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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.09.20 (Sat)

9/20 関東大学3部Aリーグ 第3週 神奈川大VS立教大 第1戦

神奈川大62(22-14,17-27,10-18,13-26)85立教大
080920maru.jpg1敗同士。2位以内に入って2部との入替戦に行くためには、どちらも落とせないゲームだった。
立ち上がりは神奈川大がリード。だが、少しずつかみ合わなくなっていくのに対して、立教大は3Qに全てが"ハマった"。たちまち逆転すると、勢いに乗ってどんどん差を広げていく。終わってみれば23点という大差がついた。
昇格したてながら7勝をあげた昨シーズンよりも「はるかに強い」と言い切った立教大#14丸本(3年・F)の言葉に、誰もが納得するだろう。
一方、神奈川大にとっては第2戦で勝ってタイに持ち込めたとしても、得失点も上回るのは容易でない数字がのしかかった。

写真:3Q終盤、応援席の目の前で3Pを決めた立教大・丸本。「後半は特に応援の皆が近くて、盛り上がってくれるのでコートのメンバーも乗っていけた」

詳しいゲームレポートと神奈川大・綿貫選手、立教大・丸本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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■GAME REPORT■
080920kikuchi.jpg1Qは#11内藤(2年・C)らが中を攻め、それによってバランスのいいオフェンスができていた神奈川大。対する立教大は、#14丸本(3年・F)にボールを集めてついていき、2Q残り5分#23荒井(1年・PF・大麻)の3Pシュートで29-29の同点とする。神奈川大は#2綿貫(3年・G)がすかさず3Pを返すが、オフェンスがアウトサイドシュートに偏り、リバウンドが取れない状態が続いてタイムアウトを請求。すると#24小島(2年・C)がリバウンドからバスケットカウントで応える。しかし、立教大は#22田口(2年・C)がロングパスを難しい体勢でキャッチするとバスケットカウントで決めるというチームを勢い付けるプレーを見せ、39-41と2点のリードを得てハーフタイムとなった。

3Q、神奈川大は#24小島、#11内藤とセンター陣が立ち上がりに相次いで3ファールとなる苦しい展開。だが、立教大はこのフリースローやブレイクを決めきれず、突き放せない。この流れを断ち切ったのは#14丸本。3ショットのフリースローを落ち着いて全て決めると、このあと立教大はチームファールフリースローを確実に決めていく。そして残り2分、#4岩田(4年・G)や#14丸本が「このチームのキーマン」と口を揃える#9岡崎(4年・C)が3Pシュートを決め、45-55と2桁リードに持ち込む。神奈川大はタイムアウトを取って立て直そうとするが、再三チャージングを取られて思うようにプレーできない。一方、このクォーターで17本ものフリースローを得て、うち11本を沈めた立教大は残り6秒で#14丸本の3Pも決まり、ペースをつかんだまま4Qへ突入した。

080920igarashi.jpg4Q、神奈川大は単発の1on1が続き、流れを取り戻すきっかけをつかめない。その間に、立教大#4岩田、#18菊地(2年・F)の3Pシュートが決まり、残り6分半53-69として神奈川大をタイムアウトに追い込む。神奈川大は#1蓮見勇(3年・G)と#2綿貫が前から当たって8秒オーバーを奪い、インサイドにつなげて攻めようとするが、ファールをもらえない。幸嶋監督がベンチ前に来たレフェリーに訴えると、これがベンチテクニカルとなってしまう。このフリースローを立教大#14丸本がしっかり決め、残り4分55-75とついに20点差となる。神奈川大は3Pを打っていくが決めきれず、リバウンドも取れない。対照的にジャッジにうまくアジャストした立教大は、チームファールフリースローで最後まで着実に加点していく。終わってみれば62-85と立教大の快勝となった。





080920maru2.jpg◆#14丸本紘司(立教大・3年・F)
福岡大大濠高出身。
今年、2部リーグを沸かせている筑波大・片峯や国士舘大・吉満たちと同じ代だ。
高校時代はベンチにいる姿が多かったが、立教大ではコートの真ん中で楽しそうにプレーしている。
3年生となった今年は責任感もプラスされ、立教大の『エース』と言っていい存在だ。

―今の気持ちを聞かせてください。
「神奈川大がこのリーグのなかで1番強いんじゃないかって感じていたので、今日勝ててチームとしても本当によかったと思います」

―1番の勝因は何だと思いますか?
「ディフェンスです。お互いいいディフェンスだったと思いますが、僕らは先週駒澤大に負けたとき、最後ディフェンスができなくて得点も取れなくなってしまったんです。でも今日はやろうと意図していたことができたし、それが得点につながって、ディフェンスもオフェンスもどちらもよかったと思います」

―要所でディフェンスから3Pシュートにつながったのが大きかったですね。
「ディフェンスを頑張って、ブレイクからスリーを打って決まればホント乗るんですよ。僕にしろ菊地(#18)にしろどれだけブレイクに走って頑張れるかというのがチーム全体にも影響してくると思うので、今日は走って頑張ろうと思っていました。相手もかなりタイトについてきましたけど、それを嫌がらずに自分の動きをちゃんとやって、チームの動きの1部として動けたのがよかったです」

―ただ、3Qの途中まではチームのフリースローが決まらず、もどかしい展開だったのでは?
「そうですね、前半はこちらがフリースローを落としていて、向こうのシュートが入っていたのでなかなか点差が開かなかったんですが、ちゃんと決めればおのずと開いていくと思って集中を切らさないようにしました。実は駒澤大戦もフリースローを決め切れなくて負けたようなところあるんですが、チームとしてこの1週間フリースローもちゃんと練習してきたので、それが結果に出たと思います」

―その駒澤大戦は、1戦目は快勝しながら2戦目は3点差の惜敗。1週間でどう立て直したのですか?
「皆ちょっとトーンダウンしているところはあって、練習の中でスクリメージをやってもなかなかうまくいかないところもあったんですよ。でもそこを辛抱して1週間やってきたところが今日爆発して勝利につながったと思います。今年は1年間を通して、そういうモチベーションを保つとか筋トレをするとか個人個人がやるべきことを皆ちゃんとやってきたので、ベースができている。だから大崩れすることはないと思います。去年のチームと比べても、はるかに強いですよ」

―そのなかで、丸本選手はスタートに定着して貢献していますね。
「今年に懸けているのが個人的には大きいんです。俺、入学したときから『インカレに出たい』って思っていて、あと2年しか学生バスケができないなかで、それに挑戦できるのは今年1回(※1)。今年はガードの周人さん(#4岩田)もいて、他にもいいメンバーが揃ったと思うし、今年からトレーナーの方がちゃんとついてくれてコンディションもしっかり調えてこれました。あとは簡単なミスが多いことと、オフェンスリバウンドを修正して、来年インカレを目指せるよう2部に上がりたいと思います」

※1 インカレ出場は2部5位まで。リーグは年に1度のため、今年2部に昇格しないと来年2部でプレーできない。



080920watanukisyun.jpg◆#2綿貫 瞬(神奈川大・3年・G)
2敗目の責任を最も感じているのはこの人だろう。
だが、インタビューでは必ず「でも、士気は下がってない」「でも、いい方向にいっている」と最後につなげ、前を見る。
どんな状況でも決してあきらめない、神奈川大の最後の砦だ。

―2敗目となってしまいました。
「そうですね…2敗目になっちゃいましたね。でも、今日の試合もチーム的には別に負けている気はしなかったんですけど、何か、なんなんですかね。なんとくなくという言い方はちょっと違うんですが、そんな感じで負けてしまった感が今日はします」

―今日は立教大がシュートも入ってすごくよかったのですが、これがリーグ初対戦の怖さでしょうか。
「そうですね。ツボにはまらせてしまった。勢いがありました。ちょっと…甘く見ちゃった部分が選手の中に少しだけあったのかなと思います。こちらのディフェンスができていなかった。でも、チームの士気は下がっていないです」

―前半はだんだんインサイドで攻められなくなりましたが、ハーフタイムはどんな指示が出ましたか?
「やっぱりインサイドで攻めろという指示を受けました。でも…攻められなかったですね」

―インサイドはファールトラブルにも苦しみましたが、その影響も?
「でもファールはレフェリーのせいにしたらいけないので、それはやっぱり自分達の弱さだと思います。インサイドでいかに攻めるかは、チームとしてこれから本当にポイントになってくると思います」

―ディフェンスでは、綿貫選手が立教大のガードの岩田選手に、蓮見選手がフォワードの丸本選手とマッチアップしていましたが、ポジションをクロスさせた意図はあったのですか?
「一応、勇紀(蓮見)と『俺がこっちにつく』とか話して。ポジションは逆なんですが、勇紀は相手の得点源を抑えてくれるだけの力があるのでこのマッチアップにしました。最初は成功していた手ごたえがあったのですが…今日は14番(丸本選手)に取られちゃったなって部分がありますね。何か緊張の糸が…なんでですかね、3クォーター目で切れてしまった。それでガーンといかれました」

―では、3Qに頻繁に組んでいたハドルでは気持ちの面を言っていたのでしょうか。
「はい。もう自分達のプレーをやろうって指示しか、それしか本当にあの場面ではなかった。それでハドルを組みましたけど…焦っていたのかなって感じです」

―綿貫選手の調子が上がっていないようですが、それで皆も焦ってしまったのでは?
「確かに、このリーグ戦は自分の調子が全然上がらなくて。それもあって、トーナメントが終わってから取り組んできた『皆で攻めよう』という意識が重要になるのですが、その皆で点を取るというのはいい方向に向かっている感じがあります。ただ、その上で自分が要所で点を取るってことが全然できていない。関東学院大戦の1戦目のように、完全にチームで勝てるといいのですが」

―まずは明日、どれだけ修正できるかですね。
「本当に明日勝たないと。明日は本当に強気で、つなげていきたいです」

―点差は気になりますか?
「正直、気になる部分はあります。結構離されてしまいましたし。でも、とにかく勝たないといけないので。まず勝ちにつなげたいと思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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