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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.09.21 (Sun)

9/21 関東大学1部リーグ 第3週 第2戦

激しいディフェンスの応酬は、勝負処で東海大に軍配
080921nishimura.jpg東海大56(18-7,9-12,17-20,12-13)52中央大
昨年は各大学で行ったホームゲームだが、積極的にこれに取り組んでいるのが東海大。自分の母校を応援しようとする学内の雰囲気がなければホームゲームを成立させるのは難しいが、東海大は例年多くの観客を集める。あいにくの雨となったが、それでも体育館には多数の関係者やファンが集まった。

ホームで対するのは中央大。第1戦は大量得点で快勝した東海大だが、この試合では点が取れなかった。東海大はもともと「何点入れるかよりも相手より多く点が取れればいい」という考えが基本にあり、大量得点で勝利する場面は多いとは言えない。とはいえ、1戦目は面白いように入った東海大のアウトサイドがこの試合では全く入らず、得点が伸びない。一方、エース・小野(3年・C)を欠く中央大は#7佐藤(4年・G)がリーグ得点王の活躍でチームを引っ張るが、それでもスコアラーが絞られる中、得点の伸び悩みに苦しんでいる。そうした両者のぶつかり合いは、激しいディフェンスが繰り返されるロースコアゲームとなった。

序盤は東海大がリードしたが、大きく引き離すことはできない。中央大の激しいディフェンスにあって、思うように中央大を切り崩すことができない。対する中央大も守りはいいが、オフェンス面では攻め手は#7佐藤のみ。前半戦は東海大がリードする。3Qに入ると#45鮫島(3年・F)の連続得点などで10点以上のリードを奪う東海大。しかし中央大も粘りを見せる。#7佐藤に加え、#4中野(4年・F)の得点でじわじわと東海大を追い上げた。引き離したい東海大だが、この日は本当にアウトサイドが入らなかった。この日調子の上がらない#32安部(4年・G)にかえて#27石井(3年・SG)を投入するも、アウトサイドがなかなか決まらない。もたついた攻撃をしているうちに、点差を詰められ、また逃げるという展開が続いた。しかし#7遥(2年・F)や粘り強く打ち続けた#27石井の3Pが連続すると、再び東海大リード。中央大は#7佐藤が粘るが、最後は届かず破れた。

東海大にとってはオフェンスでかみ合わない点が見える1戦となった。上位チームとの戦いには持ち味のディフェンスだけではなく、得点も必要。今後の修正に期待したい。
写真:東海大・西村と中央大・佐藤のマッチアップは見応えがあった。


【INTERVIEW】
080921samejima.jpg◆#45鮫島宗一郎(東海大・3年・F)
「東海大の45番は誰だろう?」とリーグ戦開始時に思った人は多いだろう。鮫島はこの夏からAチームに上がった努力の人だ。養田がいない今、スタメンとして、更にはフォワードとして大事な役目を担う。
「東海大には前期と後期でAチームに上がれるチャンスがあります。どうやったら上がれるかというのは分かりませんが、同じBチームの袋舘(2年)とめちゃくちゃ自主練習を重ねました。そういうのまでは陸さん(※1)は見てくれていないかと思っていたんですが、見ていてくれたんだなと思うとうれしいですね」
とはいえ、第1週は傍目に見ても固くなっているのが感じられた。「最初は本当に緊張していました。緊張しないようにしないように、としている時点でしていましたね(苦笑)」。そこには欠場選手の穴を埋めようという気負いや、負けたくない欲があった。だがそれを全部捨ててしまったことで、スムーズにやれるようになってきたと言う。「うちには文男さん(#33西村)や安部さん(#32)たちがいる、みんなの良さを消さないように動いたら自分のプレイも良くなってきたんです」。
得意なのは豪快なドライブ。2週目以降はそうした本来の持ち味を発揮するようなプレイを見せ始め、大事な場面ではアウトサイドシュートも決めた。東海大の勝利のためにも更なる活躍が期待される。
※1 東海大は皆が陸川監督のことを「陸さん」と自然に呼んでいる。



法政大が追い上げを見せるも、余裕の青学大には届かず
080921watanabe.jpg青山学院大84(28-14,15-13,19-24,22-16)67法政大
#64佐々木(4年・G)が欠場した法政大。次々消える選手のおかげでやりくりは厳しい状況にあるが、なんとか1勝が欲しい。対する青山学院大は#7渡邉(3年・G)が好調。内外から点を取りまくる内容となった。法政大は足の調子が思わしくなく、出場時間を区切ってきた#23信平(3年・SG)がようやく調子をあげつつある。青学大戦の第1戦から長めの出場時間を得て、コートを動き回った。
法政大はチャンスはあるが、青学大の高さ、強さにゴール下で攻めあぐねてしまう。一方の青学大も法政大戦ではこれまでのように簡単に得点させてもらう展開にはならない。食らいつく法政大が4Qに#23信平や#39梅津(4年・C)のシュートで遂に3点差に迫り、青学大に久しぶりに接戦の感覚をもたらした。しかし、それでも優位は揺るがない。残り5分、スイッチが入った全員が怒濤の攻撃で12点を連取、6連勝となった。
首位を走る青学大にとっては、一種物足りないリーグ序盤だったはずだ。容易に勝つのは精神的には楽だが、厳しいゲームも経験しておく方がチームにとってはプラスなはず。この1部リーグで青学大と競り合える相手はいるのか。ライバルの不在は青学大にとっても、ファンにとっても寂しいもの。後半戦の戦いでそうした熱い試合が見られることを期待したい。
写真:好調の青学大・渡邉。法政戦では渡邉が積極的に攻める場面が目立った。

※東海大ホームゲームの様子と、法政大・長谷川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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東海大もホームゲームに力を入れている学校の一つ。入り口では卒業生のために毎年作っているDVD、アリーナ内では今シーズンの好プレー集が流れた。午前中にはクリニックも行い、東海戦のハーフタイムにはこの子ども達も登場。生憎の雨となったが、それでも応援席はほぼ満席となり、東海大のゲームに熱い声援を送った。

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DVDは普段は見られない練習中の姿なども編集されて入っている。


ハーフタイムにはクリニックの子ども達を年長・年少に分けて競争を行った。コーンの周りを回り、その後東海大のユニホームを身につけて、レイアップシュート。使われたのはケガで欠場中の嶋田のユニホーム。ずり落ちそうなところを一生懸命掴んで駆ける子どもの姿に、観客からは「かわいいー!」と声があがっていた。勝利チームには東海大のタオルや選手全員のサインが入ったユニホームが送られた。
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会場にはベンチメンバー以外のユニホームをディスプレイ。


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会場の後かたづけはスタメンはおろか、陸川監督、後藤アシスタントコーチまで全員で。東海大が一つのファミリーとしてチーム作りに取り込んでいる様子がうかがえる。



【INTERVIEW】
080921hasegawa.jpg◆#11長谷川智也(法政大・1年・G・新潟商業)

―今日の試合を終えて。
「惜しいところまで行ったんで、悔しいです」

―リーグに入ってまだ勝ち星がありませんね。
「そうなってくると入れ替え戦のプレッシャーが。早く勝ちたいって感じですね」

―なかなか1年生だと、初めてのリーグは難しいところがあると思いますが。
「はい。先輩に遠慮しちゃうところがあるんで。でも落合(#91)さんとか『もっと攻めていいから』とか言ってくれるんで、そう言ってくれると楽ですね。やっぱ引っ張ってくれるんで、自分は付いていくだけですね」

―序盤戦はなかなか苦戦してましたが、今日は持ち味を発揮できたように見えました。
「やっぱり今日は青学だったのでフィジカルが全然違いました。スピード面で補っていったんですけど、ディフェンスとか激しいし、なんて言うんですかね…まだまだです(苦笑)。たまたまシュートが入っただけですね」

―でも試合を重ねるごとに徐々に適応できているんじゃないですか?
「最初とかは本当にコートに立っているだけで、『自分の仕事はなんなんだろう』ってずっと悩んでいたんですけど、試合が終わって1週間の練習で自分は攻めなきゃいけないと思って、修正したっていう感じですね」

―今はその悩みは吹っ切れましたか?
「いやー、たまにこれでいいのかなとか思っちゃうんですけど、前よりは全然やりやすくはなりました」

―ルーキーでスターターに抜擢でプレッシャーもあると思いますがどうですか?
「やっぱり怪我している人がいっぱいいるんで、それでスタメンに抜擢されたと思うんですけど、ただスタメンでコートに立ってる以上は1年生とかは関係ないですね。だからそういうところで責任感をもってやってます」

―チームからどんなことが期待されていますか?
「3Pと走ることとディフェンス。あとは1年生らしくがむしゃらにプレイすること」

―ディフェンス面では苦労はありますか?
「やっぱりアップダウンが激しいんでプレッシャーかけるのが辛いですね。でもそこはプレッシャーかけないとダメだし。あとはガードについている時とフォワードについている時はスピードとフィジカルが違うし、フォワードにつく時はやっぱりスクリーナーのセンターがでかいんで」

―これまでマッチアップしてみて手ごわかった選手はいますか?
「専修の鈴木(#22)さんですね。やばかったですね(苦笑)。右に行くってわかってるのに一歩も出ないですから」

―法政のバスケット馴染んできたかなと思いますが、プレイしていて楽しいですか?
「最近ですね。ここにきて段々良くなってきたんで自信もでてきたんで」

―リーグの序盤戦が終わりましたが、今のチーム状態で良い所と悪い所はどこだと思いますか?
「良い所は負けても引きずらないってことなんですけど、悪い所は3点差ぐらいいった時にもうひと踏ん張りできないところですかね。勝てる試合でも落としちゃっているので。できるんだから、最初からやっていかないといけないですね」

―次は日本大ですが。
「そろそろ勝たないといけないんで、みんなで気を引き締めてやっていきたいです」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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