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2008.09.21 (Sun)
9/21 関東大学1部リーグ 第3週 日本大VS日本体育大 第2戦
日体大は初勝利の最大のチャンスも
眞庭のファウルトラブルで大失速、日本大が勝利を拾う
日本大69(11-29,12-13,16-10,20-7,10-2*)61日本体育大 *OT
拾った勝利と言える。
出遅れを取った日本大に対し、日本体育大は第1Qだけで#27眞庭(4年・F)が13点を挙げる猛攻を見せ、20点ものリードを築いた。しかし眞庭のファウルトラブルで大失速。2Q以降わずか32点しか獲れずリーグ戦初勝利のチャンスをみすみす逃してしまった。
一方の勝利こそ得るも日本大は前半にわずか23点。いまだオフェンスは噛み合わない。序盤戦を5勝1敗で切り抜けたが、本調子には程遠い。上位との対戦が始まる来週以降に向け修正できなければ、“優勝”の二文字は早い段階で遠のいてしまうだろう。
※試合のレポートと日本大・篠原選手のインタビューは「続きを読む」へ。
1Q、あまりにも予想外な序盤となった。ここのところ立ち上がりが悪い日本大はこの試合でもそれを見せてしまう。日本大は外からの個人能力任せのオフェンスで点が取れない。一方の日体大は#27眞庭(4年・F)、#11冨江(3年・F)がそれぞれ連続3Pで先制し開始4分で16-3。さらに日体大は#27眞庭が1対1からジャンパーを決めると、またも3Pで残り4分でなんと23-3の20点差をつける。終盤、日本大は#10種市(3年・F)、#23上江田(3年・F)が反撃を見せるもこのQわずか11点。日本大は11-29と思わぬビハインドを背負ってしまった。
1Qに完全に流れを握った日体大はなおも、#27眞庭のアシストから#15宮村徹(4年・C)が決めると、#23横江が3Pのフリースローを獲得し、これを全て決め一時は23点差を付ける。だが、残り4分で#27眞庭が3つ目のファウルを犯しベンチに退いてしまう。すると先ほどとは打って変わって全くオフェンスが機能しなくなる。だが日本大は#13篠山(2年・PG)が2ファウルでベンチにいたこともあり、またも#10種市、#23上江田の単発の得点に終始し、このチャンスを生かせない。結局日本大は点差を縮められず42-23で前半を終える。
後半開始早々、日本大は#13篠山が3つ目のファウルを犯すと、今度はなんと日体大#27眞庭が4つ目のファウルを取られてしまう。両チーム早い時間にチームの要をベンチに下げざるを得ない状況となる。だが、スコアラーが多くいる日本大より、大きく眞庭へ依存する日体大にとってこのファウルトラブルはかなりの痛手となった。案の定#27眞庭が抜けて以降の8分間で8点しかと取れなかった日体大に対し、日本大は#21熊(1年・C・福岡第一)の連続得点や#10種市の3P、#9篠原(4年・F)のバスカンなどで追い上げる。このQ16-10で日本大が14点差まで詰めて第4Qへ望みを繋ぐ。
4Q,開始2分、日体大はなんと#27眞庭が強引に攻めようとしたところ、これがオフェンスファウルとなり5ファウルで退場してしまう。エースを失った日体大は#11冨江のドライブに、#12堀田(3年・G)が3Pを決め奮闘するも、その後は一向に攻めきれない。こうなると形勢逆転。日本大は#13篠山をコートへと戻し追撃体勢。日本大は#10種市の3Pや#5中村のインサイドなどでじりじりと点差を詰めていく。一方、日体大は残り3分9点の場面で、#15宮村徹が立て続けにファウルを犯し、とうとうファウルアウトしてしまう。俄然有利となった日本大は#13篠山の3Pに#9篠原、#10種市の速攻が決まり残り17秒でついに同点とし、延長へと突入する。
延長に入ると日本大の一方的な展開となる。#23上江田、#10種市が順調に重ねる日本大に対し、眞庭と宮村徹のいない日体大はゾーンプレスを仕掛けるも攻める手立てがなく2点しか奪えず69-61で試合終了。日体大は序盤の20点以上のリードを生かすことなく初白星を自らの手で掴み取ることを逸してしまった。
【INTERVIEW】
◆#9篠原徹(日本大・4年・副将・F)
―今日の試合を終えて。
「出だしが悪かったですね。スタメンで出てたやつらが出だしにゲームに溶け込めてない感じがしました。でもあれだけ出だし悪かったんですけど、しっかり自分たちのバスケができてなくてああいう点差だったからディフェンスをすれば守れるとは思っていました。そこまで焦りはなかったです。ただああいう出だしは2度とないようにしなくちゃいけないですね。」
―立ち上がりが悪いのは先週の負けた中央大との試合からですが、なにが原因ですか?
「一人ひとりが分断されてしまってるというか。センターがポストアップしてたら逆サイドが合わせることもを考えなきゃいけないのに見ちゃってるとか、あとパスのタイミングにダウンスクリーンとかバックスクリーンが合ってないから、ノーマークで打てたのにワンテンポずれてもらうから、ノーマークで打てない。5人が噛み合ってないからだと思います」
―篠原選手は6マンですが、ベンチから試合を観ていてどう感じますか?
「やっぱり良い時と悪い時の差が激しいですね。そこで自分が焦ったら控えとして入っている意味がないんで、しっかりベンチから流れを読んで、今何をすべきか考えてコートに入るって、みんなと確認するようにはしています」
―オフェンスが上手くいってないように見えますが、今のチーム状態はどうですか?
「実際オフェンスは良くないですね。春の京王杯くらいの時が一番良かったんですけど、そこからちょっと噛み合ってなくて。これは本当に出直していくしかないと思います」
―去年からもそういう試合が度々ありましたよね。
「そうですね…難しいですね(苦笑)」
―これからどうやって修正していこうとかはありますか?
「やっぱりタイミングじゃないですか。今日も何本かあったんですけど、センターがボールを持ってる時に、ゴール下にカットしていくタイミングとか。ちょっとしたことなんですけど、ちょっとずれただけでボールが入らないんで。ちゃんとしたタイミングでできるように5人が理解することが大切だと思います」
―序盤戦5勝1敗ですが、振り返ってどうですか?
「やっぱり1敗したのが痛かったですね(苦笑)。ただ負けちゃったものはしょうがないんで。まだ残りの試合を全勝すれば優勝できるので切り替えて一戦一戦頑張るだけです」
―序盤戦で良かった面、悪かった面はありますか?
「悪いのは見ていてもわかると思うんですけど、得点が止まりますよね。5人に動きがなくて止まっていて、1人の1対1を見ちゃってるのがあるので。良い面はディフェンスを頑張れてること。今日は3Q、4Qに速攻も出たんで。どんどん増やしていきたいと思います」
―次は法政ですが。
「しっかり明日ビデオ見て、対策して臨みたいと思います」
眞庭のファウルトラブルで大失速、日本大が勝利を拾う
日本大69(11-29,12-13,16-10,20-7,10-2*)61日本体育大 *OT

出遅れを取った日本大に対し、日本体育大は第1Qだけで#27眞庭(4年・F)が13点を挙げる猛攻を見せ、20点ものリードを築いた。しかし眞庭のファウルトラブルで大失速。2Q以降わずか32点しか獲れずリーグ戦初勝利のチャンスをみすみす逃してしまった。
一方の勝利こそ得るも日本大は前半にわずか23点。いまだオフェンスは噛み合わない。序盤戦を5勝1敗で切り抜けたが、本調子には程遠い。上位との対戦が始まる来週以降に向け修正できなければ、“優勝”の二文字は早い段階で遠のいてしまうだろう。
※試合のレポートと日本大・篠原選手のインタビューは「続きを読む」へ。
[続きを読む]
■GAME REPORT■
1Qに完全に流れを握った日体大はなおも、#27眞庭のアシストから#15宮村徹(4年・C)が決めると、#23横江が3Pのフリースローを獲得し、これを全て決め一時は23点差を付ける。だが、残り4分で#27眞庭が3つ目のファウルを犯しベンチに退いてしまう。すると先ほどとは打って変わって全くオフェンスが機能しなくなる。だが日本大は#13篠山(2年・PG)が2ファウルでベンチにいたこともあり、またも#10種市、#23上江田の単発の得点に終始し、このチャンスを生かせない。結局日本大は点差を縮められず42-23で前半を終える。
後半開始早々、日本大は#13篠山が3つ目のファウルを犯すと、今度はなんと日体大#27眞庭が4つ目のファウルを取られてしまう。両チーム早い時間にチームの要をベンチに下げざるを得ない状況となる。だが、スコアラーが多くいる日本大より、大きく眞庭へ依存する日体大にとってこのファウルトラブルはかなりの痛手となった。案の定#27眞庭が抜けて以降の8分間で8点しかと取れなかった日体大に対し、日本大は#21熊(1年・C・福岡第一)の連続得点や#10種市の3P、#9篠原(4年・F)のバスカンなどで追い上げる。このQ16-10で日本大が14点差まで詰めて第4Qへ望みを繋ぐ。
4Q,開始2分、日体大はなんと#27眞庭が強引に攻めようとしたところ、これがオフェンスファウルとなり5ファウルで退場してしまう。エースを失った日体大は#11冨江のドライブに、#12堀田(3年・G)が3Pを決め奮闘するも、その後は一向に攻めきれない。こうなると形勢逆転。日本大は#13篠山をコートへと戻し追撃体勢。日本大は#10種市の3Pや#5中村のインサイドなどでじりじりと点差を詰めていく。一方、日体大は残り3分9点の場面で、#15宮村徹が立て続けにファウルを犯し、とうとうファウルアウトしてしまう。俄然有利となった日本大は#13篠山の3Pに#9篠原、#10種市の速攻が決まり残り17秒でついに同点とし、延長へと突入する。
延長に入ると日本大の一方的な展開となる。#23上江田、#10種市が順調に重ねる日本大に対し、眞庭と宮村徹のいない日体大はゾーンプレスを仕掛けるも攻める手立てがなく2点しか奪えず69-61で試合終了。日体大は序盤の20点以上のリードを生かすことなく初白星を自らの手で掴み取ることを逸してしまった。
【INTERVIEW】
◆#9篠原徹(日本大・4年・副将・F)
―今日の試合を終えて。
「出だしが悪かったですね。スタメンで出てたやつらが出だしにゲームに溶け込めてない感じがしました。でもあれだけ出だし悪かったんですけど、しっかり自分たちのバスケができてなくてああいう点差だったからディフェンスをすれば守れるとは思っていました。そこまで焦りはなかったです。ただああいう出だしは2度とないようにしなくちゃいけないですね。」
―立ち上がりが悪いのは先週の負けた中央大との試合からですが、なにが原因ですか?
「一人ひとりが分断されてしまってるというか。センターがポストアップしてたら逆サイドが合わせることもを考えなきゃいけないのに見ちゃってるとか、あとパスのタイミングにダウンスクリーンとかバックスクリーンが合ってないから、ノーマークで打てたのにワンテンポずれてもらうから、ノーマークで打てない。5人が噛み合ってないからだと思います」
―篠原選手は6マンですが、ベンチから試合を観ていてどう感じますか?
「やっぱり良い時と悪い時の差が激しいですね。そこで自分が焦ったら控えとして入っている意味がないんで、しっかりベンチから流れを読んで、今何をすべきか考えてコートに入るって、みんなと確認するようにはしています」
―オフェンスが上手くいってないように見えますが、今のチーム状態はどうですか?
「実際オフェンスは良くないですね。春の京王杯くらいの時が一番良かったんですけど、そこからちょっと噛み合ってなくて。これは本当に出直していくしかないと思います」
―去年からもそういう試合が度々ありましたよね。
「そうですね…難しいですね(苦笑)」
―これからどうやって修正していこうとかはありますか?
「やっぱりタイミングじゃないですか。今日も何本かあったんですけど、センターがボールを持ってる時に、ゴール下にカットしていくタイミングとか。ちょっとしたことなんですけど、ちょっとずれただけでボールが入らないんで。ちゃんとしたタイミングでできるように5人が理解することが大切だと思います」
―序盤戦5勝1敗ですが、振り返ってどうですか?
「やっぱり1敗したのが痛かったですね(苦笑)。ただ負けちゃったものはしょうがないんで。まだ残りの試合を全勝すれば優勝できるので切り替えて一戦一戦頑張るだけです」
―序盤戦で良かった面、悪かった面はありますか?
「悪いのは見ていてもわかると思うんですけど、得点が止まりますよね。5人に動きがなくて止まっていて、1人の1対1を見ちゃってるのがあるので。良い面はディフェンスを頑張れてること。今日は3Q、4Qに速攻も出たんで。どんどん増やしていきたいと思います」
―次は法政ですが。
「しっかり明日ビデオ見て、対策して臨みたいと思います」
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