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2008.09.28 (Sun)
9/28 関東大学1部リーグ 第4週 日本大VS法政大 第2戦
大胆なメンバーチェンジに出た日本大が接戦を制す
法政大は終盤の失速で連勝ならず
日本大67(17-21,15-18,22-15,13-6)60法政大
第1戦で法政大に敗北し2敗目を喫した日本大。だがこの敗けは優勝へ遠のくという意味以上に、日本大が自分たちのプレイができていないという苦しいチーム事情が表面化したものとなった。その日本大はスタメンを3人も代えるという大胆な策に打って出る。一方序盤戦に負けが込むも徐々に調子を上げつつある法政大。
ゲーム開始から前日同様法政大ペース。法政大はこの日好調の#91落合(3年・PF)を中心に#3鈴木(2年・PG)や#11長谷川(1年・G・新潟商業)ら下級生の活躍で試合を優位に運ぶ。一方、日本大は#5中村(3年・C)が完全に#91落合に抑え込まれ波に乗り切れない。だがこの日スタメンに抜擢された#21熊(1年・C・福岡第一)の23点13リバウンドや#9篠原(4年・F)の3本の3Pなど期待に応える活躍で粘りを見せ、第3Qに同点とする。最終Qには法政大がわずか6点しか奪えず失速したことも手伝い、日本大が苦しい中でもなんとか勝利を手にした。
※試合の詳しいレポートと法政大・落合選手のインタビューは「続きを読む」へ。
ここまでいい戦い方ができていない日本大は#13篠山(2年・PG)、#23上江田、#11古庄(4年・C)から#8一色(3年・G)、#9篠原(4年・F)、#21熊(1年・C・福岡第一)をスタメンに起用するという大胆な策に出た。しかし序盤は法政大ペース。日本大は#9篠原(4年・F)のドライブで先制するも、法政大#3鈴木(2年・PG)に速攻ですぐに返されると、#27福田(4年・SG)の3Pや#91落合(3年・PF)のドライブと猛攻を仕掛けられ、開始3分半で6-11とされてしまう。さらには#91落合がマッチアップの#5中村(3年・C)を完全に抑え込み、そこから#39梅津(4年・C)の速攻に繋げるなど完全に法政大ペース。終盤、日本大は#9篠原の連続3Pで追い上げを見せ17-21でこのQを終える。
2Q、立ち上がりに日本大は#21熊(1年・C・福岡第一)、#10種市(3年・F)がインサイドを攻め同点。だが、法政大は#3鈴木の3Pに、#11長谷川(1年・G・新潟商業)がスティールから速攻を決め、すぐにリードを築く。日本大は#21熊のポストプレイや#9篠原の3Pで追撃するも、法政大#91落合の連続得点で追いつけない。なおも法政大はこの日好調の落合がドライブからフリースローを獲得し、それを2本とも決め前半を32-39とリードして終える。
もっとも気をつけたい後半の立ち上がり。日本大はシュートミスから法政大#11長谷川に速攻を許すと、続いて#27福田にもフェイダウェイを決められてしまう。日本大は#10種市の速攻や#5中村の得点で返すも、#11長谷川の3Pや#27福田のスティールから速攻を決められ10点差。だがこの日の日本大は粘りを見せる。まずは#10種市の3Pで返すと、#21熊がバスカンで続き5点差。すぐさま法政大も#11長谷川のジャンプシュートで返すが、#10種市のドライブや#5中村のポストプレイでとうとう法政大の尻尾を掴む。54-54で最終Qへと突入する。
4Q、両者インサイドの得点が決まるもなかなかリズムが生まれず単発となってしまう。だが日本大は24秒ぎりぎりに#18渡部(1年・G・能代工業)がジャンプシュートを決めると、続いて#10種市がフリースローを1本決め残り5分で4点のリード。この後互いにミスなどから2分間無得点というこう着状態が続く。法政大は#91落合の得点で詰めれば、日本大は#9篠原が返し4点の均衡は破れない。そのまま試合は残り1分。心理戦ともいえる緊迫した状況で#10種市が放った3Pはリングに弾かれ法政大ボールへ。しかし、法政大#11長谷川が狙った3Pも弾かれると、日本大はとうとう均衡を破り、#10種市が速攻を決め6点差。法政大は続くオフェンスでも#3鈴木が3Pを外し、ファウルゲームへ行くもそのまま試合は終了。67-60で日本大が復活を遂げ勝利を手にした。
◆#39落合知也(法政大・3年・PF)
―今日の試合を終えて。
「いやー、勝てる試合だったと思うんですけど。でも負けちゃったんで、来週の試合から負けられないんで、切り替えてます」
―敗因はなんだと思いますか?
「後半の失速というか、みんな元気無くなっちゃって。ばててはないと思うんですけど、後半の集中力が続かなかったっていうのかな、というのはありますけど」
―昨日の試合でせっかくいい雰囲気でできていたのに、勿体無い感じがしますね。
「そうですね。昨日の勢いでいきたかったんですけど、…なんか失速しちゃいました(苦笑)」
―それは法政に気分屋が多いからですか?(笑)
「そうですね。うちらしいっちゃ、うちらしいんですけど」
―昨日の途中で脚を接触してベンチに下がりましたが怪我は大丈夫ですか?
「いや、でも怪我はどうですかね?大丈夫だと思いますね」
―信平選手(#23)もベンチスタートですが。
「今1年の長谷川(#11)がスタメンで出てるじゃないですか。アイツは1年生だしキャリアもないから、それだったら長谷川を最初に出して思いっきりやらせて、流れ悪くなったらノブ(信平)の方がいいっていうのが多分作戦なんじゃないかなと」
―今日の中村選手(#5)とのマッチアップはいかがでしたか?かなり抑えていましたが。
「あれだけ重い選手を相手にするのはやっぱり脚に来るんで。俺自身後半はずっとパワー勝負してたんで、脚に結構来ちゃいました」
―専修大の張選手(#20)であったり、日本大の中村選手(#5)など、落合選手とは体格差がありますが、それでも守れるのはなぜでしょうか?
「あれはでもコツですね! 多分コツだと思うんですよ。体重差は結構あるんですけど、…何なんですかね?(笑)なんかわからないですけど、一応から普段トレーニングしてるんで。個人的にジムは通ってますよ」
―裏打ちされたものがあったんですね。
「それは俺も信じたいですね!トレーニングしてるから身体が強くなっていっているって言うのは」
―昨年のリーグ戦で落合選手自身はすごく成長を遂げましたが、下級生の長谷川選手(#11)や鈴木選手(#3)に何か言ったりしますか?
「言ってますね。やっぱり俺も去年卒業した4年生にどんどんやれって言われて、気持ちよくできたんで。先輩からそういう風に言われるのは後輩は嬉しいと思うから。やっぱり(試合中は)緊張しちゃうと思うし、先輩にも遠慮しちゃうと思うんですよ。実際俺も遠慮してたから。だから先輩がそういう風に言ってくれるっていうのは自分自身嬉しかったから、俺もやっぱ鈴木とか長谷川にも言っていきますね」
―下級生の中でも鈴木選手(#3)は土浦日大高校の後輩ですね。
「あいつはもう高校からやっているんで、やっぱり全部わかるんで。向こうも俺のやりたいことがわかるんで」
―インサイドのパートナーを組む梅津選手(#39)については? ローポストの落合選手とミドルレンジの梅津選手は相性がいいんじゃないですか?
「やっぱり梅ちゃんも責任感じゃないですけど、昔は気持ちが途中で折れちゃうときがあったんですけど、最近は声出して頑張っているし。俺も梅ちゃんに声かけて集中力切らないように、盛り上げるように気を使ったりしてますけど。やっぱり俺がローポストを攻めて、梅ちゃんにパスしてシュートみたいなコンビプレイが結構やりやすいんで。そういう部分はこれからもどんどん出していきたいと思いますね」
―優勝は無理な状況ですが、今のチームの目標というのは?
「とりあえず入れ替え戦には行かないようにっていうのが目標なんで。これからは下位チームとの対戦じゃないですか。そこはもう負けられないんで、そこはみんなに集中するぞって声かけていって、チーム一丸となってこれからは全勝したいですね」
法政大は終盤の失速で連勝ならず
日本大67(17-21,15-18,22-15,13-6)60法政大
第1戦で法政大に敗北し2敗目を喫した日本大。だがこの敗けは優勝へ遠のくという意味以上に、日本大が自分たちのプレイができていないという苦しいチーム事情が表面化したものとなった。その日本大はスタメンを3人も代えるという大胆な策に打って出る。一方序盤戦に負けが込むも徐々に調子を上げつつある法政大。
ゲーム開始から前日同様法政大ペース。法政大はこの日好調の#91落合(3年・PF)を中心に#3鈴木(2年・PG)や#11長谷川(1年・G・新潟商業)ら下級生の活躍で試合を優位に運ぶ。一方、日本大は#5中村(3年・C)が完全に#91落合に抑え込まれ波に乗り切れない。だがこの日スタメンに抜擢された#21熊(1年・C・福岡第一)の23点13リバウンドや#9篠原(4年・F)の3本の3Pなど期待に応える活躍で粘りを見せ、第3Qに同点とする。最終Qには法政大がわずか6点しか奪えず失速したことも手伝い、日本大が苦しい中でもなんとか勝利を手にした。
※試合の詳しいレポートと法政大・落合選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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■GAME REPORT■
2Q、立ち上がりに日本大は#21熊(1年・C・福岡第一)、#10種市(3年・F)がインサイドを攻め同点。だが、法政大は#3鈴木の3Pに、#11長谷川(1年・G・新潟商業)がスティールから速攻を決め、すぐにリードを築く。日本大は#21熊のポストプレイや#9篠原の3Pで追撃するも、法政大#91落合の連続得点で追いつけない。なおも法政大はこの日好調の落合がドライブからフリースローを獲得し、それを2本とも決め前半を32-39とリードして終える。

4Q、両者インサイドの得点が決まるもなかなかリズムが生まれず単発となってしまう。だが日本大は24秒ぎりぎりに#18渡部(1年・G・能代工業)がジャンプシュートを決めると、続いて#10種市がフリースローを1本決め残り5分で4点のリード。この後互いにミスなどから2分間無得点というこう着状態が続く。法政大は#91落合の得点で詰めれば、日本大は#9篠原が返し4点の均衡は破れない。そのまま試合は残り1分。心理戦ともいえる緊迫した状況で#10種市が放った3Pはリングに弾かれ法政大ボールへ。しかし、法政大#11長谷川が狙った3Pも弾かれると、日本大はとうとう均衡を破り、#10種市が速攻を決め6点差。法政大は続くオフェンスでも#3鈴木が3Pを外し、ファウルゲームへ行くもそのまま試合は終了。67-60で日本大が復活を遂げ勝利を手にした。

―今日の試合を終えて。
「いやー、勝てる試合だったと思うんですけど。でも負けちゃったんで、来週の試合から負けられないんで、切り替えてます」
―敗因はなんだと思いますか?
「後半の失速というか、みんな元気無くなっちゃって。ばててはないと思うんですけど、後半の集中力が続かなかったっていうのかな、というのはありますけど」
―昨日の試合でせっかくいい雰囲気でできていたのに、勿体無い感じがしますね。
「そうですね。昨日の勢いでいきたかったんですけど、…なんか失速しちゃいました(苦笑)」
―それは法政に気分屋が多いからですか?(笑)
「そうですね。うちらしいっちゃ、うちらしいんですけど」
―昨日の途中で脚を接触してベンチに下がりましたが怪我は大丈夫ですか?
「いや、でも怪我はどうですかね?大丈夫だと思いますね」
―信平選手(#23)もベンチスタートですが。
「今1年の長谷川(#11)がスタメンで出てるじゃないですか。アイツは1年生だしキャリアもないから、それだったら長谷川を最初に出して思いっきりやらせて、流れ悪くなったらノブ(信平)の方がいいっていうのが多分作戦なんじゃないかなと」
―今日の中村選手(#5)とのマッチアップはいかがでしたか?かなり抑えていましたが。
「あれだけ重い選手を相手にするのはやっぱり脚に来るんで。俺自身後半はずっとパワー勝負してたんで、脚に結構来ちゃいました」
―専修大の張選手(#20)であったり、日本大の中村選手(#5)など、落合選手とは体格差がありますが、それでも守れるのはなぜでしょうか?
「あれはでもコツですね! 多分コツだと思うんですよ。体重差は結構あるんですけど、…何なんですかね?(笑)なんかわからないですけど、一応から普段トレーニングしてるんで。個人的にジムは通ってますよ」
―裏打ちされたものがあったんですね。
「それは俺も信じたいですね!トレーニングしてるから身体が強くなっていっているって言うのは」
―昨年のリーグ戦で落合選手自身はすごく成長を遂げましたが、下級生の長谷川選手(#11)や鈴木選手(#3)に何か言ったりしますか?
「言ってますね。やっぱり俺も去年卒業した4年生にどんどんやれって言われて、気持ちよくできたんで。先輩からそういう風に言われるのは後輩は嬉しいと思うから。やっぱり(試合中は)緊張しちゃうと思うし、先輩にも遠慮しちゃうと思うんですよ。実際俺も遠慮してたから。だから先輩がそういう風に言ってくれるっていうのは自分自身嬉しかったから、俺もやっぱ鈴木とか長谷川にも言っていきますね」
―下級生の中でも鈴木選手(#3)は土浦日大高校の後輩ですね。
「あいつはもう高校からやっているんで、やっぱり全部わかるんで。向こうも俺のやりたいことがわかるんで」
―インサイドのパートナーを組む梅津選手(#39)については? ローポストの落合選手とミドルレンジの梅津選手は相性がいいんじゃないですか?
「やっぱり梅ちゃんも責任感じゃないですけど、昔は気持ちが途中で折れちゃうときがあったんですけど、最近は声出して頑張っているし。俺も梅ちゃんに声かけて集中力切らないように、盛り上げるように気を使ったりしてますけど。やっぱり俺がローポストを攻めて、梅ちゃんにパスしてシュートみたいなコンビプレイが結構やりやすいんで。そういう部分はこれからもどんどん出していきたいと思いますね」
―優勝は無理な状況ですが、今のチームの目標というのは?
「とりあえず入れ替え戦には行かないようにっていうのが目標なんで。これからは下位チームとの対戦じゃないですか。そこはもう負けられないんで、そこはみんなに集中するぞって声かけていって、チーム一丸となってこれからは全勝したいですね」
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