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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.06.19 (Thu)

関東大学新人戦6/19 準々決勝 東海大VS慶應義塾大

東海大84(14-13,17-16,16-25,37-9)63慶應義塾大
080619nt.jpgトーナメントに引き続いての対戦となった東海大と慶應大。ともに激しいディフェンスが信条であり、最後まで戦い抜く姿勢を持ったチームの対戦はこれまでも多くの息詰まる戦いを生んできた。
序盤は3分半どちらも得点が入らず、前半は予想通りの接戦のロースコア。3Qのリズムを掴んだのは慶應大。しかし#4二ノ宮(2年・G)、#7岩下(2年・C)、#11酒井(2年・F)以外のところでオフェンスを展開できない慶應大に対し、#7岩下の4ファールをきっかけに東海大が4Qに逆転。そのまま一気に波に乗った。東海大は#0満原(1年・C・能代工業)のアウトサイド、#7遥(2年・F)がベンチスタートながら活躍。反対に慶應大はベンチメンバーらが力を出せずそのまま東海大に振り切られた。
東海大はこれで頂点を目指すのにあと2つと迫った。慶應大は最高5位をかけて順位決定戦へとまわる。

東海大・遥選手、慶應大・二ノ宮選手のインタビューは「続きを読む」へ。

写真:マッチアップする東海大・多嶋と慶應大・二ノ宮。

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■GAME REPORT■
080619miura.jpg東海大最初の得点が決まったのが3分半を過ぎたところ。慶應大に至っては残り6分と、鈍い立ち上がりとなった試合、東海大は#0満原(1年・C・能代工業)が2連続でミドルシュートを沈め、慶應大のディフェンスを崩す。関学戦ではほとんど出番のなかった#7遥(2年・F)もドライブを決め、東海大がリード。慶應大はファールが続き波に乗れないが、じわじわ追い上げると#11酒井(2年・F)の3P、#16金子(1年・G・春日部)がブザービーターを沈めて1点差に詰めて1Qを終えた。

東海大は#7岩下(2年・C)のディフェンスを避けて#0満原がアウトサイドから3本目のミドルシュート。#5多嶋(2年・G)も苦しい体制からシュートを決めると#7遥が2連続で3Pとミドルシュートを沈めて波に乗る。慶應大は高さはあるが内外にふられるとディフェンスが対応しきれない。それでも#4二ノ宮、#7岩下、#11酒井のトリオがきっちり決めて攻防は一進一退。ともに簡単にペイント内にはボールを入れさせないディフェンスで、外からのシュートが多くなるが、#4二ノ宮が3Pを決めれば#0満原が返すといった具合にどちらも引かず、2Qは31-29の東海大2点リードとなった。

080619SAKAI.jpg3Q開始早々#7岩下が豪快なダンクのバスケットカウントを決め、沸く慶應大。続いて#21松谷(1年・F・福大大濠)の3Pでリズムに乗りかける。しかし東海大も#0満原のポストアップからの得点、#36養田(2年・F)のシュートがあり、離されない。しかしファールが続く東海大に対し、慶應大のオフェンスが襲いかかった。#4二ノ宮がドライブからバスケットカウントを奪うと、#7岩下がゴール下で得点。東海大は執拗にディフェンスで狙いにいくが、慶應ボールが続く。残り4分で#11酒井がシュートを決めると点差は最大9点まで開いた。焦る東海大は#0満原が連続ファールで波に乗れない。慶應大は#11酒井のきわどいブザービーターが認められなかったが、それでも7点リードで4Qへ。

このまま走るかと思われた慶應大に4Q、悪夢がふりかかる。慶應大の敗因をあげるとすれば主力3人とそれ以外の経験値が違いすぎたことだろう。開始3分、#7岩下が4ファールでベンチに下がると東海大は#36養田、#34三浦(1年・G・小林)が立て続けに3つの速攻を浴びせ、逆転。更に#7遥のポスト、#15中務(2年・F)のバスカンで一気に流れを作り、慶應大を引き離す。ここから慶應大も本来のチームならばディフェンスから立て直せるが、まだチームディフェンスが確立されていない下級生では対応しきれない。精神的に追い込まれた慶應大は早打ちになるがシュートが決まらず、東海大にターンオーバーを簡単に許してしまう。最後まで#4二ノ宮らが孤軍奮闘を続けたが、精神的優位に立った東海大が最後は34得点と大暴れ。4人が2桁得点、出場した全員がまんべんなく得点し、慶應大とは対照的な内容で準決勝に駒を進めた。




◆#7遥天翼(東海大・2年・F)
080619tenyoku.jpg3Pは3/4。16得点と大爆発。
ベンチスタートながらこの活躍は慶應大にも計算外だったに違いない。
ベンチ層の厚さが勝利に導いた。
強気なプレーは東海大の中にあって光っている。


―ベスト4進出おめでとうございます。
「ありがとうございます。みんな団結して優勝を狙っているので、勝ててよかったです。慶應は応援と一体になって試合をしているすごくいいチーム。とりあえず、慶應がでかい分、こっちは外でミスマッチを生かしたプレーをしようと意識していました。それが作戦通りになって勝てたんだと思います。あとはみんなで頑張ったおかげで勝つことが出来たと思います」

―4Qが始まる前はチームでどういう話をしていたのですか?
「9点差離れてて。でも、みんなで『信じよう、信じよう』って言っていたのと、『絶対にあきらめないで頑張ろう』ということを陸さん(陸川監督)をはじめ、みんな言っていました。それが力になって4Qの立ち上がりにもみんなで頑張ることができました」

―自身の出来について。
「これで満足しないんで、明日もあさってもそれを続けていければいいなと思います(ボールを呼んでいましたが)そうですね。アップ中から『今日は俺は覚醒してるぞ!』って言っていたので(笑)、言葉通りになったと思います。気持ち的にも余裕がありました。それを次に繋げるためには、体の準備と心の準備が必要ですね。あとの残りの時間を使って試合に向けて準備していきたいと思います」

―満原選手、養田選手(#36)、遥選手と3人で使えると大きくていいですね。
「養田と満原が出ている時は、自分が3番で。ディフェンスするときは、自分は3番はつけないから4番ポジションでついてっていうように、上手くカバーしあっていたので、そのバランスは結構いいと思いました」

―3番としてのオフェンスの幅をもっと広げたいと思いますか?
「そうですね。自分は得点をとりたがっているので、常にアタックメンタリティを出しているぴったりなポジションだと思うんですけど」

―次は筑波大とですが。
「筑波も本当にいいチームなので、まずは気持ちで負けないように。目標は優勝なので、優勝目指して頑張ります。(インサイドがポイントになると思うが)インサイドは満原(#0)がやってくれると思います。みんなも信じています。あとはディフェンスとリバウンドを頑張りたいですね。これはチームで言っていることなので」


◆#4二ノ宮康平(慶應義塾大・2年・G)
080619ninomiya.jpg早慶戦後の時間不足と言ってしまえば言い訳になるが、
あの戦いの後でまた新たに志気を高めることの難しさは、慶應大と早稲田大以外の選手には想像できないだろう。
それでもキャプテンとして最後まで攻め続けた。
残りの試合でさらなるリーダーシップを発揮できるか。

―重い立ち上がりとなってしまいました。東海大のディフェンスはどうでしたか?
「やっぱり3人(#4二ノ宮、#7岩下、#11酒井)に対してすごい意識している感じがあって、攻めにくかったです。ディフェンスでも1対1はすぐに抜かれてしまったりして、全然ダメでした」

―今日は原田選手(#23)がスタートでしたが、佐々木コーチの指示ですか?
「そうですね。今日はまあまあリバウンドを頑張ってくれました。ただ、原田と岩下が一緒に入るとなんか機動力がなくなるっていうか。攻め手がなくなってしまって、重たくなってしまいましたね」

―試合前はみんなに声をかけていましたが。
「普通にディフェンスとリバウンドを頑張ろうとか、本当に簡単なことをとりあえず言っていました」

―キャプテンとして1週間しかなかった訳ですが。
「キャプテンって言われたのが玉川戦(初戦)の前日だったんで(笑)。僕の中では祐典(#11酒井)がなると思っていたので、ちょっとびっくりしました。1日で心の準備をするのは大変でしたが、とりあえずやるしかないので、一応気持ちの整理はしました」

―キャプテンだから意識していたことはありましたか?
「最初の方はあまりなかったですね。キャプテンどうのこうのというよりも、新人戦は2年生が引っ張る立場なので、自分たちで頑張ろうっていうまとまりはありました。早慶戦の後だったので、モチベーションを保つのも難しかったです」

―4Qは積極的に外角シュートを打っていましたが、指示があったのですか?
「3Pを打てって結構言われていたので。でも最後の方は3人(二ノ宮、岩下、酒井)でやってる感じだったので苦しかったですね。後の2人がもう少し成長してくれたら、きっと3人もよくなると思うし、2人の成長を期待したいです」

―明日は大東大ですが。
「やっぱりディフェンスとリバウンドっていう慶應らしさを出してしっかり頑張って勝ちたいです」




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東海大は養田の似顔絵が更にグレードアップ。裏には「LOVEようだ」の文字まで書かれた。チームの雰囲気の良さが伝わる。


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満原が内外から攻めて得点。慶應との機動力の違いが差を生んだ。


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慶應大・岩下の豪快なダンク。
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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