤(#28井上)もそうで。だから駒澤と江戸大にだけは負けたくなかったんです。今週の國學院だって須永(幕張総合高)も千葉でよくやった相手だから負けたくなくて。これまでうちは2戦目があまりよくなかったんですが、明日はほんとに勝ちたいと思います」



081004sugimoto ◆#33杉本慎太郎(國學院大・2年・G)
勝負強さと落ち着き。
1年生のときから定評があった2つの長所に、さらに磨きがかかっている。
先週の立教大戦に続いてこの成徳大戦でも勝負を分ける3Pを決めた。
その一方、ビッグオーダーのときはPGを務め、周りがフラストレーションをためないよう気を使っている。
「2部と3部は全然違う。2部に戻りたい」
まだ2年生。2部の舞台で多くの人に見てもらいたい選手の1人だ。


―今日は最後まで競った展開になりましたが、何が要因だったと思いますか?
「うちの入りが悪かったのと、ディフェンスですね。入りはいつもあまりよくないんですけど…気持ちがないわけではないんですよ。なんだろうな、5人がうまくかみ合わなかったり、ミスが多かったりしてしまう。明日の2戦目は改善できるよう頑張らないといけないですね」

―入りでリズムを作れないまま前半を終え、ビハインドで迎えたハーフタイムにはどんな話をしたのですか?
「前半は、ビハインドになっていることや、そのせいにしちゃだめなんですけどジャッジだったりに皆いらいらしてしまっていて、自分のことばかり考えてしまっていたんです。その状態でよくひっくり返せたと思いますけど、それはハーフタイムに、やっぱりもっと意思統一して皆で勝とう、普通にやろうって切り替えられたからだと思います」

―終盤まで大きな点差はつけられなかったものの追いつかれることはなく、最後に杉本選手の3P2本で勝負が決まりましたね。
「あれはもう最初から狙っていました。本当は外で点を取るのはあまりよくないんですが、1本目が入ったときに、もう1本行けるなという感じだったので。自分のリズムで、打ったら入るなって感覚で。ここで突き放したいと思っていたので、打ったら、入っちゃいました(笑)」

―勝負強いですね(笑)。今シーズンは、PGの選手をシックスマンにして、サイズのある5人をスタートにしていますが、何に気を付けてプレーしていますか?
「そのときは自分が1番なので、点数を取るというよりも周りをよく見てパスを出す。どっちかというと自分はめっちゃ攻めたいってタイプなんですけど(笑)、その気持ちを抑えて、周りを生かせるように。…と言ってもまだまだ勉強中という感じなんですけど」

―それでも、いい意味であまり表情を変えない杉本選手が1番でいると、チームも落ち着くように見えます。
「試合中は、自分が落ち着いて、周りをまとめるにはどうすればいいかなって考えています。例えば誰かがファールしちゃったときにドンマイって声を掛けるだけでも、チームがイライラしないでできるんじゃないかなと思うので」

―それはやはり2年生になってから考えるようになったのですか?
「そうですね。去年は『勝てればいい』みたいな感じでやっていましたが、今年は本当に『負けられない』っていう思いが強い。去年とは全然違います。1番で出ている限り、引っ張っていかなきゃいけないっていうのも強いですし。去年はほんとにがむしゃらで、頑張って頑張って頑張るみたいな(笑)感じでしたけど、出る以上はしっかりやらないといけないと思っています」

―では、試合に出る立場としては、2戦続けてこういった試合には…
「絶対しない。ように切り替えて。今日のことは忘れて、また明日ディフェンスから頑張っていきたいです」

―その先には駒澤大、神奈川大と入替戦に向けて手強い相手が続きます。相手は“もう負けられない”とぶつかってくることを考えると、さらに気が抜けないのでは?
「僕らも、入替戦までチャレンジャーで臨もうって皆で話しているので、気持ちに関しては大丈夫だと思います。先を見過ぎてしまうとどうなるかわからないので、まず駒澤に2勝する。そうすれば1位通過もぐっと近づきますし。そして同じように神大戦も集中してやって、入替戦に向かっていきたいです」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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