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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.06.21 (Sat)

関東大学新人戦6/21最終日5位決定戦 慶應義塾大VS法政大

慶應義塾大76(22-19,20-9,16-21,18-17)66法政大
080621matsuya.jpg5位決定戦は高さ・機動力を併せ持つ慶應大とインサイドのサイズ不足ながらベスト8に残った法政大との戦いとなった。
序盤からリードしたのは慶應大。インサイドの205cm#7岩下(2年・C)に対抗できる高さは法政大にはない。外角中心の攻撃になる法政大に対し、慶應大は内外からバランスよく得点して前半にリードを奪う。後半控え選手を投入した部分で追いつかれそうな場面もあったが、全体的には慶應大の実力が勝っていた。「高さもなかったし、戦っていてここじゃないなと感じました」と岩下が言ったように、実力的に言って下位決定戦に回ったのは不本意であったろう。それでもトーナメント3位、早慶戦優勝、新人戦に6年ぶりのベスト8入りで5位という結果は近年にない好成績。真の目的である1部復帰に向けて慶應大は確実に前進している。
法政大は#6陳(1年・F・昌平)や#72坂上(2年・G)などの動きが目立ったが、サイズ不足は否めなかった。
写真:最後の試合前、キャプテンとして二ノ宮がメンバーに指示を出す。

試合のレポートと慶應義塾大・岩下選手、酒井選手、法政大・鈴木選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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■ GAME REPORT■
080621kozu.jpgゲーム開始を支配したのは慶應大トリオ。#7岩下のゴール下、#11酒井(2年・F)のフリースローを獲得、#4二ノ宮(2年・G)が速攻を決める期待通りの立ち上がり。一方法政大は#6陳、#24神津(1年・G・洛南)、#72坂上とこちらもポイントゲッターが得点を重ねる。しかしリバウンド、インサイドのポストアップでは法政大は190cmしかない#41谷口(1年・F・洛南)では対抗できない。#7岩下に豪快なダンクも決められ、#4二ノ宮もドライブからバスケットカウントを獲得する動きで慶應大がリード。法政大は#6陳のミドルシュート、#23坂上の3Pが決まり、得点では離されず22-19で1Qを終えた。だが2Qも慶應大がゲームを引っ張った。トリオの得点で一気に10点以上の差をつけると交代した#12澤谷(2年・F)も連続得点。法政大はほとんどがアウトサイドからの得点となり、点が伸びない。前半を終えて42-28と慶應大の14点リードとなった。



080621ninomiya.jpg前半で差がついた慶應大は後半、控えも積極的に投入する。「秋に向けてバックアップにも訓練を積ませたかった。その判定ができた」と佐々木HC。#金岡(2年・F)#19春本(1年・PF・春日部)、#16金子(1年・G・春日部)らを使いながらの後半戦となった。しかし控えの投入で動きが悪くなると法政大の機動力に振り回され、追い上げられる。法政大は高い位置からディフェンスをしかけ、慶應大のミスを誘う。ターンオーバーされかかったところで#7岩下がアンスポーツマンライクファウルを取られ、続いて8秒以内にフロントコートにボールを運べずバイオレーション、ペイント内での3秒オーバーも取られ、慶應大の攻撃が停滞。その間に法政大は#3鈴木(2年・G)、#6陳などのシュートで一時は3点差にまで迫った。それでも慶應大は#4二ノ宮が悪い流れを断ち切る3Pをきっちり決め、逆転されるところまではいかない。ミスをしながらも2年生がゲームを締め、そのまま4Qに慶應大が再度引き離して勝利、5位を決めた。




◆ #7岩下達郎(慶應義塾大・2年・C)
080621iwashita.jpg昨年は1試合フル出場してパフォーマンスを持続させる体力が培われていなかった。今期は春からそういった面では向上しており、春の躍進は岩下の成長も大きい。それでも、まだ試合によって波がある。秋のリーグに向けて及第点で満足してはいけない。更なる成長が問われる。

-5位という結果を振り返ってどうでしょう。ベスト8自体は久しぶりでもありますが。
「そうですね。でも振り返ってみると東海戦の4Qでファールトラブルになってしまったのが一番悔しかったですね。そこでもし流れがこっちに来ていたらという悔いがあります。5位は素直にうれしいですけど、そこで勝ちきれなかったのは悔しいです」

-東海戦では満原選手に外から打たれてしまいましたが、そこは分かっていた?
「一応外も打てるというのは認識していたんですが、あそこまで入るというのは考えていなかったので、そこですぐ対応できなかった自分の責任は大きいと思います」

-それでも切り替えてこの2戦は臨めているように思いました。
「昨日、今日はインサイドもいないチームなのでそういった面ではやりやすかったからだと思います。でもここじゃないな、という気持ちは残りました」

-新人戦を戦うにあたって2年の3人(二ノ宮、酒井)で話はしましたか?
「佐々木先生に集められて結局は二ノ宮が4番を着ることにはなったんですが、“誰がキャプテンでもいいから、3人でチームを引っ張れ”と言われました。そこで話はしました」

-早慶戦の後で持続するのは難しかったと思いますが。
「早慶戦が春の中では慶應と早稲田には一番大きい試合というのもあるので、それをああいう形で終えて、燃え尽きないようにモチベーションを持っていくのは大変でした。先輩たちは一段落ついても1、2年にとってはあれで終わりじゃないというのが難しい。3人がしっかり気持ちを持ってチームを引っ張らないとこのチームはまとまらないなと感じました。そういう面で引っ張るというのに体力は使いました」

-昨年は一生懸命やっているだけだったと思います。そこから考えると成長した面もあるし、課題もある。自分ではどう思いますか?
「体力はついたので少し周りに気を配れるようにはなりました。課題は春シーズンを通してフィールドゴールののパーセンテージが低くて、イージーシュートのミスが目立つのでそれをしっかり決めていかないとチームの戦力にならないと思います。リバウンドやブロックなんかは貢献できるようになってきたんですけど、インサイドのペイントの中で点を取れるようにならないといけないと思います」

-イージーシュートを外すのはなぜだと思いますか?
「まだ体が弱いですね。当たられても決めきるフィジカルを作らないとダメですね。春もやっていましたがまだ足りない。パワーのミスマッチをなくすことが課題ですね。オフシーズン中にも頑張りたいと思います。」

-秋からはそれに加えて精神的な戦いにもなると思います。
「気持ちの面では去年の悔しさというのは持っているので、そこでは負けたくない。この気持ちに体がついていくように作っていきたいと思います」



◆ #酒井祐典(慶應義塾大・2年・F)
080621sakai.jpg2年生トリオの一角としてチームを支えた。ランキング上位にまんべんなく入るオールラウンダーぶりはチームにとっても心強い。今大会はガードとしての動きも要求された。こちらも新しい段階への成長を問われている。

-5位という結果となりました。
「やっぱり3人にかかる負担が大きくて疲れましたね。ちょっと足の方が気になっててどうかなと思いつつ、でも頑張って5位。5位か……先生はそれなりに評価してもいいと言ってくれましたが、本当は優勝を目指していたので悔しいですね。でも本当にバックアップのメンバーに頑張ってもらわないと2年後にはこのチームで戦わなければならないので、今のままじゃ難しい。自分も含めて頑張らないといけないですね」

-ガードのような動きもしていましたが。
「ドリブルもつけるんだぞ、というというところを見せられたかな…と(笑)。いや、でも自分が持つとちょっと展開が遅いので、コーチにはニノ(#4二ノ宮)が押さえられた時に自分が早くするようにと言われていました。そこはちょっとまだまだですね」

-佐々木HCは昨年から酒井選手の将来を見据えたら、考えなければならないと言っていましたよ。
「まあそうですね。でも慶應でなければこんなに幅広いポジションをすることはないと思います。1番からリバウンド王に絡む(結果は3位)までほんとに。でも僕がもし相手のコーチだったとしてもニノを押さえにいくだろうし、そこで自分がガードをできれば違うと思うので、そこはハンドリングも上達させていかなければと。酒井家はドリブルが下手なので(苦笑)。まあいろいろ試していたんだろうとは思うので、やりにくい場面もありましたけどそこはしょうがないかなと」

-とはいえ、ここではなくやはり秋が大事ですね。
「秋が本番ですね。最初チームが始まった時から1部昇格とインカレ優勝を目標に掲げて頑張ってきました。春は優勝という結果はなかったですけど、例年に比べたら全然いいのでこの勢いを持続していきたいですね。まだ延世大(韓国)との定期戦(8/11代々木第二)もあるし、重要なところで出ると思うので頑張ります」



◆#3鈴木恵二(法政大・2年・PG)
080621suzuki.jpg大事な局面ではサイズのなさが響く試合が目立った法政大。
その中でもガードが試合を引っ張る場面は多かった。
昨年まで不動のガードだった深尾晃生の抜けた穴を埋める活躍が望まれる。


―試合を終えて。
「2週間という1、2年生だけの練習でやっぱり身長が低い分困った部分があったんですけど、2年生でバックアップできたんで、最後は負けちゃったんですけど、こういう結果になったかなと思います」

―180cm前後の選手ばかりでしたが、小さいメンバーでやることはどうでしたか?
「やっぱりスピードでやるしかないってことだったので、練習相手に先輩にやってもらって高さ対策みたいなことはしていたんですけど、本番とはちょっと違うんで。試合になるとやっぱり経験のない部分があって、そこはダメだったかなって感じですね」

―慶應大は大差で敗れた筑波大同様にインサイドが強いチームですが、それでも今日離されずに付いていけた要因というのは?
「自分らもインサイドやられるのかなと思ったんですが、相手もミスしてくれたり、自分らのインサイドも一年生が頑張ってくれたんで。だから案外できたのかもしれないですね」

―順位決定戦はモチベーションが難しいと思うのですが、すごく泥臭く頑張ってましたね。
「結構うちはやる気で左右されるんですけど、今日は意外と頑張ってたんじゃないかと思います」

―練習中の雰囲気はどうでしたか?
「ちょっと最初はひどかったですけど、試合に近付くにつれてみんなわかっているんで。結構集中してやれたと思います」

―チームのキャプテンとしてはどうでしたか?
「初めてキャプテンやったんですけど、ちょっとまとめるという部分ができてなかった。ちょっとそこがダメかなと思ったんですけど、本当に2年生がバックアップしてくれて。自分がキャプテンというよりみんなキャプテンみたいにいろいろ言ってくれたんで。おんぶにだっこじゃないですけど、楽できたというか、初めてのキャプテンとしてはちょっとはチームをまとめられた気はします」

―3、4年生のチームに戻ってもですが、ガードのポジションの競争がすごく激しいですよね。
「そうですね。ガードが多いチームなので。インサイドは少ないですけどエースはできるんで、ガードが合わせればもうちょっとチームも向上するのかなって思いますね」

―チーム内で出場時間を勝ち取るためには、自分のどういうところをおしだしたいですか?
「やっぱり自分は身長が低いので自分のできるオールコートのディフェンスだったり、スピードで持っていったり。多分交代で出たりするかもしれないですけど、出た時に自分の良さが出ればいいなと思います」

―昨年のインカレ準優勝から法政が変わったと感じるのですか、春シーズンを振り返っていかがですか?
「いや、変わってないですけど、個人個人がやる気になっているだけだと思うので。夏を終えてチームが一つになれると思います」

―長年苦手だと言われるリーグ戦はどうですか?
「今年は全然いけるんじゃないかと思ってるんですけど。やってみなきゃわからないので頑張ってみます」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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