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2008.06.19 (Thu)

関東大学新人戦6/19 準々決勝 大東文化大VS明治大

大東文化大67(19-12,20-15,24-22,4-20)69明治大
080619tamura.jpgベスト4を賭けた大東文化大と明治大の一戦は、東海大と慶應大の試合のシュートの合計が134本に対し、この試合では159本ものシュートが飛び交う激しい乱打戦となった。一時20点差以上のビハインドを背負った明治大は#14金丸(2年・SG)、#19田村(1年・1年・PF)らの猛追で試合終盤に追いつくと、残り4秒で#14金丸(2年・SG)が決勝点を決め、大逆転劇を演じ勝利をおさめた。
写真:後半積極的に仕掛けた明治大・田村。
詳しいレポートと明治大・金丸選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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■GAME REPORT■
空けば打つ。序盤から、両者激しい打ち合いになる。明治大は#14金丸(2年・SG)が連続得点を奪えば、大東大は#1本田(2年・G)のミドルシュートに#13小原がバスカンで取り返す。だが両者早い展開で次々とアウトサイドを打つもことごとくリングに嫌われ、開始5分で5ー5と点が伸びない。終盤、大東大は#5兵後(2年・F)の連続得点に#1本田の3Pが決まり19ー12の7点リードで終える。

2Q,大東大は#34池田(1年・C・宇部工)が連続でフックシュートを決めリードを広げる。ことごとくアウトサイドが外れる明治大であったが、ここで#14金丸がわずか1分間の間に3P含む3連続得点で詰め寄る。残り5分、明治大はまたも#14金丸のフェイダウェイで23ー23の同点とする。しかし大東大は#13小原(1年・F・高知工)の3Pに#1本田の3連続3Pと大当たり。再びリードを2桁に広げる。明治大は#31駒水(2年・C)が3Pを決めるも一向に確率は上がらず39ー27で前半を終える。

後半に入っても大東大の勢いは止まらない。#5兵後が3Pにドライブから#34池田にアシストを決めれば、#13小原もジャンプシュートを決める。さらには#1本田がスティールから速攻を決め、開始2分半で一気に20点差に。だが、明治大も徐々に反撃に出る。駒水がフックシュートに金丸のドライブ、さらに#19田村(1年・PF・洛南)の連続3Pが決まると、オフェンスにリズムが生まれ#67松林(2年・G)、駒水もそれに続く。大東大も点差を詰めさせまいと、#5兵庫のアシストや#37草野(1年・PF・拓大紅陵)のバスカンで返す。それでも明時大の勢いは止まらず#14金丸、#71柳(2年・G)の3Pが決まり63-49の14点差で最終Qに望みをつないだ。

4Q,大東大のオフェンスが重い。明治大の勢いと勝利に対するプレッシャーからか、#15遠藤のドライブを最後に、1対1から攻めるも全く点が入らない。その間にも明治大は#14金丸の3Pに#19田村が力強いドライブを決め8点差。さらに畳み掛けるように大東大の連続ターンオーバーを得点につなげ残り5分で2点差まで詰める。ついには#19田村のスティールから速攻につなげとうとう同点。大量リードを失った大東大はそれでも#13小原や#1本田が1対1で攻めるスタイルを貫くも依然として得点に結びつかない。だが、明治大も同点としてから3分間無得点。両者シュートに苦しみながら同点の明治大ボールで残り14秒を迎える。明治大はもちろん金丸で勝負。金丸はハイポストでパスを受けると、振り向きざまにシュートを放ち見事決勝点を沈める。大東大は残り4秒で#1本田が3Pを放つもリングに嫌われタイムアップ。一度は20点以上のビハインドを背負った明治大が4Qに大東大を4点に封じ、大逆転でベスト4に進出を決めた。



◆#14金丸晃輔(明治大・2年・SG)
080619kanamaru.jpgこの日はシュートタッチが悪いながらもシュートを放ち続け、大逆転の立役者となった。準決勝の青学大戦では金丸の出来が勝負を分けるだろう。


ー大逆転でしたね。
「前半の出だしがグチャグチャでアウトサイドばっかになったから、オフェンスがダメで。だからってディフェンスを頑張ってたわけじゃないので。最大20点差付いて最終的にキツくなってこういうゲームになったと思います」

ー20点差ついた時の気持ちというのは?
「諦めてはなかったんですけど、ワンゴールずつ返していこうと思って。オフェンスよりディフェンス重視ですかね。今日はオフェンスが調子悪かったんでディフェンスで頑張ろうと思って。リバウンドだけは取らせまいと思ってリバウンドは頑張りました」

ー相手はオープンならドンドンシュートを打ってくるテンポの早い展開でしたが、それに付き合わされた感はありますか?
「相手の1番(本田)が自分で運んですぐ打ってくるやつだったんで、あいつしかチェックしてなかったんですよ。でも5番(兵後)のシューターとかに要所でやられてそれがちょっと利きましたね」

ー相手の本田選手(#1)ですが、金丸選手の先輩でもある竹野選手(大東文化大08年主将・新潟アルビレックス)にプレイスタイルが似てますよね。
「似てますね。あいつ(本田)高校からああいうプレイだったんですよ。速くて1対1重視で。あれを止めればああいうゲーム展開にならなかったと思います」

ー金丸選手自身シュートの調子が悪くても、打ち続けましたね。
「塚さん(塚本監督)が入らなくても下を向かずに打ち続けろって言われたんで、打ち続けました」
ー20点差を追いついたきっかけというのは?

「やっぱりディフェンスとリバウンドですよ。今日はみんな後半からディフェンスを頑張って、リバウンドも頑張ってましたし、オフェンスもアウトサイドをぽんぽん打つんじゃなくて、インサイドとか田村(#19)とかのカットイン。そういうのがあったから追いつけたと思います」

ー金丸選手自身今大会はリバウンドをすごい頑張ってる印象を受けますね。
「オフェンスダメだったから、ディフェンス頑張ろうかなと思って。普段のチームでバスケをする時は英悟さん(#3金丸)がリバウンドを取ってくれるんでいいんですけど。今回はリバウンド取れる人がいないんで、リバウンドに参加して頑張ってます」

ー先輩として田村選手はどうですか?
「あいつはいいですよ!(笑)攻め気もあるし、攻め方もちゃんとわかってるし、パスランとかもうまいし」

ー4Qに相手を4点に抑えましたが、それまでのディフェンスと何が違ったのでしょうか?
「前半のディフェンスの悪さですね。塚さんに4Qの5分までに10点以内に縮めろ、そうしたら勝負がかけられるからって言われてて。そこからはオールコートで当たって、リバウンドも取ってみたいなところでした」

ー最後の逆転シュートはどんな気持ちで打ちましたか?
「決める気満々でしたよ(笑)。時間はあったから一回パスを受けてから返して、他のやつが攻めてもいいし。そこは慌てず時間使って攻めようと思いました」

ー次の相手は青山学院大ですが。
「青学は個人個人の能力はすごいですけど、まだチームではないと思うので。だから今日の後半みた
いなディフェンスを出だしからやれれば勝てると思います」

ー勝つためにディフェンスの他にポイントはありますか?
「リバウンドですね。あとアウトサイドを中心に攻めることですね」

ー春先に得点王を取りたいって言っていましたね。
「取りますよ(笑)。できたらリバウンド王も」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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