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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.09.13 (Sat)

9/13 関東大学2部リーグ 第2週 早稲田大VS国士舘大 第1戦

早稲田大76(23-15,17-19,15-25,21-22)81国士舘大
20080913ma_ide.jpgリーグ序盤、下位チームは上位チームとの対戦が続く。
その中で負けが続いてしまうとチームの士気も下がってしまう。だが、下位チームにも勝てるチャンスがある。それが第1戦といっていいだろう。勢いがある下位チームにペースを乱される上位チームは多い。故に、波乱が起こる。だが、第2戦になると上位チームは第1戦をきっちりと修正し、圧勝するケースが多い。昨年3部Aから昇格した国士舘大が早稲田大に付け入るチャンスは第1戦なのだ。

写真:早稲田大・井手(左)と国士舘大・馬はともに北陸高出身。接戦の中でも笑顔が見られた。

詳しいゲームレポートと国士舘大・寺嶋選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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■GAME REPORT■
20080913ma.jpg第1戦の慶應大戦のように、序盤から国士舘大がリードしていたわけではない。
展開は慶應大戦とは真逆。立ち上がりから小気味よくシュートが入っていた慶應大戦とは対照に、この試合はなかなかシュートが入らない重い立ち上がりとなった。対する早稲田大は、足を使ったディフェンスで国士舘大を翻弄し、簡単に得点を許さない。オフェンスでは#00金井(2年・F)の投入後からリズムを掴み、じりじりと国士舘大を離していき、1Qは早稲田大が8点のリードを奪う。

2Qの立ち上がりに国士舘大は#4寺嶋(4年・F)の3Pが入るも、単発に終わる。早稲田大は国士舘大のシュートミスから速攻へ繋ぐなど、いい形での得点が続く。だが、中盤になると得点が止まり出す。「我慢しろ!」という声がベンチから飛ぶ中、決して調子は良くないであろう#20久保田(1年・C・福大大濠)がジャンプシュート、#21山田(3年・F)がレイアップを決めて、依然として早稲田大がリードを保つ。国士舘大は再三3Pを放つが全くと言っていいほど決まらない。それでも#13馬(2年・C)がなんとかゴール下でシュートを決めて、6点差で前半を終える。

3Q8分55秒、国士舘大#10吉満(3年・G)の3Pが決まった。これで国士舘大にスイッチが入る。吉満の得点の後、早稲田大は#20久保田、#51相井(2年・SG)がすぐに決め返すが、国士舘大も#13馬の連続3Pで2点差まで詰め寄る。外角シュートが決まりだして本来のペースを取り戻し始めた国士舘大は、ディフェンスでも早稲田大をかき回す。その後は互いに譲らない展開が続くが残り1分53秒、国士舘大#17熊谷(3年・G)のジャンプシュートで早稲田大を捕える。更に国士舘大の得点は続く。残り1分を切ってから#13馬の連続3Pで逆転し、リードを奪った国士舘大。4点差で最終Qへ。

4Q開始直後、#10吉満の3Pが決まった国士舘大は、それに続けと#4寺嶋、再び吉満と得点を重ねていき、開始2分で10点差をつける。早稲田大は#11井手(2年・G)のシュートで応戦するが、それ以外に攻め手を欠く。そんな早稲田大を尻目に国士舘大は#13馬のゴール下、#10吉満の3Pで13点差。早稲田大はタイムアウトで流れを立ちたいが、その後すぐに#13馬に決められ再びタイムアウト。2回目のタイムアウトの後は#4赤沼(4年・F)のリバウンドシュート、#11井手の3Pで立て直すが、今度は国士舘大にタイムアウトを取られ、流れが切れてしまう。その後ミスが続いた国士舘大。#4寺嶋は「集中しろ!」と全員に声を掛ける。その後は持ち直すが、それは早稲田大も一緒だった。#21山田の3Pや#4赤沼のレイアップなどで得点を重ねていき、残り1分48秒で5点差まで追い上げる。国士舘大はたまらずタイムアウト。このタイムアウトの後だった。早稲田大#4赤沼が4つ目のファウルを犯してしまう。国士舘大はここを攻めたいが、リバウンドが取れない。

「全員でリバウンドをしろ!ボール回しはそれからだ!」(国士舘大・小倉監督)

そんな声がベンチから飛ぶが、早稲田大も勝利のために必死。簡単には譲らない。残り1分1秒で早稲田大は#1東(3年・G)の3Pが決まり、2点差。だが、36秒で国士舘大#13馬がリバウンドシュートを決めて再び4点差。その後、21秒で早稲田大は#4赤沼がファウルアウト。早稲田大は3つ目のタイムアウトを取る。最後、早稲田大はファウルゲームを仕掛けるが、国士舘大はそれを冷静に対処。早稲田大は試合終了までシュートを放ったがそれがリングを通ることはなかった。
最終スコアー、81-76。国士舘大が早稲田大に土をつけ、リーグ初勝利を飾った。

「個々のディフェンスに頼りすぎた。前半は入るはずのシュートも外していたし、あまり集中していなかったと思う。練習通りにやればいいものを…。僕は勝てると思っていたから焦りはなかった。でも、あまり予想だにしなかったことが立て続けに起こりすぎていた。相手ありきだから明日のことはわからないけど、これからのどの試合も簡単な試合にはならないと思う。そういう意味では今日はいい経験になったんじゃないでしょうか?」
試合後、早稲田大#4赤沼は淡々と語った。
今後のことも視野に入れると、前半戦は最低でも1敗で終えないと入れ替え戦出場は厳しいものとなるだろう。入れ替え戦出場の為には、第2戦を勝つことは絶対。試合終了のブザーがなった瞬間、がっくりと肩を落としていた早稲田大の面々だが、上手く切り替えて第2戦に備えたいところだ。


20080913terasima.jpg◆#4寺嶋 徹(国士舘大・4年・F・主将)
個性の強い選手が多い国士舘大。それをまとめるのが寺嶋だ。
プレースタイルは至って地味。だが、相手が嫌だと思うポイントで必ず決めてくるタフさを持っている。

―早稲田戦を終えて。
「やっぱり嬉しいですよ。リーグ初勝利ですし。これから長いし、一つひとつ勝っていけばいいかなとは思っているんですけど」

―試合前はどういった話を?
「基本、そういう話は無い(笑)。作戦だったり、ここをどうしようとかは一切ないんですよ。普通にアップして、『じゃあ行こうか!元気出していこう!』みたいな(笑)」

―重い立ちあがりとなりましたね。
「シュートが入らなかったからっていうのもあるし、オフェンスでの攻めどころがなかったかな。ワンパターンになっていたというか。きれいに攻めきれなかったですね」

―早稲田大のディフェンスも厳しかったと思うのですが。
「僕が思っていたのはディナイ気味にディフェンスを頑張ってくるチームかなって。でも、フォワード陣の僕だったり、4番ポジションのやつがきれいに繋げなかったので、うまいことボールが繋がらなくて。ま、早稲田のディフェンスも予想以上に当たってきていました」

―前半をビハインドで折り返しました。後半への指示は?
「後半への指示も一切無い(笑)。本当に無いっすね。強いて言うなら、ゾーンをやってるんで、相手の飛び込みリバウンド、ディフェンスリバウンドをっていうのはみんなで話し合ってはいたんですけど。最後3本連続でディフェンスリバウンドから決められて、向こうがちょっと追い上げムードになったので。簡単に言えばああいうところですかね」

―立花選手(#5)が言っていたのですが、今年は戦力が無いからロースコアーで勝ちたいという話をしていました。前半の34点というのは?
「本来の力だと思いますよ。僕もばんばん点数が取れるプレイヤーではないので。今回はちょっと立花の点が伸びてきてない。そこが伸びてくれば変わった戦い方ができると思います」

―そして、相手は80点以下に抑えられればっていう。
「そうですね。うーん…まあ、70点くらい?ディフェンスを頑張ろうっていうのは夏から徹底して言ってきていることなので」

―後半は外角シュートが立て続けに決まりましたね。
「あれが入らなかったら負けてました。外のシュートが入れば勝てるかもしれないけど、逆に言えばそこがネック。入らない時にどう戦っていくのかっていうのが」

―馬選手(#13)の活躍も光りましたね。
「そうですね。外も中もやってくれました。あっちも(早稲田)そこは考えてきたと思うんです。3本連続ぐらいで外が入って、その後、僕的には中でやってほしかったんですけどね。外で続いちゃうと相手もそこを意識してくるから。もっと中と外を上手く使い分けられるようになったらいいかな。立花が馬を指示して、僕らが上手く繋ぎながらっていうのをやっていけたら」

―終盤は追い上げられました。焦りはありましたか?
「正直ありました。うちのチームはどうしても終盤が弱い…。昔から勢いでやってるチームだから。僕はそれが嫌で嫌でずっと言ってきてるんですけど。流れが悪いときは勝てない。でも、その辺はしっかり強い気持ちをやってやろうって。結局逃げ気味だから慶應戦も負けたんだと思うし。試合終盤は強い気持ちだということを言っていますね」

―4Qの終盤に立て続けにタイムアウトを取っていましたが、そのときも指示はなかったんでしょうか?
「指示は覚えてないけど(笑)、ディフェンスリバウンドを取れって。僕からは息を整えてから(笑)、よし全員で頑張ろうって。あーだこーだ言ってもすぐに理解できないんですよ。全員でとりあえずリバウンド取ろうよみたいな。そんな感じでした」

―後輩の井手選手(早稲田大#11)には負けないぞという感じでしたね(笑)。
「そうですね!マンツーだったら絶対ににやられない自信はありますけど、ゾーンなんで。ゾーンだとなんかきれいに空いて、それは気持ちよく打たれるけど、マンツーだったら絶対にやられない。後輩にはやられません!(笑)」
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