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2008.09.20 (Sat)

9/20 関東大学1部リーグ 第3週 専修大VS大東文化大 第1戦

専修大76(14-21,19-8,19-14,24-21)64大東文化大
0180920suzuki.jpg開幕5連勝の専修大と開幕5連敗の大東文化大。
対照的な両者の一戦。試合はこれまでの4戦6マンだった大東大#41山本(4年・SG)がスタメン起用に応え、序盤は主導権を握る。しかし、専修大は#20張(2年・C)、#28能登(4年・F)、#15増川(4年・F)という強力なインサイドがリバウンドに得点にとペイント内を制圧。こうなると#0堤(4年・G)、#22鈴木(4年・G)も乗ってしまう。大東大は好調だった外角も徐々に確率が落ち始め手詰まりに。バックコートには能力の高い選手を揃えるも、インサイドのフィジカルの差が如実に現れる一戦となった。

※試合のレポートと専修大・能登選手、大東文化大・山本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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■GAME REPORT■
080920iida.jpg1Q、序盤から大東大#41山本(4年・SG)のシュートが当たりだす。山本はドライブから#88渡部(4年・C)にまずは絶妙なアシストを通すと、3Pにジャンプシュート、ドライブと最初の4分間で9得点を奪う。先制攻撃を受けた専修大だが、#20張(2年・C)のインサイドや#15増川のバスカンなどで追い上げを見せる。それでも大東大は#41山本の指示からのセットオフェンスや#13小原(1年・F・高知工業)の連続得点、#5兵後(2年・F)のオフェンスリバウンドからの得点が決まりリードを奪う。

2Q、若いチーム故か、大東大が失速する。大東大は#9石原(4年・F)がフリースローを決めたのを境に、ミスを連発。この日に6マンに回った#1本田(2年・PG)も存在感を示せず得点が止まってしまう。一方、専修大は一気に攻め立てる。#28能登(4年・F)のフックや#0堤(4年・G)のジャンパーが決まると、さらに阿吽の呼吸で#10飯田(4年・F)から#28能登へのアシストが連続で決まり逆転。さらに専修大は責める手を緩めず、#0堤のスティールからの速攻や、#28能登のオフェンスリバウンドからの得点など、それぞれの持ち味を活かし順調に得点を重ねる。対する大東大はゾーンディフェンスに切り替え流れを変えようとするも芳しい効果は得られず、このQわずか8点。33-29で専修大がリードして前半を終える。

080920fujii.jpg3Q、前半の流れを専修大がそのまま持ち込む。専修大は#20張、#28能登がインサイドでフックショットを決めれば、外からは#22鈴木(4年・G)が速攻にドライブと、3連続得点でディフェンスを破り2桁リード。だが大東大も3ファウルで#88渡部と代わった#7今井(1年・C・青森山田)がジャンパーを決めると、#13小原のジャンパーや#16坂下(4年・SF)の1対1が決まり追い上げる。さらに#16坂下は専修大#15増川からバスカンを奪い4つめのファウルへと追い込む。それでも専修大は#20張、#10飯田のインサイドの得点でリードを保つ。52-43で最終Qへ。

4Q、序盤、大東大は#15遠藤(1年・PG・市立船橋)、#16坂下のドライブ、さらに#41山本の速攻が決まり開始3分でとうとう5点差。だが、この場面で専修大は#1宮城(2年・F)のジャンパーに、#0堤がまたもスティールから速攻を決め9点差。さらに#11藤井(3年・G)の連続得点で引き離しにかかる。大東大も#5兵後が連続得点奪うなど粘りを見せるが、専修大は#28能登、#15増川がオフェンスリバウンドから得点を奪い大東大の流れを完全に断ち切る。その後大東大は反撃に出ることなく力尽きこれで5連敗。一方の専修大は相手が下位とはいえ、#28能登を筆頭とするインサイドのリバウンドは健在な上、#0堤のゲーム勘も戻ってきたようだ。好材料の多い専修大は連勝を伸ばしに第2戦に臨む。

【INTERVIEW】
080921senshu.jpg◆#28能登裕介(専修大・4年・F)
-今日の試合を終えて。
「1Qに山本選手にやられたんですけど、ディフェンスを頑張れば勝てるのでディフェンスを頑張りました」

-慣れない相手な上に序盤からシュートが当たって面を食らったということはありましたか?
「そうですね、最初ちょっと戸惑ったんですけど、いつも通り練習したことをやれば絶対結果はついてくると思うので一生懸命やるだけです」

-2Qに引き離すきっかけを掴みましたね。
「2Qからディフェンスも上手く機能して山本選手(#41)も抑えられたんで、チーム的にはいい感じでした」

-勝因というのはやはりいつも通りインサイドが機能したということでしょうか?
「インサイドっていうのはそうですね。チームディフェンスとリバウンドはあっちのチームより上回ってるかなって」

-ここまで開幕5連勝と来ていますが、チームの調子はどうですか?
「やっぱり勢いがあるんで、みんなしっかり声が出てるし、まとまっている。かなりいい状態ですね!明日もしっかり勝ちたいです。」

-足の怪我で一年近く休んでいましたが、調子はどうですか?
「だいたい大丈夫です!(笑)」

-一年プレイをできなかったわけですが、今試合に出られて気持ちはどうですか?
「やっぱりリハビリを頑張った甲斐があったっていうか。これでまたチームに貢献できるんで嬉しいです」

-応援席で見ていた時の心境はどうでしたか?
「焦りは多少あったんですけど、リーグ戦に照準合わせていこうとやってきたんで、今は上手くいったと思います。やっぱり客観的にチームを見れて、自分がチームに戻った時はこうしようとかを考えられたのが良かったですね」

-今日も飯田選手との絶妙な合わせが3本決まりましたが、やはり4年生同士のやりやすさはありますか?堤選手がそのようなことを言っていたのですが。
「啓士朗(#0堤)も言っていたと思うんですが、やっぱり常に一緒にいるんで。最上級生だし、しっかりコミュニケーションも取れてると思うんで多自然といい感じにやれますね」

-1部でプレイする以上、常にインサイドのできが重要となると思いますが。
「あんまり僕はインサイドではデカくはないんですけど、そこは気持ちとパワーで頑張ります」

-今の調子で行くと青学が天王山になるかと思いますが。
「いや、まだ先のことよりも一戦一戦。近い試合のことだけ考えて、そこに全力を尽くすだけです」

-2年生の張選手の成長はどうですか?ポジション取りやポストアップからフックショットへの持っていき方がかなり上達したと思いますが。
「去年よりだいぶいい感じで。やっぱり幅があるんで、落ち着いてやれば誰も止められないっす! フックシュートもそうですけど、あれがあいつの持ち味だと思うので。あいつもまたチームを引っ張って行かなきゃいけないと思うので」
写真:「1人はちょっと…」と照れくさそうにチームメイトと撮影。左から増川、能登、飯田。


080920edo.jpg◆#41山本エドワード(大東文化大・4年・主将・SG)

―今日の試合を終えて。
「このリーグ始まってからずっと負け続けてて、自分らのバスケができてなくて。で、今日、それを切り替えてやろうと思ったんですけど、最初は行けるかなって思ったんですけどやっぱ自分らのミスとかで向こうに流れが行っちゃって。まぁ、自分らで今日の試合は落としたと思うんで。それが敗因かなと思います」

―自分たちのやりたいバスケットッというのは?
「とりあえずディフェンスして、ミスの少なくやるっていうのが僕らの目指してる、目指してるというかそれを常に意識してやっているんですけど、どうしてもミスも目立っちゃって。大東はセンターが若干弱いとこあったんで、そこがちょっと今日の課題かなって」

―今日の試合を振り返って2Qは大きかったと思うのですが。
「そうですね。8点しか獲れないで終わっちゃって。やっぱ攻められてなくて、で、ミスも続いたっていう。それを無くしていけば違うゲームができたと思うんですけど、明日はやっぱそれを変えてやっていきたいなと思います」

―一部でやっていく以上常にインサイドが鍵となりますね。
「いやー、今はやっぱどうしても…なかなか難しくて。今日もスターターで出てきた渡部司(#88)が体調を崩していて、それで今までのプレイではなかったんですけど、でもそういうのは言い訳なんで。そこでカバーで出てくる今井龍野(#7)とかがカバーできたらやっぱ違うと思う。まだ1年生なんで経験して、これからやっていければ」

―下級生主体のチームだと思うんですが、4年生としては複雑な部分もあるのではないですか?
「それはもう仕方ないことです。やっぱ下級生を4年生がどう引っ張っていくかが大事になってくると思うんで。そこで4年生が崩れたら下級生になおさらいいイメージができなくなると思うんで。あいつらもミスはあるんですけど、そこはもう切り替えて」

―まだ1年生の小原選手(#13)のプレイなんか見ていると、かなりアグレッシヴだと思うんですが、下級生の活躍は見ていていかがですか?
「いや、それは普段どおりなんでなんも言えないですけど、思い切ってやってくれれば俺らは別に問題ないですね」

―先週まで山本選手は6マンでしたが、その経緯というのは?
「本田(#1)がリーグ入るまで調子良くて、新人戦でもやっぱ3Pのタイトルとか獲っているし、コーチもそこで使うみたいになって。自分が6マンに回るってことになったんですけど、最近あいつのシュートも全然入らなくなってあいつのやりたいバスケができなくなってきている。今日は俺がスタートで出て、自分のやることをやっただけです」

―スターターだと気持ちの面で違いますか?
「いやー、やっぱもう最初から気持ちでいけますね。6マンだとやっぱり流れをどうしても変えなくてはいけないから自分にプレッシャーがあるんで。逆にそう考えるとスタートで出て思いっきりやったほうがいいかなって感じですね」

―キャプテンとして今のチーム状況を見てどうですか?
「去年とチーム状況も全然変わってバスケットも変わったんですけど、今はみんな経験が少ないから。本当に1試合1試合を思い切ってやるだけなんで。今のチームどうじゃなしに、自分らがどうして行くかなんで。そこをちゃんとすれば結果は出てくるんじゃないかなと思います。思ってるんですけど、それがなかなかうまくいかなくて。それが悩みごとっすね(苦笑)」

―話しは違うんですが、2部の国士舘の活躍や今の1部で活躍している東海大の西村選手などを見ると、今年は“北陸イヤー”とも思うのですが(※1)。
「そうですね。まあ北陸は北陸でみんな頑張っているんで(笑)。それぞれがそのチームでの自分の仕事を果たしてるやつは、北陸としての誇りがあるんじゃないかと思います」

※1 大東大の山本(主将)の他にも東海大の西村(主将)、青山学院大・梅田(主将)、日本大の篠原徹(副将)、中央大の篠原賢、国士舘大の寺嶋(主将)、立花(副将)など2004年に北陸高校が準優勝したときの主力が現在も大学界で活躍している。

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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