サイトを移行しました。現サイトはアーカイブとして継続してご覧いただけます。 http://bojweb.com |
2008.09.27 (Sat)
9/27 関東大学2部リーグ 第4週 第1戦
国士舘大が明治大に逆転勝利の大金星!
早稲田大は怪我人発生でピンチに
国士舘大がここまで無敗の明治大を逆転で破った。明治大は1Qで大量リードを得るが、後半巻き返されてブザービーターによる逆転負け、遂に土がついた。
また、早稲田大は得点ランキングベスト10に入り、平均21点を取っていたリーディングスコアラー、#11井手(2年・SG)が負傷により欠場。膝を痛めた#4赤沼(4年・F)も大事をとってベンチから動くことはなく、まとまりを見せ始めた白鴎大に破れ手痛い4敗目。逆に白鴎大は熱望していた1勝目をあげた。
中盤戦に入っても2部はますます先の見えない展開となっている。
筑波大が100点ゲームで順天堂大を下す
筑波大110(23-20,30-14,22-23,35-12)69順天堂大
順天堂大は、主将でエースの#4綿貫(4年・F)を負傷で欠く。だが、1Qは筑波大と互角の戦いを見せる。序盤こそ筑波大にリードを奪われる形となったが、その後は#10山本(3年・C)を中心に加点。終盤には得意の3Pも飛び出し、一気に差を詰める。23-20と3点ビハインドで終えた1Q。だが、2Q以降は筑波大に主導権を握られてしまう。筑波大は、#5中務(4年・F)の3Pや#31梁川(4年・G)のブレイクからのバスカンで得点を重ねていき、2Q開始2分で14点のリードを奪う。またディフェンスも激しさを増し、順天堂大から次々とミスを誘い、ゲームの流れを手中に収める。その後も筑波大はコンスタントに得点を重ねていき、ゲームの終盤になると笑顔も飛び出す。また、#99加納(1年・C・安城学園)の3Pや#32木村(4年・C)のドライブなどで会場を沸かし、100点ゲームと順天堂大を一蹴した。
最後は足が止まってしまった順天堂大だが、#4綿貫が不在の中でどのような戦いをすればいいのかということがわかった試合だったに違いない。インサイドでは#10山本、アウトサイドからは#5北村(4年・G)や#6渋谷(4年・C)が得点。また、自ら切り込んでいける#16八木(2年・G)はチームにとって貴重な得点源となっている。筑波大を追い詰めた1Q終盤のディフェンスはお見事。白星はないが、少しずつ明るい光が見えてきていることは事実。次週の白鴎大との一戦に向けても、第2戦もいいゲームがしたいところであろう。
写真:レイアップにいく筑波大・鹿野。
※順天堂大・八木選手のインタビューは「続きを読む」へ。
フラストレーションのたまる試合ながら、慶應大が圧勝
慶應義塾大107(28-13,23-20,26-16,30-25)74拓殖大
1人の選手が2つのアンスポーツマンライクファウルによる失格・退場。滅多にないこの現象から、笛に振り回された試合の一端を知ることができるだろう。
#21寒竹(4年・F)の欠場により暗雲が立ちこめた拓殖大だが、前週の戦いで早稲田大から1勝をあげ、寒竹なしでも戦えることを証明。一方、慶應大は全敗中の白鴎大に対して薄氷を踏むような勝利。拓殖大にもつけ込む隙はあるのではないかと思われた。
だが、試合は序盤から慶應大がリード。インサイドで#7岩下(2年・C)が圧倒的強さを見せ、好調なスタートを切る。しかし1Qの終了時に#16二ノ宮(2年・G)がアンスポーツマンライクファウルを取られたところから様子がおかしくなる。ささいな部分でトラベリング判定を受けたり、意識していない部分でファウルを取られたり、と笛とプレーのリズムの歯車が狂ってしまい、フラストレーションがたまる展開に。慶應大優位は間違いないが、なんとなくちぐはぐなままで試合が進行していく。拓殖大はポイントゲッターの#22松崎(2年・G)の得点が伸びない。#1宮城(4年・G)もベンチに下がりがちで、打開策がない。
慶應大は好調の#7岩下を中心に得点を重ねたが、4Qの半分を残したところで#16二ノ宮が2つ目のアンスポーツマンライクファウルを宣告される。しかも軽く手がひっかかった程度、さして深刻な場面でもなかった。ルールによれば2回記録されれば失格・退場となる。あまりない事例のせいか、慶應側も狐につままれたような状況になったが、すでに大勢がついた後、勝負には影響なく、そのまま慶應大が大量リードで7勝目をおさめた。
来週以降は上位校同士がしのぎを削る戦いが続く。この試合では勝敗に影響がなかったが、ジャッジに振り回されるような展開だけは避けたいところだ。また、選手もどんな笛であれ状況への素早い対応を常に考える必要があるだろう。
写真:37得点、10リバウンドの慶應大・岩下。
※明治大VS国士舘大は別途掲載します。
※早稲田大VS白鴎大は別途掲載します。
―試合前はどういった話を?
「リーグに入ってから今までの順大は調子が悪くて。だから、関東トーナメントのビデオを見直して、もう一回あの時の順大を取り戻そうってことになりました。ディフェンスから激しくして、とにかく走ろうって。あとは楽しくやろうって。順大は来週からが勝負なので、それに繋げようという気持ちでやりました。来週に照準を合わせるために、相手がどうこうではなくて、自分達のバスケをしようという話をしました」
―試合を振り返って、自分達のバスケができたと思いますか?
「できたと思いますね。ディフェンスもプレッシャーかけられたし。今までそれがなかったのでよかったと思います。ただ、後半は足が止まってしまいました。それが課題ですね」
―筑波はインサイドがしっかりしているチームですが、ガードとして、今日はチームメイトのセンター陣をどう使おうと思っていましたか?
「とにかくいつも通りって感じですね。2人中にいると狭いので、ハイポスト・ローポストで。あとはそこからアウトサイドシュートを打つみたいな感じでやれればいけると思っていたので」
―ガードとしてどのようなことを意識して試合に臨んでいますか?
「まだ2年生なんですけど、ガードとしてチームを引っ張るっていうか。とにかく雰囲気が悪くても、声出してやろうってことだけは僕でもやれることだし、元気出して頑張ろうって。とにかく自分にできることを精一杯やるつもりです」
―チームとしては未だ勝ち星がないですが、チームの状況はいかがですか?
「今は負けてるんですけど、これから頑張ろうってことで、とても雰囲気がいいです。だから今週の試合を綿貫さん(#4)抜きで、いる人だけで頑張ろうって言ってやっています。来週からはきっといい試合ができるはず!ミーティングでは、楽しんでやれっていうことを言われました。雰囲気が悪くなりそうなときは、とりあえず楽しめって。そういうことも来週に繋げていきたいです」
―明日へ向けて修正点をあげるとすれば?
「リバウンドですね。こっちは小さいじゃないすか。だから相手にオフェンスリバウンド取られてしまいました。明日はリバウンド取ってから速攻を出すみたいな形に持っていけたら」
―大東大にお兄さんがいますね。お話したりしますか?(※1)
「たまに(笑)。なんか大東も負け越してるらしくて…。ま、お互いに頑張れたらいいですね!」
※1 大東文化大・八木学生コーチ。
早稲田大は怪我人発生でピンチに
国士舘大がここまで無敗の明治大を逆転で破った。明治大は1Qで大量リードを得るが、後半巻き返されてブザービーターによる逆転負け、遂に土がついた。
また、早稲田大は得点ランキングベスト10に入り、平均21点を取っていたリーディングスコアラー、#11井手(2年・SG)が負傷により欠場。膝を痛めた#4赤沼(4年・F)も大事をとってベンチから動くことはなく、まとまりを見せ始めた白鴎大に破れ手痛い4敗目。逆に白鴎大は熱望していた1勝目をあげた。
中盤戦に入っても2部はますます先の見えない展開となっている。
筑波大が100点ゲームで順天堂大を下す
筑波大110(23-20,30-14,22-23,35-12)69順天堂大

最後は足が止まってしまった順天堂大だが、#4綿貫が不在の中でどのような戦いをすればいいのかということがわかった試合だったに違いない。インサイドでは#10山本、アウトサイドからは#5北村(4年・G)や#6渋谷(4年・C)が得点。また、自ら切り込んでいける#16八木(2年・G)はチームにとって貴重な得点源となっている。筑波大を追い詰めた1Q終盤のディフェンスはお見事。白星はないが、少しずつ明るい光が見えてきていることは事実。次週の白鴎大との一戦に向けても、第2戦もいいゲームがしたいところであろう。
写真:レイアップにいく筑波大・鹿野。
※順天堂大・八木選手のインタビューは「続きを読む」へ。
フラストレーションのたまる試合ながら、慶應大が圧勝

1人の選手が2つのアンスポーツマンライクファウルによる失格・退場。滅多にないこの現象から、笛に振り回された試合の一端を知ることができるだろう。
#21寒竹(4年・F)の欠場により暗雲が立ちこめた拓殖大だが、前週の戦いで早稲田大から1勝をあげ、寒竹なしでも戦えることを証明。一方、慶應大は全敗中の白鴎大に対して薄氷を踏むような勝利。拓殖大にもつけ込む隙はあるのではないかと思われた。
だが、試合は序盤から慶應大がリード。インサイドで#7岩下(2年・C)が圧倒的強さを見せ、好調なスタートを切る。しかし1Qの終了時に#16二ノ宮(2年・G)がアンスポーツマンライクファウルを取られたところから様子がおかしくなる。ささいな部分でトラベリング判定を受けたり、意識していない部分でファウルを取られたり、と笛とプレーのリズムの歯車が狂ってしまい、フラストレーションがたまる展開に。慶應大優位は間違いないが、なんとなくちぐはぐなままで試合が進行していく。拓殖大はポイントゲッターの#22松崎(2年・G)の得点が伸びない。#1宮城(4年・G)もベンチに下がりがちで、打開策がない。
慶應大は好調の#7岩下を中心に得点を重ねたが、4Qの半分を残したところで#16二ノ宮が2つ目のアンスポーツマンライクファウルを宣告される。しかも軽く手がひっかかった程度、さして深刻な場面でもなかった。ルールによれば2回記録されれば失格・退場となる。あまりない事例のせいか、慶應側も狐につままれたような状況になったが、すでに大勢がついた後、勝負には影響なく、そのまま慶應大が大量リードで7勝目をおさめた。
来週以降は上位校同士がしのぎを削る戦いが続く。この試合では勝敗に影響がなかったが、ジャッジに振り回されるような展開だけは避けたいところだ。また、選手もどんな笛であれ状況への素早い対応を常に考える必要があるだろう。
写真:37得点、10リバウンドの慶應大・岩下。
※明治大VS国士舘大は別途掲載します。
※早稲田大VS白鴎大は別途掲載します。
[続きを読む]
◆#16八木昌幸(順天堂大・2年・G)―試合前はどういった話を?
「リーグに入ってから今までの順大は調子が悪くて。だから、関東トーナメントのビデオを見直して、もう一回あの時の順大を取り戻そうってことになりました。ディフェンスから激しくして、とにかく走ろうって。あとは楽しくやろうって。順大は来週からが勝負なので、それに繋げようという気持ちでやりました。来週に照準を合わせるために、相手がどうこうではなくて、自分達のバスケをしようという話をしました」
―試合を振り返って、自分達のバスケができたと思いますか?
「できたと思いますね。ディフェンスもプレッシャーかけられたし。今までそれがなかったのでよかったと思います。ただ、後半は足が止まってしまいました。それが課題ですね」
―筑波はインサイドがしっかりしているチームですが、ガードとして、今日はチームメイトのセンター陣をどう使おうと思っていましたか?
「とにかくいつも通りって感じですね。2人中にいると狭いので、ハイポスト・ローポストで。あとはそこからアウトサイドシュートを打つみたいな感じでやれればいけると思っていたので」
―ガードとしてどのようなことを意識して試合に臨んでいますか?
「まだ2年生なんですけど、ガードとしてチームを引っ張るっていうか。とにかく雰囲気が悪くても、声出してやろうってことだけは僕でもやれることだし、元気出して頑張ろうって。とにかく自分にできることを精一杯やるつもりです」
―チームとしては未だ勝ち星がないですが、チームの状況はいかがですか?
「今は負けてるんですけど、これから頑張ろうってことで、とても雰囲気がいいです。だから今週の試合を綿貫さん(#4)抜きで、いる人だけで頑張ろうって言ってやっています。来週からはきっといい試合ができるはず!ミーティングでは、楽しんでやれっていうことを言われました。雰囲気が悪くなりそうなときは、とりあえず楽しめって。そういうことも来週に繋げていきたいです」
―明日へ向けて修正点をあげるとすれば?
「リバウンドですね。こっちは小さいじゃないすか。だから相手にオフェンスリバウンド取られてしまいました。明日はリバウンド取ってから速攻を出すみたいな形に持っていけたら」
―大東大にお兄さんがいますね。お話したりしますか?(※1)
「たまに(笑)。なんか大東も負け越してるらしくて…。ま、お互いに頑張れたらいいですね!」
※1 大東文化大・八木学生コーチ。
- 関連記事
-
- 9/27 関東大学2部リーグ 第4週 早稲田大VS白鴎大 第1戦 (2008/09/27)
- 9/27 関東大学2部リーグ 第4週 第1戦 (2008/09/27)
- 2部総括vol.1(9/6~21) (2008/09/25)
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
| BLOGTOP |