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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.06.20 (Fri)

関東大学新人戦6/20準決勝 東海大VS筑波大

東海大88(18-14,22-16,20-20,28-20)70筑波大
080620MITSUHARA.jpg東海大と筑波大。
互いに粘るバスケを展開するチーム同士の対決となった準決勝2試合目。この日は筑波大の上級生も応援に駆けつけた。応援合戦が繰り広げられる中、試合はスタート。
ゲームの主導権は東海大にあった。激しいディフェンスから流れを掴み、終始10点前後のリードを保つ。対する筑波大は#15山口(1年・G・福大大濠)が33点と大暴れ。しかし、要所で東海大#36養田(2年・F)に得点を許し、反撃の芽を摘まれてしまう。なかなか縮まらない点差。だが、筑波大は最後まで粘る。激しいディフェンスと#15山口、#34田渡(1年・G・京北)らの得点で、最後まで東海大に追いすがった。
最終スコアー88-70。東海大が18点のリードを奪い勝利したが、互いに最後まで粘りのあるバスケットを展開し、点差をあまり感じさせない好ゲームだった。
写真:インサイドは完全に満原が支配。筑波大が本井・加納を合わせて12得点なのに対し、満原1人で19得点をかせいだ。

詳しいゲームレポートと東海大・養田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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■GAME REPORT■
080620fujimaki.jpg序盤は互いに激しいディフェンスで簡単にシュートを打たせない。だが、ゲームの流れを掴んでいったのは東海大。#36養田、#34三浦(1年・G・小林)が随所で得点。リードを奪うきっかけを作る。対する筑波大は#15山口が大当たり。ミドルシュートでコツコツと得点を重ねていき、東海大に食らいついていく。しかし終盤でミスが続き、追いつくには至らず。1Qは18-14で東海大。

2Q、筑波大はゾーンディフェンスを展開。しかし、東海大はそれをものともしない。#25祐川(1年・F・東海大四)のオフェンスリバウンドから#5多嶋(2年・G)、#4森田(1年・G・湘南工科)のジャンプシュート、3Pで加点していき、開始2分で10点差をつける。筑波大はたまらずタイムアウト。その後、筑波大は#15山口の得点で点差を詰めていくが、東海大は#36養田、#4森田が決め返し、リードを保つ。筑波大はなおも#15山口で応戦するも、思うように点差は縮まらず、40-30で東海大が10点リードで後半へ。

3Q、立ち上がりに筑波大はミスを連発。開始3分で16点差まで広げられてしまう。自らのミス、そして東海大ディフェンスの前に上手く攻められない筑波大は開始4分無得点。しかし、#34田渡がスティールから速攻を決めると流れは徐々に筑波大に傾いていく。更に筑波大の得点は続く。#15山口が3Pを打つ際にファウルをもらい、フリースロー3本。山口はそれを全て決め、まずは11点差。続いて、#33加藤がオフェンスリバウンドからシュートをねじ込むとこれがバスケットカウントになり、更に勢いづく。攻守共に冴えわたる筑波大は残り4分、#34田渡のリバウンドシュートで6点差まで追い上げる。すかさず東海大はタイムアウト。タイムアウト後は#36養田がバスケットカウントを決め、更に#0満原(1年・C・能代工業)が筑波大#36本井(2年・C)から3つ目のファウルを誘い、点差は再び2桁得点へ。しかし、ファウルの多い東海大は筑波大にフリースローを与えてしまい、じわじわと点差を詰められる。試合が大きく動いたのは残り2分。筑波大#36本井が4つ目のファウルをコールされ、ベンチへ。筑波大はディフェンスをゾーンに切り替え。しかしそれが裏目に出てしまう。東海大は#4森田、#5多嶋が立て続けに3P、更に#15中務(2年・F)のリバウンドシュートで1分間の間に8得点を荒稼ぎ。点差も14点差に広がる。焦った筑波大はミス。しかし残り34秒で#15山口がバスケットカウント。11点差まで持ち込むが、最後に東海大#15中務にゴール下でのシュートを許し、結局14点ビハインド。

080620nakatsyuka.jpg4Q、決められたら決め返すという展開が続いた序盤。しかしその中で、筑波大はミスが出てしまい反撃の狼煙をあげることができない。そんな筑波大を尻目に東海大は#0満原のゴール下で次々と加点。リードを広げていく。残り3分、東海大#36養田のバスケットカウント。筑波大#36本井は5ファウルで退場。点差は17点。しかし筑波大は#15山口、#34田渡が「まだまだ」とチームに声を掛ける。するとここから筑波大ディフェンスに激しさが増す。残り2分にはオールコートディフェンスを展開。だが得点に繋げられない。最後は、この試合いいところでオフェンスリバウンドをもぎ取りチームを救った東海大#25がブザービーターを沈め、試合終了。点差は18点。しかし、新人らしいがむしゃらさが点差を感じさせなかった。

法政大戦ではインサイドを基点とし、オフェンスを展開した筑波大。しかし、この東海大戦ではそうはいかなかった。東海大#0満原、#36養田の前に筑波大#36本井、#99加納(1年・F・安城学園)が仕事をさせてもらえなかった。得点に関しては33得点を挙げた#15山口に頼りきりになってしまったところが痛かった。逆に東海大は、インサイドとアウトサイドでバランスよく得点。全員がコンスタントに得点を取れるところも強みになってきている。チームカラーである激しいディフェンスも相変わらず。2年連続で決勝進出へ駒を進めた東海大。連覇なるか。



◆#36養田達也(東海大・2年・F)
080620YODA2.jpg「ようだー!」
毎試合、養田への声援は熱い。
そんな声援に応えるかのような渋いプレーの数々。
この試合、筑波大の反撃を幾度となくかわすことができたのは養田のシュートがあったからこそ。
養田が決めればチームが盛り上がる。
ムードメーカーとしてもその存在を確立しつつある。


-まずは決勝進出おめでとうございます。2年連続決勝進出ですが。
「ありがとうございます。連覇を目標にやってきました。去年はそんなに仕事をしていないので、ぜひ青学に勝って優勝したいですね」

-相手が筑波ということで何か意識していたことはありましたか?
「リバウンドを取らなければ自分たちに流れが来ないので、リバウンドを意識していました。あと、相手の1年生の山口(#15)と加納(#99)をいかにして抑えるかということミーティングで話していました」

-インサイドは抑えられたものの、山口選手にはやられてしまった感があると思うのですが。
「(山口選手は)ちょっと演技が多かったですね(笑)。シュート力はあるので、ボールを持っている時間が長いので、やられてもしょうがないです。逆に他の得点はなかったので、それは別に良かったと思います」

-点差が開いても筑波は粘っていましたね。
「(筑波は)東海に似ているモノはあると思います。ディフェンスに関しては、こっち(東海)が粘っこくやれたので良かったと思います」

-今日はいいところでシュートが入っていましたが。
「たまたまですね。マグレです(笑)。明日入ればいいと思います」

-ここ2試合くらい、少しファウルが多いように思えますが。
「それは仕方ないです。もちろんファウルであるところもあるんだけど、自分ではファウルじゃないと思ったところもあったりするんで。もう少し、審判にも合わせていかなければならないなと感じました。でも、一番最初のファウルはいらないファウルでした。明日はもう繰り返しません」

-養田選手の応援団がすごいですが(笑)。
「あれはお笑いでしょ(笑)。ああゆう笑いも有りだと思いますよ。楽しくやって勝てればいいと思うし(ムードメーカーになりつつありますね)周りの人があまり声を出さないので、声出しの仕事をやらないと。自分が声を出してチームの意識をコントロールしなければならないと思いました。熱くなったら冷静にさせたりとかして。上級生と試合をやっているときもそういう事をやっていたので、新人戦でも同様に貢献できればいいと思ってやっています」

-先ほど、後藤コーチと何か話をしていたようですが。
「ディフェンスのちょっとしたコツを他の人にも教えればいいんじゃないのってことを(笑)。ちょっとしたミス部分とか色々ですね」

-青学戦のポイントは?
「やはりリバウンドですね。あと、速攻も速いので速く戻ることを意識してやっていければと思います。(個人的には?)いつもと変わりませんが、声出しです。試合全体を通してチームの士気を下げないようにしたいです。あとはディフェンス。青学は攻撃力があるので、いかにして東海のバスケをしていくかという点は特に意識して優勝を狙いたいと思います。」


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4年生全員で考えたというTシャツ。先輩の愛情には養田本人も苦笑いしていた。


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試合前、後藤コーチのドリブルの方向へステップを踏む東海大。


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東海大・森田は積極果敢に攻めて17得点の活躍。


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司令塔・多嶋は大事なところでシュートも狙う。


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養田は表情も豊か。


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筑波大・田渡のオフェンス能力には光る物がある。


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筑波大・加藤は15得点。


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筑波の得点を引っ張る山口は33得点ながら及ばず。


080620MOTOI.jpg
筑波大は本井がもう少しインサイドで勝負できれば違ったか。
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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