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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.09.06 (Sat)

9/6関東大学リーグ1部 第1週第1戦

主力の復帰・新たな故障者で1部リーグはまだ未知数
フタを開けてみなければ分からないのがリーグ戦だ。プレシーズンからほとんど合間なくトーナメントに入る春シーズンはまだチームの調子を読みやすいが、それから2ヶ月も経てばチームの状況はガラリと変わってしまう。
ケガ人がその主な理由だ。1部は春のケガから復帰した選手がいる一方、開幕初日から各チームに欠場が相次いだ。東海大・嶋田(3年・CF)、法政大・神津祥平(3年・C)、日本大・栗原(3年・F)、中央大・小野(3年・C)といったスタメンがリーグ出場が困難となった。大きな波乱はなかったが、今後の戦いにおいて影響が出てくる場面があるかもしれない。一方で専修大・能登(4年・F)、日本大・中村(3年・C)、東海大・西村(4年・G)は復帰。
昨年はケガに泣いたチームが苦しい目を見た。今年はどうなるのか、リーグの推移から目が離せない。


強いインサイドは健在の専修大
080906noto.jpg専修大75(24-12,13-18,16-18,22-24)72日本体育大
序盤は完全に専修ペース。#20張(2年・C)、#10飯田(4年・F)に加えて#28能登(4年・F)の復帰でインサイドの強力さは1部でもトップクラスと言えよう。リバウンドはトータル40本、日体大に10本の差をつけた。アウトサイドでも#11藤井(3年・G)が23得点と好調。#22鈴木(4年・G)が5ファール退場という場面もあったが#0堤(4年・G)がこれをカバーする。
日体大は大きく離されたが#00中西(2年・C)を投入してリバウンドが好転すると、アウトサイドが入って追い上げに成功した。しかし、大事な場面では1対1の攻撃が目立つ。エース#27眞庭(4年・F)へのディフェンスは厳しく、最後の大事な場面できれいなシュートは打たせてもらえない。点数では迫ったが内容としては専修のゲームだった。専修大は昨年も出足は好調。途中失速がなければ上位進出も夢ではない。

写真:復活の能登。インサイドに頼もしい1枚が加わった。


攻め手を欠いた法政大、初戦は東海大に軍配
080906MITUHARA.jpg東海大70(14-18,23-10,16-22,17-14)64法政大
得点力のある#5神津(3年・C)を欠いた法政大は、東海大ディフェンスの前になかなか攻め込むことができない。インサイドの#35中濱(4年・C)と#0満原(1年・C)は強力で、アウトサイド攻撃が多くなる。それでも1Qは競り合ったが、2Qに東海大がディフェンスを厳しくするとパスの出しどころがなく、攻撃を縦に切っていけなくなってしまった。停滞した時間にこれも長時間のプレーは厳しい#23信平(3年・F)を投入。レイアップやノールックのアシストで接戦に持ち込む。3Q終盤には#41谷口(1年・F)が3連続得点と好プレーで3点差で追う形となった。しかしペースを握っていたのは東海大。4Qに#91落合(3年・PF)のフリースローで同点に追いついた法政大だったが、その後は得点が伸びない。最後に#23信平がバスケットカウントの3Pを沈めて4点プレーとするが、東海大が追撃を振り切って勝利した。
最後の信平のシュートは計算外とすれば東海大は計算通り、相手を60点に抑えた勝利。法政大はやはり神津の得点分が足りない、という結果に。今後の修正が重要になるだろう。

写真:満原と梅津の能代対決。


【INTERVIEW】
080906NISHIMURA.jpg◆#32西村文男(東海大・4年・主将・G)
課題はディフェンス、とまず口にした。良くなってきたとはいいつつも、まだ向上余地は多い。
「マークマンにくっついていてヘルプができないとか、シューターのチームに外から簡単に打たれたりだとか、そういう部分はまだまだ。良くはなっているのでここからもっとという感じです」
養田が海外留学でチームをはずれた。チームとして残念ではあるが、春シーズン以降は養田なしで練習を積んで、スタメンには不安はない。嶋田の穴も満原が埋めているため、さしたる危機感はない。
「満原はインサイドでも点が取れるようになって、幅も広がってきています。それはいい部分」
得点面では#32安部(4年・G)もコンスタントに稼ぎ、全員バスケの印象はやはり強い。ただ、試合にはまだ経験の少ない#45鮫島(3年・F)や#25祐川(1年・F)なども起用されている。経験値が足りない分、ここからが主将としての腕の見せ所となるが、チームのトップに立って西村も変化が見える。
「勝ちたい思いはチームの誰よりも強いですよ。4年が声を出していると言われますが、そこはやはり危機感を感じているんだと思います。今年は優勝したいです」
淡々としつつも、その内側には強い意志が見えている。



日本大の出来がリーグ全体を左右する
080906taneichi.jpg日本大84(26-18,17-22,24-15,17-9)64大東文化大
日本大は#22栗原(3年・F)が欠場、そのかわりに#5中村(3年・C)が復帰した。元々フォワード層の厚い日本大にとっては致命的とまではいかないが、3番・4番ポジションでの他の選手の頑張りが必要になってくる。#11古庄(4年・C)がスタメンに入り、#21熊吉(1年・C)もまだプレータイムは伸びそうだ。
対する大東大は下級生中心にシフト。#9石原(4年・F)と#88渡辺(4年・C)を軸に
1、2年生が中心となった。オフェンス力はあるがまだ組織的とは言えない攻撃は、楽勝ペースかと思わせた日本大を一時追いつめる。しかし日本大は#10種市(3年・F)が32点と大爆発。難なく初戦突破を決めた。

写真:種市をはじめ、スタメン4人が2桁得点の日本大。


【INTERVIEW】
080906shinoyama.jpg◆#13篠山竜青(日本大・2年・G)
「こんなに試合できないのが寂しいものだとは思わなかった」
いつもの挑戦的な口ぶりではなく、殊勝な態度でそう言う。トーナメントでは18年ぶりにベスト8進出を逃した。新人戦でも同様にベスト16と力を発揮できなかった。そこにはセンター中村のケガも大きく、チームのまとなりもなかったと言う。
「練習試合の出来が悪くて、僕を含めて何人か練習させてもらえなかった時期もあったんです。練習を上で見ていたんですが、そんな状況でみんなで話し合う環境ができてきたし、城間さん(Aコーチ)が入ってきて、教えてもらってハーフコートバスケもできるようになってきました」
中村も復帰し、城間Aコーチが川島監督の教えをかみ砕いて伝えてくれるようになったことは日大にはプラスに働いている。春に比べれば良くなってきていると言いながら、まだここからという部分もある。
「今日はまず勝ったことが第一だから良かった。でも中盤に追いつめられる時間帯でもっと点差を離してふんばらなければ。自分たちの速攻ミスもあったし、そこは反省点です」
栗原の欠場は大きいが、他の選手の頑張りもある。春の悔しさを日本大がどう晴らすかが見物になろう。


苦しい中央大に対し、青学大は順当に勝利
080906nakano.jpg青山学院大93(28-5,24-18,24-16,17-19)58中央大
主力選手の欠場が最も顕著に表れたのは中央大だ。インサイドからポイントガードまでこなす#11小野を欠いた中央大は、相手が青学大だったとはいえ1Qは5点しか取れなかった。青学大も#23湊谷(2年・F)、#9小林純也(2年・SG)が欠場となったが、その影響は中央大相手には全く関係なかった。下級生の控え選手にはまだ未熟な部分も見られるが、危なげないスタートをきった。
一方中央大は#4中野(4年・F)、#7佐藤(4年・G)、#13砂原(3年・CF)が2桁得点だが、厳しい船出となった。

写真:中野は囲まれ思うようにプレーできなかった。主将としてチームのピンチをどう切り開くか。

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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