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2008.09.20 (Sat)

9/20 関東大学1部リーグ 第3週1戦目

東海大が中央大に付け入る隙を与えず一蹴
080920nishimura.jpg東海大95(23-14,23-14,28-10,21-15)53中央大
先週ようやく初勝利を手にし、意気揚がる中央大を東海大が一蹴した。序盤こそ点が入らない重い展開となったが、1Q終盤の#33西村(4年・PG)、#18松岡(4年・PG)の連続3Pで点差が開くと、2Q開始2分で#18松岡の3Pや#7遥(2年・F)のバスカンなどで一気に15点差。一方の中央大は#7佐藤(4年・G)が孤軍奮闘。ポストアップからのフェイダウェイやドライブで得点を量産。しかし、あくまで“孤軍奮闘”にしかならない。組織的なディフェンスをモットーとする東海大の前では佐藤一人の得点に終始し単発に終わる。打開策を見出せなかった中央大はみるみるうちに離され、結局40点差以上の大敗を喫した。



日本大が前半もたつくも、
デイフェンスから建て直し連敗阻止

080920nakamura.jpg日本大74(15-20,15-13,22-7,22-10)50日本体育大
先週思わぬ黒星がついた日本大と調子は上がりつつあるも、未だ勝ち星の無い日本体育大の一戦。試合は序盤、両者アウトサイドに偏重した単発のオフェンスで得点が伸びない。前半を30-33とかなりロースコアで終える。動きを見せたのは後半、日本大は#5中村(3年・C)、#21熊(1年・C・福岡第一)が得点、リバウンドとインサイドで存在感を見せると、#23上江田(3年・F)の3Pが当たり始め、内外にバランスのいいオフェンスを見せる。一方の日体大は#27眞庭(4年・F)が強引に仕掛けるが、日本大のマークが厳しく攻めきれない。さらにエースを封じられた日体大はリズムを崩し、ことごとくシュートが落ち窮地に立たされる。結局日体大は後半でわずか17点の大失速。復調しつつあると思われただけに、大きく課題が残る一戦となってしまった。一方勝利は得たものの前半のできから日本大は手放しに喜べないだろう。内外にタレントはいるだけにそれがチームとして機能するかが今後の浮沈を分けるだろう。


インカレ決勝の再戦も青学大が圧勝
080920arao.jpg青山学院大79(18-19,25-8,19-11,17-9)47法政大
インカレ、トーナメントと頂上決戦で合間見えている両者。だが相次ぐ怪我人で苦しい状態の法政大を表すように試合はワンサイドとなった。だが、「イージーシュートのミスもあったし、パスで繋げないでドリブルが多くなったり動きがちょっと単発になった」と言う#7渡邉(3年・PG)の言葉通り、青学大はちぐはぐした動きでミスを連発。さらに青学大は自らのミスで法政大#23信平(3年・SG)にスティールされると、それをファウルで止めた#5小林高晃(3年・SG)がアンスポーツマンライクファウルを獲られるなどリーグに入ってから最悪の立ち上がりとなる。だが、それを引きずらないのが王者の強さか、2Qに入ると、法政大のシュートミスを次々と速攻につなげ主導権を握る。その後は法政大を40点台に抑え完勝。開幕から連勝を5まで伸ばし順調に優勝に向けて進んでいる。一方の法政大は#5神津(3年・C)の欠場に加え、#23信平、#64佐々木(4年・PG)が万全とはいえない状態。もともと選手の能力を尊重するスタイルなだけに、このまま主力が満足に戦えなければズルズルいく可能性もありえるだろう。

※日本大・南田選手と青山学院大・渡邉選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】
◆#4南田秀人(日本大・4年・主将・G)

―今日の試合を振り返って。
「ゾーンが結構攻められたんで、結構良かったんじゃないかなって思います」

―前半はオフェンスのきっかけが掴めなかったと思いますが。
「そうですね。点数があまり伸びないけど相手のシュートは入って結構競ってたんで。後半は自分たちのプレイができるように頑張ろうってことだったんで、入りをしっかりしたのでちゃんとできたのかなと思います」

―今日の前半も負けた中央大との第2戦もオフェンスのきっかけが掴めず、悪い部分が出てしまったのかなと思うのですが。
「そうですね。この間と全く一緒の感じで速攻も出なくて、重い展開になったので点が伸びなかったのかなと思います。やっぱり速攻を出すきっかけを掴めてないのと、外だけで中との連携ができてない、そういうところが原因だと思います」

―序盤から中を使わず、個々の能力で攻めていった感はありますが、オフェンスの方針は基本的には自由なのですか?
「そうですね。ほぼフリーでやってます。形がないので機能した時は相手が止めにくいっていうのはあるんですけど、機能しなかった時に全然ダメになっちゃうのが悪いところだと思います」

―先週は予想外の負けだったと思うのですが、それをどう受け止めましたか?
「負けてしまったものは仕方ないので次ぎ切り替えてやっていくしかないと思いますね。今週は気持ちの面で負けない、連敗するのだけは絶対やめようっていうことで。その気持ちで今日臨めたのはよかったですね」

―キャプテンから見て今のチーム状況というのはどうですか?
「けっこういいと思いますね。怪我人が多いっていうのはきついですけど、いない穴はみんなで埋めあって。しっかり一つになってると思います」

―南田選手自身はベンチから出場ですが、その役割はどうですか?
「今日はたまたま出て、いつもはあまり出られないので出た時にしっかり仕事ができるように準備だけはしています。自分の仕事はディフェンスですね。相手のガードを苦しめるのが自分の役割だと思っているので」

―3年生がメインで試合に出ている4年生が少ないチームですが、モチベーションの面ではいかがですか?
「そうですね(苦笑)。やっぱり3年生主体なので来年があるとか思わせないようにやるのが4年生の仕事なんで、練習中もしっかり引っ張って、今年勝つんだということを意識付けてやっていきたいと思います」




◆#7渡邉裕規(青山学院大・3年・PG)

―今日の試合を終えて。
「今までの試合と比べるとインサイドとかサイズがあるんで、ちょっと出だしとかは躓いちゃったところがあったんですけど。勝ったには勝ったんですけど、今までの試合と比べると内容は悪いですね。明日に影響が出ないよう切り替えてやらないと。結果的には離れたんですけど、何度も追いつかれそうになったんで、そこは修正しなきゃいけない部分ですね」

―いつもの青学らしくなかったですが、その原因はなんですか?
「イージーシュートのミスもあったし、パスで繋げないでドリブルが多くなったり動きがちょっと単発になっちゃったりとかしたんで、上手くできなかったですね。ガードとしてもチームとしても、自分たちが勝っているところを上手く使わなきゃいけないんですけど、最初はちょっと上手くできなかった。リバウンドも上手く獲れないでブレイクも出なかったのが、ここまでの4試合と違う部分かな」

―法政との相性が悪いということはありますか?
「いや、神津(#5)とかもいないんでそんな関係ないですね。やりづらかったっていうことはないです。いままでの4試合と比べて入りが良くないからそう見られて、たまたま相手が法政だったっていうだけで、全員意識的に嫌だとかはないですね。それはどことやっても変わんないと思います」

―ここまで全勝で来ていますが、振り返っていかがですか?
「まだ5試合なんでなんとも言えないですけど、やっぱりチームとしてやることはできているので、それが週を追うごとにできればいいんですけど。チーム状態はいいので一戦一戦集中してやっていきたいと思っています。変な話、今はいいけどいつ崩れるかわからないし、崩れた時に立て直せるかが強さだと思うので。試合に出るやつらが一人ひとり貪欲に練習に参加して、自分はいいからとかやることを怠っちゃダメですね。練習から相手が何をやってきて、何が得意なのか、集中してやっていかないとこれから何が起きるかわからないので」

―現在のところ問題があまり見られないですが、チームで課題はありますか?
「チームとしての課題はミスが。リバウンド取ってブレイクをもっと増やせると思うので。ディフェンスは40点とかに抑えてるのでいいと思うんですけど、オフェンスでもっと攻撃回数を増やしてそれを確実に得点に結びつければ、もっと楽な試合にできると思うので。10点離すとこだったり、20点から25点とか離すところがまだチームとしてあんまり上手くないかな。こんな余裕なことも言ってますけど、これから強いチームとも当たるし、まだ接戦とかしてないんで、そういうときに上手くチームをまとめられないとやっぱりこけちゃうと思うんで。辛い時に頑張って走れるかとかそんなところですね」

―スターターが春から2人変わっていますが、そのことに関しては。
「いや、全然やりづらいもないし、むしろやりやすいくらいなんで。春はまだ状態的に始まったばっかなんで、チームとしていろいろやることが難しいところがあったんですけど、今は夏も越えてきたし、橋本(#0)が入ってちっちゃくなった分走れると思うんし、ディフェンスももっと抑えれると思うし。すごいいい感じでできてると思いますね」

―目指すバスケットが一緒な以上は誰が出てきても同じということですか?
「そうですね、誰が出てもやることは変わらないと思うので。それくらい誰が出ても同じ事ができれば、すごい強いチームになると思うので。それは誰が出ても変わらないですね」

―リーグ戦を経験するのは今年で3年目ですが、渡邉選手が考えるリーグ戦のコツというか勝ち方というのは?
「集中するだけ。それだけです。途切らせないように常に試合前とか練習からやることをしっかりやっていけば、うちはですけど。そんな変わったことをしなくても。とにかくリーグは長いんで集中力を途切らせないことですね。それを高いモチベーションでやることが個人的にじゃなくて、チームとして問われる」

―青学には“リーグ2連覇”とか“全勝優勝”とか自ずと期待がかかると思うのですが、プレッシャーはありますか?
「プレッシャーっていうのは感じてないですけど、まだ序盤で勝ってるからいいかもしれないですけど、もしかしたら終盤になるに連れてどういう状況になるかわからないし。その変化にみんなが対応できないとずるずる落ちていっちゃったりするかもしれないし、それにまだ優勝とか言ってる段階じゃないんで。もちろん目標は優勝ですけど、気を緩めないで一戦一戦。反省点を見つけてやっていかないと。優勝はしたいですけどプレッシャーは特にないですね」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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