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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.09.13 (Sat)

9/13 関東大学2部リーグ 第2週 第1戦

国士舘大が早稲田大から白星!
その他は上位チームが力の差を見せつける


第2週の注目カードはやはり、第1週で慶應義塾大を最後まで苦しめた国士舘大と早稲田大のカードであろう。序盤はシュートが入らず苦しんだ国士舘大だが、3Q中盤から一気に波に乗る。早稲田大も必死に粘るが、国士舘大はその猛追を振り切り、リーグ戦初白星を飾った。その他のゲームは上位チームが下位チームに力の差を見せつけ、勝利した。


藤江の復調が白鴎大の勝利の鍵となりそうか
明治大107(23-16,21-9,26-9,37-20)54白鴎大
080913meijihakuoh明治大の戦いぶりを見ると、第1週に明治大#6伊與田(4年・PG)が「4週目までは、6・7割の力で勝たなければならない」という話をしていたことを思い出す。この試合では立ち上がりに大量のリードを奪うと、主力は早々にベンチへ。その後はベンチメンバーの活躍が光った。白鴎大は、#00藤江(3年・G)の負傷の影響が顕著に現れていると言っていいだろう。藤江の得点が伸びない白鴎大は、53点と苦しい戦いを強いられた。インサイドでは#33フィルユン(4年・C)が奮闘するが、明治大も#3金丸英悟(3年・PF)、#41飯沼(3年・PF)らが粘り、簡単には攻められない。外角シュートが入って、リズムに乗るのが白鴎大。藤江の外角シュートが思うように入らない今、リズムを掴むためには次の一手を探さなければならない。



高さで勝る慶應大が順天堂大を寄せ付けること無く勝利
20080913yamamoto.jpg慶應義塾大113(34-14,24-19,31-23,24-20)76順天堂大
慶應大は43、順天堂大は29。
これは両チームが最終的に取ったリバウンドの本数だ。インサイドに#7岩下(2年・C)を置く慶應大は、次々とリバウンドをもぎ取り、順天堂大にセカンドチャンスを与えなかった。岩下がいるゴール下はシュートの感覚も違うのか。順天堂大のシュートはことごとく落ちる。順天堂大は心臓ともいえる#4綿貫(4年・F)の得点がストップ。インサイドで#18趙(1年・C・藤枝明誠)が17点と気を吐くが、慶應大を捕えるまでには至らなかった。対する慶應大は、#7岩下は12リバウンドとリバウンドで貢献。得点では#10小林(3年・G)の36得点が光った。ベンチメンバーも全員出場し、危なげなく勝利を飾った。

写真:怪我人続出に悩まされている順天堂大。#10山本も練習で負傷したが、出ざるを得ない状況。
※順天堂大・中嶽コーチ、綿貫選手のインタビューは「続きを読む」へ。

筑波大VS拓殖大(片峯選手インタビュー)は「続きを読む」へ。
※早稲田大VS国士舘大は別途掲載します。

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■REPORT■
筑波大104(26-28,26-21,23-17,29-19)85拓殖大
昨年の2部リーグでは入れ替え戦出場権獲得に向けて負けられない試合が続いていた筑波大。対する拓殖大は結果が出ない、もどかしい試合が続いていた。だが、第2戦。拓殖大が筑波大を破った。試合終盤に向けて調子をあげてきた拓殖大に対応できなかった筑波大は、6点差で敗北。この1敗がなければ違った結果になったかもしれない。そんな苦い思いをしたのが拓殖大戦だった。

「明治大戦の後、試合の入りを良くしようという話になって1週間練習してきました。その結果が出たと思います」(拓殖大#22松崎)

080913tsukubatakudai序盤は拓殖大ペースだった。
オフェンスでは#21寒竹(4年・F)を中心に外角のシュートが高確率で決まる。ディフェンスではよく足が動き、エンドラインからのスローインすら筑波大にさせないという気迫が伝わってくる。攻守共に勢いに乗る拓殖大に、筑波大はかき回された感が否めない。#31梁川(4年・G)がコンスタントに得点を決めるものの、苦しい体勢からのシュートが多い。ミスが続く筑波大は、乗り切れずに1Qは拓殖大にリードを奪われる格好に。

2Qの立ち上がりに#47富田(4年・F)のリバウンドシュート、#13片峯(3年・G)のバスカンで逆転に成功した筑波大。しかし、その後はミス。パスが上手く通らない。立て続けにミスを犯してしまった筑波大は、#13片峯に替えて#9平原(4年・G)を投入。しかし、それでもミスが耐えない。2Qの中盤に拓殖大#7松本(2年・G)に速攻を食らうと拓殖大が逆転。筑波大はタイムアウトを請求。そして#13片峯を再びコートへと戻す。タイムアウト直後こそ拓殖大に得点を許したが、その後は片峯の3Pや#32木村(4年・C)のゴール下などで得点を重ねていき、筑波大がリードを奪う。だが、拓殖大は#22松崎(2年・G)が奮闘し、食らいついていく。だが、終盤に筑波大は#31梁川のレイアップが決まり、3点リードで前半を終える。

080913tsukuba3Qの立ち上がりは拓殖大のミスから始まった。筑波大#5中務(4年・F)が拓殖大からボールを奪うと、そのままシュートへ。ファウルをもらい、フリースロー。その直後、拓殖大は#21寒竹が4つ目のファウルを犯し、ベンチへ。ここを筑波大は見逃さなかった。#5中務の3P、#31梁川の速攻で8点差とすると、拓殖大はたまらずタイムアウト。しかし、筑波大の勢いは止まらない。#47富田、#32木村らインサイド陣を中心に得点していき、拓殖大を寄せ付けない。対する拓殖大は#99長谷川(1年・F・能代工業)の3Pが単発に決まるのみで、じりじりと離されていく。3Q終盤には司令塔#1宮城(4年・G)も4ファウルで、得点源を2枚失った拓殖大。#22松崎ら下級生が粘るが、立て直しができない。4Q序盤には筑波大#13片峯の連続3Pが決まり、12点まで点差が広がってしまう。攻め手を見出すことができない拓殖大はそのまま離されていき、結局19点差で敗北。
3Qの立ち上がりが明暗を分けた、そんな試合だった。

最後、拓殖大#1宮城、#21寒竹は共に退場となった。
「あの2人(宮城、寒竹)がいないと、ポジションも変わってしまう。2人がいるといないでは得点の部分が2つも削られてしまって、攻めどころがなくなってきたっていうのは確か」(松崎)
拓殖大は宮城、寒竹以外は下級生で編成されている若いチーム。やはり、4年の存在は大きいと見える。その2選手が抜けるとなると、やはり立て直しがきかない。若さ故だ。しかし、その中でもエース級に得点を取り、ディフェンスでも奮闘しているのが松崎だ。昨年は控えとして試合に出ることが多かったが、今年はスターターとして名を連ねている。
「最初で流れを作ろうと。今は流れを作ることに力を注いでいます。あとは、明治戦で積極的にいったら、得点も取れちゃった(笑)。だからリーグではどんどん積極的に行こうかなと思っています」(松崎)
とはいえ、まだ2年生。ミスもあれば荒削りな部分もある。しかし、その積極的なプレーは拓殖大の力になっていることは間違いない。
「今日は正直、自分たちが悪い時間帯の方が多かった。これからはいい時間帯を増やしていけるように頑張りたい」(松崎)
まだ結果が出ていない拓殖大だが、松崎のような明るい材料もある。春は不本意な結果に終わっているだけに、早く白星が欲しいところだ。昨年のように第2戦で筑波大から勝利を挙げることができるか。


◆#13片峯聡太(筑波大・3年・G)
「楽しいです」
片峯ははっきりとこう言った。
昨年は吉田周平という絶対的なガードを前にベンチを温めることが多かった。しかし、今年度からは正ガードとして筑波大の司令塔を務めている。今まで頭の中で描いていたものをコートで表現できることに、喜びを隠せない。生き生きとプレーする片峯は、見ていて飽きない。

—ポイントとなったのは3Qの立ち上がりだったと思いますが、後半への指示の中で何か特別なものはありましたか?
「僕たちは後半の出だしがすごい悪くて、何をするべきかっていうのをあやふやにしてしまうことが最近多かったんです。向こう(拓殖大)は外が入っていたので、それに対するプレッシャーを上からしっかりかけて相手のゾーンプレスを気にしすぎない。あとは自分たちのトランジションバスケットを行ける時はちゃんとレイアップまで持っていてて、っていうことを意識してやろうということですね」

—拓大は昨年のリーグで1敗している相手ですが、その意識はありましたか?
「そうですね。今日も電車の中で去年は1勝1敗だったなっていうのを言っていて。やっぱりこの1戦目の入り方と終わり方っていうのはすごい大事だと思っていたので、こういう結果になってよかったです。明日も色々対応してくると思うんですが、楽しみながらやりたいです」

—意識していた分、序盤は堅さが見えましたね。
「やっぱりどこかで苦手意識があるのかもしれないですね。向こうも外から打っていたし。そこを打たせた僕らは本当にまだまだですね。それが明日の課題かなって思います」

—拓大はゾーンディフェンスでした。攻めにくさはありましたか?
「宮城さん(#1)と松崎(#22)が足が動くので、ゾーンプレスでもどんどん狙ってきていて。ただ立っているゾーンよりもプレッシャーがありました。最初は僕も攻めどころを見つけるのにちょっと時間がかかってしまって…。でも、外からもっと打っていいかなって感じもしますし、中と外のバランスを考えれば明日はもっと上手く行くんじゃないかなって思います」

—昨年はベンチスタートでしたが、今年はスタートとして試合に出ていますね
「吉田周平さんはすごい。周平さんに勉強させてもらったことはたくさんありました。3Pの確率にしても打つ本数にしても。リーグ前は去年の周平さんを目標にしつつ、それを上回らなければならないかなって思っていて、そういう練習をしてきました。あとは去年、ベンチスタートっていうことで、今年の主力である4年生をどう使うかっていうのをどうしようかとかずっと考えていました。そこで培ったものが出ているので、自分でもすごく楽しいです」

—楽しい?(笑)
「楽しいっす。すごく。ま、キツいっすけどね(笑)」

—ミーティング後、吉田監督と何かお話ししていたようですが。
「自分はガードなので、監督とのコミュニケーションは取ろうとしていて。監督から見てゲームを通してどうだったかなっていうのを聞いて、外と中のバランスを聞いて。そういうことですね」

―明日へ向けて修正点を挙げるとすれば?
「トランジションでアウトナンバーで行ける時と行けない時の判断が今日はすごく悪かったです。中途半端に『行けるのかな』みたいなパスとかありましたし。自分も前半はターンオーバーが多くて。そういうところを減らして、逆にこっちは外のシュートを簡単に打たせないようなディフェンスをして。オフェンスは今日の得点で、ディフェンスは明日は60点に抑えたいなっていうことをみんなで言ったので、それがクリアーできるように頑張りたいです」


◆中嶽誠コーチ(順天堂大)
―上位チームから当たるとはいえ、3連敗スタートとなってしまいました。
「今年の2部は1部から降格してきたチームも含めて差がないと思っていたので、思い切りやったのですが、やはり去年1部でやっていたチームに洗礼を受けている感じですね。ただ、今日は全員試合に出られたのでやっと皆がリーグ戦に参加できたというか、そういう意味では吹っ切れたのではないでしょうか」

―いいプレーも見られるけれど、それが1試合続かないという感じでしょうか。
「そうですね。リーグはトーナメントと違って一発勝負ではないので、1試合全体を考えた戦い方が14試合を通して必要になります。去年の3部なら徐々に調子を上げていってという感じでしたが、今年は最初からチャレンジ精神がいる。そのなかで身体のダメージも受けていて、選手層がそんなに厚い方ではないので『頑張りたいんだけど怪我をしちゃいけない』というのが難しいですね。でも、これこそが経験になっていくと思いますし、リーグ戦だから負けても次の試合、次の試合って気持ちでやらせています。自分は全然落ち込んでいません」

―コーチとしては、その『次の試合』以降のゲームプランはどのように考えていますか?
「メンバー1人ひとりの『ここは勝ってないな』とか『ここは頑張らせたい』という部分は見えてきています。ただ、身体のダメージでできないところもあるし、経験不足でできていないところもあるし、いきなりそれをやれと言ってもできるものではない。こちらとしてはそういうところもちゃんと見極めて、2試合どう戦うかを考えています。例えば今日の1戦目は途中30点開いたけれど、あと55分どういう試合をしようか?と。そうしたら点数を少しでも縮めて、できることやらなきゃいけないこと、相手の特徴をつかむことをやるしかないということで、それをやりました」

―怪我人の状況はいかがでしょうか。
「#10山本は練習でひじが入ったんです。今日は#18趙が山本の分もなんとか頑張ってくれました。#4綿貫も捻挫しちゃって…怪我人が多いですね。ただ、綿貫に関しては相手が止めに来ているというのはわかっているので、それの上を行けなかったあいつの弱さです。向かって行き過ぎちゃって怪我をしたということです」

―そのような状況の中で、明日の2戦目はどう戦っていきますか?
「できること、できないこと、そしてやらなければいけないところが選手達もわかってきたと思うので、ただ頑張るんじゃなくてその辺を理解した上でやれればいいかなと思います。まず片目を開ければ(=1勝できれば)。7週間あるので、さっき言ったことを最後まで継続してやりきれるよう頑張ります」


20080913watanuki.jpg◆綿貫史宏(順天堂大・4年・主将・F)
―上位ランクのチームと3試合やってみて、どんな印象ですか?
「やっぱり1回も勝てていないので、1番は悔しいというのが大きいです。今、チームは自分を含めて怪我人が多くて、いつも通りにできていないので歯がゆいんですよ。でもその中でもやらなきゃいけないので、この状況の中でどうやって勝っていくかを考えています」
―今の時点ではどんな考えが浮かんでいますか?
「たとえ最初はうまくいかなくても、チームとしてまとまってやっていきたいなっていうのを今1番思っています。現状では、やっぱり相手も強くて大きいのでうまくいかなくて、そういうとき皆下を向いてチームがばらばらになっちゃっている感じなので、自分がもうちょっとキャプテンとしてチームをまとめて、全員で向かっていけたらなって思っています。僕らは能力や経験がないので、集団でやっていかないと勝ち目はない。2部の相手はプレーの面でいったら学ぶところの多いチームばかりですが、礼儀とか生活面も含めて勝てるところで勝っていって、最終的には試合の結果につながればと思います。できるところからですね」

―春のトーナメントでは同じ2部の明治大に勝って6位入賞しましたが、リーグにはどうつながっていますか。
「相手は警戒してくると思います。今までゾーンプレスをやっていて効いていたのですが、このリーグではそれが効かなくて困るところがあって。マンツーマンもやりますが相手の能力が高くてなかなか難しいところがあって…そこはどうやっていくか先週と今週は少し迷っていますね。どちらも去年1部にいたチームが相手なので、そこに圧倒されている感じがちょっとあります」

―ただ、ビハインドでも声を出す人がいるなど雰囲気は暗くないのでは?
「そういうところからやっていけば、いずれいい雰囲気になって勝てるんじゃないかって思います。先生がその都度言ってくれることを一生懸命、チームとしてやるだけですね。僕も熱くならないようにしないと」

―14試合を通してはどこを目指していきたいですか?
「1部昇格でやってきたのですが、今負けているので、ちょっと下がるかもしれないですが最低でもインカレには出たいなと。あくまでも1部昇格を目標としているんですけど、リーグ戦形式ではその都度の切り替えが大事だと思うので、目標も時には切り替えて。やっていこうと思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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