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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.09.20 (Sat)

9/20 関東大学2部リーグ 第3週 第1戦

国士舘大は動きにキレがなく、筑波大がホームゲームで圧勝
筑波大100(28-20,27-19,17-19,28-28)86国士舘大
081920YANAGAWA.jpg会場が緑色に染まった。
昨年よりホームゲームを開催している筑波大は、バスケット部以外に大学の助けも得てコートを盛り上げようと様々な試みを行っている。観客は緑色のポロシャツやタオルを身につけ、地元チームの活躍に期待のこもった眼差しを向ける。

そんな中行われたのは、注目の国士舘大との一戦。早稲田大を撃破し、波に乗っているチームだが、序盤から動きは良くなかった。トラベリングやターンオーバーで思うようにオフェンスを展開できず、重苦しい立ち上がり。対する筑波大は#31梁川(4年・G)がさい先良くミドルシュート、バスケットカウントを決めて序盤からリードを奪う。「対策は馬(#13)と吉満(#10)のところだけ」(#32木村)という筑波大だが、その#13馬(2年・C)を1Q途中2ファウルでベンチに下がらせると勢いに乗って1Qで8点差をつけた。

2Q以降も国士舘大はリズムに乗れない。2週目までオフェンスの起点となっていた#5立花(4年・G)も自由にコートを動き回ることができず、重苦しい状態が続く。筑波大は観客の後押しもあり、のびのびとプレーして点差を開いた。国士舘大は10点近くまでは押し戻せるが、一桁までは縮まらず、#13馬も#5立花もベンチへ下がる場面が増える。3Pもほとんど決まらず必勝パターンにはならない。4Qで吹っ切れたか、最後は#10吉満(3年・G)らの3Pが立て続けに決まったが、勝負は既に決した後。筑波大は#31梁川が31点、#13片峯(3年・G)が16点の他、まんべんなく得点を重ねて勝利。昨年はホームゲームで完敗した筑波大は、苦い記憶を払拭し笑顔の勝利となった。
写真:大活躍の主将・梁川。
※筑波大のホームゲームの様子は「続きを読む」へ。


明治大が春の雪辱を果たす! 順天堂大を大差で破る
明治大105(25-14,24-24,24-14,32-11)63順天堂大
080920IYODA.jpg春のトーナメントでは順天堂大に破れた明治大。それを意識していたという明治大の立ち上がりはいつもより重かった。更に、順天堂大#5北村(4年・G)がエース#14金丸晃輔(2年・SG)に対して好ディフェンス。金丸の得点が伸びずにスタートダッシュがきれない。それでも、明治大は#3金丸英悟(3年・PF)のインサイドで着実に得点を重ねていく。2Qに入ると明治大はミスが続き、順天堂大に逆転されてしまう。ここで明治大はタイムアウトを取り、塚本監督が選手へ喝を入れる。するとその後、#21川崎(3年・F)の連続得点で再びリードを奪う。対する順天堂大は#10山本(3年・C)、#18趙(1年・C・藤枝明誠)がインサイドで奮闘。だが、後半に入ると明治大#14金丸晃輔の得点も決まり出して大量リードを許してしまう。順天堂大は必死に食らいついていくが、明治大も決して譲らず、最後は明治大が100点ゲーム。ベンチメンバーも出場して快勝。春のリベンジを果たした。
写真:チームを引っ張る主将・伊與田。
※明治大・金丸英悟選手のインタビューは「続きを読む」へ。


エース欠場で苦しい白鴎大に対し、慶應大は無傷の5勝目
慶應義塾大98(33-10,21-22,17-22,27-16)70白鴎大
080920IP.jpg白鴎大はここまでケガでも強行出場してきた#00藤江(3年・F)が遂に欠場。無敗の慶應大に挑んだ。「スタメンを入れ替えたが良くなかった。悪いとどんどん落ち込んでいってしまう」と齋藤監督が苦しさを吐露するが、この状況でモチベーションを上げるのはどんな選手でも難しいものだ。序盤は慶應大の高さ・得点力に苦しんだ。慶應大が#16二ノ宮(2年・G)、#7岩下(2年・C)らが悠々と得点、リバウンドを積み上げるのに対し、#3店橋翔(4年・G)だけでは苦しい。1Qで23点差となってしまった。慶應大は差をつけるとメンバーを入れ替えながらの戦いとなった。しかしそのゆるみが出たか、3Qになると安易なオフェンスを展開。散漫なバスケットになる中、白鴎大は#29徳丸(4年・F)らがドライブを仕掛けて得点差を詰めた。それでも流れは変わらず慶應大ペース。4Qは巻き返して5勝目をあげた。
白鴎大は苦しい5連敗。昨年は2部昇格1年目で5位と台風の目となったが、「やはり3部から2部と一段階上がることは相当難しいもの」と齋藤監督。力を持続させて上の部に定着する困難さを体現しているチームは、ここからどこまで浮上できるか。
写真:慶應大・岩下と白鴎大・フィルユンのマッチアップ。


「リバウンドは絶対に取れ!」がキーワード
後半にリバウンドを増産した早稲田大が勝利を飾る

早稲田大88(25-20,9-20,24-14,30-21)75拓殖大
080920KANAI.jpg前半は拓殖大ペースと言っていいだろう。エースの地位を確立しつつある#22松崎(2年・G)を中心に得点を重ねていく拓殖大。外からは松崎、中では#42永井(2年・C)、#53小野(2年・C)のインサイド陣が奮闘。更に高い身体能力を誇る#51下中(4年・F)が早稲田大をかき回す。ディフェンスでも積極的にルーズボールに飛び込むなど、チームに勢いをもたらすプレーで拓殖大に流れを呼び込む。対する早稲田大は、リバウンドが取れずにセカンドチャンスを物にできない。また、#11井手(2年・G)が思うように攻められずに得点が伸びてこない。それでも#00金井(2年・F)、#20久保田(1年・C・福大大濠)が得点し、食らいついていく。
惜しくも白星を逃した筑波大戦も前半リードで終わった拓殖大。この後半を大事にしたい。だが、リズムを掴んだのはビハインドを追っている早稲田大の方だった。#4赤沼(4年・F)、#21山田(3年・F)の3Pなどで次々と加点していく早稲田大。開始4分で逆転に成功する。対する拓殖大は、#51下中の3Pや#99長谷川(1年・F・能代工業)のシュートなどで差を広げさせない。だが、「リバウンドを取る」ということを勝利のカギとしていた早稲田大は#4赤沼、#00金井がリバウンドに飛び込み、コツコツとシュートを決めていく。じりじりと離されていく拓殖大。4Qの中盤でいいディフェンスが見られたがそれも長く続かず、逆転負けを喫した。

リーグに入ってから#4赤沼、#21山田のファウルトラブルが目立つ早稲田大。そんな時に出場機会をもらうのが#00金井だ。
「純也さん(#21山田)と赤沼さんがファウルアウトとかでコートを出てしまうことが多いので、繋ぎ役としてミスをしないように心がけています」(金井)
オフェンスではドライブあり、3Pありと比較的何でもこなせる器用さを持っている。ディフェンスでもリバウンドに飛び込むなど、繋ぎとしての役割をしっかりと果たしている。主将・赤沼はそんな金井を評価しているが、もっとやれるはずだとも言う。
「いやいや。今が自分の精一杯です。オフェンスに関しては、監督に攻めろって言われているので積極的に攻めています」(金井)
ここまではコンスタントな活躍を見せている金井。早稲田大勝利の影には金井の活躍があることを、忘れてはならない。
「国士舘大とは1勝1敗で行きたかった」(井手)と言うように前週の2敗は痛く、精神的にも苦しいところではあるがここから巻き返していきたいところだ。
写真:ゴール下に切れ込む早稲田大・金井。

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会場入り口には編集した筑波大のビデオが流れ、ハーフタイムには地元のミニバス選手とのアトラクションを用意するなど、昨年より工夫も増えた筑波大のホームゲーム。地元の商店などにもオリジナルのポスターを貼るなどして、宣伝活動も積極的に行っている。今後もこうした地域密着の活動が続くことを期待する。

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ハーフタイムに行われたドリブル競争。ハンデをつけた筑波チームはミニバスチームに叶わず、ミニバスチームの圧勝。


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会場に掲げられたフラッグには選手を始め、多くの人々の名前が書き込まれていた。


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会場が緑で埋まった。筑波大の応援団も声を出したりウェーブの先導をしたりと大活躍。


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試合後、子ども達も選手とハイタッチ。


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試合後は写真撮影やサイン責めに会う筑波の選手たち。「やったー!」とお目当ての選手にサインをもらい、喜ぶ子どもたちの姿があった。




◆#3金丸英悟(明治大・3年・PF)
080920KANAMARU.jpg試合中はインサイドでの活躍が目立つ。
だが、BOXを見ると驚くほど数字には表れていない。
「スコアに残らない部分を頑張る」
こういう選手こそ、チームに1人は欲しいタイプだ。
明治大と戦うにあたって注意しなければならないのは#14金丸晃輔なのは当たり前。
だが、最も注意しなければいけないプレイヤーは実は金丸英悟なのかもしれない。

―相手の順天堂大は春のトーナメントで負けてしまっている相手ですが、その意識はありましたか?
「かなり意識していました。トーナメントでは自分達のやりたいことをやれずに負けてしまったので。この順大戦はリーグ戦を通しても勝たなきゃいけない試合だったし、みんな気合が入っていました」

―立ち上がりは若干重かったですね。
「確かに最初は堅かったですね。でもまあ、後半ちゃんと修復できたので。途中に点数をひっくり返されましたけど、最後に大差で勝つことができたことは大きいと思います」

―2Qの中盤に塚本監督が選手を怒っていましたが、その理由は?
「1回ミスをして、また同じミスをしたんです。ボール出しの時に人がいなかったっていう。その時はチームでコミュニケーションをとれていなかったので、チームディフェンスができていなかったというか。そこを怒っていました」

―その後、追いつかれてしまうわけですが焦りはありましたか?
「僕はあまり点数を見ていなかったのでそんなに(笑)。やっぱり点差を気にしてしまうと意識してしまってダメだと思ったので、自分達が勝っているときでも負けているときでも、自分達のプレーをすることが大切だと思っていました。だからその辺は意識してないで、いつも通りやりました」

―後半への指示は?
「オフェンスでリズムを作るんじゃなくてディフェンスから作るんだと。ちゃんとディフェンスとリバウンドっていう泥臭いところをきちんとやっていこうっていう意識をしっかりと持って後半に臨みました」

―昨年までの金丸選手はアウトサイドからのプレーが多い印象を受けたのですが、今年に入ってからはインサイドでのプレーが多いように思えます。
「そうなんすよ。去年は古橋さんがいたんで外も出来たんですけど、今年からはみんな同じような体型の選手が多くて、5番っていう5番もいない。自分は春からインサイドをやってきたし、去年、古さんと一緒に試合に出て経験もあったので、やっぱり自分がそこでリードしなきゃいけないと思っていました。今年はアウトサイドもやりながらインサイドもやるみたいな。チームとしては僕も含めて5番っていう5番はいない感じで、全員で誰が5番に入ってもいいし、誰が外を打ってもいいみたいな。ま、自分はその中で目立ってるだけだと思います(笑)」

―しかし、他のチームのインサイドの選手と張り合っている金丸選手は相当辛そうに見えますが…。
「辛いっすね…(苦笑)。明らかに体型が違うので。いくらウエイトしても、やっぱり骨格とかでは適わないというか。他のチームの5番は太っていたりして、ガタイもいい。そこを負けないようにやるのが結構大変ですね」

―駒水選手(#31)がもう少し頑張ってくれたら、と思いますか?
「それはありますけど、駒(駒水)も頑張っているので何も言えないですけどね。駒も駒でリバウンドとかも飛び込んでいってくれています。まだ2年生なので出来ない部分も結構あると思うんですけど、そういうところはこれから徐々にできるようになっていけばいいし、その分は3年生である僕がサポートをしてあげたいですね」

―金丸選手は飛び込みリバウンドが素晴らしいですね。
「でも、飛び込んでるけど取れないんすよ(笑)。とりあえず自分のマークマンだけは潰して。リバウンドは取れなくてもいいから潰して、他の人が取ってくれればいいみたいな。全員でリバウンドにいく意識がないとダメだと思うので、自分が取るんじゃなくて、チームが取れればという感じでやっています。こういうのってスコアに残らないんですけど、こういう部分の頑張りは必要だと思うので、自分はスコアに残らない部分を頑張ろうかなって思ってやっています」

―明日も順天ですが。
「順天はゾーンをしてこなかったですよね。マンツーで来てくれたから、自分達もいつも通りできたと思うんですけど、明日は何をしてくるかわからない。明日は何があっても自分達のプレーをしっかりとして、しっかりと勝つことが大事だなと思っています」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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