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2007.05.31 (Thu)

関東大学トーナメント5/31@代々木第二体育館

早稲田大学104(26-12,25-16,28-19,25-7)54國學院大学
0531HIGASHI序盤は一進一退の攻防が続くが、1Q残り5:38、國學院大は#14粟根(2年・SF)のフリースローを最後に4分間得点が止まってしまう。その間に早稲田大学は#7近森(4年・F)を中心に多彩なオフェンスを展開。点差を広げていき、1Q終了時には14点差となる。その後も早稲田大は手を緩めない。ベンチスタートだった#18東(2年・G)は國學院ディフェンスをかき回し、#7近森は外角シュートがよく決まり、更に点差を広げる。國學院大も#11成田(3年・PF)や#20杉本(1年・PG・岐阜総合)を中心に得点を重ねるが、早稲田大は容赦なし。ベンチメンバーも活躍し、終わってみれば100点ゲーム。104-54と50点差をつけて勝利した。駒澤大戦とは打って変わっていい展開で試合を締めくくった。そして早稲田大はベスト4をかけて能力軍団・法政大と激突する。
写真:シュートに行く早稲田大・東。


国士舘大学79(19-31,14-19,22-16,24-20)86日本体育大学
0531miyamuraベスト8をかけた最後の試合は3部Aの国士舘大学と1部の日本体育大学。
序盤から一進一退の攻防が続くが、残り4分を切ったところで国士舘大の得点がぴたりと止まってしまう。日体大はそこを突いてくる。エース#27眞庭(3年・F)が多彩なオフェンスで国士舘大を翻弄。得点を重ねていく。眞庭は1Qだけで11得点を獲得。チームも31-19と大きくリードを奪う形となった。2Qに入り、国士舘大はアウトサイドを中心に得点を重ねていくが、差が10点以内になることはない。また、#9金(2年・C)がリバウンドを増産するが、肝心なところで得点が決まらず状況は変わらない。前半は日体大が17点リード。

後半に入り、国士舘大はパスがよく回るようになる。対する日体大も足を動かし、スクリーンを上手く使い、#27眞庭に3Pを打たせるなどオフェンスが上手く機能する。3Q残り6:26、国士舘大は#7柴田(4年・F)のレイアップが決まると、続けて#9金がパスカット。そして#12吉本(3年・PF)がブレイクを決め、流れが傾きかける。しかし決定力に欠け、追いつくきっかけが作れない。3Q残り4分を切ると国士舘大#9金がゴール下で奮闘。日体大#15宮村徹(3年・C)も必死にディフェンスをするものの、疲労の色が隠しきれない。一時は10点差まで行くものの日体大も意地を見せ、11点差で最終Qへ。4Qに入ると国士舘大の猛攻が始まる。#13馬(1年・C)のターンシュートで先制点を獲得すると、#14立花(3年・G)がフェイドアウェイシュートを沈め、ついに点差は一桁に。焦る日体大はファウルが多くなり、エース#27眞庭、#6宮村悠(2年・F)がファウルトラブルに陥ってしまう。そして残り6:44、トップの位置から#13馬が3Pを決めて3点差。すぐさま日体大#6宮村悠が取り返すも、国士舘大は止まらない。応援団の盛り上がりも尋常ではない。ここからは互いに意地の張り合いとなる。そして3分を切ったところで国士舘大は#9金がリバウンドシュートを決め、2点差まで詰め寄る。直後、日体大#11富江(2年・F)が3Pを沈め、5点差に。国士舘大はリバウンドこそ取るものの決定力を欠き、逆転するには至らない。残り18.2秒で3点差。ここで国士舘大#13馬が日体大#27眞庭にファウル。眞庭はフリースローをきっちり2本決め、5点差に。更には国士舘大のシュートミスからダメ押しのブレイクを決め、勝負あり。最終スコア79-86で日体大が逃げ切った。
国士舘大#9金はかなりの伸びが見られ、この試合MVP級の活躍。得点でもそうだが、リバウンドでも体を張り、日体大インサイド陣を圧倒した。

早稲田大・近森選手、国士舘大・柴田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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◆#7近森裕佳(早稲田大・4年・F)
0531tikamoriinter-ベスト8進出おめでとうございます。今の気持ちは?
「昨日、すごいふがいない試合をしたのでみんなで今日は気を引き締めてやろうっていうことを話して。まぁ、その中で相手を50点台に抑えることができたし、ディフェンス面で成功したのでそれは早稲田のリズムだと思うので、それができてベスト8に行けたっていうのはなんていうか…ほっとしたって感じですかね。ちょっとずつ自分たちの形が出来始めたかなって」

-駒澤大学戦はなぜあの展開に?
「初戦っていうのもどっかしらにあったと思います。駒澤とはその前も試合をやっていて、で、トーナメントで当ったのがうちだったから当たって砕けろって精神で思いっきりシュートを打ってきたと思うんですけど、そこにうちが合わせちゃったっていうところが1番いけないところですよね。向こうに気持ちいいようにシュートを打たせてしまって。向こうも個々だったらそれなりにシュート入る人たちばっかりだし。3Qまでアドバンテージを取られていたから、4Qの始めに『去年のインカレの二の舞になったらいけないから』っていうことで気を引き締めて。それで4Qは早稲田らしい激しいディフェンスで相手にシュートを打たせないようにして、逆転に成功したと」

-國學院戦はディフェンスが厳しい中、30点近く個人でとっていますが。
「自分自身ではあんま調子いいとは思ってなかったんですけど、國學院がトラップディフェンスでダブルチームに来るのもわかっていたし。だから自分がずっとインサイドで固執するっていうよりも、アウトサイドで合わせるなり、ミートからドライブ決めたり、空いたらシュート打とうって決めていて。それで結果的に最初からリズムよく外角が打てたので、よかったです。正直、昨日は40分近く出ると思っていなかったので、それで体力的にちょっと体が重いなって思ったんですけど、そこはいい感じに力が抜けて外角のシュートが入ったんで、個人的にはよかったかなって思いますね」

-チームの雰囲気はいかがですか?
「例年に比べても結構いいと思うんですけどね。4年生同士の結束も強いし、下級生とか問わずみんな仲がいいので、いい感じで練習にも取り組めてきたと思います。でも昨日がああいう結果になってしまったんでちょっと大丈夫かなって思ったんですけどね。でも今日、こういう試合ができてとりあえず一安心というか。自分たちらしい形ができてきたというか。法政戦への弾みになったかなと」

-下級生が伸びてきたなという印象を受けました。
「そうですね。今日も東(2年・G)がガードの控えとして出ていいプレーをしてくれたし、山田(2年・F)に関しても今日は最初の方は自分のリズムでシュートが打てなくて落としてましたけど、もともと能力の高い選手で安定して得点を取れる力を持っているので、他の赤沼(3年・F)や根本(3年・C)にしても自分の仕事がきっちりこなせる人材が揃っているので。もちろん、1年もそう。みんなの実力ってチーム内でもそんなにないと思うので、そこがうちの強みだと思います。あいつらにゲームなれさせてあげればもっとうちの強みってのが出てくると思うし。だから今日の試合はみんなをああいう風に出すことができてよかったと思います」

-スタートで出ている選手としてはああいう風にベンチの選手が頑張ってくれるのは心強いのでは?
「そうですね。本当に支えになります。やっぱりみんな試合に出たくてやってるわけじゃないですか。それで昨日みたいにスタートが不甲斐なくてああいう試合をしてしまうと、メンバー入ってなくても、応援してくれる人たちもなんだよって思っちゃうと思うので、それはすごい申し訳ないという気持ちがあるので、昨日のミーティングでそういう話もして。結果、今日みんなのびのびできて。そういうことをやっていけば絶対にチームの層も厚くなっていくと思います」

-法政戦へ向けて。
「やっぱりうちなんかより個々の能力が高いチームで、一人ひとりがまともに真っ向勝負したらどうしても分が悪くなると思います。だから、早稲田らしくみんなで激しくディフェンスできるかってところに尽きると思うんですけど。まぁ、そういう姿勢の部分でまずは負けないようにして。なんとか向こうのリズムを狂わせることができればうちにも勝機はあると思うので、頑張りたいですね」



◆#7柴田政勝(国士舘大・4年・F)
0531shibata
―前半の17点差を後半一気に追い上げられた要因は?
「ディフェンスをみんなと頑張ろうって話していたんですけど、前半なかなか頑張っても相手のシュートが入るって場面が多かった。後半に入ってようやくディフェンス効いてきて、リバウンドも獲れて。それが追い上げられたきっかけだったんじゃないですか」

―リバウンドというと、今日は金選手が。
「そうですね。今日は頼もしかったですね」

―金選手と馬選手が大活躍でしたね。
「やばかったですね。彼らほんと頼もしいですよ」

―金選手は去年からだいぶ成長しましたね。
「気持ちの面で成長したんじゃないですか」

―柴田選手自身も重要なシュートを何本も決めていましたね。
「そうですか(笑)。僕はもうほんとみんなに任せてる。そんなこと言ったら4年だからダメなのかもしれないけど、いつも通り後輩がよく引っ張ってくれているチームなんで。僕はもうノーマークで空いたらシューティングの通り打つだけです。気持ちよくやらせてもらってます」

―追いかけているときは、何を考えてプレイを?
「僕はよく焦ったり気持ちの面でまだまだなんで、今日はほんと落ち着いていこうと思ってました。ミスだけは許されないんで。ミスしないように、でもいけると思ったときは思いっきりいこうと思ってました。シュートは」

―今日の試合は国士舘の可能性を大きく感じさせるものとなったのでは?
「そうですね、国士舘強いっすよ(笑)」

―今年はもちろん二部復帰ですか?
「全勝ですよ。入れ替え戦も圧勝で二部上がります。それで引退します」

―最後に競り負けてしまった原因は?
「そうですね。やっぱりルーズボールのちっちゃい執念だっただとか、そういう気持ちの面ですかね。向こうの方が上回ってたんじゃないですかね。もっと僕たちもそういう気持ち成長させてリーグ戦も。まだ、あいつらは新人戦あるんで、頑張ってもらいたい」

―敗れはしたものの、一部のチーム相手にここまでできると自信になるのではないですか?
「いや、自信はありましたよ。一部のチームでも勝てると思ってました」

―今年は全体的に力の差が大きくないだけに、上位チームを食ってやろうという気持ちはありましたか?
「ありましたね。うちらもその波に乗ってやろうって言ってたんですが、乗り切れませんでした(苦笑)」

―マッチアップした眞庭選手について。
「とりあえず3Pは打たれないようにベッタリくっついて、1個2個のファウルなら相手も嫌がるだろうから。でもベッタリ足元まで入ってもシュートは入るんで。やっぱその辺が三部二部とは違うな。気持ちも強いし。それでそれがダメだと思ったら他のプレイに切り替えてきたり、頭も使ってる」

―眞庭選手はどこかで、スイッチ入りますが、今日は最初に来ましたね。
「来ましたね。参ったっす(笑)。まあ、もう日体大とはやる機会ないですけど。せっかくだから、国士舘倒したんだから頑張って欲しいですね」

―以前のように速攻で早打ちしなくなりましたね。
「もうやめました。それが入れば良くなるかもしれないですけど、総合して考えると速攻からのシュートなんて練習はしてますけど、そんな入る確率はそうよくはないんで。僕の自分勝手なプレイで流れ悪くするんだったら、うちには強い走れるインサイドがいるからパスで45度から切れ込ませた方が確実だし、チームも乗るんじゃないかと」

―センターが中に入ってくれないときが見られましたが。
「そうですね。僕らもそれに気付いてセンターに言ってやれなかったのは、ちっといかんかったですね」

―すごく痩せましたよね?
「減量しましたよ。このままじゃ最後の年やばいんじゃないかと思って。気付いたら93キロで(*柴田選手は身長185センチ)。周りからはわかんないんですよ。俺見た目より結構重いんで。ほんと重くなっちゃって、ドライブとかする度足首痛くなっちゃって。これはまずいなって思って減量しました」

―去年のリーグ戦もその体で?
「はい。そりゃ、動けねーわって話なんですよ(笑)。だから今回はしぼれてたから自信あったんですよね」

―今の体重は?
「72キロです」

―えっ!?
「20キロ痩せたんですよ。半年で。この方が動きやすいです」

―気が早い話ですが、最後のリーグ戦までの期間はどのように?
「全然早くないですよ!今までの4年間で一番動けるような体にも、精神的にもして。国士の圧勝だって言って全勝して、入れ替え戦も圧勝して、二部に上げて大学バスケとはお別れします」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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